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    2014.12.21 板橋グリーンホール 総評 

     通常なら“中島安里紗&ラビット美兎組vs藤本つかさ&つくし組”となるところだろう。しかし、12・28後楽園を見据えた前哨戦は、“中島&つくし組vs藤本&ラビット組”という団体をシャッフルした組み合わせになっていた。これこそ、12・28の特殊性を象徴したカードと言っていいだろう。
    12月28日(日)に開催される後楽園ホールでのプロレスは、昼がアイスリボンで夜がJWP。ともにメインが中島vs藤本で、中島が昼にアイスリボンのICE×∞王座に挑戦すれば、夜のJWPでは藤本が無差別級王座に挑んでくる。JWPで1年間至宝を守ってきた中島がシングル2冠となるチャンスでもあれば、一気に無冠へと転落してしまう恐れもないわけではない。双方のタイトルマッチのルールには若干の違いがあることも、前代未聞の試みにさらなる拍車をかけているのだ。
    アイスリボンのベルトは30分時間切れの場合、王座は空位となる。一方のJWP認定無差別級王座はドローであれば王者の防衛。プロレス界全体からみればこちらが多数を占めるわけだが、引き分けで消化不良に終わるケースも団体を問わず過去にはあった。同日にかけるもうひとつのベルトが「ドローは王者が返上」となるだけに、どことなく不公平感をおぼえる人もいるかもしれない。
     そこで、前哨戦を終えた中島がひとつの提案をした。「藤本のほうが不利と言われているのが気に入らない。ドローなんて考えてはいないけれど、もし(夜の大会で)そうなってしまったら(JWP王座を)返上します」。この考えをコミッショナーサイドが認めたため、12・28後楽園JWPでの無差別級タイトルマッチは30分で決着がつかなければ王者の中島がベルトを返上することが認められる。“昼も夜もドローで両者無冠”という可能性まで生まれたことになるのだ。もちろん、中島からすればICE×∞奪取と無差別級王座防衛が狙い。アイスリボンのベルトを取れば次期挑戦者には奪回に乗り出すという世羅りさの心意気もすでに買っている。では、無差別級王座を防衛すれば次期挑戦者は誰になるのか。そして、万が一、中島が夜に敗れてしまうことにでもなれば、誰がJWPから奪回に乗り出すのか。考えようによっては(アイスリボンとは違い)JWPサイドは負けることを考えていないとも受け取れる。が、勝負はやってみなければわからない。昼に思わぬダメージを負い、夜に響くという危険性もあるわけだ。その点では、アイスリボンのほうが“団体”として12・28を重く受け止めているのかもしれない。一方で、JWP側からすれば“王者・中島安里紗”への信頼感が絶対、とも受け取れる。果たして、12・28メイン後にはどんな光景が広がるのか。2015年の女子プロレス界を占う意味でも、前代未聞の試みは見逃せない。
     無差別級王者への登竜門とも言えるジュニア2冠王座(JWP認定ジュニア&POP選手権)には、瑛凛の挑戦が決定した。この日おこなわれた巴戦で、林結愛、ライディーン鋼を退けた瑛凛が権利を獲得。心機一転、JWPに入団を果たした瑛凛には絶好のチャンスである。スターダム在籍時の須佐えり時代には、団体所属選手たちの猛プッシュをバネにラビット美兎、勝愛実と自己ベストマッチを展開した。それだけに、当時からどのくらい進歩したかも注目のポイントである。その進歩具合が発揮できれば、それはすなわちチャンピオンベルトにつながる。現王者のラビットは「リーグ戦で敗れた借りを返す」とこちらもモチベーションは高い。ラビットからすれば新入団選手に越されるわけにはいかないはず。「こどものころから見てきたベルトだし、私も歴代チャンピオンのなかに入りたい」とする瑛凛に対し、12・28後楽園で厳しい攻撃を仕掛けてくるのは間違いない。
     板橋大会のセミでは、コマンド・ボリショイ&木村響子のタッグ2冠王者がLeon&中森華子組と対戦した。この試合は12・28後楽園でのタッグタイトルマッチの前哨戦。Rayとのマスカラ・ボラドーラスでベルトを取りに来るLeonがどのような闘いを仕掛けるのかに注目が集まった。しかし、結果的に持っていったのは木村と中森の絡みだった。最後は木村が胴締めスリーパーで中森を捕獲、レフェリーストップとなり、木村のTKO勝ちが宣告された。とはいえ、中森はギブアップしたことはおろか、負けたことすら理解していなかった。完全に記憶がなくなっていたのだ。それはそれで覆ることのない負けなのだが、中森自身は納得がいかない。木村とのシングルを要求したのは自然の行動である。しかしながら、12・28後楽園で即実現とはならない。木村はタッグ2冠戦が控えており、中森には華名との一騎打ちが待っている。だとすれば、華名との闘いで弾みをつけ、木村との一騎打ちを決めたいところだろう。華名と木村…なにかと因縁深い2人と連続して対戦することになれば、中森への注目度が一気に高まる可能性もある。反対に、2人との連戦でともに惨敗を喫すれば、第一線から交代というリスクも抱えていると考えていい。華名とのシングルは木村戦へとつながっていくのだろうか…。

    2014.12.7 浅草・花やしき 試合 

    試合前挑戦者はボリショイと握手も中森と木村は長時間の視殺戦を繰り広げる。木村がド突くと中森もやり返すがわけられる。しかしゴングと同時に両者が猛突進し、打撃の打ち合いに。中森のローキックに木村はエルボー。木村が足をキャッチしエルボーで倒すが中森がバックドロップ。木村もやり返し両者のエルボーで2人ともダウン。中島とボリショイがリングインしエルボーの応酬、中島のダッシュにボリショイが腕を取りグラウンドにもっていく。ボリショイは中島に三角締め。中島が切り返すもボリショイもすぐに反転。ボリショイがヒザ十字の体勢に入ると中島が切り返しフロントネックロック。中森がボリショイにローキックの乱れ打ち。木村が場外から中森の脚を引き、二方向での場外戦となる。木村は中森、ボリショイが中島を場外でいたぶる。リングに戻るとボリショイが中森の頭部にドロップキック。木村を呼び込み自軍コーナーで中森の顔面を踏みつけていく。木村は中島を挑発しながら中森を攻撃。ボリショイが中森に変形のバックブリーカー。しのいだ中森がキックの連打もボリショイがキャッチしヒールホールド。ボリショイと木村が中森の両ヒザをマットに叩きつける。木村が中森の右ヒザにフットスタンプからアキレス腱固め。中森がエスケープするも木村は右脚に強烈な蹴りを叩き込む。木村の顔面へのビッグブーツが決まるとボリショイが乱入。中森は合体をかいくぐり中島に託す。しかし木村とボリショイが中島を攻撃。中島はボリショイとのエルボー応酬からキューティースペシャル。返したボリショイがチキンウイングアームロックを極める。10分経過。中島が切り返しストレッチマフラー。ボリショイがこらえて腕十字固め。これも中島が切り返してストレッチマフラーホールド。逃れたボリショイがニーをぶち込み619へ。かわした中島がジャーマンからドラゴンの構え。切り返したボリショイがタイガース―プレックス。木村が中島の右ヒジを捕えてアームブリーカーを連発。中島は木村にエルボー連打からダルマ式ジャーマン。木村が返すと中森が入りシャイニング・ウィザードからフィッシャーマンバスター。中森はフィニッシュを宣言しコーナーへ。しかしボリショイが抑えて木村もコーナーへ、中島がカットし雪崩式ジャーマンとデスティニーハンマーが合体。中島のフットスタンプから中森がフィッシャーマンを木村に決める。木村はハイキックをかわして胴締めスリーパー。ボリショイも中島のカットを阻止すべく胴締めスリーパーを極める。中森がエスケープし15分経過。木村は中森を引き起こしボリショイと合体。ボリショイの619から木村がビッグブーツ。ボリショイが中島を止めて木村が中森を引き起こす。木村が左右の掌底を打ち込むが中森が蹴り上げ中島のアシストから鎮魂歌ドライバー。返した木村の側頭部に蹴りを打ち込むがボリショイのカットがなんとか間に合う。中森は木村を引き起こしヘッドバット。木村がカウンターのビッグブーツも中島がカットし中森が丸め込む。木村と中森がダウン状態。両者叫びながら立ち上がり蹴りをかわし合う。中森が丸め込みもボリショイが掌底を打ち込み木村がヘッドバット。2発目でダウンした中森だが3カウント入れさせず。木村が裏投げにいくがこれも中森がクリアー。木村は立ち上がった中森にビッグブーツ。ボリショイが中島を押さえている間にリング上では木村が中森をピンフォールした。ボリショイ&木村は3度目の防衛に成功。ボリショイ「木村、おめでとう!」木村「勝ったぞ! オイ中森、華子、今日で終わりか? 66個(木村が嫌いな)理由書いたらこれで満足か? ここで終わりか?」中森「そんなわけねえだろ!」木村「いいね、オマエ相変わらず、威勢だけはいいな」。そこへLeonが登場。木村「(Leonに)空気読めよ。いままだ余韻、余韻に…」Leon「そんなこと関係ねえんだよ。ウチらの挑戦いつ受けるんだよ?」木村「めんどくせえから、いつでもいいよ。ボリショイさん、いつでもいいよ。めんどくせえ。ぶち壊しだろ」ボリショイ「LeonとRayのボラドーラスの挑戦、12月28日の後楽園ホールで受ける」木村「だがしかし、だがしかし、次の板橋(12・21)も予定あけてるんですよね、JWPのために。私とやりたいヤツとやってやるよ」中森が木村に歩み寄るとLeonも歩み寄る。木村「シングル? どっちを選んでもどっちもすねるからよ、2人まとめてやってやるよ! ねえ、ボリショイさん」ボリショイ「じゃあ次の板橋、Leonと中森でタッグの前哨戦、まだまだつづく木村と中森の対決、楽しみにしてるよ。みなさん、無事にベルトを防衛できました。木村とJWPのタッグを巻けること、JWPの歴史を知ってる人はとても感慨深いと思うけど、過去ばっかりじゃなくて、これからのJWPのリングも私と木村でどんどん熱くしていけるように盛り上げていきたいと思います。みなさん今日はどうもありがとうございました!」

    2014.12.7 浅草・花やしき座 総評 

     今大会では中島安里紗&中森華子のバイオレンスプリンセスがコマンド・ボリショイ&木村響子のタッグ2冠王座に挑戦。中島組は王座奪取こそならなかったものの、中森と木村の遺恨はますます深まった。さらに中島にはもうひとつ大きな仕事が残されている。正確に言えば「ふたつ」とするべきか。12・28後楽園でおこなわれる前代未聞のタイトルマッチ2連戦。昼のアイスリボンで中島が藤本つかさのICE×∞王座、夜にはJWPで無差別級王者の中島が藤本の挑戦を迎え撃つのだ。王者の2人がともに相手団体の最高峰王座に挑戦するという前代未聞の試み。この歴史的とも言える連戦を前に中島に話を聞いてみた。本欄ではそのインタビューを再録する。
    「今年に入ってすぐ(1・19新木場)初めて(タッグで)対戦して、私はそのときJWPのベルトに挑戦してきてほしいとなんとなく言ったんですよ。向こうも向こうでアイスのベルトにと言ってたんですね。だけど結局はお互いにそれぞれの闘いがあって、なんとなくそのまま時が流れてしまったんですが、Leonさんや中森さんらJWPの先輩から防衛していって、やっぱり次は藤本つかさとやりたいと思ったんです。今年言ったことですからどうしても今年中にやっておきたいって」
    ――藤本選手は中島選手がかねてから言ってきた挑戦者の条件にすべて一致しますよね。
    「そうですね。やっぱり向こうも団体を背負っていて、アイスリボンは団体力ということでやってきて、それがすごく外に伝わっていたと思うんですね。そういうのがすごくいいなと思って」
    ――アイスリボンが団体力を標榜する一方で、こちらはこちらで団体を背負っていると。それは中島選手が初めてベルトを巻いたときから主張してきたことです。
    「そうですね。全然やり方は違うんだろうけど、お互いが団体のことを思っているのがすごく一緒だなと思って。そういう選手と当たることによって団体としての力もさらにつくと思うんです」
    ――過去の例からすればダブルタイトル戦になるのが常識ですが、今回は異例のタイトルマッチ2連戦になりました。昨年、スターダムでダブルタイトル戦をおこないましたが、ダブルタイトルの難しさを実感した?
    「難しいというよりも、私はなんであろうが闘うだけですから。団体の発表からすると今回はルールが違うと。アイスリボンのタイトルは時間切れドローなら返上、こっちは防衛になる。今回は統一戦ではないですが、私の思いとしてはルール云々じゃなくて、気持ちとしてJWP年末最後の後楽園大会ではJWPのベルトに誰かが挑戦してくる形にしたい。今回は藤本つかさが挑戦してくることに意味があって、向こうもそう思ってくれてるというのはすごいことだと思うんです」
    ――ひとつのタイトルはそのタイトルでやるべきだと。
    「そうです。お互いがそういう思いがあるということですね」
    ――ほかのなにかを加えるのではなく、純粋にいきたい。藤本選手のほうもアイスリボンのタイトルに対してそういう思いがあると。
    「そうですね。だからお互いが挑戦し合う」
    ――もしもアイスリボンのチャンピオンになったらどうしましょう?
    「それはうれしいですよ。アイスリボンにはJWPにないものがあるし、逆もまたそうですし。そこでまた新しい中島安里紗というものを発掘していけるのはいいことだと思うし、シングルで対戦していない選手がすごくいっぱいいるんですよ。そういう人たちとやっていくのもおもしろいし」
    ――昼はアイスリボンで挑戦者、夜はJWPで王者。試合の順番に関してはどうですか?
    「とくに問題はないです。ただ昼間に勝てば夜には2冠として入場できるので、勢いがつきそうですよね。私のほうが有利ってわけじゃないけど、得するのかなって思います」
    ――野球で言えば後攻みたいなものですかね。後攻めの夜がホームリングでサヨナラ勝ちのチャンスがあるとか。
    「そうですね(笑)」
    ――いずれにしても昼間の結果が夜にも影響を与えるのでは?
    「そうですね。どんな気持ちになるのか、でしょうね。ただJWPの無差別となれば、いまでも日向あずみさんの名前が出てくると思うんですよ。日向さんは60分ドローをやってるじゃないですか。日向さんがやったことを私ができないわけがないと思ってるので、今回は60分1本勝負じゃないですけど、30分と30分で、2試合の通算で60分やったとしても問題ないですよ」
    ――もしかして王座が入れ替わる可能性もゼロではないですよね。中島選手がアイスリボンのチャンピオンになり、藤本選手が無差別のベルトを巻くとか…。
    「私は取らせないですけどね! ただ唯一言えることは、移籍だけはないって(笑)」
    ――JWPのベルトを取って藤本選手がJWP所属になり、中島選手がアイスリボンの王者になってアイスの選手になるという…。
    「それは絶対ない、ない(笑)」
    ――12・28で無差別を守れば1年間守り通すことになります。こちらも試合形式同様、未体験ゾーンですね。
    「未体験ゾーンですね! 私は引退までチャンピオンでいたい。チャンピオンでない中島安里紗になんの意味があるんだというくらいに思ってますから。もちろん、中島安里紗に価値はあるけど、やっぱりベルトがないと、守るものがないとというか、リスクがないと闘っていけない。そう思います」
     俄然楽しみになってきた12・28後楽園。なお、今大会では左目を負傷しアイパッチをつけて闘った中島だが、今後の試合については影響は及ぼさないとのことである。お互いが万全な状態で、最高の2連戦を期待したい。             (新井 宏)

    2014.11.16 浅草・花やしき 総評 

     コマンド・ボリショイ&木村響子組が保持するJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座をめぐり、2組4選手の思惑が交差した。11・16浅草大会のメインは、タッグ2冠王座への挑戦順を決める4WAYマッチ。挑戦を表明しているのは中島安里紗&中森華子組とLeon&Ray組だが、同じチームでも先にするか後にするかで意思統一がなされていない。
     中島と中森、LeonとRay。チームであっても考え方が違う。そんな状況下でおこなわれた闘いは、RayがパートナーのLeonをフォールし決着がついた。そこでRayが出した答えは、やはり「後」だった。これにより、中島&中森組が先に挑戦することが決定。タイトルマッチは12・7浅草とされ、その勝者がボラドーラスを迎え撃つことになる(日時未定)。結果的に、Rayのほか中森の希望も通った形だ。
     ではなぜ、Rayは「後」を選んだのか。それはマスクウーマンとしてのマスクへの思い入れだった。マスクは命の次に大事なもの。多分に漏れずそう考える覆面レスラーのRayはタイトルマッチに向けて新しいマスクを発注していた。新しいマスクは王者としてのスタートでもある。しかし、タイトル戦が早期に組まれては完成が間に合わない可能性も出てきてしまう。もしもギリギリということにでもなれば精神的にもよろしくない。そのため、Rayはあえて後からの挑戦を選択したのである。
     よって、先に挑戦することになったのが中島&中森だ。無差別級王座と併せ三冠を狙う中島の希望は通らなかったものの、遅かれ早かれ王者にチャレンジはできる。両者は「私たちがチャンピオンになります」と初めて“意思統一”。ボリショイ&木村を破ったうえで、初防衛戦の相手としてボラドーラスの挑戦を受けるつもりだ。
     さて、今大会では王者・木村の試合は予定されていなかった。しかし、木村はイベント終了後に登場。他会場での試合を終え駆け付けたのだ。本来ならメインを見ておきたいところだったが、そこには間に合わず。それでも姿を現し、挑戦順を決めた選手たちをしっかりと見届けた。木村はJWPの12月大会にはすべて出場予定。当然、中島&中森とLeon&Rayにボリショイとともに防衛、タッグ2冠王者として年を越すつもりでいる。
     今大会ではJWPに新戦力が加わった。最近ではフリーとして活動していた須佐えりが瑛凛に改名し、JWP入団第1戦をおこなったのだ。試合はボリショイとのタッグでWANTED‘14に勝利、幸先いいスタートを切った。試合後にはその瑛凛がWANTED’14に合流というあっと驚く展開になった。KAZUKIが新ネタ(?)「♪もしかしてだけど~♪」で勧誘(?)。これに瑛凛が乗り、そのままKAZUKI&ライディーン鋼と合体。阿部幸江の“後釜”は瑛凛で決まりだ!
     瑛凛の入団(&WANTED‘14加入)は、若手戦線にも影響を与えてくれるだろう。強力すぎるベテラン勢との「力戦奮闘」三番勝負を終えた藤ヶ崎矢子と林結愛が一騎打ち。「力戦奮闘」の成果を見せるために、今大会で久々に直接対決をおこなった。
    堀田祐美子、下田美馬、木村響子を相手にした「力戦奮闘」では当然のことながら全敗を喫した矢子と林。しかし問題は結果ではない。問われるのは気持ちがどれくらい伝わるか、すなわち内容と成長具合である。中島が企画した観客からの評価も両選手には大きなモチベーションになっただろう。アンケートの結果では第2戦までは矢子のほうが評価で上回った。しかし最終戦で林が挽回し、トータルでは僅差で林が上をいったという。そして迎えた一騎打ちでは「力戦奮闘」前は林にシングルで3連敗していた矢子がついに初勝利。初公開のダブルリストアームサルトはブリッジのフォームもよく、成果を披露した結果になった。そうなればまた、林も黙ってはいられないだろう。11・24大阪でも両者のシングルマッチが組まれている。また、大阪ではラビット美兎がOSAKA女子の山下りなを迎え撃つジュニア2冠戦も控えている。そして新入団の瑛凛。ジュニア戦線がますます活気づいていきそうだ。

