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    [情報]11月24日大阪大会参戦決定選手 

    ◆11月24日大阪大会参戦決定選手が決定しました。

    華名(フリー)、GAMI(プロレスリングWAVE)
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    [情報]11.24大阪大会で新王者決定トーナメントを開催することが決定 

    ◆モーリーの長期欠場により空位となった、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座は
    協議の結果、新王者決定トーナメントを開催することが決定しました。

    出場チームは現在未定

    〈開催日程〉
    ◎11月24日(日)大阪・道頓堀アリーナ 13時
    ◎12月15日(日)後楽園ホール《JWP-CLIMAX 2013》 12時



    [情報]モーリー&中森華子がタッグ王座を返上  

    ◆モーリー&中森華子がタッグ王座を返上
    8月18日JWP後楽園ホール大会にてハルクラを破り、第42代JWP認定タッグならびに
    第15代デイリースポーツ認定女子タッグ王座に就いたものの、
    同大会でモーリーが右腕を負傷。以来、欠場中ですが、
    年内復帰が見込めない為、協議の結果、
    同王座を返上致しました。

    [結果]2013.10.27 第127回JWP道場マッチ  

    ◆10月27日(日)第127回JWP道場マッチ 16時 
    中森華子プロデュース~夢の残酷楽園~
    観衆:666人(超満員札止め)

    1、地獄のMonster タッグマッチ 666秒1本勝負
    ○Leon&中島安里紗(628秒、リングアウト)姫華●&ボリショイ666

    2、地獄のOasis シングルマッチ 666秒1本勝負
    ○勝愛実(621秒、体固め)ライディーン鋼●
    ※ダイビング・エルボー・ドロップ

    3、地獄のRestaurant~もしもリングに、血の池地獄があったら。。。~ 
    シングルマッチ 666秒1本勝負
    ○KAZUKI(468秒、地獄の兎煮込み)ラビット美兎●
    ※リング上に設置した特製血の池地獄に落ちると負けとなり、中森が週に4度は行くという「地獄のレストラン」で使われている
    調理器具は全て公認凶器となる特別ルール。

    4、地獄のRobot シングルマッチ 666秒1本勝負
    ○阿部幸江(436秒、片エビ固め)藤ヶ崎矢子●
    ※旋回式ダイビング・ボディー・プレス

    5、地獄のYellowcard シングルマッチ 666秒1本勝負
    ▲中森華子(666秒、時間切れ引き分け)春山香代子▲


    [直前情報]10月27日(日)第127回JWP道場マッチ・中森華子プロデュース~夢の残酷楽園~  

    大会プロデユーサー中森のコメント
    「いよいよ明日!JWP道場マッチ初プロデュース「夢の残酷楽園」です!
    道場も選手、スタッフもみんなハロウィン仕様の残酷天国になっています。
    対戦カードに隠された「モーリーを探せ!」の回答は皆さん分かりましたか?
    そして昨夜、道場マッチ初登場のボリショイ666から姫華を通じてメッセージが届きました。
    『オカシ・・クレナイト・・イ・タ・ズ・ラ・スルゾ!!』
    ということなので、皆さん666にお菓子を持って道場に、、イヤ、地獄に遊びに来て下さい。
    皆さんのお越しをお待ちして魔巣。

    ◆Newグッズ情報
    ・超レア・サイン入りポートレート 姫華、ボリショイ666 各1000円

    ◆残酷食堂の飲食メニュー
    ・地獄の内臓煮込み
    ・毒キノコご飯
    ・血の池地獄
    ・返り血不羅ン苦

    ◆残酷プレゼント企画
    ・御来場の方にもれなく特製煎餅をプレゼント!!
    ・『モーリーを探せ!!!』 対戦カードに欠場中のモーリーが隠されています。正解者の中から抽選で1名に中森華子の当日着用のガウンをプレゼント!!

    <大会詳細>
    ◆10月27日(日)第127回JWP道場マッチ・中森華子プロデュース~夢の残酷楽園~
    開場15:30 試合開始16:00
    交通:JR亀有駅北口よりバス「八潮車庫」又は「八潮駅」行きに乗り「六木三丁目」下車すぐ。
       つくばエクスプレス八潮駅よりバス「亀有駅」行きに乗り「六木三丁目」下車すぐ。

    ◆チケット情報
    一般3000円(FC円引き、当日500円増し)、 足立区民1000円(要身分証明)、小中学生100円(当日のみ)
    ・オンラインチケット予約の締め切りは27日の午後12時まで
    PC http://www.jwp-produce.com/モバイル http://m.jwp-produce.com/
    ・当日券の販売は15時より受付け

