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    2010.10.10 東京キネマ倶楽部 総評 

     前回のキネマ大会でコマンド・ボリショイにピンフォールを奪われた春山香代子。ボリショイからは「シングルやりたいなら私のICE×60のベルトに挑戦してこいよ」と挑発された。
    ここはボリショイから雪辱し無差別級王座奪回への足がかりにしたいところだが、ICE×60王座には、体重60キロ以下という制限がある。もともとアイスリボンの若手中心のベルトとのイメージがあったこのタイトル。とはいえ、市来貴代子、さくらえみが巻いた場合には先輩越えのテーマが挑戦する若いレスラーには課せられた。そしてJWPのボリショイが、アイスリボンのみなみ飛香から奪取しリターンマッチも受けたことにより、ボリショイと飛香のストーリーを象徴するアイテムかと思われた。
    ところが、ボリショイのほうからまさかの春山指名。しかもこれは「体重を落としてこい」との減量命令でもあったのだ。米山革命の勃発により個々の変化も求められているJWP。とはいえ、春山からすれば減量に応じるつもりは微塵もない。そもそもICE×60王座には興味がないし、減量といわれても現在の体調こそ彼女にとってベストなものだと考えている。無理に体重を落とせばパワーも落ちるしスピードもどうなるかわからない。さらによくなる可能性もあるかもしれないが、そうなる保証などどこにもないのだ。たしかに、無差別挑戦への実績作りといわれれば、そうかもしれない。が、減量によって「プロレス人生が変わってしまうかもしれない」との恐怖感に襲われてもいた。
    「今日の試合、無差別級のタイトルマッチと同じくらい緊張しました」と、春山はいう。この日のメインは米山vsH・ヘイトレッドの三冠戦だった。セミのボリショイvs春山はダブルメインといっていいほど緊張感に溢れた闘いだった。それを現出させたのが、春山のこの試合にかける意気込みだった。春山は無差別級タイトルマッチと変わらぬモチベーションで、ボリショイへの雪辱を期していたのだ。
    「忘れていた感覚が蘇りました。毎回こういった闘いをしていかないと」と、試合後の春山。メイン後にはリング上で大の字になる米山に水をかけて無言のメッセージを送った。米山は現在もJWP所属選手の挑戦は受けないつもりでいる。しかしボリショイを倒したことで、春山は一歩前進と考えている。米山を振り向かせるために、あらゆる手段を駆使していかなければならない。減量ももしかしたら米山の視界に入る好材料かもしれない。が、他人から言われてするのでは意味がない。春山は春山の考えから、米山を追っかけていくつもりだ。

    (新井 宏)