    2014.11.2 板橋グリーンホール 総評 

     前週の川崎大会でJWP認定無差別級王座を争った中島安里紗と中森華子がタッグを結成。雫有希を加えたこの試合では中森と雫の間で誤爆こそあったものの、中島&中森の連係は大きな問題なく決まっていた。最後は中森が春山から初のピンフォールを奪うおまけつき。タッグのエキスパートを破ったのをきっかけに、試合後の中森はJWP認定タッグ&デイリースポーツ王座への挑戦をアピールした。現王者の木村響子を「気に入らない!」と挑発してみせたのだ。
     これに反応したのは木村だけではない。Leonが現れ、マスカラボラドーラスもベルトを狙っていると主張。ここにボリショイ&木村の王者組、中森、ボラドーラス(Leon&Ray)の三角関係が出来上がった。
     とはいえ、中森のパートナーが不在である。タッグ王座戴冠時のパートナー、モーリーは現在も欠場中なのだ。するとそこへ上がってきたのが中島だった。中島は「私しかいないでしょ。私と(中森で)組むのがおもしろいんじゃないの?」とタッグ王座戦線に名乗りを上げた。そして中島と中森が挑戦者として正式に結託。木村はどちらの挑戦も受けるとして、12月全戦の参戦を約束した。これにより、年内に少なくとも2試合のタッグ王座戦が組まれることになる。すなわち、中島&中森とLeon&Rayで次期挑戦者を決めるのではなく、どちらも挑戦が可能。その順番も、王座奪取をめぐる駆け引きとなる。
     では、いったいどちらが先に挑戦するのか。試合後のコメントでは、中島と中森の意見が分かれた。中島が「(王者組vsボラドーラスの)後のほうが、ベルトを取って(年内を)終われる」と言えば、中森は「先に挑戦したい」と主張。中森は勢いのあるうちに取りたいはずで、一方の中島はシングルとタッグ2冠の合わせて3冠王としての年越しを見据えているのだろう。このあたりの意見の調整をどうするのか。11・16浅草までに両者の考えはまとまるのか。とりあえず結託した2人だが、平行線をたどればタッグワークにまで影響しかねない。新たな火種となる可能性も秘めているのだ。        (新井 宏)

    2014.10.26 ラゾーナ川崎プラザソル 総評 

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    中森華子を迎えJWP認定無差別級王座5度目の防衛戦に挑んだ中島安里紗。今回のテーマは「ゼロ」、すなわち「無」だった。これまでの実績などにとらわれず、なにもない状態で挑戦者よりも上だと見せる。それが中島の目的だったのだ。
    「本能で闘ってるつもりでも、JWPのチャンピオンとしてやらないといけない。その意識が常にあった」と王者は言う。それはもちろんなのだが、純粋に闘いに没頭したとき、なにを感じるのか。これまでは対先輩や対外敵など、あらゆる責任と思いが大きくのしかかる闘いばかり乗り越えてきた。Leon戦に続く所属選手との対戦ではそういったものを抜きにして闘ってみたい。それが終わったとき、なにを思うのか。もちろん、防衛しなければ話にならないが…。
    結果的に、中島は5度目の防衛に成功した。ならば、王者はこの闘いから何を感じ取ったのか。中島は言う。「自分はまだまだ。勝ったけど、まだまだ伸びていくんだと思いました。まだまだやれることはあるんだと感じたことはよかったと思います」
    そして、相手の中森に対してはこんなことも感じている。「もともとタフな選手ですし、それが前面に出ていましたね。でもお互いに歩んでいく道は違うから、私は私の道、中森は中森の道を行けばいい。その道を自信をもって歩いていくしかないと思います。いまのJWPにその2人がいることってすごいことだと思うんです。それが本当にすごいのか生かすも殺すも自分たちしだい。もっと力をつけて、また(タイトルマッチで)当たりたいですね。そのときは、もっと大きな場所で」
    この日、中島は真っ白なコスチューム。対照的に中森は黒のコスチュームで登場した。対照的ながら、2人とも“戦闘服”を新調してきたのは共通点。対照的であり強雨校もある。だからこそ今後への期待が膨らむのだ。2人の対決はこれが最後ではない。むしろ、これからが両者にとって本当の勝負のはず。「もっと大きい場所」でベルトをかけての一騎打ち。それこそ、JWPのファン、誰もが描く未来図だろう。中島と中森は、11・2板橋でタッグを組む。大会終了後には、中島&中森&雫組vsボリショイ&春山&KAZUKI組の6人タッグマッチが決定した。
    では、中島の次なるターゲットは誰なのか。闘う王者である中島は、リング上から次の挑戦者を指名した。それは、アイスリボンの藤本つかさだった。しかしながら、本人がいないばかりか、これは中島が口に出したに過ぎない。あくまでも本人の希望であり、アイスリボン側がどんな反応を示すのか現段階ではわからない。ボリショイはこれから連絡を取り団体間の話し合いにもっていきたいとのことだが、藤本はICE×∞王座を8度防衛中の絶対王者だ。次の防衛戦も決まっており、邪魔されたくないとの思いがあっても不思議ではないだろう。しかしながら、そういった存在だからこそ中島が興味を示していることは間違いないのだ。しかも「団体を背負う部分では藤本には勝てないと思う」とさえ言っている。他団体で、団体を背負う選手から学ぶことはたくさんある。同じような立場にある選手と対してなにをつかみ取れるのか。中島は高いリスクを冒してでもこの試合を実現させるつもりであり、「年内にはやりたい」と言う。果たして、ICE×∞王者の反応は…。

    2014.10.14板橋グリーンホール 試合 

    JWP 10月13日(月=祝)東京・板橋グリーンホール
    観衆102人


    試合前、中島が提唱した「ピュアハート~力戦奮闘~」について、中島自身が説明をおこなった。「本日から藤ヶ崎矢子と林結愛の3番勝負がスタートします。矢子が堀田祐美子、結愛が下田美馬と対戦ということで、この2人は自分がJWPに入る前、AtoZのころからお世話になっている先輩で とにかく潰されて、なにもできないころから潰されて、でもそこから這い上がって立ち上がって強くなった自負がありますので、2人にも同じ経験をさせてあげたいと思って組ませてもらいました。今回アンケートをつくってます。みなさん、それぞれが見る観点が違っていると思います。自分の評価で構いませんので、ぜひ5つ星とコメント、2人へのメッセージやアドバイスをみなさんの思いをその2人に届けたいと思ってます。あくまでも試合内容というよりも2人に対する評価ですのでご協力いただけると嬉しいです」。3番勝負がおこなわれる大会では中島安里紗考案のアンケート用紙が配られ、観客が藤ヶ崎、林の試合を評価できるようになっている。


    ① 1/20
    〇Leon(10分41秒、マッドスプラッシュ→体固め)つくし●
     つくしの握手にLeonが応えてゴング。つくしがロープに振ろうとするとLeonがヘッドロックを離さず。ショルダータックルを受けたつくしだがスクッと立ち上がりアームホイップとドロップキックをぶつけあう。つくしが手を差し出して誘うとLeonは受けずに攻撃を仕掛ける。Leonはキャメルクラッチ。Leonが離しかけるとつくしは髪の毛を引っ張り気の強いところを見せる。怒ったLeonがつくしをコーナーに追い込み踏みつけると、コーナーに振ってスピア。かわしたつくしが串刺しのドロップキック。Leonもお返しのドロップキックを見舞い、ダブルアームの構え。つくしが切り返しカニばさみから吊り天井へもっていく。つくしはLeonをロープに固定し背中にドロップキック。2発目はLeonが捕まえコーナーに突進。ダブルアームの構えからトップロープに乗せるとドロップキックを放つ。Leonは逆エビ固めでつくしの動きを止めにかかる。つくしがなんとかロープに到達。5分経過。Leonがエルボーの打ち合いを仕掛け、つくしを挑発。つくしは変則のコルバタからLeonを場外に送り出すとプランチャで舞う。「いくぞー!」と気合を入れたつくしは、Leonをリングに戻してミサイルキック。返されたところで変形の極楽固め。Leonがエスケープすると強引にノキアンバックブリーカー。背中へスピアを決めると逆エビ固めにもっていく。つくしが切り返しフットスタンプ。つくしの突進にLeonはバックブリーカーを決め、「終わりだ!」と叫んでテキサスクローバーホールドへ。しかしつくしがエスケープに成功。Leonのミサイルキックをかわし前頭部をマットに叩きつけ、ダイビングフットスタンプ。つくしはタイガース―プレックスの体勢。Leonがこらえるとバックブリーカーから旋回式のアバランシュホールド。決まりと思われたがつくしがクリアー。丸め込みの応酬からLeonが持ち上げるがつくしが丸め込み。さらにでんでんむしで丸め込むがLeonが返しカウンターのスピアをぶち込む。返したつくしにLeonがマッドスプラッシュ。まともに食らったつくしは返すことができず、Leonが3カウントを奪った。


    ② 1/30
    ピュアハート~力戦奮闘~1番
    ●林結愛(10分56秒、タイガース―プレックスホールド)下田美馬〇
    中島安里紗が提案し藤ヶ崎矢子と林結愛がベテラン勢に挑む「ピュアハート~力戦奮闘~」がスタート。その第1戦で林が下田に挑む。ゴングと同時に下田が大声で大接近。林がたじろぐが、気持ちを切り替えてコーナーにあがり「来い!」と手を高く差し上げる。拒否した下田が両足から顔面を踏みつけていく。
    下田は髪の毛を引っ張り反則ギリギリの攻撃。さらにボディーシザーズから首と足をとるジャべを仕掛ける。アームブリーカーから指を痛めつけると腕を取ってグランドへ。林がエスケープするも下田は両手を踏みつける。林を場外に出すとリングサイドを徘徊し客席に叩きつけていく。林がチョップを打っていくと下田もお返し。林がコーナーに振るがビッグブーツを食らってしまう。林のドロップキックを余裕でかわした下田だがローキックに表情が一瞬ゆがむ。下田はローキックの連打を打たせるがロープに林が走ると体を浴びせる。林は二段蹴りの4連発。下田が返すとボディースラムの構え。林が切り返して腕十字の体勢に入る。下田がこらえるも林の腕十字が極まる。下田がエスケープすると林はローキックの連打からミドルキック。そしてビクトル投げからヒザ十字に入る。こらえた下田が足4の字固めにいこうとすると林が丸め込み。返した下田がカカト落としも林が肩を上げて3カウントを入れさせない。ならばと下田はコーナーへ。気づいた林もコーナーに上がり張り手を打ち合う。10分経過。下田がミサイルキックからフィニッシュを宣言、タイガーの構えに入るが林が丸め込む。下田はあらためて強烈なタイガースープレックス。林はまったく動けず、3カウントを許してしまった。下田はエプロンに上がった中島を威嚇。林は鋼に背負われてリングを後にした。


    ③ 1/30
    ピュアハート~力戦奮闘~1番
    ●藤ヶ崎矢子(9分1秒、掌底→体固め)堀田祐美子〇
     矢子が大きな声で握手を求めると堀田が歩み寄りこれに応じる。背中を見せたとたんに矢子が襲いかかり試合開始。矢子が向かっていくと堀田は背中に強烈な蹴りをぶち込む。がむしゃらに向かっていく矢子に対し堀田はワキ固め。しのいだ矢子が腕固めも堀田は力ずくで外す。矢子にエルボーを打っていかせた堀田は背中へのパンチで相手をマットに這わせる。矢子が向かっていくと堀田は「来い」と挑発。逆片エビ固めを極めると矢子はなんとかロープへ到達。矢子の回転エビ固めを堀田が潰して逆エビ固め。反りすぎて形が崩れると堀田はアキレス腱固めに移行する。5分経過。堀田は矢子を場外に蹴落としリングサイドを徘徊。矢子にエルボーを打っていかせると、自分もエルボーで相手を倒す。立ち上がった矢子がエルボーの乱れ打ち。ビクともしない堀田は矢子をリング内に戻す。ロープに振られた矢子はフライングクロスチョップの3連打。コーナーに振ると串刺しミサイルキック。堀田のラリアットをかわすがビッグブーツを食らう。ドロップキックから矢子がボディースラム狙い。堀田がこらえるとドロップキックの乱れ打ちへ。ミサイルキックで堀田を射抜くとダイビングボディープレス。しかし堀田が脚を突き立てこれを阻止。それでも矢子は丸め込みの連続で堀田を焦らせようとする。すると堀田はカウンターの掌底。これ一発で堀田は矢子からピンフォール勝ちを奪ってみせた。堀田「今回は中島選手が試練のシングルを与えてくれて、私もこうやって若い子と闘うのはすごく気分がいいです。(かつて)巡業に行ってました私も、先輩の下で動いてました。矢子。初め見たときは大丈夫かなっていう、顔でかいし、体型悪いし、でも久々に会ったときに変わってて、磨けば何とかなるんだなと。正直、胸が痛いです。それくらい一個のことに集中して追い詰めるのを彼女に感じたので外見じゃないですね、内面的に根性があれば上に行けるんじゃないかと。中島がシングルで闘うのを見てみたいな。次ももう一人(林が)いるので、思いきり来てもらいたいなと思います」


    ④ 1/20
    春山香代子&●ラビット美兎(13分44秒、大ラビストラルを切り返し→エビ固め)KAZUKI&ライディーン鋼〇
     「こないだはWANTED入りをお断りして申し訳ございませんでした。よろしくお願いします」。試合前、KAZUKIは春山に謝罪をしながら握手をかわす。鋼は先発に春山を指名。ショルダータックルをぶつけあい、春山がスタナーで先制。しかし鋼はショルダータックルで春山を吹っ飛ばす。春山がKAZUKIの腕に噛みつき攻撃。フェースバスターからキャメルクラッチにとるとラビットを呼び込みドロップキックを顔面に打たせる。春山はラビットを入れて合体。ラビットの攻撃を阻止してKAZUKIがニーを叩き込む。鋼がラビットにドロップキック。ラビットが打ちかえすと鋼がショルダータックル。鋼はラビットを軽々とリフトアアップしマットに叩き落とす。KAZUKI&鋼がラビットを捕まえてザ☆WANTED!?のポーズ。ラビットがトリッキーな動きでKAZUKIを翻弄。ラビットと春山がフットスタンプをKAZUKIへ浴びせていく。春山とKAZUKIが打撃戦。KAZUKIがカウンターのニーを浴びせると鋼がラリアット連打。耐えた春山に鋼はパワーボムの構え。春山が切り返し突進するもラリアットの餌食に。鋼が春山にカナディアンバックブリーカー。KAZUKIがダブルニーアタックからK-クラッシャー。KAZUKIは春山の蹴りをかわしマットに叩きつける。10分経過。KAZUKIは春山にデスバイロドリックもラビットのカットが間に合う。KAZUKIがコーナーに上がるとラビットがカットし雪崩式ブレーンバスター。春山がラリアットは2カウント。ラビットがダイビングフットスタンプ。春山がダイビングギロチンを投下。鋼がカットするもラビットが場外に追い出す。春山がトラースキックからラビットにチェンジ。ラビットの丸め込みも2カウントどまり。ラビストラルを鋼がかわし鋼が押さえ込む。ラビットはKAZUKIにジャーマン。鋼にも春山のトラースキックからジャーマンを決める。ラビットは鋼にラビストラル。切り返した鋼が強引に押さえ込むとラビットが逃げきれず3カウントが入った。KAZUKI「鋼、美兎から初めて勝ったんじゃない? 泣くな!」鋼「泣いてないですよ」KAZUKI「うれし泣きか?」鋼「泣いてないです」するとKAZUKIはWANTED'14の新メンバーに春山ではなくラビットを指名。KAZUKI「(ラビットは」私たちにない動きしてるね」鋼「あのお、自分が勝ったんだから言わせてください。勝ったんでベルトに挑戦さてください」ラビット「26日、私の地元川崎でタイトルマッチしましょう。勝ったのは当然まぐれなんで、26日、楽しみにしている」ラビットに連れられ春山が退場。春山は「勧誘とかあるんじゃないの?」と後ろを振り向くがWANTED'14に誘われることもなくラビットに引っ張られ退場した。その後、リング上ではKAZUKI&鋼が「ウォンテッド」を唄いながら踊ってみせた。


    ⑤ 1/30
    〇中島安里紗&コマンド・ボリショイ(10分59秒、ダルマ式ジャーマン→片エビ固め)中森華子&雫有希●
     中森組はどこかちぐはぐ。先発をめぐり早くも仲間割れ状態となる。雫が立候補するも中森が拒否。ボリショイが「どっちでもいいよ」と割って入ると中島も加わり攻撃。そのまま試合開始となるが中森が2人まとめてネックブリーカー。雫が中森を抑えて中島と一対一の対戦へ。両者はアキレス腱固めをかけあう。ボリショイが雫に卍固めを仕掛けると中島がエプロンから脚を出して加勢する。雫のショルダータックルにボリショイがヘッドスプリングで立ち上がっていく。中島とボリショイが連係で雫を攻め込む。中森がカットに入りダブルのフィッシャーマン。ボリショイがダッシュの雫にワキ固め。5分経過。雫がスピアをボリショイへ。中森がボリショイへミドルキックの連打を打ち込みシャイニング・ウィザード。ボリショイは中森のハイキックをキャッチしヒザ十字固め。ボリショイのアッパー掌底は2カウント。中森と中島が打撃戦。中森のキックと中島のエルボーが撃ち込まれていくと、中島が中森の脚を取りヒールホールド。中島のジャーマン狙いに中森はヘッドバット。キックの連打からフィッシャーマンを決めるが中島が返す。中森は側頭部へのキックも中島が投げっぱなしジャーマン。雫が中島とエルボーの応酬。中島が背後からニー、ボリショイが619を雫に決める。中島のジャーマンは中森がカット。雫にエルボーを叩き込む中島だがカウンターのラリアットを浴びる。中森のハイキックが雫に誤爆、直後に中島が雫にダルマ式ジャーマン。形が崩れるも中島が押さえ込み、3カウントが入った。試合が決まると、中森は雫を蹴飛ばす。中森「雫、大事な前哨戦、なに負けてんだよ! このコスチュームのゴールド、似合いますよね。中島安里紗が巻いているベルト、私のほうが光ると思います。でも私、このコスチュームにベルトだと同化してしまうので、タイトルマッチは新しいコスチュームで臨みたいと思ってます。(中島へ)地獄でお会いしましょう」中森は雫を蹴飛ばす。雫が追いすがり、両者退場した。中島「26日のタイトルマッチは地獄ではなくてラゾーナ川崎です。ぜひ防衛するところを見てください」ボリショイ「次のJWPの大会(10・19)は(ボリショイ25周年の)パーティーを兼ねた大会です。普段着で構わないので、ひとりでも多くの人に世界のマスクウーマンをJWPの選手にそっくりなマスクウーマンを連れてきたので、楽しい宴にしたいと思っています」