    <対戦カード>
    ◆10月27日(日)第127回JWP道場マッチ 16時 
    中森華子プロデュース~夢の残酷楽園~

    ▼地獄のMonster タッグマッチ 666秒1本勝負
     姫華&ボリショイ666 vs Leon&中島安里紗

    ▼地獄のOasis シングルマッチ 666秒1本勝負
     勝愛実 vs ライディーン鋼

    ▼地獄のRestaurant~もしもリングに、血の池地獄があったら。。。~ シングルマッチ 666秒1本勝負
     KAZUKI vs ラビット美兎
    ※公認凶器使用可

    ▼地獄のRobot シングルマッチ 666秒1本勝負
     阿部幸江 vs 藤ヶ崎矢子

    ▼地獄のYellowcard シングルマッチ 666秒1本勝負
     中森華子 vs 春山香代子

    2013.10.14 新宿FACE 総評 

     無差別級王座挑戦にあたり、中森華子がまえもって“白塗り”での登場を予告した。これを聞いたとき、一抹の不安が脳裏をよぎったのは筆者だけではないような気がする。彼女にとっての一世一代の大勝負が“ギャグ”に終わってしまうことにならないか…。
     これまで何度もチャンスを逃してきた中森。チャンスをつかめる場面でなにもできなかった中森。過去の再現が、最大の見せ場で、しかも最大の屈辱とともに繰り返されてしまうのではなかろうか。華名への対抗心ではなく、はじめから2度目の無差別級王座挑戦ではそうしようと決めていたというのだが、果たしてそれは本当に有効なのか。ふたを開けてみるまでどんなことになるのか予想がつかなかった。デビュー以来最高の試合にしてほしいとの期待を抱きながらも、大きな不安もあったのだ。
     犬神凶子さんのヴォーカルとともに、中森が颯爽と入場した。その顔面は予告通りの白塗りが施されている。それがさらされた瞬間、筆者が恐れていた事態にはならなかった。そして試合中も、中森の白塗りがマイナスを与えることはない。王者・華名と互角の闘いを展開。この事実からもうひとつの人格が顔を出したというのはあまりにも短絡的だろう。中森は白塗りによって変身したのではない。顔面ペイントでも中森華子は中森華子として闘った。白塗りがきっかけになったことは事実だが、それ以上のなにかが彼女のなかで覚醒したほうが大きいのではなかろうか。中森華子の化身ではなく、あくまでも中森華子としてである。
     試合後の中島安里紗の感想が興味深かった。現在欠場中の前王者は、タイトル戦に挑んだ中森についてこんなことを言っていた。
    「おもしろかったですよね。すごいよかったです! あんな中森さん見たことないってくらい、すごいよかった。気持ちが途切れることがないというのがすごいあって。若手の試合でよくあるやられてもやり返すっていうのじゃなくて、やられてる間も気持ちが途切れない、つねに張りつめているものを感じました。これは中森さん、勝ったなって思うくらいでしたよね」
     実際には負けてしまったけれど、ライバルであるべき中島から最大級の賛辞を得た。試合後の中森は涙を流しながら「ここで落ちてしまったらいつもの自分と変わらない。落ちないで上がるしかないと思ってます。私が負けてしまってもほかに獲りにいく選手がどんどん現れてくる。私じゃなくてもどんどん進んでいく。それでも自分は落ちない。(リターンマッチは)やりたいです。どうしてもやりたいです」とコメント。タッグ2冠王になりながらモーリーの負傷により現在は一人ぼっちのタッグチャンピオン。しかし今回ばかりはそんなマイナス要素を初めて自分の力でプラスに転じてみせたのだ。ボリショイとともに華名への挑戦を宣言し、自力で勝ち取った挑戦権。負けはしたものの、そこから生まれた中森華子のベストマッチ。もう、落ちてなんかいられない。今後の大会から、中森がどんな行動を起こすのか。中森華子の覚醒を実感させろ!         (新井 宏)

    2013.10.14 新宿FACE 試合 

    JWP 10月14日(月=祝)東京・SHINJUKU FACE

    EX 3分間
    △コマンド・ボリショイ(0-0)中島安里紗△
    大会のオープニングで右肩脱臼で欠場中の中島がリングへ上がりあいさつ。「肩を脱臼して本日も欠場の発表があったんですが、やっぱり私は脱臼して2週間、この日の復帰に向けて練習してきたので。ホントは昨日、みなさんに報告をしなければいけなかったんですけど、まだ昨日の段階では何も発表できない状態で、今日の朝、どんな気持ちになるかで決めようと思いました。朝起きたときに試合をしたいと思いましたので、エキシビションの形になるんですが、試合をおこなわせてもらうことになりました」。中島のアナウンスにより、ボリショイ相手のエキシビションマッチがおこなわれることになった。まずはグラウンドの展開でお互いがサブミッションを仕掛け合う。残り30秒で中島が投げっぱなしジャーマン。フルネルソンに行ったところでボリショイが切り返しドロップキック。前蹴りをボリショイが放ったところで3分間終了を告げるゴングが打ち鳴らされた。


