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    2011.2.20 東京キネマ倶楽部 総評 

     対照的な決勝戦進出だった。春山香代子と倉垣翼のハルクラが3連勝のぶっちぎりでレッドゾーンからの決勝進出を決めれば、もう一方のブルーゾーンは最後の最後までわからない展開だった。
     2連勝で迎えたLeon&大畠美咲の獅子の穴がボリショイ&矢神組にすんなり勝てば、ハルクラと同じ全勝で決勝戦に進むことができた。もちろん、獅子の穴はそのつもりでいただろう。対戦相手に決勝の望みが消えていれば、そのままいっていたのではなかろうか。
     しかし、ボリショイ組にもこの時点で優勝できる可能性が残されていた。このチームが勝てば、獅子の穴との決勝進出者決定戦になだれ込む。連戦連勝の条件付きながら、まだまだ望みがあったのだ。さらには、まえの試合でザ☆WANTED!?がmasu‐me&藤本つかさのキューティーペアを破って決勝進出に望みをつないでいる。獅子の穴の全勝突破で公式戦終了か、それとも終わりの見えない巴戦を闘わなければならないのか。勝つと負けるとでは、違いすぎるほど大きな違いだ――。
     おそらく、巴戦での延長はJWP史上初めてのことだろう。ボリショイのサブミッションが冴え渡り、Leonを完璧に捕獲した。こういった大一番で冷静に対処できる矢神も見事だった。ボリショイ組の奮闘で、獅子の穴の連勝がストップ。結局、3チームによる巴戦へと突入した。
     しかし、ここから先が獅子の穴の独壇場だった。Leonが名誉挽回とばかりにキャプチュードバスターで一気に連勝。先ほどの失態を帳消しにする勝ち方で、ハルクラとの決勝戦を決めたのだ。
     試合後のLeonは、自身の手で奪った連勝よりも、大畠のがんばりを褒め称えた。「大畠に勢いがあって練習の成果を出してくれた。スタミナもすごくあるんで、(決勝戦で)ハルクラに勝ちます!」
     ブルーゾーンの経過を見守っていたハルクラの春山も、大畠のがんばりは敵ながら認めている。過去にはタッグトーナメントでチームを結成した春山と大畠。「組んでたときよりどんどん成長してると思う。美咲のことは買ってますよ。そりゃあ、練習してれば成長しますけど、プロレスを毎日よく考えてるんじゃないかなって思う。プロレス力が成長してるんじゃないかと思います」
     実際、試合後のリングでハルクラを燃えさせたのは、Leonよりも大畠からの挑発だった。「オマエらを決勝で負かして、(タッグ)ナンバーワンの座から引きずりおろしてやるよ。それまでせいぜい、バリバリ最強ナンバーワンとかファイヤーとか言っとけ!」
     JWPのリングなら、ちょっとまえまでは考えられなかった大畠の挑発行為。リングではこのような行動をとりながらも、バックステージではハルクラの強さを冷静に分析もしている。
    「ハルクラの強みっていうのは、いつでもいっしょに練習できるってこと」と、大畠は言う。JWPへの登場をゲスト参戦にはしたくない。だからこそ、大畠は獅子の穴に加入した。獅子の穴とは、若い選手が切磋琢磨し、ともに成長することを目的としている。考えようによっては、ハルクラほど獅子の穴での成果を出しやすい相手もいないだろう。それだけに、今後のタッグ戦線を占う意味でも3・6キネマでの決勝戦は注目度大。ポイントはもちろん、大畠にある。

    (新井 宏)