    2014.10.14 板橋グリーンホール 総評 

     メインの中島安里紗&コマンド・ボリショイ組vs中森華子&雫有希組の試合は、10・26川崎でおこなわれるJWP認定無差別級王座の前哨戦。王者の中島と挑戦者の中森が直接ぶつかるだけに、タイトルマッチの行方を占う闘いである。
     実際、見どころも多く見応えのある試合だった。が、そのいっぽうで最も肝心な“前哨戦”の意味合いが最も遠い所へ行ってしまったような雰囲気もある。というのも、入場時から中森と雫の関係がギクシャク。チームとしてほとんど成立しなかったのだ。見応えのある部分の大半を持っていったのが、中島&ボリショイのチームワークだった。さすがに中島大復活のきっかけをつくったタッグである。現在ボリショイはタッグ王者であるが、いますぐにでも中島とのコンビでベルトを取ってもおかしくない安定感があった。それだけに、バラバラだった中森組に勝ち目はなかったのだ。
     中森と雫の関係が悪化したままだったため、中島との激突がタイトルマッチモードまで至らなかったのではないか。中島もそう感じたからこそ、中森には「なにも変わっていない。たしかにコスチュームを変えてブログとかTwitterをよく更新するようになったけど、変わったのは上辺の部分だけ。闘ってみて変わったと感じたところはありませんでした」という厳しいコメントを発したのだろう。
     一方、挑戦者の中森は中島との直接対決が思うようにはいかなかったとはいえ、すでにチャンピオンモードに突入している。中島がなんと言おうと、自分の王者像をイメージするのは悪いことではない。無差別級王座のベルトに合わせたコスチュームで、まずは見た目から変えてみせた。アタマのなかではすでにベルトを巻いており、来年以降の活動まで考えているという。すべてが思うようにいくわけではないにしても、それに向けて動いていこうとする意識が、昨年の華名戦とは異なっているのだ。
    10・26では、さらに新しいコスチュームでタイトルマッチに臨むことが決定済み。まずはベルトカラーのコスチュームを身につけテンションを高め、次は本物のベルトを巻き、それに合うコスチュームでコーディネートする。その具体性が、自信をみなぎらせる中島を追い込むのか。そしてベルトの移動を現実のものにしてみせるのか。12月の後楽園で無差別級王者としてリングに立つのは…。
    なお、中島の提案をきっかけに、今大会より若手の藤ヶ崎矢子と林結愛に3番勝負が課せられた。題して「ピュアハート~力戦奮闘~」。中島が選んだベテラン3選手(堀田祐美子、下田美馬、木村響子)とシングルマッチをおこなうというものだ。この企画には提唱者中島の発案により、来場者にはアンケート用紙も配られる。3番勝負を5つ星で評価し、コメントも書けるようになっているのだ。これにより、ファンがどう彼女たちを見ているのかがダイレクトに分かる仕組みになっている。それは励みにもなり、ときには厳しい声にもなる。いずれにしても、現在の彼女たちには必要なものばかりになることは間違いない。
    この3番勝負で、矢子と林はなにを一番に意識して闘うのか。提唱者の中島か、ベテランの対戦相手か、3番勝負を課せられたライバルか、それとも観客か…。
    「この試合を組んでくれた中島さんに大先輩相手でもがむしゃらに当っていけるところを見せたいです。これが決まったころはまだ私がやられっぱなしだと思ってると思うので、自分はできるんだってところを中島さんに見せたいです」(矢子)
    「やっぱりお客さんがどう見ているのかが(気になる)。中島さんや先輩方の期待にどれだけ応えられるかが大事だと思ってます。この3番勝負で自分がメチャメチャ成長できるように闘っていきたいと思います」(林)
    3番勝負を終えたとき、初戦での考えがどう変わっているのかも注目だろう。たった3試合で劇的変化を望むのは酷だとしても、3番勝負の冠がついたことで同じカードでも闘う方の全く意識は異なってくる。残り2戦がおこなわれるのは10・26川崎(林vs木村、矢子vs下田)と11・2板橋(林vs堀田、矢子vs下田)だ。

    2014.9.15 板橋グリーンホール 総評 

     中島安里紗が自己新となる無差別級王座Ⅴ4に成功。前回は4度目の防衛戦でベルトを落としているだけに、その壁を突破した今後は未知の領域へと入っていくことになる。が、今回の防衛戦もある意味で中島にとっては未知の領域だった。相手はまだシングルで勝ったことのないLeon。「努力は人を裏切らない」との言葉を“座右の銘”に日夜練習を怠らない、若手にとってはお手本のようなレスラーである。ただし、LeonがチャンピオンになることがJWPに何をもたらすかとなると話は別。以前、米山香織からベルトをひっぺがし米山革命に終止符を打たせレオン革命を宣言したものの、3カ月余りで王座を明け渡した。レオン革命も結局はそのときの掛け声のみに終わってしまった感は否めない。Leon自身に大きな悔いが残ったことは想像に難くないだろう。だからこそ、リベンジの機会がほしかった。しかしLeonが中島に挑戦をアピールすると、「ベルトを取ってJWPをさらにおもしろく自信があるのか、団体を引っ張っていく覚悟があるのか」と問われることに。正直、こちらからもLeonがベルトを巻くとのイメージがまったく沸かなかった。
     しかし試合は予想以上に白熱。それは同時にJWPらしいクオリティーの高さだったが、Leon戴冠をイメージさせる試合までにはならないのではないかと思ったのだ。そこでLeonは想像を上回ったのである。やはりこういうところで出てくるのは日頃の努力。付け焼刃でこういう闘いができるものではない。それが伝わったのか、場内ではLeonへの声援が大きくなっていく。Leonがベルトを取ってもいいんじゃないか。すなわち、Leon戴冠後のイメージが沸いてきたのである。
     それでも最後は中島が上回った。この日のLeonを退けたのだから、いよいよもって中島の王者像は確立してきたと思われる。所属選手同士による理想形の無差別級タイトルマッチ。欲を言えばもっと大きな会場で多くの人に見てほしい試合だったのだが、今後への予告編として価値のあるカードだったと思う。
     そうなれば、10・26川崎に決定した中森華子にも大きな期待がかかるというもの。10・13板橋での前哨戦(中島&ボリショイ組vs中森&雫組)は、これまでの両者の絡みとはまったく意味合いが異なるのではなかろうか。振り返ってみれば、中島の“復帰戦”で相手をしたのが中森だった。その後すぐに立場は逆転。中森にとっては耐え難い現実である。本来ならもっともっと中島に牙を剥いてほしかった中森。正式にタイトル戦が決まったなか、中森は“無差別級王者・中森華子”をイメージさせることができるのか。まずは10・13板橋での前哨戦が注目となる。                    (新井 宏)

    2014.9.15 板橋グリーンホール 試合 

    JWP 9月15日(月=祝)東京・板橋グリーンホール        観衆175人

    1/20
    ●藤ヶ崎矢子(5分18秒、トゥインクルスター)つくし○
     矢子がゴングと同時にドロップキック。エルボー連打でいきなりつくしを追い込んでみせる。つくしは「なめんじゃねえぞ!」とヘアーホイップ。コーナーに追い込み顔面を踏み潰すと背中にフットスタンプの連打から弓矢固めにもっていく。さらに矢子をロープに張り付け背中にドロップキック。矢子は「ふざけんな!」とエルボー、ドロップキックの3連打。ミサイルキックはつくしが跳ね除け、串刺しミサイルキック&クロスボディー。矢子が絶叫しながらエルボーを打っていくとつくしはさらに強烈なエルボーでお返ししてみせる。矢子がミサイルキック、回転エビ固め。つくしが切り返し、丸め込みの応酬へ。矢子がボディースラムでつくしをマットに叩きつけるとダイビングボディープレス。しかしつくしに読まれておりドロップキックを浴びる。つくしはフィニッシュを予告し強烈なミサイルキック。しかし矢子が返し3カウントを逃れる。ならばとつくしはダイビングフットスタンプ。それでも矢子は肩を上げてフォール負けを回避。するとつくしが変形キャメルクラッチで一気に反り返させる。矢子が耐えきれずにギブアップ。キャリアで大きく勝るつくしが勝利した。


    1/20
    ●KAZUKI&ライディーン鋼(11分34秒、ラリアット→片エビ固め)春山香代子○&須佐えり
     阿部幸江の引退によりザ☆WANTED!?を解散させたKAZUKIと鋼がWANTED’14として再始動、初勝利を狙う。鋼が春山に「出てこい!」と指名。鋼vs春山で試合開始のゴングが打ち鳴らされる。鋼の指令でショルダータックルの打ち合いも打ち勝ったのは春山の方。鋼が春山を捕まえてKAZUKIを呼び込む。「花やしきでできなかったやつをやりましょう」と合体するが、須佐がカットに入り鋼を攻撃。鋼は須佐を高々とリフトアップしマットに叩き落とす。KAZUKIは「須佐えり、大きくなったな。リング上では、はじめまして!」とあいさつ。ところが須佐が無視するようにヘアーホイップ。須佐はKAZUKIにエルボー連打もニーを腹部に食らってしまう。鋼が春山にラリアット連打。春山は向かってくる鋼にトラースキックを連続で見舞いダブルアームの構え。鋼が切り返しラリアット。5分経過。鋼は春山をカナディアンで担ぎ上げるが須佐がカット。春山はスタナーから鋼にジャーマン。須佐が鋼にスイングDDT、ダイビングボディーアタック。鋼が払い腰から須佐へ袈裟固め。春山にカットされるが、めげずにブレーンバスター。替わったKAZUKIが須佐にボディーアタック。2発目をかわした須佐がスイングDDT、バックブロー。KAZUKIのK-クラッシャーから鋼のフロッグスプラッシュ、KAZUKIのダイビングニードロップが決まる。春山がカットするがKAZUKIは須佐に予告してのジャガー式バックドロップホールド。決まったと思われたが須佐がなんとか肩を上げる。春山がラリアットを打ち須佐がブレーンバスターをKAZUKIへ。春山がKAZUKIにダブルアームのフェースクラッシャー、オレンジ★ブロッサム。返したKAZUKIがバッククラッカーから突進。春山がカウンターのラリアットも2カウント。鋼が春山を押し倒しKAZUKIが旋回式で前方に叩きつける。須佐のカットが間に合うが鋼が場外に追いやる。KAZUKIが春山に回転エビ固め。押さえ込みの応酬はどちらも決められず。KAZUKIの突進に須佐がカット、春山がラリアット。KAZUKIが返せず3カウントが入った。鋼「え~、KAZUKIさん、なんで負けてるんですか? あんなに練習したのに、なんで負けてるんですか?」KAZUKI「そりゃあさ、人間だもん。勝つときもあれば負けるときもあるよ。だけどね、阿部さんが引退されてこれからどうしていくのか心配している人もいると思いますけども、これからもWANTEDはどんどん相手をヘッドハンティングして勢力を拡大していこうと思ってるんで」鋼「春山さんがぜひ欲しいですよ、春山さんがいればWANTED'14も強くなるし、ぜひほしいです」春山コールで場内は加入ムードに。ところがKAZUKIがマイクを取り「ごめんなさい!」春山「入ろうとしてるんだよ!」KAZUKI「私より人望の厚い人じゃない。危険じゃん、私の立場が…」そしてKAZUKIは須佐に向かい「えりちゃん、大きくなったねえ! 小さいころからザ☆WANTED!?見てくれてたよね。入りたいはずだから、えりちゃん、入ってください、お願いします!」しかし須佐は「ごめんなさい!」とあっさり拒否。KAZUKI「このクソガキが!いいよいいよ、もう帰って。ということで次、勝ったらダンスしますんで、勝つまで見に来てください」


    1/30
    ○中森華子(9分8秒、デスティニーハンマー→片エビ固め)雫有希●
     伊藤道場でデビューしながらも初戦のみで退団してしまった雫が中森と再会のシングルマッチ。ロックアップから雫がロープに追い込むが中森がビッグブーツ。雫が殴り掛かりエルボーの応酬となる。中森はヘアーホイップの連打で雫を叩きつけていくとサッカーボールキックを後ろから前から打っていく。雫はショルダータックルで中森を倒すとスリーパーへ。打撃の応酬から雫が腕を取りグラウンドへ。中森の蹴りをつかんだ雫がラリアットでなぎ倒す。雫は「このバカチンがー」とエルボードロップ。コーナーに上がると中森が蹴り落とし場外へデスティニーハンマー。さらにミサイルキックで吹っ飛ばすも2カウント。中森のダッシュに雫はラリアット、レッグラリアット。返した中森に雫はダイビングボディープレス。中森が返すと雫はフィッシャーマン。担ぎ上げると中森がかわして右ハイキック。しかしシャイニング・ウィザードは雫がカット。それでも中森はハイキック。雫がこらえラリアットを決める。雫はネックハンギングから中森を叩きつける。中森が顔面を蹴りあげ右ハイキック。ダウンした雫を押さえ込むがカウントは2どまり。ならばと中森はコーナーからデスティニーハンマーを投下。雫が返せず、中森が3カウントを奪ってみせた。


    1/30
    コマンド・ボリショイ&○中川ともか(15分59秒、120%スクールボーイ)ラビット美兎&林結愛●
     ボリショイが先発を中川に譲ってラビットとの対戦から試合開始。グラウンドの攻防から中川がアームホイップを連発、両者のドロップキックが交錯する。ラビットがグラウンドを切り返してキャメルクラッチ、林を呼び込みキックを連発させる。ラビットがアームホイップからドロップキック。林がローキックにいくと中川が捕まえてボリショイに渡す。ボリショイは林にスリーパー。中川の逆エビ固めに林がエスケープ。ボリショイは林にタランチュラを仕掛けると変形のアルゼンチンバックブリーカーで揺さぶりをかける。5分経過。ボリショイのキャメルクラッチに中川のドロップキックが合体。ボリショイと林がエルボーの打ち合い。ボリショイは林に打っていかせるがニーの連打。ラビットが後方から羽交い絞めにして林がエルボー連打、ダブルのビッグブーツをボリショイに打ち込む。ボリショイは中川を呼び込み、ロープ渡りを要求。中川が「やったことないです」とためらうが、ラビットを道連れに悲鳴を上げながらもなんとかトップロープを歩いてアームホイップを完成させる。ボリショイはラビットにブレーンバスターを連発。返したラビットがボリショイを持ち上げる。ボリショイがこらえるもラビットは強引にブレーンバスター。ラビットがボリショイに回転エビ固め。ボリショイがラビストラルをかわしてアッパー掌底。中川がフィッシャーマン狙いもラビットが切り返してDDT、ドロップキックを連打。10分経過。ラビットが中川へミサイルキックを連打。中川が延髄斬りからフィッシャーマンズスープレックス。しかし唸れ豪腕!はラビットにかわされ丸め込まれる。中川をかわしまくったラビットが殴り掛かる。中川もやり返すがさらにラビットがエルボーの乱れ打ち。ラビットのダッシュに中川が延髄斬り。林が二段蹴りを中川に3連打。中川がカウンターのドロップキックも林がワキ固め。中川が脱出し突進すると林がワキ固めから腕十字狙い。ラビットのフットスタンプから腕十字が極まる。逃げられた林が突進するとボリショイがカットし619、中川がCRB。ラビットがカットし15分経過。林が中川を丸め込みの連続で追い込んでいく。中川が切り返すとラビットがカット。ボリショイとラビットが場外でやりあうなか、中川が林に120%スクールボーイ。林が返せず3カウントが入った。ラビットがマイク。「中川さん、今日は引退前のお忙しい中、対戦できてうれしかったです、ありがとうございました。そこで、お願いがあります。自分とシングルしてください!」中川「どうしましょうね。スケジュールが埋まってるんですよ」ラビット「そこを何とか。ずっとシングルしたいと思ってました、お願いします!お願いします!」ボリショイ「美兎、ごめん。言い忘れたことがある。試合前から、11月2日に決まってました!」ラビット「もっと早くいってくださいよ~! いまの(懇願は)なかったことにしてください。なので、中川、ぶっ潰します!」。ラビットは林を連れてダッシュで逃走。11・2板橋でのラビットvs中川が決定した。


    1/30
    JWP認定無差別級選手権試合
    ○<王者>中島安里紗(21分41秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)<挑戦者>Leon●
    ※第23代王者が4度目の防衛に成功。
     中島の4度目の防衛戦は元王者のLeonが相手。中島から握手を求めるとLeonも応じてゴング。Leonがヘッドロックにとると中島はバックドロップ。それでもLeonはヘッドロックを解かずに締めていく。中島がヘッドシザーズにいくとLeonがすぐに脱出し両者スタンディングポジションへ。中島がニーを腹部に叩き込みドロップキック。Leonが殴り掛かりドロップキックのお返し。Leonが逆エビ固めにいくと中島がエスケープ。Leonがケブラドーラコンヒーロ狙いも中島が切り返しコーナーに追い込む。しかし2度目のトライはLeonがケブラドーラコンヒーロに成功。中島がワキ固めからフェースロックでギブアップを迫る。れおんが締められた状態で立ち上がり投げつける。中島からエルボー連打にいくとLeonがカウンターの一発。中島はコーナーに振られるとミサイルキックから投げっぱなしジャーマン。Leonは中島を抱えると強引に場外に投げ捨てる。そしてスワンダイブのプランチャで場外へ。5分経過。Leonは中島を場外でスピア。さらに鉄柱を挟んで背中を締め上げる。リングに戻るとトップロープを走りミサイルキック、背中へのスピア、ノキアンバックブリーカー。Leonがカバーしようとしたところで中島がかわしてフットスタンプ。しかしすぐにLeonがバックブリーカーからレオンストーン。返した中島にLeonはテキサスクローバーホールド。中島はなんとかロープへエスケープ。するとLeonは中島をコーナーに乗せてジャーマンの体勢。中島はLeonを宙づりにしてフットスタンプ。10分経過。中島がコーナーからエプロンにDDT。場外に転落のLeonにダイビングフットスタンプを敢行。Leonをリングに戻してダイビングフットスタンプをもう一発。Leonを引き起こし、ジャーマン。ホールドは腰へのダメージか崩れてしまう。中島はもう一度バックを取りジャーマン狙い。Leonがこらえて脱出も、中島がスリングブレイド的にLeonを叩きつける。中島がコーナーに上がるとLeonも上がる。中島がエルボーで突き落としミサイルキック。もう一度コーナーに上がるとLeonがスピンキックでぐらつかせる。Leonも上がりスパイダージャーマンの体勢。中島がかわすもLeonが起き上がりスパイダージャーマン。Leonはマッドスプラッシュを決めるが中島が返す。Leonはキャプチュードバスターを狙うが中島がこらえる。中島は額から流血。Leonが背後にまわり胴締めスリーパー。15分経過。中島が足を延ばしてエスケープ。Leonはスワンダイブのフットスタンプ。中島が返すとダッシュしてきたLeonを止めて顔面を蹴り上げる。ニーの乱れ打ちもカウンターの回し蹴りを食らう。中島はヘッドバットから投げっぱなしジャーマン。Leonがキャプチュードバスター。両者ダウンでLeonはカバーに入れず。エルボーを打ち合いながら立ち上がり、Leonが連打。Leonのダッシュに中島がニーを出すとぶっこ抜きのジャーマン。返したLeonに中島はドラゴンの構え。Leonがこらえるもジャーマンを食らう。返したLeonに中島は引き起こしてからドラゴン。Leonがスクッと立ち上がりスピンキック。連発でキックを見舞い、持ち上げてのキャプチュードバスター。決まったと思われたが中島が肩を上げて大歓声に包まれる。Leonが中島を引き上げてもう一発狙う。中島が切り返し丸め込むが2カウント。20分経過。中島が左右からエルボー連打。Leonがかいくぐり投げっぱなしのスープレックス、スピア。中島がドラゴンもLeonがクリアー。両者のエルボーが交錯。中島がエルボーからスープレックスも形が崩れる。もう一発放つとLeonが返せず。大きな拍手のなか中島の勝利が宣告された。中島「Leonさん、ようやく私はLeonさんを、いまのLeonさんを超えることができました。これからもずっと勝ち続けていきたいし、私が持っていないものをLeonさんが持ってる。Leonさんが持ってないものを私が持ってる。だったら2人でJWPを大きくしていけばいいんじゃないですか? こんなに勝ちがうれしくて、勝ちが重いっていうことを、今日改めて知ることができました。JWP、10人体制になって、人数がまだまだ少ない。でもいま一番大事なことはジュニアたちの底上げだと思ってます。結愛、矢子、まだまだ闘いが感じられない。私がいままで闘ってきた熱い選手のなかから 2人にいい対戦相手を用意したいと思ってますんで、ぜひ楽しみにしておいてください」すると中森がリングへ。中森「中島、話が長いんだよ。それより次の対戦者、決まってるのかよ? 決まってない? みなさんここで次の挑戦者を発表したいと思います。次の挑戦者は、私だよ。10月26日、私の出身地でもある川崎で興行があるんですけども、そこでタイトルマッチやりたいと思います。10月13日の板橋で前哨戦やって、そのベルト、私が巻いてやろうと思います」そこへ雫が突然、出現。雫「これが私の得意技の乱入だよ!」中森「お客さんわかってねえよ」雫「知ってるヤツは知ってるんですよ。前哨戦? 前哨戦やるんですか? だったら私がパートナーになりますよ」中森「私の足を引っ張らないで」雫「中森さんのパートナーは私です。中島さんのパートナーに、ボリショイさんを指名したいと思います。これで決まりました。もしかしたら中島安里紗に挑戦できるかもしれない。それにボリショイさん、もし勝ったら次にできるかもしれないし、中森華子とタッグのベルトも挑戦できるかもしれないじゃないですか。決まりです」中島「ハイわかりました、やりましょう」中森「ハイ、決まりました。中島安里紗、地獄でお会いしましょう」。中森と雫が去る。中島「ということで、こんな感じですが、新しいJWP、どんどんどんどん闘いが深まっていくと思いますので、ぜひこれからも応援よろしくお願いします!」。この結果により、10・13板橋での中島&ボリショイ組vs中森&雫組、10・26板橋でのJWP認定無差別級選手権試合<王者>中島vs<挑戦者>中森が正式決定した。