    ① 1/20
    阿部幸江&KAZUKI&○ライディーン鋼 (8分55秒、フロッグスプラッシュ→体固め)ラビット美兎&藤ヶ崎矢子●&つくし
     ザ☆WANTED!?vs若手の6人タッグマッチは鋼とラビットが先発でスタート。ザ☆WANTED!?が3人をコーナーに追い込んで串刺し攻撃。つくしとラビットを捕まえてザ☆WANTED!?ポーズを作ってみせる。ラビットが阿部をバカにすると阿部は「このクソチビが!」と狂乱(?)ファイト。ラビットも「クソババア!」とやり返す。KAZUKIが逆エビ固めに矢子を捕えると阿部もつくしにコブラツイスト。ラビットが鋼から逃げ回り3人まとめてのサブミッションは阻止してみせる。矢子がKAZUKIへのドロップキックでつくしとラビットに託す。ふたりは交互にKAZUKIを踏み潰し合体のフットスタンプ。しかしダブルのドロップキックはかわされKAZUKIがふたりまとめて逆エビを狙う。が、つくしとラビットがドロップキックで挟み撃ち。つくしが飛びつきKAZUKIを丸め込む。つくしはKAZUKIにミサイルキック。ラビットも続き控えの選手を場外に送り出すとコーナーへ。KAZUKIが担いでみせるがラビットはラビストラルで丸め込む。つくしのドロップキックからもう一度ラビストラル。切り返したKAZUKIがK-クラッシャー。KAZUKIをかいくぐりラビットが矢子にタッチ。矢子は鋼にドロップキックの乱れ打ち。阿部が耳元で絶叫しペースを乱す。矢子が鋼を丸め込むとKAZUKIがカット。KAZUKIが矢子にボディースラム。鋼がダイビングボディープレスを狙うがロープワークによりフラフラ状態に。そこで落とされつくしとラビットの合体ダイビングフットスタンプを食らってしまう。ザ☆WANTED!?が相手チームを分断しKAZUKIがダブルニーを投下、鋼がフロッグスプラッシュを見舞うと矢子が返せず。オープニングマッチはザ☆WANTED!?が飾ってみせた。


    ② 1/20
    ○Leon(13分3秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)GAMI●
     年内引退が決定しているWAVEのGAMIが参戦し、アルシオン時代の後輩であるLeonとシングルマッチで対戦。Leonが握手を求めるとGAMIは必要以上に強くはたき返す。Leonのリープフロッグを無視してGAMIは「こ~の~や~ろ~」の女子プロムーブ。Leonの腕を取るとロープ渡りの構え。Leonが無視のお返しをするとブーイングとともに「よくやった」の声も。GAMIが「空気読め。オマエ何年私の付け人やっとんね…」と言ったところでLeonが串刺しドロップキック。怒ったGAMIがフットスタンプから汚水攻撃。Leonが蹴りを入れるとTommyレフェリーが汚水噴射の餌食になってしまう。Leonがコブラツイストをかけるとセコンド陣、玉田凛映さんが助っ人で腕を引っ張る。逃れたGAMIはスピアを無視してメガホン殴打の連続。GAMIがロープ渡りを成功させるもLeonがロープを蹴り上げ股間を激しく打ち付ける。Leonは場外転落のGAMIにスワンダイブ式プランチャ。さらにLeonはロープ上を走ってのミサイルキック。LeonがフォールするがGAMIはレフェリーの手をつかんで3カウントを免れる。バックを取ったLeonが思わず「重い…」。この一言にGAMIが激怒しポキでとらえる。さらに腕を取ってのサブミッション。GAMIがボムで叩きつけカバーすると今度はLeonがレフェリーの手をつかむ。GAMIは激怒しながらも「オマエなかなかやるやんけ!」とブレーンバスター。アディオスアミーガ狙いはLeonがかわしてスピアから投げっぱなしジャーマン。Leonはマッドスプラッシュを投下もGAMIが肩を上げる。GAMIの目突きをLeonがキャッチし丸め込み。Leonの突進にGAMIはラリアット、トラースキック。GAMIがラリアットをカウンターで放つがLeonがギリギリで返す。GAMIは顔面を踏みつけるがLeonがスピア。GAMIがドラゴンを決めるとLeonが返してスピンキック。GAMIが強烈なラリアットも2カウントで返される。GAMIがダッシュするとLeonは違う方向からスピアを放ちキャプチュードバスター。これが決まるとGAMIが返せず、Leonが3カウントをガッチリと決めた。GAMI「まいど。オマエ、強くなったから許します。ありがとうございました。ボリショイさんからマイクを持つなら手短にと言われたので、あと5分くらいしゃべろうと思います。12月30日、引退します。(「え~」の声に)いまさら? きっとあなたは暇だと思うので引退試合に出てください。普通の引退試合で終わると思うなよ。今日の借りは私の引退試合でキッチリと返します! 同じ日に引退にならないよう気をつけて出場してください! ほな、さいなら」Leon「今日はありがとうございました。デビュー前から付け人をさせていただいてGAMIさんがいなかったら今の自分はありませんでした。ありがとうございました!」リング下のGAMI「そういうことはふたりがリング上にいてるときに言いなさい。馬鹿者!」


