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    2015.2.22 板橋グリーンホール 総評 

     中森華子の負傷欠場により、中島安里紗&中森組は「タッグリーグ・ザ・ベスト2015」を棄権することになってしまった。優勝候補の一角とみられていただけに残念な結果である。が、この隙に割り込んできたのが、春山香代子だった。春山はメインのタッグマッチで中島から直接ピンフォール勝ちを奪ったのだ。リーグ戦棄権の影響というわけではないだろうが、JWP認定無差別級王者が負けてしまったのは事実。試合後、春山が無差別級王座への挑戦をアピールした。舞台は4・5後楽園、ということか。

     しかしながら、これで即決定とはならない。王者の中島は自分たちの世代で無差別級王座戦線を盛り上げていきたいと考えている。ハッキリ言えば、春山はひとつ前の世代。2年間ベルトを保持していた春山とはいえ、中島からすればすでに過去の出来事なのだ。「(ベルトをかけた試合で)いまの春山がきても負ける気はしない」と思うのも当然だろう。
     答えの出なかった春山からすれば、リング上でその答えを中島から引き出すしかない。この日、春山はタッグリーグ優勝をあらためて宣言。すでに1勝をあげており、決勝進出圏内にいると言っていい。パートナー・希月あおいはいっしょにいるだけでまわりに元気とパワーを振りまく選手。これまでにないタイプとのチームで春山が“その気”になる可能性は十分にあるのだ。果たして、春山は中島にイエスと言わせることができるのか。タッグリーグの行方とは別に、もうひとつの楽しみができたのである。

     セミのジュニア2冠戦では、ラビット美兎が林結愛を破り、19歳のバースデー勝利。5度目の防衛で、JWPの若手は一通り全員倒したことになる。今後は外部にも目を向けたいというラビット。今年8月でジュニアの規定を満たすのだが、狙いはもちろんベルトを持ったままの卒業である。

     板橋大会の第3試合では、コマンド・ボリショイとLeonが一騎打ち。試合はLeonがフォール勝ちをおさめ、勝者が「マスクマンとしてもボリショイさんには負けたくない。タッグリーグ決勝戦で会いましょう」とメッセージを送った。Leonの求めた握手に応じたボリショイ。ところが、Leonが背を向けた瞬間にボリショイが投げっぱなしジャーマンを仕掛けて宣戦布告、「オマエのその真面目くさったところが嫌いなんだよ!」と言ってみせた。団体を牽引するボリショイだけにまさかの発言だが、すべてはタッグリーグ戦を盛り上げたうえで自分たちが優勝するためなのだ。現タッグ2冠王者であるLeonはRayとのボラドーラスL×Rで1勝0敗。一方の元王者チームのボリショイ&木村響子組は2勝0敗。別ブロックのため、両軍がぶつかるには決勝戦にコマを進めるしかない。