    2014.8.17 後楽園ホール 試合 

    JWP 8月17日(日)東京・後楽園ホール           観衆1061人


    1/20
    JWPvsZABUNジュニア6人タッグマッチ
    ライディーン鋼&○藤ヶ崎矢子&林結愛(10分1秒、ダイビングボディープレス→片エビ固め)フェアリー日本橋●&山下りな&夏すみれ
     JWPとZABUNグループ(WAVE&大阪女子プロレス)の若手が6人タッグで対抗戦。ZABUNチームから握手を求めるがJWP軍は拒否し、鋼が先発に名乗りを上げる。対するは山下。鋼がバックを取ると山下はヘッドロックからショルダータックル合戦を仕掛ける。打ち勝ったのは鋼。カナディアンで担ぎ上げると山下が脱出しショルダータックルのお返しからエルボードロップ。フェアリーが「私は森の妖精フェアリー。おともだちに…」と言ったところで鋼が襲いかかりJWP軍が串刺し攻撃を仕掛けていく。フェアリーはバトンを取り出し鋼を投げようとするも魔法は通じず。林が夏に二段蹴りの6連打。夏がボディースラムの連発からキャメルクラッチ。フェアリーと山下が左右から顔面へドロップキックを浴びせる。山下へ林が回し蹴りからローキックの連打。丸め込みは2カウントで山下がクリアー。すると林はヒザ十字固め。5分経過。鋼が向かっていくと山下がラリアットからバックドロップ。夏のクロスボディーを鋼が受け止め向かっていくが丸め込まれる。夏が鋼にクロスボディーの連打。夏は押さえ込みの連続で鋼を追い込んでいく。夏の突進に鋼が払い腰。矢子がフライングクロスチョップ連発も夏が払いのけドラゴンスリーパー。林がカットし矢子と夏がエルボーの打ち合い。夏が逆さ押さえ込みからダイヤル固め。フェアリーが矢子にブレーンバスター。矢子はフェアリーにカウンターのドロップキックからミサイルキック、回転エビ固め。山下がラリアットでフェアリーをアシストするとフェアリーが矢子を丸め込む。ギリギリで鋼がカットするもフェアリーは矢子にドロップキック。2発目狙いは鋼がカットし矢子が丸め込む。丸め込みの応酬から鋼がフェアリーにバックドロップ、「終わり!」と叫んで矢子がダイビングボディープレス。押さえ込みとフェアリーが返せず3カウント。デビュー1年となる矢子が自力での初勝利をあげた。


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    JWP認定ジュニア&POP選手権試合
    ●<王者>Sareee(9分4秒、変形ジャーマン・スープレックス・ホールド)<挑戦者>ラビット美兎○
    ※Sareeeが2度目の防衛に失敗、ラビットが第25代JWP認定ジュニア王者&第15代POP王者となる。
     4・20後楽園で勝愛実を破りジュニア2冠王者となったSareeeがディアナ7・27川崎で小林香萌を破って以来、2度目の防衛戦。Sareeeがジュニア王者となってからJWPで防衛戦をおこなうのはこれが初めてとなる。ラビットが手を差出しSareeeも応じるが背中を見せたところでラビットが奇襲攻撃。エルボーの打ち合いからSareeeが腕を取るがラビットが拒否してエプロンに送り出す。ラビットのダッシュをロープを引いてかわしSareeeが場外戦にもっていく。ラビットがSareeeを客席に叩きつけトップロープからプランチャでダイブ。ラビットは「ベルト取るぞ!」と気合を入れSareeeをリングに戻すとミサイルキックで吹っ飛ばす。返したSareeeにラビットはフェースロック。さらにロープに張り付けると背中へのドロップキックを見舞う。ラビットが持ち上げようとするとSareeeが切り返しワキ固め。お互いに先を呼んで打撃を打ち込むとSareeeが投げっぱなしジャーマンを連発しミサイルキックも連打。Sareeeが裏投げの構えにいくとラビットがかわしバックドロップ。両者のエルボーが交錯、Sareeeが打ち勝ち5分経過。エルボーの打ち合いからSareeeがひざから崩れる。しかしカウンターでドロップキックを打ち込み栗原あゆみばりの低空顔面ドロップキックを連打。Sareeeはトップロープに上がるがラビットも上がり雪崩式ブレーンバスターからラビストラル。Sareeeが返すとラビットはブレーンバスターでぶっこ抜いてみせる。ラビストラルをかわしたSareeeがジャックナイフ。返したラビットにSareeeがジャーマンを高角度で決める。ラビットが返すとSareeeはぶっこ抜いてのジャーマンへ。返されたSareeeは張り手を追込裏投げの構え。ラビットが耐えてエルボーアタック。ラビットはバックを取りロープに押してからジャーマンへ。Sareeeを引き起こしラビットが片脚を折りたたんでのジャーマン。これで3カウントが入り、王座が移動。ラビットがSareeeへの初勝利からジュニア2冠王座をJWPに奪回した。試合後、藤ヶ崎矢子が挑戦に名乗り。ラビットは「初勝利したからって調子に乗るなよ!」と突き放しながらも挑戦には応じ、8・24浅草での初防衛戦が決定した。


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    ●中島安里紗&里村明衣子&華名(12分50秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)春山香代子&○Leon&中森華子
     JWP認定無差別級王者の中島安里紗が里村明衣子&華名とトリオを結成、春山&Leon&中森という無差別級王座挑戦を狙うべき所属選手たちとの対戦となった。春山組の入場から華名、里村、中島が個別のリングイン。中島と中森が先発で激突、のっけからスピーディーとなり中島が張り手からバックドロップ。中島がロープへ走るとLeonが手を出し中森が場外に追いやる。春山は華名と里村を捕まえLeonのプランチャを呼び込む。つづいて中森も場外へダイブ。Leonはトップロープを走ってのミサイルキックを中島に放つ。中森がサッカーボールキックを放ち春山がフェースバスター、ラリアット。春山は控えの里村と華名を追い払い串刺し攻撃を狙う。中島がかわしまくってLeonにバックドロップ。里村と中島が串刺し攻撃。華名を攻撃するようにリングに入れると3人での串刺し攻撃を春山に見舞っていく。里村が春山にエルボーアタック、ニールキック。ブレーンバスター狙いは春山が反対に投げ切ってみせる。さらに春山は里村にラリアット連打。中森が里村の顔面にキックの連打。里村がエルボースマッシュ連打すると中森はシャイニング・ウィザード。中森のフィッシャーマン狙いを里村がこらえカウンターのハイキックをヒットさせる。5分経過。春山が里村に襲いかかるが里村は中森の上にボディースラムで落として排除する。里村は華名を叩くようにしてタッチ。華名が中森に卍固め。華名と中森が打撃戦。中森はバックを取られるとヘッドバットから顔面を蹴り上げる。華名がバックブローも中森は延髄斬り。華名の顔面蹴りにはブーイングが。中森が華名にフィッシャーマンバスター。Leonが華名にミサイルキック。華名のダッシュにLeonがケブラドーラコンヒーロ。Leonが華名へノキアンバックブリーカー。スピアで突進すると華名がかわして腕固めも春山がカットに成功。華名と中島が殴り合いのようにタッチ。中島はLeonにジャーマン。中島がLeonと打撃の応酬。Leonがカウンターのドロップキックを放つと、中島はカウンターでキューティースペシャル。中島がコーナーに上がると中森が介入し雪崩式ブレーンバスター、春山がダイビングギロチン、Leonがマッドスプラッシュを次々投下する。10分経過。Leonが中島を引き起こしキャプチュードバスター狙い。里村のオーバーヘッドキックを得て中島がLeonへジャーマン。中島がドラゴンの構えもLeonが切り返す。中島はエルボーの乱れ打ちからドラゴンを決める。里村が春山、華名が中森を止める。華名のハイキックが中島に誤爆。中森が顔面を蹴りあげLeonがキャプチュードバスター。決まりと思われたが中島が肩を上げる。Leonは中島を引き起こすと中島がエルボー連打、Leonがスピンキックからエルボーをかわしてスピア。Leonが持ち上げてキャプチュードバスター。里村のカットが中森に阻止され間に合わず、3カウントが入りLeonが無差別級王者の中島を破った。Leon「中島、JWPは中島だけじゃねえんだよ! みんな、てっぺんめざして、トップめざして、みんな必死に毎日闘ってるんだ。オマエのそのベルトだって、ずっと狙ってる。オマエの無差別のベルト、挑戦させろ!」中島「トップをめざしてる? そんなの、JWPだけじゃねえよ、どこだっていっしょだよ。ベルトをかけてやるのは構わない。いつでもかけてやるけど、私からベルトを取って、もっとJWPをおもしろくできる自信があるんですか? ちゃんとJWPを引っ張っていく覚悟があるんですか? あるんだったら、いつでもかけてやるよ」Leon「あるに決まってんだろーが!」


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    JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合
    <王者>○コマンド・ボリショイ&木村響子(11分49秒、タイガー・スープレックス・ホールド)<挑戦者>KAORU●&下田美馬
    ※第44代JWP認定タッグ王者&第17代デイリースポーツ認定女子タッグ王者が2度目の防衛に成功。
     ボリショイ&木村の師弟コンビが2度目の防衛戦。ボリショイが特別立会人のザ・グレート・カブキとヌンチャクの競演を見せる。両軍握手をかわしそうでかわさずにゴング。ボリショイとKAORUが先発で対峙すると下田が襲いかかり、挑戦者チームが場外戦で先手を取る。場外ではKAORUがボリショイ、下田が木村を攻撃。鉢合わせさせようとすると、王者組が反転しボリショイが場外ダイブ。ボリショイ組がダブルでKAORUを攻撃。しかしKAORUがすぐに逆転し下田を呼び込んでの合体攻撃に移る。ボリショイが2人を相手にし木村に交替。木村がKAORU、下田にボディースラム。ビッグブーツのかわし合いからKAORUがウラカンラナ。下田が木村にネックブリーカードロップ。KAORUが木村を捕まえるも下田のミサイルキックが誤爆し木村が下田に胴締めスリーパー。ボリショイも加わりKAORUにスリーパーを極め場外にもっていく。5分経過。木村と下田が蹴りの応酬。下田がカカト落としを連発しタイガース―プレックスを木村へ。ボリショイが下田にタイガーの構え。下田がロープに逃れるとボリショイ&木村にネックブリーカー。KAORUが机の破片を持ち出し王者組を殴打していく。さらにボリショイをその上にブレーンバスター。KAORUがコーナーに上がると木村がカットしボリショイが投げ落とす。木村がKAORUにネックハンギングボム、ボリショイがタイガー。ボリショイがKAORUにアッパー掌底、木村が机で殴打しようとするもボリショイに誤爆してしまう。KAORUがボリショイにバルキリースプラッシュ。カットされるとエクスカリバー。さらにもう一発決めると、ボリショイを引き起こし3発目を狙う。しかしボリショイがDDTで切り返し木村がビッグブーツ、ボリショイが619から掌底。10分経過。ボリショイはKAORUにセンセイ固めも下田がカット。ボリショイがKAORUを丸め込みの連続。KAORUが切り返しビッグブーツ。木村のビッグブーツからボリショイが丸め込むが下田がイスでカット。下田は木村も殴打するがKAORUに誤爆。ボリショイがピコニースマッシュを打ち込みKAORUにタイガースープレックス。これが決まるとKAORUが返せず、ボリショイ&木村組が防衛に成功した。


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    阿部幸江引退試合~タッグマッチ
    阿部幸江&●KAZUKI(0分5秒、飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)ジャガー横田&藪下めぐみ○
    再試合
    ●阿部幸江&KAZUKI(13分58秒、エビ固め)ジャガー横田○&藪下めぐみ
     阿部幸江ファイナルの第1試合は、プロレスラーとしてのスタート地点であるJd'時代を思わせるタッグマッチ。阿部が全員と握手、KAZUKIに託すが藪下の腕十字で秒殺されてしまう。阿部がマイク「こら~! な、な、なに、ちょっと、空気読め! 私の私の引退試合なのね。出てないの。水飲むところだったの。空気読んで。ジャガーさん、おかしいでしょ、この人(藪下)。もう一回!もう一回! 水着新調したんだもん。(KAZUKIと)おそろいで新調したんです」。リングアナは「再試合をおこないます」とアナウンス。ゴングが鳴ると阿部が飛び出し藪下と対戦。藪下が飛びつき腕十字にいくと慌ててKAZUKIがカットに入る。ザ☆WANTED!?は藪下に串刺し攻撃。ジャガーが入ると阿部が空中胴締め落としからKAZUKIと合体しザ☆WANTED!?のポーズの体勢。藪下が入ってくるとカットを阻止して、してやったりの表情。KAZUKIが藪下にダブルニーを投下。ジャガーがKAZUKIに卍固め。ジャガーが走ると阿部が背後からカットして絶叫、KAZUKIが丸め込む。KAZUKIは「スリーだろ!」とレフェリーにクレームをつける。ジャガーと阿部がやりあうとKAZUKIが「愛のジャガー」のジャケット写真を見せる。曲がかかるとジャガーも乗ったかと思えたが、怒りの追撃、場外を追っかけまわす。ザ☆WANTED!?が合体もジャガーがカットしコルバタから二人同時に回転カカト落とし。藪下が加わり鉢合わせさせコブラツイスト、しかしタッグでは決まらずジャガーがKAZUKI、阿部が藪下に極めるかたちになる。ジャガーがKAZUKIに十字固め、ドラゴンスクリュー。KAZUKIがジャガー式バックドロップホールドを仕掛ける。藪下がザ☆WANTED!?を場外に落としジャガーがエプロンからトペコンヒーロ。阿部が三角飛びプランチャを敢行。KAZUKIがジャガーを戻すが藪下が足を引っ張り攻撃を阻止。藪下はKAZUKIに再び飛びつき腕十字。阿部にカットされるとぶら下がりの腕十字。KAZUKIが切り返しバックフリップ。KAZUKIが藪下を肩車し阿部が空中胴締め落としの合体技。ジャガーがカットしブーイング。阿部が藪下の腕を取り締め上げる。ジャガーがカットし藪下と合体のブレーンバスター、藪下が腕十字でつづく。さらにぶら下がり腕十字で阿部を捕獲。逃れた阿部が雪崩式フランケン。10分経過。阿部はミステリオラナを見せるもジャガーがカット阿部は左ヒザを押さえる。藪下がダブルアームから阿部をマットに叩きつける。阿部が立ち上がるとジャガーの突進を捕えてカバーもジャガーが起き上がっていく。阿部はジャガーに卍固め。藪下がKAZUKIをかいくぐりカットに成功。阿部はジャガーに向かっていくが藪下がスワンダイブミサイルキック、ジャガーが変形バックドロップ。ジャガーがダッシュするとKAZUKIが背中を蹴飛ばし阿部がフランケンシュタイナー。阿部が向かっていくとジャガーがカカト落とし。阿部が飛びつくがジャガーが反転して丸め込む。阿部がスリングブレイドも藪下がカット。KAZUKIが藪下を場外に出してジャガーにダイビングニードロップ、阿部が旋回式ダイビングボディープレス。阿部がジャガーを丸め込むがジャガーも反転。阿部が返せず、藪下がKAZUKIを止めているうちに3カウントが入った。


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    阿部幸江引退試合
    ●阿部幸江(8分7秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)KAZUKI○
     阿部のファイナルマッチは盟友KAZUKIとの一騎打ち。ジャガーと藪下がリングを下りKAZUKIが青コーナーへ移動。ガッチリと握手をかわしゴングが鳴ると阿部が空中胴締め落としから滞空時間の長いダブルアームスープレックス。KAZUKIが返すと阿部は卍固めへ。KAZUKIがロープに振り腹部にニーをぶち込む。阿部はエルボーアタックからミサイルキック。KAZUKIが返すと阿部はバックを取る。KAZUKIがこらえてコーナーポストに押し付け突進。阿部がかわし投げっぱなしジャーマン。KAZUKIがニーアタックも2カウント。KAZUKIがトップロープに上がると阿部が蘇生し左右の張り手、雪崩式フランケン。KAZUKIが切り返し丸め込む。KAZUKIのニーアタックをかわした阿部がスライディングD、ダイビングボディープレス。しかしKAZUKIがカット。阿部は投げっぱなしジャーマンからアストロシザーズ。エルボー連打から阿部が突進、KAZUKIがかわしダブルニーアタック。「みんな上がってこい!」。KAZUKIの号令でJWP所属全選手とZABUNの若手選手たちが次々と串刺し攻撃を浴びせていく。そしてKAZUKIがダイビングニードロップ。阿部が肩を上げて5分経過。KAZUKIの突進に阿部がエルボー、フランケンシュタイナー。KAZUKIが返すと阿部はマヒストラル。返したKAZUKIにもう一度丸め込む。これもKAZUKIがクリアー。ならばと阿部はエルボー乱れ打ち。KAZUKIが担ぎ上げてK-クラッシャー。阿部が返すとKAZUKIが引き起こしジャガー式バックドロップホールド。これも阿部が返してみせる。KAZUKIはトップロープからダブルニードロップ、水車落とし、そして再びダイビングダブルニードロップへ。KAZUKIは阿部を引き起こしてライガーボム。カバーにはいかず、もう一度引き起こしてデス・バイ・ロドリック。阿部が力尽き、3カウントを奪われた。試合後、両者ともハグをかわし深々と礼。そして、阿部の引退セレモニーへと移行した。セレモニーではライオネス飛鳥からのメッセージがKAZUKIによって読まれた。「あべっち、18年間お疲れ様でした。Jd'では個性を確立してよく頑張ったね。細い体でよく踏ん張ったと思うよ。これからもプロレスで得た思いを活かして頑張ってください。これから先の人生がすばらしいものになりますように。それは自分しだい! ガンバレ!」さらにボリショイが実は阿部が大好きだったという長与千種からのメッセージを代読。「長い間レスラーとして頑張ってくれたこと誇りに思います。JWPの道場で見せてくれた笑顔、あなたの頑張れた証が見えましたよ。レスラーになってくれてありがとう」その後、ジャガー横田が花束を贈呈すると阿部に攻撃、かわした阿部が空中胴締め落としの連発から押さえ込むとボリショイが3カウントを入れた。そしてジャガーと阿部がハグをかわし握手、阿部は「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。阿部「私は、こどものころからプロレスラーになることだけを夢見て生きてきました。そして18年前、やっと、プロレスラーになれました。プロレスラーになっても人よりもケガと欠場が多くて、私はプロレスラーには向いていなかったと思います。でも、18年間ずっとつづけてこられたのも、いつも見守ってくれた両親、先輩、後輩、仲間たち、同期、そして、そしてなによりも、ずっと応援してくれたファンのみなさんのおかげです。そしてなにもできなかった私をプロレスラーにしてくれたジャガーさん、そして、いつも私のアシストにまわってくれて陰でずっと支えてくれたKAZUKI(涙)…本当にありがとうございました! 私は、できることなら、引退したくありません。できることなら、ずっと一生プロレスをやりつづけたかったです。私は今日で引退いたしますが、わがJWP、ザ☆WANTED!?、女子プロレスは永久に不滅です! いままで本当にありがとうございました! プロレスラーになれて本当によかったです。ありがとうございました」。そして引退の10カウントゴングが打ち鳴らされ、リング上が黄色とオレンジの大量の紙テープに覆い尽くされるとJWPの選手たちが阿部を胴上げ。第2の人生への旅立ちを祝福した。すると阿部はレスリングシューズを抱きしめリング上にそっと置くと、両手を大きく広げてファンの声援に応えリングを下りた。