    ③ 1/20
    若手vs重鎮 Road to KOURAKUEN 
    ○コマンド ボリショイ&井上京子(11分7秒、キドクラッチ)勝愛実&花月●
     仙女10・17後楽園での新星vs重鎮シングル勝ち抜き戦の前哨戦ともいえるタッグマッチ。花月が勝を押しのけて先発を買って出る。相手はボリショイ。ボリショイがロープワークでまずは花月を翻弄しかけるが、カウンターのドロップキックを食らう。花月が担ぎ上げるとボリショイが卍固めにもっていく。京子が飛び出し花月と対峙。花月が仕掛けてエルボーの打ち合いに。京子は花月を挑発し打ってこさせる。京子がショルダータックルで倒すが花月がエルボーアタック。勝がショルダータックルにいくと京子がこらえてみせる。3度こらえられた勝はエルボーでの勝負を挑み、レッグラリアットで倒すことに成功。髪投げにトライすると京子がこらえて反対に叩きつけていく。京子は勝を追い込みスティンクフェイス。勝がボリショイに串刺しニー連打からブルドッキングヘッドロック。これをボリショイがかわし勝をかいくぐってトラースキックから飛びつく。勝が担いでバックフリップ。リバーススプラッシュを放つとボリショイがクリアー。勝がオクラホマスタンピードの体勢もボリショイが切り返しワキ固めへ。5分経過。京子が勝にラリアット。勝がエルボー連打で対抗。ショルダータックルの2発目で京子を倒す。コーナーに上がると京子が追いつき雪崩式ブレーンバスター。花月がエプロンから蹴りを入れ勝がブルドッキングヘッドロックからミサイルキック、リバーススプラッシュ。勝が担ぎ上げようとすると京子が阻止。花月が入りミサイルキックから串刺しエルボー、ミサイルキックへとつなぐ。京子は担ぎ上げられる前に至近距離からラリアット。勝と花月が京子をロープに振るがラリアットを食らう。京子が担ぎ上げると花月がかわすがカウンターのラリアットで1回転させる。ボリショイが花月にニーの連打。勝がボリショイを後ろから捕まえるが花月のエルボーが誤爆。ボリショイはふたりまとめての619から花月に掌底。花月はダッシュを捕まえて腕固め。ここは京子がカット。京子の打撃が誤爆し花月が担ぎ上げ前方に叩きつけると続いてはバックフリップ。勝がダイビングエルボー。花月がバックフリップ。ボリショイが返すと花月はデスバレー。京子がカットに成功。ボリショイのウラカンを切り返し花月が丸め込む。ボリショイがサッと丸め込むとここで3カウント。勝は勝負が決まるなり一人で退場した。


    ④ 1/30
    倉垣翼デビュー15周年記念試合~JWP所属ラストマッチ~
    ●倉垣翼(11分46秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)春山香代子○
     15周年となる倉垣のJWP所属ラストマッチはハルクラ対決。試合前にはアキュート冴、おばっち飯塚、渡辺えりからが倉垣に記念品を贈呈。両者ガッチリ握手を交わしてゴング。腕の取り合いからまずは倉垣が春山を前方に叩きつける。春山はコーナーに追い込み予告通りにダブルチョップの15連発。「おめでとう」のメッセージに倉垣は「ありがとう」のエルボーで返す。さらに倉垣が側転エルボーにいくと春山はショルダースルーからスタナー。春山はコーナーでスリーパー。ドラゴンスリーパーに移行するが倉垣が切り返してアルゼンチンバックブリーカー。バックフリップで叩きつけると、ラリアットを連打しファイヤーのポーズを決める。さらにコーナー上から担ぎ上げて叩きつけるとミサイルキック。しかしムーンサルトプレスはかわされてしまう。春山が突っ込むと倉垣はバックドロップを連発。ルナウイングから押さえ込むと春山がなんとか返す。5分経過。春山はキーンハンマーからトラースキック。もう一発キーンハンマーで勝負ありと思われたが倉垣の方が上がる。両者ダウン状態。するとヒザを着いた状態からエルボーを打ち合い。共に立ち上がりラリアットが交錯。交互にラリアットを打ち合いふたたびラリアットが交錯。続いてのラリアットは倉垣が打ち勝つも3カウントには届かず。春山がダイビングギロチン狙いでコーナーに上がると倉垣も上がって雪崩式アバランシュホールド気味に叩きつける。春山が返し顔面を蹴りあげる。こらえた倉垣が左右からラリアット。春山は再度顔面を蹴り上げ串刺しラリアットの乱れ打ち。春山がコーナーからギロチン。10分経過。春山がラリアットも倉垣がブリッジで返す。春山がトラースキックからキーンハンマー。反転した倉垣が上になる。春山はダイビングギロチンを投下。もう一発決めると倉垣が返せず、春山が3カウントをゲットした。試合後、倉垣から握手を求め、春山からハグ。ボリショイがリングに上がりJWP選手会より記念のパネルが贈呈された。倉垣「春さん、所属最後のラストマッチ、負けて悔しかったけど闘ってくれてありがとう。15周年、所属としての倉垣翼を応援してくださったみなさんありがとうございました。これからもJWPの応援お願いします。自分は退団して離れますが、また機を見て戻ってくるので、そのときはまた温かい声援よろしくお願いします!」


