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    2010.8.15アゼリア大正 総評 

     JWP今年の夏女は、コマンド・ボリショイとJWP認定無差別級王者の米山香織だった。今年はタッグトーナメントでおこなわれたのだが、シングルでの開催だった昨年も米山が優勝した。ということは2年連続で、米山が夏女の座を射止めたことになる。とくに今年の場合、米山は“米山革命”を実行中。それだけに、例年の夏女とは意味合いが違うのだ。
     革命を宣言した手前、米山は敗北が許されない状況に追い込まれた。何を主張しても、負けがつづくようなら説得力がゼロになるというもの。常識的に考えれば、相当なプレッシャーに襲われるだろう。トーナメント中で革命が立ち消えになる場合だってありえるのだ。しかし米山は、まずはしっかりと結果で答えを出した。単純に試合に勝つだけでタイトルには挑戦できないという問題をJWP所属選手に突きつけた格好だが、やはり優勝と敗退では大きく異なる。
     ではなぜ、米山はこのトーナメントで優勝できたのか。そこには、ボリショイの存在を忘れてはならない。“米山革命”のポイントとして、ボリショイは大きな役割を果たしている。米山一人での革命ならば、心もとないのも本当のところだ。しかし革命宣言と同時にボリショイという“同士”を得たのは大きい。ボリショイもJWPを変えなくてはといろいろ考えていた団体のまとめ役。そこへ訪れた革命宣言という絶好の機会。米山はサポート役に名乗りを上げたボリショイがいたからこそ、タッグトーナメントに平常心で臨めたのだろう。
    「(高橋奈苗から)ベルトを獲ったときにヘンな開き直りがあって、しかもボリショイさんがサポートしてくれるっていってくれて、またひとつヘンな開き直りができたんですね。だから、安心してトーナメントを闘えました。ふだんなら先輩に引っ張ってもらうところかもしれないけど、いまは自分がチャンピオンだし、ボリショイさんをリードしていけたらいいって気持ちでもいけました」(米山)
     ある意味でリラックスしたまま成し遂げた優勝だった。そのリング上で、米山は革命の第2弾実行を予告。アイスリボンのさくらえみを次の無差別級王座挑戦者に指名したのだ。
    他団体で、他団体選手との防衛活動を中心におこなっていこうとする現・無差別級チャンピオン。ではなぜ、米山はこの時期における米桜対決を望んだのだろうか。
    「日向さんに挑戦したときも春山さんに挑戦したときも、さくらさんはすごく自分を応援してくれたじゃないですか。そのときって、さくらさんは私がベルトを巻いたら一番先に挑戦するねって言ってくれてましたよね。そしていま、自分がこうして現実にチャンピオンになったんですよ。だからやっぱり、さくらさんとやりたいなって。今年の3月に米桜対決はやりましたけど、あのときはどちらもリーグ戦の消化試合で…。だけど今回はメインで。9月19日の新宿FACE大会で実現させたいです」
     しかしながら、さくらはその4日後にアイスリボンの後楽園大会を控えている。さくらは8・7板橋で仙女・里村明衣子とのシングルマッチを要求した。そちらに集中したいとの考えだけに、実現するかは微妙な段階だ。
     たとえ拒否されたとしても、米山はあきらめないつもりでいる。なぜなら米山は自称「史上もっともスリリングなチャンピオン」。いつどこでベルトを落とすかわからないだけに、なるべく早い段階で念願のさくら戦を実現させたいと思っているからだ。とはいうものの、状況が状況だけにどうなるか。米山革命を推進するためにも、さくら戦はなんとしても実現させなければならない。そしてもちろん、防衛も…。

    (新井 宏)