    2014.8.17 後楽園ホール 総評 

    “バトルシンデレラ”阿部幸江が18年間のプロレスラー生活にピリオドを打った。ここでは、KAZUKIを交えてのバックステージでのコメントを紹介しよう。最後のオリジナルWANTED!?、だ。
    阿部「試合前はものすごい緊張感でいっぱいで、もう頭が真っ白で、昨日までに挨拶を考えてから寝たんですが、朝起きたらもう真っ白になってて、KAZUKIに朝、会ったらKAZUKIのほうがちょっと緊張している感じで顔面真っ白になってて(笑)、どうなることかと思ったんですが、無事に終わってよかったです」
    KAZUKI「多分これから実感がわいてくるんだと思います。試合中は、私がしっかりしなきゃとずっと思ってたので」
    ――ザ☆WANTED!?としての試合とKAZUKIとのシングルだったが。
    阿部「私が18年間続けてこられたのもKAZUKIがいたからなんですよね。いなかったらとっくにやめてたし、ザ☆WANTED!?があったからここまでこれたと思ってるし、私ひとりの力ではとてもとてもここまではこれなかったです。KAZUKIと最後にやるって、私の最期を看取るのはKAZUKIしかいないと思ってて、KAZUKIとやりたいと思ってる気持ちと2人で組んでやってきたのでタッグとしてもザ☆WANTED!?としてもやりたいと思ってて、最初、会社のほうに引退の希望試合をなにかと聞かれてザ☆WANTED!?でやりたいですと伝えたら両方やったらいいんじゃないと言われて、両方やらせてもらえるんでしたらということで、ザ☆WANTED!?としてもシングルとしてもやらせてもらえることになりました。最初はタッグとシングル別々にやるか、つづけてやるかとの案もあったんですが燃え尽きるためには続けてやったほうがいいのではないかとの思いがあって、つづけてやらせてもらいました」
    ――悔いなく燃え尽きた?
    阿部「ハイ。悔いが残るかなと思ったんですけど、いま現在はすごいスッキリしてて、いまのところ悔いはないです。ヘヘへ。ハイ。10カウントのときいろんな人から撤回してもいいよとか撤回を期待しますみたいな感じのことをいろんな人に言われて、他団体の選手にも言われて(笑)、みんなに言われて、KAZUKIに引退を言ったとき『後悔はないですねって!?』念を押されて、米山のことで大変な思いをしたので、そこはやっぱりきちんと終わるべきだし終わらせなければいけないし。やっぱり一生できることではないと思うので、女子プロレスっていうのは華やかなまま終わりたいので、今日、引退無事にできてよかったです」
    ――今後について。
    阿部「まったく決まってないです。いろんな人に聞かれるんですけど、まったくもってのノープランなので。ホントは寿引退をめざしてたのですが、ちょっと間に合わなかったので、これから探して(笑)ハイ、そうですね。まずは今日が終わることがすべてだったのでなにも考えてないです」
    ――引きつづき婚活?
    阿部「そうですね、婚活します」
    ――相手に求める条件は同じ
    阿部「そうですね」
    ――35歳から45歳で顔はジャニーズ系、年収は生活に困らない程度の1000万円以上。
    阿部「そうですね」
    ――候補はいた?
    阿部「アハハ。ちょっといないですよね。ハードルは下げちゃいけないと思う。探します」
    ――現役中11回骨折したが、今日骨折はしてない?
    阿部「ハイ」
    KAZUKI「途中ヤバかったですよね」
    阿部「途中、ヒザがダメかと思いました。Tommyさんが『最後だから頑張れ』って檄を入れてくれて、最後だ頑張らなきゃと思って。KAZUKIとの試合になる前にできる?と言われて、え、やらなくてもいいのって思って(笑)。でも次に伸ばすわけにはいかないので、やりました」
    ――リング上での最後のあいさつに昭和を感じたが。
    阿部「ハイ、永久に不滅です。バトルシンデレラなので、JWPでバトルシンデレラオーディションを開催するので次の時代のバトルシンデレラを探さなきゃいけないので」
    KAZUKI「平成のね。平成のバトルシンデレラを」
    阿部「私も平成だよ」
    KAZUKI「阿部さんてボリショイさんにいつも阿部ちゃんは昭和やなあって言われてるんです」
    阿部「昭和最高ですからね。(あいさつの元ネタが)わかりました? ちょっとざわついたから。永久に不滅です。これ、絶対に言いたかったんで」
    ――できることならずっとやっていたかったとのことだが、それでもリングを下りる理由は?
    阿部「ベストコンディションではどんどんなくなってきたというのが、最大の理由です(涙)。受け身を取れないのはプロレスラーではないと思っているので。ギリギリですね」
    ――リングを下りるのはいまだと。
    阿部「そうですね」
    ――阿部幸江とはどんなレスラーだった?
    阿部「弱い。すっとぼけたとこがあって。他人を頼りにここまでやってきたので(笑)、自分の力では決して生きてこられなかった(笑)。すべてまわりの方の協力と、まわりの方に感謝してもしきれないくらい、KAZUKIをはじめ、他人に頼って生きてきました、18年間」
    ――やってきてよかった?
    阿部「ハイ」
    ――これからも人を頼る生き方に変わりはない?
    阿部「フフフ。これからもKAZUKIを頼りに(笑)生きていきたいです。仕事ないんだけど、とか」
    KAZUKI「JWPのスタッフでお待ちしてます。ザ☆WANTED!?のマネジャーでもいいです」
    阿部「フフフ」
    ――実際になってみたプロレスラー生活は?
    阿部「テレビの世界でしか知らないで育ってきてプロレスラーになりたくて、でもいざオーディションを受けたら落ちまくって、4年間ずっと落ちまくって、でも努力してこなかったんですよね。みんな他人は空手とか柔道を習ってたみたいなんですけど、私はそういうアタマも一切なく、必ずなれるものだと信じてたので、夢は絶対つかむもの、かなえるものだと思って生きてきて。で、実現しちゃったもんですから(笑)、のらりくらりと生きてきてどうにかなっちゃう感じで生きてきたんで、ホントにホントに人を頼りに生きてきてよくないとはわかってるんですが。入ってみたら厳しい世界で決して華やかなだけではなくて、厳しかったですけれどもその厳しさの中に一瞬のお客さんにガンバレとか声援とかパワーをもらって、私もまたパワーを返せてっていうホントにみんなの思いでここまでこれました」

    2014.7.13 板橋グリーンホール 試合 

    JWP 7月13日(日)東京・板橋区立グリーンホール 観衆250人(超満員札止め)


    ① 1/30
    春山香代子&KAZUKI&○ライディーン鋼(7分11秒、フロッグスプラッシュ→エビ固め)Leon&中森華子&藤ヶ崎矢子●
     KAZUKIがLeonを指名するが飛び出したのは矢子。その矢子をかわし相手コーナーに突進するKAZUKIだが中森組の連係に捕まってしまう。さらに矢子がフライングクロスチョップを連打。しかしKAZUKIが反撃に転じダブルニードロップ。鋼が出てくると矢子はドロップキックの連打。鋼は払い腰から逆エビ固めに。中森と春山が打撃の応酬。Leonが春山をかいくぐっていくがスタナー、タイガース―プレックスを食らう。KAZUKIがLeonの頭部にニーアタックをぶち込みK-クラッシャー。中森はKAZUKIに雪崩式ブレーンバスター。矢子がダイビングボディープレス、Leonがマッドスプラッシュでつづく。LeonはKAZUKIを引き起こそうとするが鋼がラリアット。春山のペディグリーからKAZUKIがLeonへダイビングニードロップ。KAZUKIのニーをかわしLeonがスピア。矢子がタッチを申し出て突進してきた鋼を丸め込む。丸め込みの応酬から矢子が鋼を追い込んでいく。鋼がカナディアンバックブリーカーからバックドロップ。ほかの4人が場外戦のなか、矢子が返すと鋼はフロッグスプラッシュ。こんどは矢子が返せず、鋼が矢子をフォールした。


    ② 1/20
    ○コマンド・ボリショイ(4分8秒、センセイ固め)林結愛●
     腕の取り合いで林もボリショイについていく。林からヘッドロックに取りショルダータックル。ボリショイが連打を受けて立つ。林はミドルキックの連打。ボリショイがキャッチしてヒザ十字固めに入ると、逆片エビ固めからタランチュラへ。コーナーに振られた林がカウンターで二段蹴り。さらに二段蹴りを連発しボディースラムでボリショイを叩きつける。返したボリショイに林がワキ固め。脱出したボリショイがDDT。裏投げの体勢を林が切り返して丸め込む。ボリショイがヒザ十字にいくと林が切り返しヒザ十字。これを切り返してボリショイがさらにセンセイ固め。林がこらえきれずギブアップの声を発した。ボリショイ「これからサブミッションを多く使っていくならビクトル投げを磨いてほしい。プラム麻里子さんの得意技だった。それを教えた気持ちを受け取ってほしい。もっともっと磨いてください。後楽園ホールが近づいてきました。勝愛実が引退、阿部幸江も引退。さみしいけど板橋史上最高のお客さんが入りました。みなさんのおかげで華々しく送り出せます。これから大きくなっていく選手もたくさんいるので見逃さないでほしいです。私は後楽園で木村と組んでタッグの防衛戦をやります。相手はKAORU選手、パートナーはお任せしています。どんな相手を連れてきてもしっかり防衛してもっともっと前進していきたいと思いますので応援のほうよろしくお願いします」


    ③ 1/30
    勝愛実引退試合
    ●勝愛実(13分30秒、ダイビングボディープレス→体固め)ラビット美兎○
     両者ガッチリと握手をかわしたと思いきやバックを取ったラビットが奇襲。ラビストラルであわや3カウントの場面を作り出す。返した勝だが場外に送り出されプランチャを食らう。戻ってきた勝にラビットはブレーンバスター。勝が返すとラビットは手拍子のなかフットスタンプの連打。勝が蘇生しボディースラムからフットスタンプのお返し。最後の一発は強烈な倍返しに。コーナーに振られたラビットがエプロンに逃げ「バーカ!」と挑発。エプロン越しにエルボー合戦となり突進してきた勝をかわしエプロンに誘い出す。しかし勝がエプロンを走って場外へのブルドッキングヘッドロックを敢行。戻ってきたラビットへミサイルキック。背中に蹴りを入れる
    とバックブリーカーから逆エビ固め。勝がギブアップを迫るとラビットは「バーカ!」と再び挑発。勝が「ギブアップしろ、このクソチビ!」と言い返す。ラビットが肩車の状態から丸め込みむと、ミサイルキックからスイングDDTを放ち、もう一発ミサイルキック。勝がエルボーを打ち込むとラビットもやり返す。勝がバックドロップを決めるとラビットもバックドロップを放つ。バックドロップの応酬から勝が強引にジャーマンスープレックス。さらにオレンジブロッサムを狙うがラビットがかわしエルボー。両者のエルボーが交錯し勝がイナズマバスター。勝はラビットを引き起こしバックドロップ。コーナーに上がるとダイビングエルボードロップ。ラビットが返すとフィニッシュを予告しイナズマバスター。カバーを切り返しラビットが丸め込みからラビストラル。勝がオレンジブロッサムを決めるがラビットはギリギリで返すことに成功。両者ヒザを突いた状態でエルボーを打ち合い10分経過。勝がカウンターのレッグラリアット。エルボー乱打を返したラビットに対し勝はコーナーへ。ラビットが起き上がりトップロープ上での攻防。ラビットは雪崩れ式ブレーンバスターからジャーマンスープレックス。ラビットがもう一度ラビストラル、突進に勝がカウンターのエルボー。勝はオレンジブロッサム狙いもラビットが丸め込む。ラビットはフィニッシュを予告しラビストラル。3カウントと思いきやセコンドが乱入しカット。すると選手全員が乱入し串刺し攻撃を浴びせていく。春山のラリアットかにつづき選手たちはコーナーからのダイブ攻撃。春山がラリアットを放ちラビットがダイビングボディープレス。勝が力尽き、ラビットが勝利した。
    勝「絶対に、泣かないって、決めてたのに…それは…まつ毛が取れるから…。取れたら別人みたいになるから…絶対に泣かないって決めてたけど…やっぱりダメだった。美兎が、最後の相手でよかったです。いままで私の同期として、いっしょに闘い合って、ときにはいっしょにタッグも組んで、いまここでは言えないけど…もう言葉よりも気持ちで全部ぶつけたから、ここで言うことはありません。ありがとう」ラビット「こちらこそ引退試合の相手に指名してくれて、本当にありがとう。愛美が引退した後、私はこれからもがんばっていくし、いまいる後輩たち、もっともっと愛実の分まで自分が頑張って育てていきたいと思います。もちろん、ジュニアのトップにも立つつもりです。第2の人生、頑張ってください。自分はこれからもプロレスを頑張っていきます。今日は本当にありがとう」
    親交のあるアレクサンダー大塚、日向あずみさん、JWPの選手たちから記念品が贈呈される。最後はラビットが「まつ毛取れてるよ」。そして勝が最後のあいさつ「本日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。引退発表してから一日一日があっという間に過ぎていって、でも毎日が充実していて本当に楽しい毎日を送ることができました。ホントに引退しちゃうのって、やめてもまたやりたくなったら戻ってきてねとファンの方にいっていただいたこの3カ月間、少しでも私のことを必要としてくれててるんだと思ったら、すごいうれしくて、すごいうれしくて、自分で決めたことなのに迷ってしまいそうなときもありました。でも、最後までこうして突っ走ることができたのはいつも近くで応援してくださったファンの皆さん、そして、いつも力を貸してくれた先輩方、そして同期、後輩、関係者のみなさんのおかげだと思っています。自分がこんなにがむしゃらになれたのも、うれしいと思えたのも悔しいと思えたのも、全部全部、プロレスがきっかけでした。たったの3年間、JWPで過ごしてきた時間は、自分の中でとても大切な思い出になりました。明日からはまたみんなとは違う道を歩んでしまうんですが…第2の人生思い切り楽しんでやるぞ。みんな大好きだ~!」。10カウントゴングが打ち鳴らされ、数多くの紙テープがリングへ。勝愛実が3年間のプロレス生活にピリオドを打った。


    ④ 1/30
    阿部幸江引退ロード
    ●阿部幸江(14分26秒、ピラミッドドライバー→エビ固め)堀田祐美子○
     堀田から握手を求めると阿部が手を引いて奇襲を狙う。振り解いた堀田が改めて握手を求めるも阿部が打撃で猛攻。サブミッションに移行しボディーシザーズから腕と足をロックしギブアップを迫る。ロープに振られた堀田はカウンターのエルボー。阿部がエルボー連打で向かっていくが堀田が受けて立ちワキ固め、キャメルクラッチへ。切り返した阿部が腕十字狙い。クラッチを解いて決めにかかるが堀田が上に乗り体重を浴びせる。体を入れ替えた堀田が逆片エビ固め。阿部が必死にロープへエスケープ。堀田はジャンボスープレックス連発で阿部をマットに叩きつけていく。阿部は背後にまわりスリーパー。コーナーポストに叩きつけられるもスリーパーを緩めない。堀田は3度目で脱出もビッグブーツ、ミサイルキックを食らう。阿部はコブラツイストを仕掛けるが堀田が振り解く。阿部がダブルアームの構えに入るが堀田がショルダースルーからサッカーボールキック。堀田がローキックを連打。阿部はエルボーで対抗。エルボーアタックから腕を極めるが堀田がエスケープ。10分経過。堀田がカウンターのニールキック、阿部がスリングブレイド、ダイビングボディープレス。しかし堀田が剣山でカットする。堀田がピラミッドドライバーを狙うと阿部は切り返して絶叫とともにエルボーを打ちまくる。堀田がダッシュしてきた阿部を捕まえてピラミッドドライバー。決まったと思われたが阿部が肩を上げる。ならばと堀田がもう一発を狙う。阿部が切り返しウラカンラナ。堀田が3カウンと寸前で返すと阿部は3連続でマヒストラル。阿部がエルボー連打にいくと「もっとこいよ」と堀田が挑発。阿部がエルボー連打で堀田をダウンさせる。阿部は絶叫し突進も堀田がカウンターの掌底。そして堀田がピラミッドドライバー。場内のため息とともに3カウントが入った。
    堀田「すごいじゃん。はじめのほうにアバラ、たぶんいってるかもしれない。最後に阿部にやられったっていう。でもこれで負けてられないし、彼女の気持ちが伝わったので、こうしてシングルをやらしてもらえることに、JWP、ありがとうございました。なんか私が言うのもおかしい話だけど、正直な気持ちでいたいので。阿部ちゃんとはAtoZという団体を一緒に盛り上げてくれて、一番印象にあるのが大切に思うのが阿部選手だって。阿部がいないと、たぶんAtoZはつぶれたと思うし、いまの中島安里紗はいないと思う。中島安里紗っていうのはね、人のこと舐めて、バカにしてて、アイツがここまで成長できるっていうのは根性があったからだと思うけど、そのとき阿部はいつも練習を見てて、安里紗が練習いやだってトイレに逃げ込んだときに阿部ちゃんがなだめにいくんですよ。そのときに阿部ちゃんが泣いてくるんですよ。すいませんでした、すいません、すいませんって。それくらいのね、中島安里紗には大変な思いしたよね。でもあの子が団体で成長することで、アイツがいるのは私(阿部)がいるからだからとおもっていいんだからね。この小さな体でここまでつづけるのはすごいと思うんですよ。私の大きな体でも大変なのに、この小さな体でケガして、でもそれをつづけるのはプロレスが大好きでまじめで、私は他の選手が引退すると聞いてもじわっと来ないですけど、それを聞いて涙が出て、よく頑張ったなってお疲れと伝えたかったし、リングで闘いたかった。それを実現できたことをありがとう。あとアンタがやってることは後輩に、最後の最後までアイツを倒してやろうという気持ちが出てたし、私このままフォール取られると思った。たぶん(スリーカウント)入れてやろうと思ってたでしょ。それでいいんだよ。すごい闘志が出てました。この気持ちを最後まで忘れず、最後の最後までリングで闘いを見せてください。私はプロレスラーとして尊敬もできる後輩のひとりです。最後まで応援してあげてください、よろしくお願いします」。アピールを終えた堀田は阿部を抱き寄せた。


