12月6日 レッスル武闘館
輝優優がデビューから8年間在籍した古巣JWPに最後の参戦。12・6蕨大会は、輝のために用意された特別興行だった。ここで一騎打ちを志願したのが中島安里紗。本来なら10月の道場マッチで対戦が予定されていたのだが、中島のケガにより流れている。この機会を逃したら、輝と闘う機会はない。そう考えた中島は、チャンスをものにしようと真っ先に名乗りを上げたのだ。
「私の中でのあこがれは日向(あずみ)さん、田村(欣子)さん、輝さんでした。日向さんと田村さんの引退を見送れなかったぶん、輝さんと試合をしたい気持ちが強かったんです」
12・24後楽園でのJWP認定無差別級王座挑戦が決まっている中島。輝もいまから13年まえの1999年、12月23日の後楽園大会で、無差別級王座を奪取した経験がある。JWP四天王時代に王者として君臨した輝からなにを学ぶのか。そんなテーマも中島にはあったのだろう。
輝にはほかの試合も控えていたため、両者の一騎打ちは15分1本勝負で争われた。それだけに、この時間内で決着がつくことは難しく、結局は時間切れの引き分けに終わった。中島にとってはどうしても勝ちたい闘いでもあったのだが、結果は出ず。それでも、輝の評価は高かった。
「負けん気の強さが日向と被りますね。これからどんどん伸びていくんだろうと、体で感じる良さがありましたね」(輝)
「すごく強くてかっこいい。かっこいいなと思ってしまったのが悔しくて。無差別への挑戦をまえにしているからよけいに勝ちたかった。今日は悔しい気持ちでいっぱいですね」(中島)
この日の大会は、輝を気持ちよく送り出そうとの思いが込められたイベントだった。その中で悔しい思いを前面に出したのは中島だけだったと言っていいだろう。バトルロイヤルやエンディングでは平静を装っていたものの、内心は穏やかではなかったはずだ。
「私も輝さんのようなかっこいい姿を見せていかないといけない」と、中島。その思いすべてを、12・24後楽園でのさくらえみ戦にぶつけてくれることだろう。 (新井 宏)
「私の中でのあこがれは日向(あずみ)さん、田村(欣子)さん、輝さんでした。日向さんと田村さんの引退を見送れなかったぶん、輝さんと試合をしたい気持ちが強かったんです」
12・24後楽園でのJWP認定無差別級王座挑戦が決まっている中島。輝もいまから13年まえの1999年、12月23日の後楽園大会で、無差別級王座を奪取した経験がある。JWP四天王時代に王者として君臨した輝からなにを学ぶのか。そんなテーマも中島にはあったのだろう。
輝にはほかの試合も控えていたため、両者の一騎打ちは15分1本勝負で争われた。それだけに、この時間内で決着がつくことは難しく、結局は時間切れの引き分けに終わった。中島にとってはどうしても勝ちたい闘いでもあったのだが、結果は出ず。それでも、輝の評価は高かった。
「負けん気の強さが日向と被りますね。これからどんどん伸びていくんだろうと、体で感じる良さがありましたね」(輝)
「すごく強くてかっこいい。かっこいいなと思ってしまったのが悔しくて。無差別への挑戦をまえにしているからよけいに勝ちたかった。今日は悔しい気持ちでいっぱいですね」(中島)
この日の大会は、輝を気持ちよく送り出そうとの思いが込められたイベントだった。その中で悔しい思いを前面に出したのは中島だけだったと言っていいだろう。バトルロイヤルやエンディングでは平静を装っていたものの、内心は穏やかではなかったはずだ。
「私も輝さんのようなかっこいい姿を見せていかないといけない」と、中島。その思いすべてを、12・24後楽園でのさくらえみ戦にぶつけてくれることだろう。 (新井 宏)
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