    ⑤ 1/30
    JWP認定無差別級選手権試合
    ○<王者>華名(15分51秒、変形オモプラッタ)<挑戦者>中森華子●
    ※第22代王者が2度目の防衛に成功。
     犬神サアカス團・犬神凶子さんの生歌で挑戦者の中森が入場。中森は宣言通りに顔面白塗りでリングへ。華名がリングインすると中森の面前へ歩を進め、にらみ合う。ゴングが打ち鳴らされ両者ゆっくりと歩を進める。華名から握手の手を差し出すが中森が拒否して打撃戦へ、中森の延髄を華名がかわすがハイキックをヒットさせヘアホイップ。華名はなめんじゃねえと向かっていくが中森がすぐにやり返しビッグブーツをカウンターで放つ。華名が側頭部にキックを放つと中森がダウン。その前に華名が仁王立ち。立ち上がろうとする中森に蹴りを見舞い、側頭部へのキックで場外に転落させる。華名が追いかけ場外戦に。中森がやり返すと華名が客席に投げつける。こんどは中森がイスを持ち出し殴打するとキックの乱れ打ちで場内騒然となる。中森は場外でフィッシャーマンバスター。中森がリングに戻ると華名は間合いを取りゆっくりとカムバック。入ったところを中森が猛攻。しかし華名が腕十字にきってとる。中森も切り返し三角締めへ。腕十字に移行すると華名がアームロックに切り返す。5分経過、華名が腕十字。中森が脱出しキックで威嚇。両者立ち上がりローを打ち合う。華名が飛びつきヘッドロックをグラウンドで取る。華名が体重をかけて上になりフェースロックへ。華名はワキ固めに移行するも中森がエスケープ。華名は顔面を踏みつけプレッシャーをかける。中森が立ち上がりエルボー連打。華名も打ち返し激しい打撃の応酬に。華名のダッシュに中森がビッグブーツ。蹴りにいったところで華名が掴んでヒールホールド。華名が投げっぱなしジャーマンも中森がビッグブーツ連打。中森が絶叫しフィッシャーマン狙い。切り返した華名がワキ固め。中森も切り返すがさらに華名が切り返しワキ固めにもっていく。腕十字から三角締めに移行した華名だが中森が脚を伸ばしてエスケープ。10分経過。華名がミドルの連打、中森が掴んでスタナー。蹴りのかわしあいから中森がバックドロップ。華名がお返ししスライディングキック。かわした中森がシャイニング・ウィザード気味にキックを打ち込む。しかしデスティニーハンマーはかわされ華名が腕十字にもっていく。中森がエスケープすると華名に強烈な張り手。張り手の応酬となり中森がバックへ。華名が取り返し中央に。中森の打撃で華名がダウンしフィッシャーマンバスター。華名が返すと中森はもう一発狙う。華名が切り返すと中森が側頭部にキックを放ちコーナーへ。華名が追い付き雪崩式ブレーンバスター狙い。中森がヘッドバットで打ち落としデスティニーハンマー。ギリギリで華名が返し場内熱狂。中森がもう一発フィッシャーマンを狙うと華名が回し蹴りからバックブロー連打。回し蹴りから押さえ込むと中森が返す。中森が蹴りをブロックしヘッドバット、ハイキック、スタンディングのシャイニング・ウィザードから路上で丸め込む。超ギリギリで華名が返し腕十字にきってとる。15分経過。ハナココールに場内がつつまれる中、華名が腕を取りにいく。こらえた中森だが、ついにギブアップ。
    華名が王座防衛に成功となった。華名は中森に水をかけるとセコンド陣が入り乱闘へ。春山も「やってやるよ!」と突っかかる。Leonが張り手を見舞おうとする。華名「なんやこれ?」Leon「私がベルト獲るんだ!」華名「タイトルマッチとかどうでもええねん。病んでるねん、恋に病んでるねん。恋してんんの恋。だからタイトルマッチなんてどうでもええねん。恋の病気やねん。心が痛いねん。これなんやろう? 今から私、愛の告白するから邪魔せんといて。モルモ、モルモ、モルモ、どこや? こっちにおいで。出てきて。どこや? 私のモルモどこや? ボリショイ呼んでこいや!」中島が登場しエプロンへ上がる。華名の要求でリングイン。「もうはちきれそうやねん、私な、モルモのことメッチャ好きになってしもうたんねん。ホンマやで、ホンマやで、ホンマやで」中島がエプロンに下がる「私のために肩治そうとしてんのもわかるし、そういうのすごく感じてるからこそ意識してまうよ。私のためやろ? モルモットやない、安里紗って呼んでいい?」中島が去ると華名は「これだけ言っていい? これだけ言わせてくれ! 愛してる! 安里紗愛してる!」中島はあきれた表情で控室へ消えた。