    ⑤ 1/30
    JWP認定無差別級選手権試合
    ○<王者>中島安里紗(15分37秒、ドラゴンスープレックスホールド)<挑戦者>DASH・チサコ●
    ※第23代王者が3度目の防衛に成功。
     握手をかわし試合開始。ロックアップからチサコがヘッドロック。ショルダータックルが交錯すると中島がヘッドロックにとる。ロープワークからチサコがアームホイップ、ドロップキック。チサコがヘッドロックに取ると中島が切り返しグラウンドにもっていく。チサコが切り返しサーフボードストレッチ。中島がエスケープするとチサコがロープを使い下から蹴り上げる。中島はダブルアームスープレックス。エルボーの応酬から中島が相手の顔面を蹴っていく。中島は腹部にニーをぶち込みミサイルキック。チサコのドロップキックをかわし中島が左脚を取りヒールホールドへ。チサコが脱出しドロップキックから顔面を踏みつける。正面からのドロップキックがクリーンヒットさせ、中島を場外に出す。チサコは中島をエプロンに寝かせ場外からドロップキック。リングに戻すとミサイルキック、ドロップキック、ブルドッキングヘッドロックでたたみかける。さらにダイビングフットスタンプにいくが中島がかわす。それでもチサコはバックドロップ。中島を立ち上げるとエルボーの応酬となる。チサコが打撃の連打も中島が蹴り脚をつかんでヒールホールド。チサコはスタナーも中島が後ろ、前からニーを浴びせていく。さらにミサイルキックを叩き込むとジャーマンスープレックス。もう一発狙う中島をコーナーに追いやりチサコがエルボーアタック。中島はチサコをエプロンに追い出しトップロープから場外へのスイングDDT。ミサイルキックから中島がジャーマンの3連打。チサコが返すと中島はトップロープへ。チサコが追い付きコーナーで張り手を打ち合う。チサコが雪崩式ブレーンバスターを敢行。10分経過。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合うとカウンターでエルボーを打ち合う。中島はキューティースペシャルもカウンターのドロップキックをヒザに食らう。チサコはブルドッキングヘッドロックからダイビングフットスタンプ。まともに食らった中島だがクリアーに成功。ならばとチサコがホルモンスプラッシュ。これも中島がクリアー。中島が裏拳を放つとチサコがエルボー乱打から張り手、ノーザンライト、ブレーンバスター。中島は強烈なヘッドバット、投げっぱなしのスープレックス。チサコを引き起こすとダルマ式狙い。切り返したチサコが丸め込みの連続。ウラカンラナも決めるが中島が返す。エルボーが交錯しチサコが十字固め、回転エビ固め。返した中島がチサコと張り手の応酬。15分経過。中島がエルボー連打を左右から打っていく。ダルマ式ジャーマンはチサコがクリアー。しかしドラゴンは返せず、中島が防衛に成功した。
    中島「なんとか今日も防衛することができました。ありがとうございます! いままでの防衛の相手は先輩で、フリーでというのが多かったですが、今回は同世代、こうやってお互い団体を背負って闘うことができてホントに、ホントにうれしいです。今日、愛美がこのリングを卒業して、阿部さんも8月17日後楽園ホールでこのリングを去っていきます。だからこそ私は、2人がいなくなった後、JWPの選手と対戦していきたいと思っています。8月17日後楽園ホールは6人タッグ。里村、華名、中島でいこうと思っています」ボリショイがリング下から「無理無理、無理だよ」中島「最初から無理なんて言ったら何もできないですよ! 必ず私が実現させてみせます。秘策は…ありませんが、私は秘策はないけれども、最高のピュアハートを持っているので、必ずこの6人タッグを実現させます!」

    2014.7.13 板橋グリーンホール 総評 

     JWPのみならず女子プロレス界で若手のホープだった勝愛実が、3年間のプロレス生活にピリオドを打った。勝は1994年10月23日生まれの19歳。中学1年生のときにケーブルテレビで女子プロレスを見て興味を抱き、2007年8月26日の後楽園ホールでJWPを初観戦。ここで見たJWP無差別級選手権試合、日向あずみvsアメージング・KONGに感銘を受け、大流血防衛を果たした日向のファンになった。その後、週刊プロレスの企画「あなたの夢かなえます」に応募、日向にインタビューをするチャンスを得る。ここでJWPのプロレス教室を進められ、高校入学後から通うことに。そして2011年4月3日、後楽園ホールにおけるDASH・チサコ戦(チサコが勝つ引退試合と同日に無差別級王座に挑戦したのも何かの縁か?)でデビュー。早くからそのプロレスセンスが評価され若手のトップランナーとして台頭。とくに引退試合がおこなわれた板橋グリーンホールではメインに抜擢されることも多く、Sareeeとのジュニア2冠戦で名勝負を残し、華名に奪われた無差別級王座奪回に乗り出したのもこの会場だった。そして迎えた引退試合。勝は最後の最後まで勝愛実のプロレスをやってのけた。明るく、楽しく、そして激しく。ラストマッチの相手はラビット美兎。さらにはJWPの選手たちもリングに上がり“惜別の攻撃”を加えていった。そして奪われた3カウント――。
    この試合を見届けた中島は言う。「絶対泣かないつもりだったし、タイトルマッチもあったのでセコンドもちょっと迷ったんですけど、やっぱり最後ということでセコンドについて、愛美が試合をしているのを見てすごい楽しそうにしてるなって思って…(涙)すいません。なんでこんなに楽しそうに試合をするこがやめていくんだろうってすごい思ったり。もちろん本人がいろいろあって考えた末の決断だと思うので、笑顔で見送ることはちょっとできなかったんですけど、これからも頑張ってほしいと思うし、愛美が残したものは確実にJWPの中にあると思うので、ホントにすばらしい3年間だったと思うし、私も愛美から見習うものがあるなと感じました」
    もったいないと思うだけに、涙なしでは見送れなかった最後のリング。勝愛実というレスラーを知る者ならだれもが同じ思いだろう。これからというところだけに、もったいない。しかしながら、すべては本人が決めること。誰一人として勝愛実になることはできないのだ。勝愛実のことは勝愛実にしかわからない。最後に、引退試合を終えた勝のコメントを掲載する。
    「ホントにあっという間に終わってしまいました。美兎との思い出を試合中に思い出してしまって、途中から涙が止まらなくて気づいたら試合が終わって、ホントに…幸せな時間でした。(序盤は引退試合としては明るい試合だったが)笑顔で終わりたかったので、美兎にもそれが伝わっていたんだと思います。美兎は美兎で明るく盛り上げようと思っていたんだと思います。でもダメですね。美兎と闘ってたらこれが最後だと思ったら、もう盛り上げる余裕なんてなくなって、気づいたら涙があふれて止まらなかったです。(先輩たちの洗礼を浴びたが)これはホントに、うれしい痛みです。へへへ。全部受け止めて、これからの第2の人生を歩んでいけたらと思います。3年間という短い間でしたが、JWPの勝愛実を応援してくださったみなさま、ありがとうございました。私はいま、最高に幸せです!」

    2014.6.29 浅草・花やしき内花やしき座 試合 

    JWP 6月29日(日)東京・浅草花やしき座         観衆127人(満員)

    ① 1/20
    勝愛実引退ロード~PureHeart伝承3~藤ヶ崎矢子復帰戦
    ○勝愛実(6分10秒、ダイビングエルボードロップ→体固め)藤ヶ崎矢子●
     6・1道場マッチからケガで欠場していた矢子が復帰。勝愛実は引退ロードPureHeart伝承マッチの第3戦。矢子が元気よく「お願いします」と握手を求めると勝も応じて試合開始。矢子がドロップキックを仕掛けるが勝がかわしてみせる。勝は矢子をロープに張り付けるとミドルキックの連打をエプロンから見舞う。リング中央にもっていくとキャメルクラッチからボディーシザーズ。矢子が体重を浴びせていくが勝が1カウントで跳ね返していく。勝は吊り天井からエルボードロップ、コーナーに振ってエルボーからブルドッキングヘッドロック。エルボーの打ち合いから勝がバックドロップを狙うと矢子が切り返す。矢子はドロップキックを3連発、ダイビングボディープレス。勝が返すと矢子は「もう一丁!」と叫んでコーナーへ。勝が立ち上がりデッドリードライブからレッグラリアット。5分経過。勝がバックブリーカーからリバーススプラッシュへ。矢子がかわしてスクールボーイで丸め込む。逆さ押さえ込みも返した勝に矢子は回転エビ固め。矢子のダッシュを制し勝がバックドロップからダイビングエルボーを投下。矢子が返せず、勝が余裕の3カウントを奪ってみせた。


    ② 1/20
    勝愛実引退ロード番外編
    ●勝愛実(9分39秒、チョークスラム→片エビ固め)アイガー○
     前回の浅草大会に引きつづきアイガーが参戦、勝愛実引退ロードの番外戦に登場。第1試合を終えて勝が花道を引き揚げようとしたところでアイガーのテーマ曲が場内にヒット。アイガーが現れそのまま第2試合に突入した。ビビる勝の背後にアイガーがまわる。切り返した勝だがアイガーを正視できずバックにまわる。アイガーが腕を取って振り返ると勝のほうから「ワー!」と叫んでアイガーを驚かす。倒れたアイガーに勝はスリーパーホールド。勝がヘアーホイップにいくとアイガーは自分の髪をいたわる。勝のマウントを取るとチョーク攻撃。アイガーはカウントを入れたレフェリーににらみを利かせる。勝が押さえ込みにいくも2カウント。リング下に落とされたアイガーは場外を徘徊、セコンドにいた阿部に襲いかかる。春山を追い回すと後ろから勝が襲撃、勝はアイガーをバックステージに押し込む。アイガーが反撃し勝をリングに戻す。アイガーがコーナーに上がると勝がロープを揺すり宙づりにさせる。勝がデッドリードライブから体固め。アイガーが返すと勝がエルボーからフロントキック。アイガーのクローを阻止して勝がエルボーの乱れ打ちからジャーマン。返したアイガーに勝はダイビングエルボードロップ。勝負ありかと思われたがアイガーの肩が上がる。アイガーがラリアットも2カウント。勝がスモールパッケージからラリアット。アイガーがかわしチョークスラム。勝が返せず、3カウントが入った。


    ③ 1/20
    Leon&●林結愛(12分53秒、ダイビングボディープレス→片エビ固め)ラビット美兎○&ライディーン鋼
     鋼と林が先発。鋼がロープに走るとLeonが介入しダブルのエルボードロップ。林がボディースラムを狙うと鋼が反対にマットへ叩きつけランニングボディープレス。ラビットが林にボディースラムからフットスタンプを連発し逆片エビ固めへ。コーナーに追い込むと踏みつけ攻撃。カットに入ったLeonをラビットが挑発。Leonが入りラビットにサマーソルトドロップからキャメルクラッチ。鋼がLeonへドロップキック。Leonは串刺しのドロップキックでお返しに成功。林が入ると鋼が串刺しドロップキックからカナディアンバックブリーカー。林が背後にまわりスリーパー。林のダッシュに鋼が払い腰。5分経過。林がローキックの連打から鋼に二段蹴りを連打。4発目で倒すことに成功するがカウントは2。Leonが鋼に串刺しスピア、ネックブリーカー、ミサイルキック。Leonがコーナーに上がるとラビットのアシストを得て鋼がバックドロップ。刃金はLeonをリフトアップし前方に叩き落とす。さらにカナディアンにいくがLeonが切り返す。ロープに振られた鋼がニールキック。ラビットがLeonへミサイルキック、回転エビ固め。Leonはラビットをコーナーに追い込みスピア。ラビットがかわしラビットはスイングDDT。鋼のバックドロップからラビットがファンタスティックフリップ。Leonが返すとラビットがエルボー連打からマットに叩きつける。10分経過。Leonのスピンキックをかいくぐったラビットだがスピアを食らう。林が名乗り出てリングイン、二段蹴りの連発をラビットに見舞う。ラビットが返したところでワキ固め。さらにミドルキックとエルボーの連打、ヒザ十字へ。鋼がドロップキックで林をカット。ラビットが突進しようとするとLeonがスピアを見舞い林が丸め込む。林は逆さ押さえ込みも鋼のカットが届く。林がダッシュするとラビットがカウンターのエルボー、ブレーンバスター。ラビットはコーナーからダイビングボディープレス。林が返せず、ラビットが3カウントをゲットした。


    ④ 1/20
    ●KAZUKI(12分10秒、ビッグブーツ→片エビ固め)木村響子○
     両者とも相手の髪をつかんで試合前から一触即発。ゴングと同時に突進しニーを打ち合う。木村がかわしカバーもKAZUKIがサッと返す。木村は場外に出てインターバルを取る。KAZUKIが「上がってこいよ」と挑発すると木村は「オマエがこいよ」とやり返す。するとKAZUKIは反対側で客席へ。「オマエが上がれよ」と挑発しあい、カウントが入るとふたりとも急いでリングに戻る。木村が覆いかぶさりグラウンドにもっていく。KAZUKIが反転しマウントパンチを連打。木村が蹴りの連発からエルボーを連打。KAZUKIがニーの連打、エプロンからドロップキック、串刺しニーアタック。さらにコーナーからダイブするも木村がかわす。木村はキックの連打からアキレス腱固め、右ヒザにフットスタンプ。さらに右脚を蹴りまくりサードロープに固定して攻撃。5分経過。木村の足4の字固めをKAZUKIが耐える。ブレイクしたKAZUKIが丸め込みからニーを連打。木村が受けて立ちダッシュするとKAZUKIがK-クラッシャー。木村が返すとKAZUKIはコーナーへ。木村がKAZUKIを宙づりにして右ヒザへビッグブーツ。木村はアトミックドロップのようにしてKAZUKIの右ヒザをマットに打ち付ける。苦悶のKAZUKIに木村はヒザ十字固め。10分経過。KAZUKIがなんとかエスケープに成功。木村は脚を引きヒザへエルボー。KAZUKIが立ち上がると木村がビッグブーツ。KAZUKIのニーと木村のビッグブーツが交互に放たれる。木村のビッグブーツは顔面へ。KAZUKIがバックドロップホールドを決めるが2カウント。ダブルニーアタックも2カウントで木村がクリアー。木村は左右の掌底からヘッドバット。食らったKAZUKIだがサッと丸め込む。しかし木村のビッグブーツが決まるとKAZUKIは返せず。これがフィニッシュとなり木村がKAZUKIから3カウントを奪った。木村「なんなんだよ、いつも寝起きみたいな顔してさ。なんだよアンタ、私とやる時だけ戦闘的なんだよ? ふだんからこれくらい戦闘的にやれよ!」KAZUKI「あんねえ、ゴチャゴチャ言ってるけどさ、私はいつも全力なんだよ! 全力だよ、いつも。毎試合一生懸命やってんだよ。ホントは勝って言いたかったけど、阿部さんが引退するんだけど、その前に大阪(7・6)、タッグ組まれてるよね。木村&ボリショイ組vs阿部&KAZUKI。そこを(タッグ2冠の)タイトルマッチにしてほしい。やっぱり私は阿部さんにベルトを持って引退してほしいから、ザ☆WANTED!?の名を残すためにも引退ロードにはタッグベルトが必要。タイトルマッチにしてほしい」木村「お客さんどうですか?(拍手)いま拍手した全員、大阪こいよ。(観客の反応から)けっこう来るな。よし、私とボリショイさんは一心同体だ。大阪、ワイルドスナフキンvsザ☆WANTED!?やりましょう! 大阪で待ってます」KAZUKI「阿部幸江は引退してしまうんですけども、ザ☆WANTED!?として組んだ13年間、有終の美を飾ってもらうためにも引退ロード中にベルトを取って阿部さんに有終の美を飾ってもらいたいと思います。1年に1回頑張ると言いましたけど、今回、前倒しにして来年、再来年の分も頑張って阿部さんとタッグチャンピオンになりたいと思います」


    ⑤ 1/30
    コマンド ボリショイ・デビュー23周年記念試合
    ●コマンド・ボリショイ(13分1秒、エビ固めを切り返し→エビ固め)KAORU○
     コマンド・ボリショイとしてデビューした1992年6月29日からちょうど23年、記念試合として長期欠場からカムバックしたKAORUとのシングルマッチが組まれた。木村がボリショイのセコンドにつくと、KAORUのコーナーにはKAZUKIが。KAZUKIが「闘いはもう始まってるんだよ」と7・6大阪でのタッグ2冠戦をすでに意識。ゴングが鳴るとボリショイがKAORUの腕を取りにいく。KAORUも切り返すがボリショイが取り返す。KAORUはヘッドスプリングから取り返しひねり上げる。ボリショイが反転して取り返しアームホイップ。ブレイクしたKAORUが間合いを取り、再びボリショイと対峙。手四つからボリショイの脚を踏みつけるとヒザを攻撃。ボリショイがスリーパーに取るがKAORUがすぐに切り返す。ボリショイは腕十字狙いもKAORUが防御。ボリショイがアームホイップからKAORUの右腕を攻撃。KAORUがエスケープするもボリショイがチキンウイングアームロック。KAORUがエスケープするとボリショイは右肩付近をストンピング。KAORUがフライングメイヤーからサーフボードストレッチ。5分経過。KAORUは背後からボリショイのマスクに手をかけて揺さぶりをかける。KAORUはトップロープからテーブルの破片を落とすがボリショイがかわして回避。KAORUがビッグブーツを決めるがボリショイがサッと立ち上がっていく。KAORUのブレーンバスター狙いをボリショイが切り返してヒザ十字固め。KAORUが手を伸ばしてエスケープ。ボリショイの裏投げ狙いをKAORUが阻止。するとボリショイが飛びついてDDTからブレーンバスター。KAORUが返してテーブルで殴打し垂直落下式ブレーンバスター。ダウンしたボリショイだがコーナー上のKAORUに掌底を放ちデッドリードライブ。10分経過。ボリショイがアッパー掌底を決めるが2カウント。ならばとタイガース―プレックスを放つが、これもKAORUがクリアー。ロープにもたれるKAORUにボリショイがダッシュ。読んでいたKAORUがエクスカリバー。ボリショイが返すとKAORUはもう一発エクスカリバー。ボリショイは1カウントで返し掌底。KAORUがコーナーからムーンサルトプレスも不発。ボリショイが丸め込むもギリギリでKAORUが返す。ボリショイが掌底を放つとカバーされたKAORUが肩を上げる。KAORUがテーブルで殴打しようとするとボリショイがかわし丸め込みの応酬に。ボリショイがマヒストラルもKAORUが丸め返す。最後に3カウントを奪ったのはKAORUのほうだった。ボリショイ「悔しい! 悔しい! KAORUさん、悔しいけど、今日はありがとうございます。本当に23年、コマンド・ボリショイとしてやってきて負けて悔しいと思えることって幸せです。必ず近いうちKAORUさんを倒します。それから一番上がってほしかった理由はKAORUさんの存在を間近で見てほしかったからです。なんど大きなケガをしても戻ってくる不屈の精神。私の言葉では足りないので、KAORUさんの生き様を見せていってほしいです。JWPとなかなか縁のなかったKAORUさんが上がってくれて本当にうれしいです。ありがとうございました」KAORU「今日はありがとうございました。私も悔しいです。まだまだだと思って。ギリギリ勝ちました。ダメージは私のほうが大きいと思います。団体の長の姿を見習ってほしいと思います。ここまで来ても鍛えることを忘れない、団体の長の姿を見習って信じてついてきてください。こういうのは今日が最後です。根がヒールなので。こんどからどんどん行かせてもらいます」ボリショイ「もう一つ報告があります。今年コマンド・ボリショイとして23周年ですが、プロレス界に入って25周年。仮面舞闘会の開催が決定しました。5年に一度開かれる、次があるのかいつもわかりませんが、こんども開かれます。マスクマンの気持ちになってマスクを被って頂いて観戦していただくのがこれまでの正式のマナーでした。今年はマスクをしていただいて食事をしていただこうという。(東京・飯田橋の)ホテルエドモントでディナーショープロレスの形で、おいしいホテルの食事でプロレスを見て最後に歌を聴いていただくという、マスク着用のディナーショーをおこないます。被りたくない人は被らなくてもいいんですが、被れば何かいいことがあるという。いまから手帳に書いて準備しておいてください」


