20thHP用
次回大会の見どころ

JWPロゴ

OFFICIAL INFORMATIONS

情報メディア
興行日程他団体参戦情報
対戦カード 試合結果
レポート 選手紹介
会場案内オフィシャルFC
BLOG
JWP認定タイトルの規定
今後の引退試合スキーム検討

2012.7.215大阪ミナミ・ムーブオンアリーナ 総評 

 KAZUKI&モーリー組が善戦するも、タッグ2冠王座はふたたびさくらえみ&米山香織組の腰に巻かれた。米山がJWP所属とはいえ、JWPのベルトが流出したままになっているとのイメージがどんどん大きくなっている。コマンド・ボリショイの苛立ちも、日を増すごとに大きくなっているのだ。
 試合後、そのボリショイがリングに上がり悔しさをあらわにした。「日本からタイに行くたびに“リセット”している」という米山の発言も、ボリショイには心地よく聞こえない。送り出す選手が負けばかりでは、気持ちがリセットできないのも当然だ。
「JWPはリセットしないでつづけてきたから、この20年があるんだよ。うれしいことも辛いことも、みんな積み重ねてきた。だから私は、リセットしない!」と、ボリショイ。考えてみれば、タッグ2冠を流出させてしまったのがボリショイだった。その責任を感じており、たとえひとりであっても王座奪回に乗り出すと宣言したのだ。
 ここで待ったをかけたのが、中島安里紗だった。中島はボリショイのパートナーに名乗りをあげ、さくら&米山組への挑戦をぶち上げた。「ボリショイさんひとりじゃなく、私にもJWPを背負わせてください!」
 奪回できない王座に悔しい思いをしているのはボリショイだけではない。中島も勝愛実とのタイトルで挑戦したが、奪取には至らなかった。中島にとっては2度目の挑戦。ボリショイが王座決定戦で直接フォールを奪われ、ベルトを流出させてしまった張本人なら、中島も強気なことを言いながらも返り討ちに合った責任を感じている。ボリショイが20年間にわたりJWPを守ってきたリーダーなら、中島もいったんはプロレスから離れながらもJWPへの思いを捨てられずに戻ってきた。立場の違いこそあれ、これからのJWPを背負うとの思いはおなじである。
 その思いを証明するため、ボリショイはある覚悟を決めて8・19後楽園のリングに上がろうとしている。それは、肉体改造だ。これまでボリショイは、ボリショイ・キッドも含め全身コスチュームで闘ってきた。しかし、こんどのタイトルマッチでは肌をある程度露出したコスチュームで試合に臨むのだという。しかも肉体改造のアドバイザーが、あのグレート・サスケだというではないか。サスケも肉体改造に成功し、バッキバキの体で試合をおこなっている。マスクマンで、かつては全身コスチューム。キャリアも近く、なにかと共通点が多いのだ。「(さくら&米山組に)むかついて、私も変わろうと思った。リセットではなく、20年間積み重ねてきた体を見せますよ」と、ボリショイ。JWPを引っ張ってきたリーダーの決意が、タッグ2冠のベルトを“純血”に呼び戻すのか?
 また、大阪大会のメインでは無差別級王座戦線に動きがあった。春山香代子&Leon組が仙女の里村明衣子&花月組と対戦。最後は里村と花月がデスバレーボムの競演を見せ、花月が無差別級王者の春山から直接ピンフォールを奪ってみせたのだ。仙女の大将が出陣したとはいえ、若手の花月からの敗戦は大きすぎる屈辱。仙女ではボリショイが敗れ、この日は春山&Leonという最強チームのひとつが3カウントを聞かされた。勢いを認めた里村がゴーサインを出し、正式に花月の無差別級王座挑戦が決定。8・19後楽園のメインは、春山vs花月のタイトルマッチだ。
「無差別のベルトがどれだけ重いか教えてやる。今日の借りは後楽園で返します」と春山。しかし彼女にとって決して楽な相手ではないだろう。なんと言っても若さからくる勢いがある。12月のビッグマッチに向けて、仙女としても勲章がほしい。花月は事実上、仙女のナンバーツーと言える存在。なめてかかると泣くのは春山、なんてことになりかねない。8・19後楽園は、タッグ、シングルともJWPにとって大きな大きな意味を持つ闘いとなる!                                 (新井 宏)