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    2011.1.16 東京キネマ倶楽部 総評 

     NEOの解散により、JWPは今後よりいっそう、老舗団体としての色合いが濃くなってくるのだろう。女子プロレスを守り、牽引していくのは自分たち。そんな決意の表れが、「タッグリーグ・ザ・ベスト」の継承から受けとれる。エントリーされたのは、既存のタッグや、まったく新しいチームなど、合計8チーム。あらゆる世代からチーム編成がなされており、さまざまな顔合わせが実現するように構成されている。
     それを証明するかのように、第1試合から興味深い対決が実現した。コマンド・ボリショイ&矢神葵組vsmasu‐me&藤本つかさ組。過去におけるタッグの祭典からは、考えられない組み合わせである。
     ボリショイ&矢神は、12・23後楽園からスタートしたタッグチームだ。矢神が聴覚障害者の団体、闘聾門JAPANからの選手で、ボリショイとは手話を通じて知り合った。プロレスにおいては、師弟関係。一方のmasu‐me&藤本つかさは、正真正銘の初コンビ。masu‐meは12・23後楽園でのKAZUKI戦がデビュー戦だから、この日がプロ入り2試合目。初めてのタッグマッチがいきなり他団体の選手で、しかもいきなりのリーグ戦エントリーとなった。masu‐meには大変なプレッシャーだろう。藤本にとってはボリショイからICE×60王座をアイスリボンに奪回したこともあり、両者の再会も興味深い。
     事実上のデビュー戦でアッと驚くキレのよさを見せた矢神の攻撃には、この日も見応えがあった。masu‐meには持って生まれた華があり、両者のコントラストがぶつかったシーンは、ある意味でこのリーグ戦を象徴するようだった。ボリショイと藤本が出てくると、スピードに乗せられるように空気がガラリと変わった。ボリショイはもちろんだが、藤本にもいつのまにか格の違いが見せつけられるようになっていたのにはビックリした。アイスリボン3冠王の肩書きは伊達ではない。しかも、あのボリショイからベルトを引っぺがしたのだから。
     ボリショイ&矢神組は、矢神の活躍しだいでは台風の目になる可能性を秘めている。全員が初対決という点では、もしかしたら矢神有利へと動くのかもしれない。藤本&masu‐me組は、初タッグだけにコンビネーションがどうなるか。藤本がうまくmasu‐meを引っ張れば、予想外の白星が舞い込んでくるかもしれない。いってみれば、藤本のリーダーシップが問われるチーム。つっかはすでに、こういうポジションまで来ているのだ。
     優勝候補となれば米山&ヘイリー組(レッドゾーン)、春山&倉垣組(レッドゾーン)、Leon&大畠組(ブルーゾーン)などに絞られてくるかもしれない。が、矢神、masu‐meをはじめ、森居&中森組との絡みなど、フレッシュな顔合わせが次々実現するのが、このリーグ戦最大の楽しみだと思う。いままでのJWPにおけるタッグリーグ(トーナメント)とは一味も二味も違う今回の組み合わせ。優勝の行方はもちろん、JWPにどんな風景をもたらすか、注目だ。

    (新井 宏)