    ⑥ 1/30
    ○中島安里紗&阿部幸江(12分14秒、変形ラ・マヒストラル)春山香代子&花屋敷花子●
     8・17後楽園で引退する阿部幸江が中島安里紗とのタッグで春山香代子&花屋敷花子組と対戦。中島&阿部は「Hysteric Babe(ヒステリックベイブ)」としてコールされる。先発は阿部と花子。花子はブリブリのアイドルだが中島を前にすると豹変。阿部が花子をまねて「さっちゃんだよ」とアイドルポーズをとると、花子と春山が襲いかかる。しかし阿部は花子をコブラツイストに捕える。中島が花子に突進、コーナーに追い込むと「なにがアイドルだ!」と花子の顔面を踏みつける。怒った花子は中島にビッグブーツ。春山が中島にスリーパー。中島が飛びつき腕十字も春山が上になる。春山が向かっていくと中島がDDT。ロープに走った中島を花子が妨害し春山とダブルのネックブリーカー。中島は春山にミサイルキックからスイングDDT。阿部が春山にダブルアームの体勢。春山がこらえるも阿部がビッグブーツからカカト落とし、セカンドロープからのエルボー。腕を取ると花子が乱入。それを中島がカットしダブルで春山をロープに振る。春山は2人まとめてラリアット。5分経過。阿部が春山にウラカンラナ。春山が返すと阿部がダッシュ。そこへ春山がラリアット。花子が阿部にミサイルキック、フィッシャーマン、串刺しビッグブーツ。花子は阿部と中島を同士討ちさせ阿部を丸め込む。阿部はコーナー上の花子に追い付き雪崩式フランケン。阿部と中島がダブルのミサイルキックを花子にヒットさせる。阿部はバックドロップホールドも花子が返す。花子は投げっぱなしジャーマンも阿部がスリングブレイド。中島と花子がエルボーを打ち合う。中島は花子のハイキックをキャッチしヒールホールド。さらに顔面に蹴りを打ち込んでコーナーへ。花子もトップロープに上がりヘッドバットから雪崩式ブレーンバスター。花子のフィッシャーマン狙いをかわした中島に春山がトラースキック、花子がシャイニング・ウィザード。中島と阿部がダブルのドロップキック。さらにダブルで花子をマットに叩きつけるとダイビングボディープレスとフットスタンプを決める。10分経過。中島が花子にジャーマン連打。花子が返すとハイキック、ビッグブーツ、フィッシャーマン。阿部がカットも花子がハイキックを中島へ。フィッシャーマン狙いをかわした中島がキューティースペシャル。中島は左右のエルボーからバックを取る。春山がラリアットでカットも花子のハイキックが誤爆。中島が強引に花子を丸め込むと3カウントが入った。阿部「すでにご存じの方も多いと思いますが、大変急ではございますが、8月17日後楽園ホール大会をもって引退します。あと残り数試合しかありませんが心を込めて魂を込めて闘っていきます。みなさんの心に胸に目に少しでも刻んでいただければ嬉しいです。最後まで応援お願いします。今日はありがとうございました!」中島「JWPの闘いはまだまだ続いていきます。これからも応援よろしくお願いします!」

    2014.6.29 浅草・花やしき内花やしき座 総評 

     今回の浅草大会は、阿部幸江が引退を発表してから最初のリングだった。つまり、阿部の“ファイナル浅草”。阿部は中島安里紗と組んで、春山香代子&花屋敷花子(中森華子)組と対戦した。
    もともと、阿部と中島はフリーユニット、Hysteric Babe(ヒステリックベイブ)としてJWPに乗り込んできた。その後ふたりとも所属選手となったが、中島が消えるように引退。そして中島のカムバック戦でタッグを組んだのが阿部だった(対戦相手は中森&大畠美咲組)。あまり日常的にタッグを組む2人ではないが、やはり同じコーナーに立つときには特別の意味がある。この試合は阿部幸江引退ロードの正式なスタート。それだけに、中島がパートナーとなったのはベストな人選だと言っていいだろう。
    阿部は現在の中島をこう評価する。「頼もしい後輩になれたなと思いました。中島は、一度やめてよかったんですよ。前は宇宙人みたいでわからなかった。大人になって帰ってきてくれましたから、それでよかったんです。いま、JWP、女子プロレスを背負っていく選手になったんですから」
    そんなコメントを横で聞いていた中島は、「阿部さんを笑顔で送り出したいと思います」とサポートを約束。それは、リング上だけではなく…。
    「寿引退できるようにサポートしていきたいですね。昨日も道場のほうに(阿部と結婚したいという男性から)応募がありましたので(笑)」
    念願の寿引退を決めるまで、あと2カ月弱。JWPのリングに上がるのも、あと7回を残すのみとなった(7・6大阪、7・13板橋、7・20板橋、7・21道場、7・27名古屋、8・10板橋、8・17後楽園)。もしも大逆転で寿引退が決定すれば、それこそ有終の美。そしてもうひとつ、有終の美を飾るために最高のパートナーであるKAZUKIもこの日、阿部のために動いた。
    KAZUKIは木村響子とのシングルマッチでシリアスな闘いを挑んだ。最終的には敗れたものの、木村にマイクを持たせるほど。これはKAZUKIの思惑通りだった。KAZUKIはタッグ王者である木村への挑戦を表明。阿部とのザ☆WANTED!?で、コマンド・ボリショイ&木村の保持するタッグ2冠王座(JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ)への挑戦が決まったのである(7・6大阪)。
    KAZUKIの願いは、阿部を王者として引退させること。JWPのタッグ戦線を彩ってきた名チームだけに、その資格はあると言っていいだろう。阿部&KAZUKIの存在なしに、現在のJWPはなかった。決してトップではないかもしれないが、その場に応じて臨機応変にスタイルを変えてきた。そんなチームだけに、本気でタッグ王座を獲りにいくシリアスな闘いもできるのだ。
    挑戦を受けることになったボリショイ&木村組も負けてはいられない理由がある。このところタッグ2冠王座はご難続き。中森&モーリー組、DASH・チサコ&仙台幸子組がベルトを巻いたとたんにひとりが負傷し王座返上を余儀なくされている。現王者組もボリショイが負傷し、またかとの思いが脳裏をよぎった。さいわい、ボリショイは驚異的回復力で王座をキープ。こんどのタイトルマッチで防衛して、なんとしても負の連鎖を止めたいところである。
    「一試合一試合、老体にムチ打って頑張ってます(笑)。いままでも今日が最後かもしれないってつもりでやってきましたが、さらに精魂込めて闘います。大阪でKAZUKIとチャンピオンになって、チャンピオンのまま引退します」と阿部は宣言。タッグ王座のベルトを巻いて「結婚します!」となれば大ハッピーエンドとなるのだが、そのまえにボリショイと木村が立ちはだかる!                     (新井 宏)

    2014.6.8 板橋グリーンホール 夜 試合 

    JWP 6月8日(日=夜)東京・板橋グリーンホール
    観衆125人

    1/15
    ●ライディーン鋼(9分6秒、デスバレーボム→片エビ固め)雫有希○
     トーナメント1回戦でKAZUKIに敗れた雫は抽選の結果、鋼とのシングルマッチ。雫がグラウンドに持ち込むと鋼が腕を取りにいく。鋼はマウントポジションをとり腕十字を狙っていく。雫が三角締めにいくと鋼がリフトアップし叩きつける。雫が立ち上がり張り手を打ち込むと鋼も応戦、張り手の応酬となる。雫がコーナーに振りヒップアタックからスリーパーホールド、サーフボードストレッチ。鋼がエスケープすると雫はバカにするように片足でカバーしていく。起き上がった鋼がショルダータックル合戦を仕掛ける。鋼がドロップキックからボディースラム、ランニングボディープレス。5分経過。鋼がパワーボムの構えも雫がこらえる。鋼はエルボーをかわしてカナディアンバックブリーカーから雫を投げ捨てる。雫はラリアット連発も鋼が返す。エルボーの打ち合いから鋼がラリアット、雫も打ち返すが鋼が払い腰の連発。袈裟固めにいくと雫がなんとかエスケープ。鋼がダッシュしニールキック、バックドロップ。さらにダイビングボディープレスを投下するが2カウント。鋼はもう一度コーナーに上がりムーンサルトプレスへ。しかし雫がかわしてフィッシャーマンバスター。鋼が返すと雫は背後にまわりスリーパー。ロープに固定すると後方からラリアット。前方からも打ち込むが鋼がクリアー。ならばと雫はデスバレーボム。鋼が返せず雫がピンフォール勝ちを奪ってみせた。


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
    ●ラビット美兎(11分12秒、ホルモンスプラッシュ→片エビ固め)DASH・チサコ○
     ラビットが奇襲のドロップキックから場外プランチャ。チサコをリングに戻すとブレーンバスター。チサコが返すと強引に押し倒す。チサコはお返しとばかりにブレーンバスター。ラビットが返すと、腕の取り合い。ラビットが腕固めでギブアップを迫る。ラビットがワキ固めにいくとチサコがエスケープ。張り手の応酬からチサコがビッグブーツ。ラビットがコーナーに振り串刺しドロップキック。チラビットがチサコのダッシュをかわして串刺しドロップキックをさらに連打。ラビットがドロップキックからチサコを立ち上げブレーンバスターの構えに。チサコがこらえてビッグブーツ。顔面を踏みつけてのフォールはラビットがクリアー。チサコがエルボーの乱れ打ちから頭部をコーナーに叩きつける。顔面を踏みつけドロップキック、フェースクラッシャー。ラビットが返すとチサコはコーナーへ。ラビットが追い付き雪崩式狙い。チサコが雪崩式からパワーボム。ラビットが返すとチサコはダイビングフットスタンプ。ラビットがブリッジで返し5分経過。チサコがブレーンバスターにいくとラビットが切り返して叩きつける。ラビットはコーナーに上がりミサイルキックを連発。ラビットがバックを取るとチサコが脚を踏みつけ脱出を試みる。ラビットは離さずエルボーと張り手の連打。ここからさらにバックを取って投げっぱなしのジャーマン。ラビットはダイビングボディープレスもチサコが脚を立ててカット。チサコがボディースラムからフットスタンプを7連発。返したラビットがコーナー上のチサコと向き合う。トップロープでの攻防からラビットがヘッドバットを放ち雪崩式ブレーンバスター。さらにジャーマンを決めるがチサコが返す。ラビットがラビストラルで飛びつくとギリギリでチサコが返す。ラビットのダッシュにチサコは顔面ドロップキック。ラビットがバックドロップをかわして丸め込む。回転エビ固めで押さえ込むがチサコがクリアー。ラビストラルにもう一度いくがチサコが切り返し丸め込む。ジャックナイフはラビットがクリアーしてバックドロップ。10分経過。ラビットがコーナーに上がるとチサコも上がり雪崩式スタナー。ラビットが返すとチサコはもう一度コーナーに上がりミサイルキック。これも返したラビットにチサコはフィニッシュを宣言してホルモンスプラッシュ。ラビットが返せずチサコが決勝進出を決めた。


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
    ○KAZUKI(6分51秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)中森華子●
     KAZUKIが奇襲のK-クラッシャーも中森がクリアー。蹴りの打ち合いから中森が気合を入れるがKAZUKIがニーを叩き込む。KAZUKIがキャメルクラッチ。中森がしのいでビッグブーツもKAZUKIがかわす。中森はコーナーに振られるがネックブリーカー。サッカーボールキックからカバーするとKAZUKIがクリアー。中森はブレーンバスターの構え。KAZUKIが切り返すと中森がミドルキック。かわしたKAZUKIがチンクラッシャー。串刺しダブルニーアタックからKAZUKIがコーナーへ。中森も上がりコーナー上でエルボーを打ち合う。落とされた中森だがハイキックから雪崩式フィッシャーマンバスターを決める。返したKAZUKIに左右のハイキック、シャイニング・ウィザード。KAZUKIが返すと中森はフィニッシュを予告しコーナーへ上がる。デスティニーハンマー狙いを呼んでいたKAZUKIがマットに叩きつけてフットスタンプ、リバーススプラッシュ式でダブルニー、ダイビングニードロップ。KAZUKIは「終わりだ!」と絶叫しバックを取る。そこへ中森がヘッドバットを打ち込みフィッシャーマンバスター。KAZUKIが返すと中森は再度フィニッシュを宣言。KAZUKIを立ち上げるが逆さ押さえ込みの掛け合いに。KAZUKIが丸め込むと中森が切り返す。中森が丸め込みの連続もKAZUKIがクリアーしていく。中森のダッシュにKAZUKIがキャッチしデス・バイ・ロドリック。中森がもがくも肩は上がらず3カウント。KAZUKIがDASH・チサコとの決勝戦をおこなうことになった。


    1/20
    勝愛実引退ロード~Pure Heart伝承2~
    ○勝愛実(7分32秒、リバーススプラッシュ→片エビ固め)林結愛●
     林が勝にチャレンジ。林のほうからエルボー連打にいくが勝がフロントキックで倒してみせる。林の髪をつかんで勝がマットに叩きつけていく。勝は林をコーナーに追い込んで顔面を踏みつけ。勝は中央に持ち込んで吊り天井へ。勝はこれを解いてコーナーにもっていくが林がコーナーに振りエルボー。2発目は勝がかわしてみせるが林が二段蹴り。勝は3連発を受けて立ちショルダータックルで吹っ飛ばす。エルボーの打ち合いから林がローキック。林のローに勝はエルボー。打撃戦となり林が二段蹴りで勝を倒す。ボディースラム狙いは勝が切り返し叩きつける。林が立ち上がりエルボー連打、ボディースラムを3度目のトライで成功させる。勝はニーを連続で腹部に叩き込みダブルアームのバックブリーカー。林が返すと、勝は逆片エビ固め。林がなんとかロープへ到達。勝はバックドロップにいくが林が切り返す。マウントパンチの打ち合いから林がローキック。林の突進に勝がカウンターのエルボーからバックドロップ、リバーススプラッシュ。カバーに入ると林が返せず3カウントが入った。


    1/20
    中島安里紗vs阿部幸江vs華名
    ○中島(6分47秒、変形ラ・マヒストラル)阿部●
     昼の部では険悪ながらもタッグを組んだ中島と華名が阿部を交えての3WAYマッチで対戦。誰も握手せず、けん制し合ってゴング。
    すると華名のほうから阿部に歩み寄る。割って入った中島が阿部と握手をかわし直後に2人で華名に襲いかかる。華名と中島がエルボー合戦になると阿部が入ろうとするが相手にされず。中島と華名は阿部をかわしまくって2人の世界に没頭する。しつこい阿部に中島と華名が交互にボディースラム。中島は阿部にキャメルクラッチ、華名がダッシュし阿部ではなく中島の顔面にキックを叩き込む。中島と華名がふたたび殴り合い。阿部が「まあまあ」と割って入るがまたもや相手にされず。すると阿部が2人まとめてクロスボディー。さらに中島、華名に空中胴締め落としを放っていく。阿部がコブラツイストを華名に仕掛けると中島も加わりサブミッション。中島が阿部にインディアンデスロックにいくと華名が中島に卍固めを極める。中島が飛びつき華名にフットスタンプ。華名が中島にジャーマン。阿部が忍び寄り中島とドロップキックの競演となる。阿部と中島が順々に華名へフットスタンプ。阿部の指令で中島がコーナーへ。阿部がフォールし華名が返したところで中島がダイビングフットスタンプ。5分経過。阿部が中島にエルボーの乱れ打ちからバックドロップ。阿部が中島の背後から丸め込み。華名と中島が丸め込みにいくと阿部も丸め込む。背後から中島がバックドロップ、阿部がジャックナイフ。華名が中島のエルボーで場外転落。阿部がマヒストラルから丸め込むと中島が切り返し押さえ込む。阿部が返せず3カウント。華名は場外で試合終了のゴングを聞くことに。勝ち名乗りを受けたのは無差別級王者の中島だった。退場時、中島と華名が小競り合いになった。


    1/20
    ●コマンド・ボリショイ&木村響子(10分36秒、横入り式エビ固め)春山香代子○&Leon
     タッグ2冠王のボリショイ&木村組がトーナメント1回戦で敗れた春山&Leonと対戦。先発の春山と木村がド迫力のショルダー合戦を見せ大歓声を浴びる。ボリショイとLeonがスピーディーな攻防。ボリショイがワキ固めにいくとしのいだLeonがスピアの3連発。ボリショイが返すとLeonがバックブリーカーからマットに叩きつける。ボリショイが負傷箇所の左足を押さえて痛みをこらえる。Leonがミサイルキックから突進するとボリショイが腹固め。春山がカットに入りボリショイは木村にタッチ。春山とLeonが合体も木村が切り返して春山にビッグブーツ。木村はLeonの顔面に蹴りを連発。Leonが耐えまくるも倒されてしまう。5分経過。ボリショイは場外でうずくまったまま。木村がLeonのケブラドーラコンヒーロを食らう。春山と木村がキックの応酬。木村がエルボー連打もLeonがスワンダイブのミサイルキックで春山をアシスト。Leonが木村にスピア。春山が木村へフェースバスター、トラースキック、串刺しラリアットの乱れ打ち。しのいだ木村が胴締めスリーパー。Leonがカットしようとするが木村は離さず。ボリショイがLeonを排除し、木村が春山にぶっこ抜きのブレーンバスター。春山はボリショイにスタナー。しかし木村に気を取られボリショイの掌底を食らう。それでも春山はふたりまとめてラリアット。Leonがボリショイにマッドスプラッシュ、春山がダイビングギロチンでつづく。ボリショイが返すと、Leonが木村のカットを阻止。春山がキーンハンマーを狙うとボリショイがDDTで切り返す。10分経過。Leonがボリショイにスピア。木村が乱入しふたりへビッグブーツ、ボリショイが春山に旋回式ワキ固め。切り返した春山がスクールボーイから丸め込むとボリショイが返せず3カウント。ボリショイがフォールされタッグ王者組が敗れることとなった。春山「タッグチャンピオン、負けちゃっていいんですか? 私もLeonもトーナメント負けました。(トーナメントで)負けた人に(ボリショイが)負けてますから。チャンスがあれば何度でも返り咲きますし、脚負傷されているチームとやるよりも万全になっていろいろなところでやっていきたいじゃないですか。そこのところどうですか?」ボリショイ「あのな、たしかに私はケガしてるかもしれんけど、その中で最高のコンディションで上がるようにしてる。いつでもやってやるよ」春山「誰と組むかわからないけど私が狙う」木村「それまで減量しとけ!」春山「いいんです! それが私の売りなんです! デブ専けっこう!」ボリショイ「Leonも楽しみにしてるから。オマエもこのままでは終わらないよな」Leon「ボリショイさん、ヒザ?」ボリショイ「足だよ!」Leon「足首ですか。足首治ったら絶対挑戦して、それまで早く治してください」ボリショイ「タッグパートナー連れてこいよ」Leon「木村、オマエとも決着ついてないんだよ」木村「オマエ、マイク持つ割にはちっともおもしろくねえんだよ!」木村とLeonが乱闘になった。ボリショイ「じゃあ、Leonとの決着はタイトルマッチで!」


