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    2012.1.9 東京キネマ倶楽部 総評 

     賛否両論の渦を巻き起こした米山香織の引退撤回騒動。そのすべてが解決したわけではないが、大晦日の年越しプロレス、1・8ブル中野引退興行への出場を経て、米山が本来なら上がるはずのなかったホームリングに帰ってきた。試合は、6人タッグマッチ。プロレスをやりたくてやりたくて、本当にやりたくて、最後の最後の瞬間に自分の気持ちに正直になった米山。もしかしたら引退を撤回したことで、もっとプロレスをやりたかったとの思いが急激に減退してしまうかもしれない。が、そうなってしまったとしたら主客転倒、引退したほうがよかったということになってしまう。これからの米山には、いままで以上にプロレスに対する思いをぶつけるファイトが望まれるのだ。
     それでも、二度とおなじことを起こさないため、ペナルティー的なことは受け入れる必要がある。ヘイリー・ヘイトレッドと保持していたタッグ三冠は返上。文字通りゼロからのスタートで、米山は2012年JWP開幕戦のリングに立った。さらにはタッグリーグ・ザ・ベストへの不参加もペナルティーのひとつなのかもしれない。Leonのパートナーが「X」となっていたため、そこに入るのではないかと予想した人もいるだろう。しかし現実には、米山がエントリーされることはなかった。タッグリーグ戦の期間中、米山は彼女自身で引退ロードから復活ロードへと切り替えていかなければならないのだ。
     試合では、Leonのキャプチュードバスターにフォール負けを喫した。試合中もどことなく元気全開までに見えなかったのは、心のどこかにまだ迷いが生じているからなのか。プロレスをやるやらないの迷いではなく、問題を起こしてしまったことへの謝罪の気持ちから、そうなってしまったのだろう。それでも米山は試合後、「リングに上がりつづける以上は、みなさんに元気を与えられるような、米山香織らしい試合をやっていきたいと思ってます。これからもリングの上での私を見てください、よろしくお願いします!」と高らかに宣言。すべてをプラスに変えていくパワーが、彼女にはあると信じている。「あのとき撤回してよかったんだ」。米山のがんばりとJWPのサポートしだいで、そう思える日は必ずやってくる。
     さて、今大会では前述したリーグ戦「タッグリーグ・ザ・ベスト2012」がスタート。10チームが2ブロックに分かれて公式戦をおこない、各ブロックの最高得点チームが4・8東京キネマ倶楽部にて優勝決定戦をおこなう。勝者は自動的に、米山組が返上したJWP認定タッグ&デイリースポーツ女子タッグ王座を獲得できるとあって、熾烈な闘いが展開されそうである。
     開幕戦では3試合がおこなわれ、KAZUKI&モーリー組(ザ☆WANTED!?)が川佐ナナ&宮城もち組(モッチー7)、阿部幸江&チェリー組(思春期ーズ)が中森華子&大畠美咲組(ラブドライト)、倉垣翼&春山香代子(ハルクラ)がDASH・チサコ&仙台幸子組(十文字姉妹)をそれぞれ破り幸先いいスタートを切った。実績からしてハルクラがもっとも優勝に近いと思われるが、この日に関しては意外にも(?)、阿部とチェリーの思春期-ズに大きな勢いが感じられた。これでもかというくらいのヤングな昭和ネタで、相手を脱力させ、若さで圧倒しなければならないラブドライトのほうが後手にまわってしまったのだ。ザ☆WANTED!?をちょっぴり離れた阿部が水を得た魚のようにいい味を出していたのは大きな収穫。「更年期障害疑惑」があるためリーグ戦が進むにつれての失速という展開もあるかもしれないが、さいわい、タッグリーグ・ザ・ベストは過密日程とはなっていない。ブルーゾーンには本命チームがいないだけに、もしかしたら、もしかするかもしれないのだ。        

    (新井 宏)