    2013.10.13 板橋グリーンホール 試合 

    JWP 10月13日(日)東京・板橋グリーンホール

    1/20
    JWPvsアイスリボン対抗戦
    ●ライディーン鋼&藤ヶ崎矢子(6分55秒、ハルカゼ→エビ固め)世羅りさ&つくし○
     両団体のジュニア世代がタッグマッチで対抗戦。矢子と世羅で試合開始。矢子がドロップキックとエルボー連打で先制すれば、世羅もドロップキックをかわし反対に打ち込んでみせる。つくしが世羅と合体し、ダブル攻撃。乱入した鋼も道連れに「プロレスでハッピー!」のポーズを誇示。世羅が矢子に豪快なボディースラムから逆エビ固め。鋼はつくしを背負ったままカットに成功。矢子がボディースラムを切り返し世羅を丸め込む。鋼が世羅にショルダータックルを連発。鋼が矢子を背負い世羅をボディープレスで押しつぶす。しかし世羅はダブルニードロップ、ドロップキックで反撃。つくしが世羅をコーナーに振って串刺し攻撃。鋼を持ち上げようとするがこらえられる。世羅が入ってトライも矢子が加わりJWP軍がブレーンバスターに成功。鋼がつくしに払い腰の連発。5分経過。鋼がつくしへダイビングボディープレスからバックドロップ。つくしがブリッジでフォールを回避すると世羅が鋼にドロップキック。つくしがミサイルキックでつづきカバーするも鋼がクリアー。つくしはコーナーに上がりダイビングフットスタンプを敢行。ハルカゼで丸め込むと鋼が返せず。世羅が矢子のカットを阻止し、3カウント。ジュニア世代の対抗戦はアイスリボンに凱歌が上がった。

    1/20
    ボリショイ・ディケイド10 オンリー・ギブアップ・マッチ
    ○コマンド・ボリショイ(11分0秒、股裂き足首固め)KAZUKI●
     10戦目となるボリショイ・ディケイドの相手はKAZUKI。試合はギブアップのみで決着がつくオンリー・ギブアップ・マッチで争われる。ルールが決定しているにもかかわらずさらにKAZUKIがマイク。「オンリーギブアップとか言ってもどこを絞ってるかよくわからないと思うので、どこを極めたらいいか決めときましょう。そのほうがわかりやすいと思うんで」。KAZUKIは「脚」か「腕」をくじ引きで決定することを提案する。ボリショイが渋々と引いたのは「脚」。よってKAZUKIは「腕」を攻めることになった。試合が始まるとKAZUKIは払い腰から腕十字の構え。ボリショイが切り返し腕を取りに行くと、KAZUKIは反則だと主張。ボリショイがレフェリーに詰め寄るとKAZUKIが背後から丸め込み腕を取りにいく。ボリショイが反転してロープに脚を延ばす。KAZUKIがニーを連打するとこらえたボリショイが脚を取ってギブアップを迫る。KAZUKIが払いのけるともう一方の脚を取りスタンディングのヒールホールドへ。KAZUKIがこらえて飛びつき腕十字。こらえるボリショイの腕にニーを落としたKAZUKIがコーナーからぶら下がりの腕十字にもっていく。ボリショイが逃れるとKAZUKIが一人で宙づり状態に。ボリショイがローキックの連打から脚を取りにいく。5分経過。KAZUKIが切り返して腕十字狙い。そこをさらに切り返しボリショイが絡みつく。両者が極めあう状態からさらにボリショイが締め上げる。KAZUKIが取り返すと体勢が崩れる。しかしKAZUKIがチキンウイングアームロック。グラウンドにもちこみ腕を締め上げるとボリショイが悲鳴を上げる。この体勢からボリショイが脚を絡めて締め上げる。KAZUKIがなんとかエスケープで難を逃れる。ボリショイは619を打ち込み掌底。KAZUKIがかわし三角締めにもっていく。10分経過。ボリショイが逃れ張り手をぶち込む。KAZUKIはダブルニーアタックからK-クラッシャー狙い。ボリショイがかわして股裂きの状態で脚を取っていく。KAZUKIがこらえきれずにギブアップ。ボリショイがKAZUKIとのオンリー・ギブアップ・マッチを勝利で飾った。KAZUKI「ボリショイさん、こないだ道場マッチで鋼に勝って、自分に勝ったじゃないですか。ザ☆WANTED!?のリーダーになってください! 適任だと思いますけど」ボリショイ「なりません!」KAZUKI「あ~よかった。なるって言われたらどうしようかと思った。今日の敗因は(くじ引きの)選択ミスでした。私はニーが得意。なので、脚(攻め)の練習をしておきます」ボリショイ「私はコマンドサンボをやってて、リングス、ヴォルク・ハンが大好きだったの。だからこんどやるときは、違う攻めのほうがいいと思うよ!」


