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    2009.12.13 ラゾーナ川崎プラザソル 総評 

     順風満帆な引退ロードに思わぬ横槍(?)が入った。さくらえみから日向あずみへの対戦表明である。さくらは春山香代子の無差別級王座挑戦を前に、自らの保持するICE×60王座の格を上げるため、あえてJWP、無差別級王座の象徴ともいえる日向との対戦をアピールした。タイトルマッチこそ拒否したものの、日向はさくらとの2連戦を敢行。これが思いのほか好勝負となったこともあったのだろう。日向は春山に敗れたあとのさくらに歩み寄った。タッグならベルトをかけた試合をしてもいい。日向は最後のシングルを終えたばかりの盟友・輝優優をパートナーに指名した。タイトルマッチには関わらないと決めていた日向が、ふたたび勝ち負けの舞台に立ち上がったのだ。
     今大会のメインとなった米山香織&さくらえみ組vs日向あずみ&輝優優組は、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグに加え、インターナショナルリボンタッグ王座もかけられた3冠選手権という前代未聞のカードになった。日程的にも、日向組が奪取すればそのまま返上の可能性が高い。だからこそ、4冠王の米山とさくらには防衛しなければならない義務がある。ましてや、さくらは今年の女子プロレス界にプロレス大賞を復活させた“旬すぎる”選手である。引退を控える選手がこれほど勝敗の読めない闘いに臨むのも珍しいのではないか。
     もしも日向が順風満帆な引退ロードを歩んでいたとしたら、すべての試合で「もったいないなあ」「まだまだできるのに」という雰囲気のまま、最後の後楽園を迎えただろう。もちろん、この試合においても日向は引退前とはとうてい思えない闘いぶりだった。それこそ、今年の女子プロレスにおけるタッグのベストバウト級の内容があった。とくに、終盤における日向とさくらの攻防は“手に汗握りすぎる”スリルに満ちていた。考えてみれば、本来ならこの2人が絡むことなどありえなかったのだ。だからこそ、さくらの挑発は賞賛に値する。本当にやっておいてよかったと感じられる組み合わせ。アイスリボンでの2連戦から、今回のタッグ3冠戦。日向vsさくらは、“期間限定の名勝負数え歌”だった。さくらとの対戦を通じ、引退前の日向に対するイメージも変わったようにさえ思う。「もったいない」との気持ちを超越して「日向ってやっぱりすごいんだ」とあらためて感じさせたところに意味があるのではないか。“すごい日向”として、引退ロードのクライマックスに突入することになるからだ。
    「引退を決めたときにはもうベルトに挑戦する気はなかったけど、実際に巻いてみたら、やっぱりいいなって思いましたね。さくらさんとはなかなかまじわる機会がなかったんですけど、最後の最後で関われてよかったです」(日向)
     さくらからすれば、引退ロードで後輩に負けていく日向の姿に納得がいかなかった。だからこそ、春山を引き合いにして勝利にこだわる本来の日向あずみを引っ張り出しにかかった。ベルトを3本も失うという代償を支払う結果にこそなったが、さすがは女子プロ大賞受賞者である。日向あずみ本来の姿を取り戻させたのだから。
     では、輝とともに王者になった日向は、ベルトを巻いたままでリングに別れを告げるのだろうか。だとすれば、タッグ王座は3冠とも返上の形になるが…。これはあくまでも個人的な見解ながら、引退試合の日にもう1試合組むのもありなのではなかろうか。元気美佐恵も三田英津子も、引退試合は“複数”だった。タイトルマッチをしてから先に発表したカード(日向&C・ボリショイ組vs春山&米山組)でマットを去ることも不可能ではないような気もするが…。
    「日程的に無理だとは思います。でも、もしもやりたいっていう人がいて、日程が合えば、是非やりたいと思いますけど」と、日向はいう。引退当日のダブルヘッダーも積極姿勢ではないものの「考えてみます」とのこと。すべてはさくらのようにギリギリでも名乗り出て、実行に移す選手が現れるかどうかにかかっているのかもしれない。
    12・27後楽園まであと2週間。これを「あと2週間しかない」ととらえるか、それともさくらのように「まだ2週間もある」と考えるのか。“すごい日向”からベルトを獲れば、こんなにおいしいことはない。引退試合で闘うことになっている米山がラストマッチとは別に米桜でのリベンジに名乗り出てもいいし、資格は十分にある。12・27後楽園までJWPでは12・23道場マッチを残すのみながら、アイスリボンでは前日までに12・19、12・20、12・23、12・26の4大会が予定されている。12・27の前、または引退当日になにかが動くのか、それとも日向と輝がベルトを巻いた状態でファイナルを迎えるのか。後者だとすれば、ベルトを巻いた日向&輝はこの日の川崎大会が見納めとなるが…。 (新井 宏)
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