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    2009.12.27 後楽園ホール 総評 

    日向あずみ&コマンド・ボリショイ組vs春山香代子&米山香織組。一見すると、どの会場でも組まれそうなJWPの純血タッグマッチである。しかし、この組み合わせを引退試合のカードとして日向の方から提案してきたとき、ボリショイにはすぐにあのころのことが思い出されたという。
    JWPは選手の離脱や経営難から所属選手5人というところまで追い込まれた過去がある。そのときに残っていたのが、ボリショイ、日向、春山、米山、渡辺えりか(引退)の5人だった。聖地・後楽園から遠ざかり、小会場での大会をおこなうのが精一杯。それでもなんとか団体を存続させようと尽力したのがこの5人だった。それまでは経験のなかったフロント業務も手分けしておこなうようになった。会見でボリショイが涙を流したのは、そんな背景があったからだ。
    ボリショイはいう。「日向は、このカードを大きな大会でずっとやりたかったんじゃないですかね」。日向のデビュー10周年をきっかけに、4年近くのブランクを経て後楽園大会を復活させたときもJWPの純血6人タッグマッチがメインだった。その後、徐々に回数を増やして今年は4回の後楽園大会を開催できるようになった。どん底時代を振り返れば、よくぞここまでカムバックしたものだと思う。その先頭に立って走ってきた日向がマットを去る。この試合は引退であると同時に、来年に向けてのヒントを日向から提示しようとして組まれたのではないか。春山と米山が選ばれたのがそう考えられる理由である。春山が日向を継ぐ無差別級王者なら、米山はNEO認定ハイスピード王者。入門時からこの2人にすべてを教えてきたのが日向だった。日向あずみにはなれないけれど、日向のあとを継ぐのがこの2人…。
    「なんか夢の中にいるみたいでした。日向さんが引退する夢を見ているような。でも、板橋でのシングルのように記憶が飛んじゃったわけじゃありません。しっかりおぼえていますよ。日向さんからもらった延髄ニーだけはなんとしても出したいと思ったし、この技をもっともっと磨いて、これからも大事に使っていきたいです。日向さんが会場にきたとき、『私よりスゴイ』といわせるくらいに磨いていかないといけないですね」(米山)
    「最後の3カウントは『(春山に)任せたよ』っていうふうに勝手に受けとりました。今後のプロレス生命を左右するような瞬間だったと思います。といってもどっちにも転ぶと思うんで、これからはいままで以上に意識してやっていかないといけない。日向さんがこのカードを選んでくれた意味をよく考えて、気持ちを入れ替えてやっていきます。自分にもJWP全体にも関わることなんで」(春山)
    日向から受け継いだ米山の延髄ニーから、日向政権を陥落させた春山のキーンハンマーがフィニッシュになった。ハイレベルな同門対決はJWPカラーのひとつ。日向あずみというエースが去ることで、JWPの2010年は大きな変革を要求されてくるだろう。物理的にも選手数の減少により、所属選手のみで興行を成立させるのは困難。イヤでもフリーや他団体の力を借りることになる。
    今大会の休憩時、スクリーン上から「JWPvsエネミー オープンクラスチャレンジリーグ」の開催が発表された。これは春山の保持する無差別級王座への次期挑戦者決定戦。エントリーされる選手の半数がエネミー、つまりはフリー、他団体枠となるのである。公式戦では同門対決は存在しない。JWPはエネミー、エネミーはJWPと闘い、それぞれの勝者が4・18後楽園で春山に挑戦するという形式だ。
    たとえ多くの外敵が入ってこようとも、JWPとしての誇りと自信を胸に闘ってほしい。こんなメッセージが聞こえてくるような日向あずみの引退試合だった。対パッションレッドで一歩退いていたのも、来年以降の戦力を考えての配慮だったといっていい。日向の引退はつくづくもったいないと思うが、現実に彼女はプロレス界から引退した。
    「セレモニーをやっても実感がまだ沸かないんですよ。(春山に)とられたのはいいんですけど、やっぱり自分たちが思っていたような試合にならなかったのが心残りというか」と日向はいう。とはいえ、100%の完全満足な試合など誰もしたことがないだろう。だからこそ、「心配で戻ってきた」なんていわせることのないように、変えるべきところは大胆に変える、守るべきことは守る姿勢が求められてくる。日向あずみの引退により、JWPはかえって見逃せない団体になったといえるのではないか。        (新井 宏)              
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