    1/30
    ○春山香代子&倉垣翼(16分38秒、横須賀カッター→片エビ固め)Leon&ラビット美兎●
     Leonの要求によりカードが変更され、この試合が倉垣所属での最後のハルクラタッグに。Leonが「倉垣出てこい」と倉垣を先発に指名。両者で試合がスタートしLeonがグラウンドを仕掛けていく。Leonがフロントネックロックからヘッドロックにとり、ギブアップを迫る。倉垣が切り返しヘッドロックに取るとロープワークへ移行。Leonがアームホイップにとり、倉垣と視殺戦。ラビットが飛び出すと倉垣はふたりまとめてのドロップキック。春山がLeonの腕に噛みつき攻撃。クレームをつけるラビットに唾を吐きつける。Leonが春山に串刺しのスピア。ラビットがドロップキックから「お返しだ!」と春山の腕に噛みつき。そこからボディースラムを狙うが反対に滞空時間たっぷりにマットへ叩きつけられる。春山はダブルニードロップを連発で投下。倉垣が入り、逆エビ固め。5分経過。ハルクラが合体でラビットにクローズライン、ショルダータックル、エルボードロップ。倉垣がラビットをリフトアップしマットへ落とす。しかしラビットが倉垣の突進をかいくぐる。それでも倉垣はラビットを場外に転落させる。戻ってきたラビットが倉垣のバックへ。倉垣が前方に叩きつけカナディアンバックブリーカー。ラビットが切り返しアームホイップ。Leonとラビットがとび技の競演で倉垣を追い込む。Leonは倉垣の動きを読んでスピアを連打。倉垣は背後からのラリアットを叩き込みコーナーへ。ラビットのカットを阻止してLeonを狙う。Leonがコーナーに上がりブレーンバスターを巡る攻防。Leonが雪崩式で倉垣を叩きつけるとラビット、Leonが立て続けにボディープレス(Leonはマッドスプラッシュ)。それでも倉垣は豪快なバックドロップをLeonに連発。春山がLeonに串刺しラリアットの乱れ打ち。10分経過。ハルクラの合体をLeonが応戦。ラビットも加わりハルクラを場外に送り出す。ラビットがプランチャで舞い、Leonもスワンダイブでハルクラへ。春山をリングに戻しラビットがミサイルキック。Leonも続き、春山を射抜く。春山がスピアをかわしてトラースキック。Leonが2発食らいながらもスピア。ラビットが飛びつくと春山が強引にバックドロップ。ラビットがスイングDDTから飛びつくと春山がキャッチしブレーンバスター。ラビットが走り込むと春山がトラースキック。倉垣がカットに入ったLeonにラリアット。ラビットが倉垣を場外に落とし春山に飛びつき丸め込む。ラビットが春山に回転エビ固め。春山が返すとラビストラル。春山が切り返し丸め込む。再度ラビットが丸め込むも春山がなんとかクリアー。春山はカウンターのラリアットからぺディグリー。勝負ありと思われたがラビットが返す。ハルクラがLeonに合体バックドロップで場外に送り出す。倉垣のバックドロップから春山がダイビングギロチンをラビットへ。Leonがカットに間に合いラビットが命拾い。ハルクラがバリバリファイヤー。春山がラビット、倉垣がLeonを担ぎ上げそれぞれマットに叩きつける。ラビットが返せず、最後のハルクラは春山がピンフォール勝ちを奪った。翌日(10・14新宿)ではハルクラ対決。春山と倉垣がシングルマッチで激突する。


