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    2009.11.20 板橋グリーンホール 総評 

     今大会のメインで、日向あずみと米山香織がシングルマッチをおこなった。このカードは2007年末の無差別級タイトルマッチ以来、約2年ぶりということになる。あのときの米山は、後楽園ではじめてのシングルメイン、タイトルマッチとあって極度の緊張に見舞われふだんの力を出せずに対等な立場で王者と向き合ってしまった。これが直接の敗因となってしまったわけだが、あれから2年余り、これがおそらく最後のシングル。ラストは勝って送り出すことが恩返しにつながる。そんな思いで米山はリングに立ったはずだ。
     両者とも、「最後の」という気持ちが大きすぎたのだろう。中盤まではどことなくぎこちない展開がつづいていた。相手への思いが強ければ強いほど、そういった内容になってしまう。ある意味、それは仕方のないことなのである。なにしろ日向の引退まであと1ヵ月。日向がJWPのリングに上がるのは、今大会を含めて数大会しかない。12・27後楽園は、泣いても笑っても本当のファイナルだ。もしかしたら、米山と日向が絡むのもこれが最後かもしれない。
     試合は終盤、日向が米山に授けたという“ニー”が明暗を分けた。ランニングニーアタックから延髄ニー。そしてとどめの米―ZOUがパーフェクトに決まった。実は、2年まえのタイトルマッチでの米山に求められていたのが、こういったいつもと違う工夫だった。授けられるのを待つまでもなく、自分から盗んででも勝ちを狙ってほしい。試合後には、無差別級のタイトルマッチで見たいシーンが現出した。できることならば、日向からベルトを奪った米山の姿を見たかった。
     試合後の米山は、日向から3カウントを奪った喜びや引退の寂しさが混同したのだろう。放心状態で、試合後のコメントを出すこともできなかった。本当にもう、最後なのか…。
     そして、日向が引退試合の対戦カードを発表した。日向あずみのファイナルマッチは、日向&ボリショイ組vs春山&米山組に決定。奇をてらうことなく、ある意味で順当なマッチメークといえるだろう。そのなかには、米山の名前も含まれている。シングルとしては最後だが、タッグながら本当に最後の相手に含まれている。無差別級王者の春山と、現在4冠王の米山。「最後まで勝ちにこだわりたい」といっていた日向が選んだのは、現チャンピオンとの対戦であり、どんなときでもいっしょにいた仲間たちだった。
    「引退試合のカードとして最初にパッと浮かんだのがこのカードだったんです。いろんなことがあったけど、いつでもこの4人はいっしょだったんで。途中、いろいろ考えて悩んだりもしたんですけど、自分のなかではいちばんシックリくるのがこの組み合わせ。だったら自分のやりたいカードをやらしてもらうのがいちばんいいかなと思いました」
     いわゆる“ニー系”の技を伝授された米山だが、この日は放心状態で試合を振り返る余裕もなかった。ならば、12・27引退試合ではジックリと日向の引退を噛みしめなければならない。それが、技を伝授されたものの使命でもある。「米ちゃんは跳躍力もあるし、巧く使いこなしてくれたらいいと思います」と、日向。後楽園ではもういちど、延髄ニーを叩き込む米山の姿を見てみたい。
    米山だけではない。JWP無差別級王座を引き継ぐ春山だって、日向に引導を渡すことを使命と感じているはずだ。そのためにはまず12・6新宿でさくらえみから防衛することが求められるが、「日向=無差別級王者」のイメージを覆すためにも、日向引退後の戴冠継続は必須事項。春山にとって12・27後楽園は事実上のタイトルマッチ。ここで日向からとれば、格段に王者・春山のイメージは上昇するに違いない。日向からとるのは米山か、春山か。それともボリショイのアシストから日向自身が“有終の美”を飾るのか。12・27後楽園は日向の引退でありながら、2010年にむけてのスタートでもある。 (新井 宏)
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