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦
    ●KAZUKI(9分16秒、雪崩式スタナー→片エビ固め)DASH・チサコ○
     決勝戦はKAZUKIvsチサコ。KAZUKIから握手を求めるとチサコも応じてゴング。KAZUKIがショルダータックルでチサコを吹っ飛ばしドロップキックをかわす。KAZUKIはさらにダブルニードロップ。チサコがランニングネックブリーカーからドロップキックを顔面に連打。さらにフェースクラッシャーにいくも2発目はKAZUKIがかわしてみせる。ニーを叩き込んだKAZUKIはエプロンからもう一発。サードロープにチサコを乗せるがチサコがコーナー上のKAZUKIにジャンプしてフットスタンプ、串刺しドロップキックからスプラッシュ式にドロップキック、フェースクラッシャー。チサコがダイブするとKAZUKIがかわすもスタナーを食らう。しのいだKAZUKIが後ろから前からダブルニーアタック。KAZUKIはフィニッシュを宣言しダブルニー。チサコがカウンターのビッグブーツもKAZUKIがこらえてセカンドロープに乗せるとダブルニーを投下。トップロープから決めるもチサコがクリアー。5分経過。チサコが張り手からダッシュするとKAZUKIがキッチンシンク、ダイビングニードロップ。チサコが返しコーナーへ。KAZUKIも上がるとチサコがヘッドバット連打、しかしKAZUKIがチサコを場外に落とす。戻ったチサコがランニングフットスタンプ連打からホルモンスプラッシュ。KAZUKIが脚を立ててカットに成功。両者ダウン状態からヒザを立てた状態でエルボーをぶつけあう。KAZUKIのニーでチサコがうずくまる。チサコがニー連打に耐えて飛びつきウラカンラナ。十字固めはKAZUKIが上になる。エビ固め合戦はどちらも譲らず。チサコが丸め込むもKAZUKIがギリギリで返す。チサコが突進するとKAZUKIがデス・バイ・ロドリック。勝負ありと思われたがチサコが必死のクリアー。KAZUKIがコーナーに上がるとチサコも立ち上がり張り手、雪崩式スタナーを決める。KAZUKIが肩を上げようとするも上がりきらずに3カウント。勝利したチサコが優勝、無差別級王座への挑戦権を獲得した。チサコ「みなさーん、JWPのトーナメント優勝しました! おい中島、ちょっとこいよ。今日、ワンデートーナメント3試合したぞ。ダメージいっぱいあった。でも オマエと闘いたくてがんばって優勝したよ。一番初めに団体背負って出てこいって言われて私言ったよな。そこで潔くシングルやる。それがチャンピオンじゃねえの? でもこうやって、私、結果残して優勝しました。中島とのシングル、ベルトかけてやります」中島「このトーナメント、もちろん同じJWPの選手が勝ち上がってきてくれることを信じながらも、やっぱりイチバンに挑戦表明してくれた人が優勝するというのが、優勝すべきだったと思ってます。団体を背負うということに、団体の人数とか、そういうものは一切関係ないと思うので、7月13日、チサコさんはセンダイガールズを背負って、私はJWPを背負って、やりましょう」チサコ「私は結果を残したんで、中島とは正々堂々闘います。そして私の目標は優勝することじゃなかったんで、ベルトを取ることです。目標絶対達成します。今日はありがとうございました」

    2014.6.8 板橋グリーンホール 夜 総評 

     中島安里紗が保持するJWP認定無差別級王座の次期挑戦者を決めるワンデートーナメントが、6・8板橋の昼夜興行で開催された。ここで優勝をかっさらったのはJWPの選手ではなくセンダイガールズのDASH・チサコだった。
    もとはと言えば、4・20後楽園でチサコが中島に向かいアピールしたのがきっかけ。中島にはシングルのイメージがチサコに沸かなかったため、どんな選手なのか見てみないとわからないという気持ちがあった。だから即答せず、中島は5・5板橋でワンデートーナメントの開催を提示した。基本は名乗りを上げた選手たち。となれば、ここで勝ち上がってきた選手こそ挑戦者にふさわしいし、シングルでのチサコを査定する意味合いもある。裏を返せば、もっとも挑戦を熱望するチサコを破れば、さらにタイトルマッチに値する選手ということになるのだろう。
     しかしながら、ここではチサコの執念が上回った。チサコはJWPでタッグ2冠王者になりながらも仙台幸子の負傷欠場によりベルト返上を余儀なくされた。タッグで目標にしていた春山香代子&倉垣翼のハルクラは解体し、対戦を望んでいた中森華子&モーリー組もモーリーの負傷によりタイトルが返上されている。そんななかで十文字姉妹も幸子の復帰時期が未定でベルトを返還する事態に。ここでチサコが刺激を受けたのが中森だった。中森はモーリーがいないいま、シングルプレーヤーとして上がっていこうとしている。そこにチサコは、目指すべき自分を見たのだ。幸子が帰ってくるまでにシングルで実績を残す。幸子が復帰したら、シングルでも名を上げた自分でタッグをふたたび狙っていくという目論見である。
     それがすなわち、手薄になった仙女を背負うことにつながるのだ。中島が希望していた「団体を背負う選手とのタイトルマッチ」にピタリと一致するのがチサコ。それだけに、中島にもチサコにも待ちに待ったタイトル戦となりそうなのだ。
    「シングルでどこまでいけるか試したかったですし、なんで中島のベルトを狙うかと言うと、(JWPは)老舗団体ですし、(無差別級王座は)一番歴史があるベルト。このベルトはいろんなすごい選手が持ってたもので、それが持てるのはいましかないのかなって。よく言えば中島がチャンスをくれたというか、きっかけを(くれた)。団体を背負ってるヤツと言ってくれたんで、それは私(に違いない)かなと」(チサコ)
    「向こうも団体を背負っての闘いですよね。いままでJWPのリングでタイトルマッチの相手はフリーの選手が多かったですし、たぶんJWPだけじゃなくてほかの団体もフリーの選手がけっこう挑戦したり活躍してるのがけっこう目立ってる気がするので、お互いに団体所属として闘えるのがすごくうれしいことでもあります」(中島)
     中島安里紗vsDASH・チサコでもありながら、JWPvs仙女の図式でもあるタイトルマッチ。会場は板橋グリーンホールと大規模ではないものの、両者のモチベーションによって、それは後楽園ホールのメインに匹敵するカードに上り詰めた。果たして、中島は8・17後楽園ホールで王者としてリングに上がることができるのか。そして、4・20後楽園で言いかけた「(挑戦者として)心に決めた選手」とは? 
    それはだれかと聞いてみると、中島は「いま言うことではないと思うし、それを言ってしまってはチサコに失礼。いまはチサコ戦に集中します」とのこと。当然である。まずはベルトを守ることが大前提。無差別級王座を他団体に流出させてしまっては、すべてが水泡に帰してしまう。中島はなにがなんでもチサコを破ってベルトを守る必要がある。
    (新井 宏)

    2014.6.8 板橋グリーンホール 昼 試合 

    JWP 6月8日(日=昼)東京・板橋グリーンホール
    観衆102人

    1/20
    勝愛実引退ロード~Pure Heart伝承1~
    ○勝愛実(9分15秒、イナズマバスター、片エビ固め)ライディーン鋼●
     1カ月後の引退を前に「勝愛実引退ロード~Pure Heart伝承~」がスタート。その第一戦はライディーン鋼。鋼のほうから「お願いします」と手を差し出すと、勝はさらに元気よく「お願いします!」と握手に応じる。鋼がロープに振られるとショルダータックルをぶつけていく。最初に倒したのは勝のほうだが、鋼もショルダータックルで相手を吹っ飛ばす。勝はヘアーホイップから鋼をコーナーに追い込んで踏みつける。鋼はドロップキックからボディースラム、ランニングボディープレス。返された鋼だが脚をたたんでフェースロックへ。勝が切り返してフロントネックロック。鋼が脱出するもマウントパンチを浴びる。勝は逆エビ固めに鋼を捕える。鋼がエスケープを試みるも勝はキャメルクラッチに移行し脱出を許さない。さらにボディーシザーズから胴締めスリーパーへ。鋼がなんとかロープに到達し5分経過。鋼は串刺しラリアットも2発目は切り返されてしまう。勝はエルボードロップからカバー。鋼が返すとエルボーの打ち合いになる。勝がレッグラリアットからミサイルキック。鋼が返すと勝はリバーススプラッシュ。鋼がカットしバックドロップ。返された鋼はダイビングボディープレス。しかし2発目狙いは勝に読まれてしまいバックドロップを食らう。勝がスプラッシュを3連発。勝はフィニッシュを宣言しバックを取る。ジャーマンを食らうも先に立ちあがった鋼がニールキック。鋼がコーナーに上がると勝がバックドロップからジャーマンスープレックスホールド。勝がロープへ走った鋼をキャッチしイナズマバスター。鋼が返せず勝が3カウントをゲットした。鋼「愛実さん、今日はシングルしていただきありがとうございました。急なんですけど、愛実さんの使っているリバーススプラッシュを自分にください」勝「やだ。だってさ、練習のときとかふざけてスプラッシュやってるの見たことあるんだよね。形は綺麗だし、ちょっとジェラシー」鋼「いまは愛実さんのものかもしれないですけど、いや、愛実さんのものですけど、これから自分が、自分のものにできるように全力で頑張っていきたいので、どうか、ください。お願いします」勝「わかったよ、あげるよ。でも私が引退してから使ってね」鋼「ハイ、ありがとうございます。大切に使わせていただきます。自分のものになったらいつか見に来ていただけますか?」勝「もちろん行くよ! 今日はありがとう!」


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦
    ●春山香代子(3分17秒、春丸固め)DASH・チサコ○
     中島安里紗への挑戦権をめぐるワンデートーナメントがスタート。チサコは春山の握手を拒否。ゴングと同時に十字固めで押さえ込む。返されてもチサコは丸め込みの連続。ラビストラルのように飛びつき、さらにカサドーラへ。切り返した春山の顔面にチサコはドロップキック。ロープワークからチサコが空中胴締め落とし。春山がトラースキックからラリアットを叩き込む。春山はスタナーを切り返してスリーパーで動きを止める。ドラゴンスリーパーの体勢から持ち上げるとチサコが切り返してウラカンラナ。切り返した春山がトラースキックの連打。チサコがダッシュすると春山がキャッチするもチサコが丸め込む。さらに丸め込みにいくと春山が返せず。3カウントが入り、チサコが準決勝でのラビット戦へコマを進めた。フィニッシュの丸め込みは春丸固めと命名された。


    1/20
    中島安里紗&●林結愛&華名(17分42秒、ラビストラル)コマンド・ボリショイ&阿部幸江&ラビット美兎○
     つくしが盲腸手術による欠場のため、ラビットはトーナメント不戦勝で6人タッグに出場。華名だけが相手チームと握手をせずコーナーに引き下がる。先発は林とラビット。林がエルボー連打で先制するとラビットはドロップキック。林がラビットをコーナーに追い詰めるとパートナーを呼び込む。しかし出てきたのは中島だけで串刺しエルボーを浴びせる。中島は華名にクレームをつけるが、しらんぷり。中島がラビットにフロントネックロックからアームホイップ、ワキ固めへ。ラビットが脚から首を取りにいく。中島が切り返して腕を取るとニーの連打からドロップキック。ラビットがカバーを返してドロップキック。中島もこの動きをコピーしてダブルアームスープレックスホールドへ。中島は殴るようにして華名にタッチ。華名とラビットがエルボーを打ち合う。華名がワキ固めにいくとラビットがエスケープしDDT、顔面へのドロップキック。ボリショイと華名が対峙。ボリショイがグラウンドでアルゼンチンバックブリーカー。林がボリショイを振ろうとするがDDTを食らう。ボリショイが背後にまわりスリーパーからサーフボードストレッチ、腕固め。阿部が林にキックの連打を浴びせるとコーナーに追い込み顔面を踏みつけ。林はローキックの連打、阿部のエルボー連打を食らってもローで対抗していく。林は阿部をコーナーに振るがカウンターのビッグブーツをもらってしまう。阿部のダブルアームを切り返し林が逆さ押さえ込み。返した阿部が顔面を蹴っていく。ロープに走ると中島が蹴りつけ林は二段蹴り。華名が阿部に投げっぱなしジャーマン。阿部もやり返しジャーマンの応酬に。返した華名がアームロック。ラビットがカットに入るが華名は締めつづける。そこへボリショイがカットに。華名が林とキックの競演も、タイミングが合わず同時には決まらず。10分経過。阿部が華名にスリングブレイド。ボリショイが華名と打撃戦。蹴りのかわし合いから華名が飛びつき腕十字。ボリショイが切り返し腕十字からヒザ十字。華名が脱出し頭部を蹴り上げる。華名に張り手を浴びせてリングインの中島がボリショイにジャーマンも切り返されアームロックを極められる。ラビットが中島にドロップキックを連発、投げっぱなしジャーマン、ミサイルキックでたたみかける。ラビットが飛びつくと中島が捕まえてぶっこ抜きジャーマン。エルボーの打ち合いから中島がキューティースペシャル。中島のエルボー連打をラビットが耐える。中島はミサイルキックからジャーマン。ラビットが返すと林がリングイン。残り5分。林が二段蹴りの連打をラビットに浴びせていく。ワキ固めにいくとラビットが切り返す。林がエルボー連打もラビットがドロップキック。ラビットが林に切り返されそうになりながらもブレーンバスター。6人が入り乱れるなか華名のスライディングキックから中島がジャーマン、林が丸め込み。ラビットが返すと、ボリショイが林にローキック。林の丸め込みはラビットが返しカウンターのエルボー。華名のエルボーが中島に誤爆し乱闘に。ラビットがラビストラルで丸め込むと林が返せず3カウントが入ってしまった。試合後、中島と華名は睨み合い。


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦
    ○KAZUKI(8分50秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)雫有希●
     慎重な立ち上がりからKAZUKIがフロントネックロック。すぐに雫がワキ固めに切り返すもKAZUKIはロープエスケープ。手四つの構えから雫が上に乗ってみせる。グラウンドになるとKAZUKIが上十字狙い。雫が切り返してアキレス腱固めにとる。KAZUKIが抜け出しレッグロック。雫がエスケープするとKAZUKIはダブルニードロップを腹部に投下していく。雫がボディースラムからエルボードロップ。KAZUKIは串刺しジャンピングニーアタック。雫がラリアットをぶち込むとKAZUKIはショルダータックルからダブルニードロップ。KAZUKIは雫を引き起こすがラリアットを食らう。雫は返したKAZUKIにワキ固め。5分経過。雫はフィッシャーマンスープレックスホールド、ダイビングボディープレス。KAZUKIがかわしニーアタック。K-クラッシャー狙いはスリーパーに切り返される。KAZUKIが脱出し串刺しダブルニーアタックからスプラッシュ式のニードロップを連発。さらにダイビングダブルニーにいくが雫がかわすことに成功しスピアを打ち込む。雫はバックドロップもKAZUKIがクリアー。雫が走り込んでラリアットを放つがこれもKAZUKIが返せいてみせる。KAZUKIの突進に雫はチョークスラム。雫がコーナーに上がるとKAZUKIが担いでK-クラッシャー。KAZUKIがランニングダブルニーアタック。ギリギリで雫が返すと、KAZUKIはダイビングニードロップ、デス・バイ・ロドリック。片エビで押さえ込むと雫が返せず1回戦で敗退。KAZUKIが準決勝進出を決めた。


    1/∞
    JWP認定無差別級王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦
    ●Leon(13分23秒、キャプチュードバスターを切り返し→首固め)中森華子○
     ゴングと同時に両者突進、中森がLeonのドロップキックをかわしビッグブーツを叩き込む。Leonが逆片エビ固めから首4の字固めにもっていく。中森が抜け出しグラウンドへいくとLeonがフロントネックロックでギブアップを迫る。中森が脱出し打撃の応酬。中森がコーナーに振ってビッグブーツ。Leonが串刺しスピアからダッシュすると中森がミドルキック。Leonがドロップキックを顔面へ。打撃の打ち合いから中森がスイングネックブリーカー。フィッシャーマン狙いはLeonが切り返し4の字ジャックナイフ狙い。中森がかわすとLeonはノキアンバックブリーカー。切り返した中森がストレッチマフラーホールド。Leonがこらえて腕を取る。5分経過。中森が腕十字を切り返し再度ストレッチマフラー。Leonがロープに逃れると中森は背中へキックの連打。中森の突進を捕えて場外に追い出すと、Leonはプランチャ。Leonは中森を戻してミサイルキック。さらにロープ上を走ってのミサイルキックも放つ。フィッシャーマン狙いは中森がDDTで切り返す。Leonはバックブリーカーからマッドスプラッシュへ。中森が返すとLeonはスワンダイブ。中森がミドルキックで迎撃しハイキック。Leonがかわすも中森はヘッドバットからフィッシャーマンズバスター。Leonが中森をパワースラム気味にマットに叩きつけると両者ダウン。両者立ち上がりキックの打ち合い、かわし合い。中森が顔面を蹴りあげレクイエムドライバー。決まったと思われたがLeonの肩が上がる。中森はLeonを強引に引き起こしもう一発狙う。Leonがこらえてスピンキックをカウンターで打ち込む。中森はLeonの顔面を蹴りあげコーナーへ。Leonがスピンキックも中森がこらえる。コーナー上の攻防となりLeonがバックを取る。中森がこらえヘッドバット。Leonが起き上がりヘッドバットのお返し。Leonがスパイダージャーマン。つづくレオンストーンは中森がなんとかクリアー。Leonはキャプチュードバスターの構えも中森が丸め込む。4の字ジャックナイフを切り返し中森が丸め込み。これを切り返しLeonが押さえ込むもギリギリで返される。Leonはスピンキックも中森がハイキック。Leonがスピンキックを連打しハイキックをかわすとスピア。3カウント寸前で中森が返すとLeonがキャプチュードバスター。カバーを反転し中森がスモールパッケージで押さえ込む。3カウントを取られたLeonは呆然…。勝った中森がKAZUKIとの準決勝にコマを進めてみせた。中森「1回戦で勝ちました! このあと5時から準決勝、決勝とあります。そこで優勝して、中島の持つベルトを私が巻きます!」

    2014.6.8 板橋グリーンホール 昼 総評 

     5月12日の試合で左足首を負傷したコマンド・ボリショイだが、道場マッチを休んだだけでパッションレッド5・24新木場に強行出場、引退目前の夏樹☆たいようを闘いで見送った。その後もボリショイは出場をつづけ、前回(5・25浅草)の中島安里紗戦から今大会では6人タッグマッチに参戦。足首にテーピングはしているものの、昼の部ではケガを感じさせないファイトをやってのけた。夜の部では不安を露呈しただけに万全の体調にはもう少し時間がかかりそうだが、それをカバーするテクニックはさすがベテランである。
     ボリショイは自分の姿から若い選手に何かを感じ取ってもらいたいと考えている。ケガを押しての強行出場を称賛するわけではないとしても、ときにはそういう特別な決断も必要ということである。そのためにもふだんからのコンディション作りや練習が欠かせない。実際、JWPでは3代つづけてタッグ2冠王者が負傷、中森華子&モーリー組、DASH・チサコ&仙台幸子組がベルト返上に追い込まれている。そのうえ、ボリショイ&木村響子組までもがボリショイの負傷という異常事態となった。負の連鎖を断ち切るためボリショイは「ベルトを持ってお祓いにいきます」とのこと。「こういうことはここで断ち切ってみんなが安心して挑戦できるようにしていかないといけないし、いまはシングルのトーナメントにみんなの目が向いているけど、決着がつけばこれが終わったらタッグにも向いてくると思うんです」とボリショイは話した。
     その通り、夜の部では無差別級王座挑戦者候補が絞られ、1回戦で敗退した春山香代子とLeonがタッグ王座戦線に名乗りを上げてきた。「木村っていうのはJWPにとって目の上のたんこぶだと思うんです」と王者のボリショイ。「木村に持たせておくにはいかない」と名乗りを上げる者がどれだけ出てくるのか。無差別級王座戦線とともにこちらも注目していかなければならないだろう。                   (新井 宏)
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