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    2010.1.31 北千住シアター1010 昼の部 総評 

    ハイスピードの冠にふさわしいめまぐるしい攻防が展開された。米山香織が保持するNEO認定ハイスピード王座の次期挑戦者を決める3WAYマッチ。大ベテランのコマンド・ボリショイ、またはアイスリボンの新鋭・藤本つかさが勝ったとしても十分に納得のいく内容であり、試合形式からしてハプニング性も期待できた。が、結果的に試合を制してのは、初代王者で米山にベルトをかっさらわれた夏樹☆たいようだった。王者に向かいこれまで何度も再戦をアピールしてきた夏樹だが、これでもう文句をいわれる筋合いはない。2・14川崎でのタイトルマッチが正式に決定した。
     夏樹からすれば、新設当初からこのベルトは自分のためのタイトルという自負がある。ベルトを守りながら女子プロ界の新ジャンル、ハイスピードの輪を広げていくのが使命だと考えていた。ところが、アイスリボンでの出逢いから本来なら絡むはずのなかったJWPの米山にベルトをとられてしまう。しかも、意外なほどアッサリした負け方で…。好事魔多しとは、まさにこんなときに使う言葉なのだろう。以来、ことあるごとに夏樹は再戦をアピール。そのたびに米山からは「挑戦者決定戦でもやってから勝ち上がってこい」との挑発を受けていた。
     ハイスピードの開拓者としての自負を持つ夏樹からすれば、試合内容でのハイスピードはもちろんのこと、防衛戦をこなす回数もハイスピードで、との思惑もあった。しかしながら、米山がチャンピオンになって以来、佐藤綾子との防衛戦がおこなわれただけになっている。佐藤の挑戦に唐突感もあったこともあり、なんとなくタイトルそのものが隅に追いやられていた感じもしないではない。「防衛戦もろくにやってない状況じゃ、ハイスピードの道を切り拓くどころか輪を広げられない。自分がベルトをとり戻して、(ハイスピードの)潜在能力が隠された選手をどんどん見つけて確立させていきたいんです」
     米山に王者の座を「任せてはいられない」と、夏樹はいう。反面、米山には米山の道があり、言い分がある。「アタシはね、タッグもあわせて4冠王で忙しかったんだよ! ハイスピードだけじゃなく、タッグでもたくさんやって多忙だったんですよ。まあでも、ハイスピードの“1冠”になっちゃったんで、いまは無差別との2冠を狙っています。無差別を獲るためにも、ハイスピードが必要なんですよ」
     確かに、4冠を保持していたころの米山にはやることが山のようにあった。ハイスピードをおろそかにしていたわけではないけれど、そう見えてしまった事実は認めるしかないだろう。
     だからこそ、現在の米山は無差別級王座との2冠王をもくろんでいる。無差別級の下にあるハイスピードではなく、2本のベルトを同格とするのが彼女の狙い。どんな相手にもどんなスタイルにも対応できる。それを証明するために、ハイスピードの王者でありながら無差別級王座の次期挑戦者決定リーグ戦にエントリーしているのだ。
     2・14川崎での米山vs夏樹は、前回以上の好試合になること必至とみた。足元をすくわれた夏樹が十分に警戒してくるだろうし、米山にはリーグ戦に勢いをつけるためにも絶対に負けられない。両者の意地が加速した状態で展開されるハイスピードの最高峰。制するのは、どっちだ!?                          (新井 宏)