    1/30
    ミックスドタッグマッチ~無差別級選手権前哨戦
    華名&●池田大輔(11分13秒、横入り式エビ固め)中森華子○&ベアー福田
     翌日に控える無差別級王座戦の前哨戦。中森の要望により試合は男女混合ミックスドマッチに。試合前から中森が王者の華名を強烈に意識。華名は福田とは握手を交わすが、中森は視線に入らず。中森が池田だけに握手を求めるも無視される。先発は中森と華名。ローキックの応酬から華名がミドルを連打。中森がキャッチし張り手の応酬に。中森がビッグブーツからヘアホイップ。華名が2発目をかわしてサッカーボールキック。中森も打ち返すと華名もやり返す。中森の蹴りを華名が掴んでヒザ十字にもっていく。華名が脚を引いて池田にタッチ。池田は中森へサッカーボールキック。中森が立ち上がりローキックを連打。池田が掴んでドラゴンスクリュー。華名が余裕のリングイン。池田が福田をリング外に落としてキックの挟み撃ち。華名が押さえ込むと福田がカット。華名のアキレス腱固めに池田が髪を引っ張りアシスト。この行為に場内はブーイングに包まれる。池田が中森にボディースラム。押さえ込むと中森が1カウントで肩を上げる。池田が顔面をかきむしりコーナーへもっていく。中森が脚をつかまれるも延髄斬り。5分経過。福田が入り華名と池田にまとめて串刺しラリアット。華名がかわしたためラリアットは池田のみに直撃。福田は池田に滞空時間の長いブレーンバスター。池田がラリアット合戦に打ち勝つも両者ダウン状態。華名と中森が飛び出し激しい打撃戦に。華名のダッシュに中森がハイキック。中森の蹴りをつかんで華名がアンクルホールド。ブレークしない華名にブーイング。池田のアシストから華名がキック。中森のハイキックからシャイニング・ウィザードがヒット。華名が裏拳から回し蹴り。福田がカットすると池田が場外に送り出そうとする。それを阻止して福田が華名にラリアット、中森がフィッシャーマン。池田がカットすると華名がハイキックからバックの取り合い。華名が回転してヒザ十字。福田がカットに入ると池田がリングイン。池田が中森にミドルキック。10分経過。池田がゴッチ式パイルを敢行。福田がカットし華名を追い出す。池田は中森にブレーンバスター狙い。中森が切り返しコーナーへ。池田が追いつき筋肉バスターの構え。福田がカットし華名にもラリアット。背後から福田がラリアットを見舞い、中森が押さえ込む。池田が返そうとするも十分ではなく、中森が3カウントを奪った。試合後中森は華名に掴み掛り勝ち誇る。中森「よっしゃー! 明日おぼえてろよ! 明日、華名からベルトを奪う日がやってきます。明日はいつもとは違う中森華子で挑んで必ず勝って、JWPにベルトを戻したいと思います!」


    1/30
    新世代シングルマッチ
    ●勝愛実(14分5秒、腕固め)花月○
     仙女10・17後楽園での新星vs重鎮シングル勝ち抜き戦で、新星軍として共闘する勝と花月が一騎打ち。花月が握手を求めるとジュニア2冠王の勝がゆっくりと歩を進めこれに応じる。ロックアップで試合がスタートし、勝が追いこんでブレイク。花月が追い込みブレイクと見せかけエルボー。「一発いくぞ!」と叫んでロープに振るが勝がショルダータックルで吹っ飛ばす。花月はカウンターのドロップキック。勝からエルボー合戦を仕掛けていく。勝が弓矢固めからエルボードロップ。花月が返すと勝を担いでコーナーにもっていく。花月はストンピング連打から串刺しドロップキック。花月が腕を取り絞り上げる。勝がエスケープするとケブラドーラコンヒーロ。バックブリーカーの連発にもっていき、リバーススプラッシュ。5分経過。もう一発狙うと花月がかわす。勝は背後にまわり蹴りを入れると花月を担ぎ上げようとする。切り返した花月がスリーパー。花月がミサイルキックからエアプレーンスピン狙い。反対に勝が成功させバックフリップ。花月もやり返してのバックフリップへ。花月がもう一発を宣言すると勝が切り返す。さらに花月が切り返して腕固めにもっていく。花月はアームブリーカーの連続で腕折り狙い。花月は右腕へのフットスタンプ。そこからもう一度腕固めの体勢へ。勝がエスケープすると花月がブレーンバスターを狙う。勝がこらえるも強引にぶっこ抜く。花月はフィニッシュを予告するが勝がエルボーの打ち合いに挑む。10分経過。花月が左右からエルボー連打。勝が動きを読んでエルボーも花月がやり返し突進。そこへ勝がエルボーを叩き込みアバランシュホールド。勝は脚を極めにかかり逆片エビ固めへもっていく。エスケープを試みる花月に対し、花月勝は中央にもっていきさらに締め上げててみせる。勝は花月を引きずり起こし突進。花月がサッとワキ固めにきってとる。勝がなんとかロープに到達。花月がデスバレーを狙うと勝が丸め込み。ギリギリで返した花月の背後からドロップキック、バックドロップ。勝は花月を寝かせてダイビングエルボードロップを投下。反転した花月が右腕を取り絞り上げる。勝がギブアップの意思表示。花月が新世代によるメインを制した。花月のマイクを勝が奪い取る。おい、オマエとは明日組むけど協力するつもりもない。私が一人で、一人で結果を残す!」花月「勝おもしろいじゃねえかよ! 明日、中島安里紗、明日のシングル流れたけど、いまのコンディションじゃおもしろくねえ。コンディションが戻ったらどこでもいいわ、シングルやろうじゃねえかよ! でもここにいる若手の選手、もたもたしてるといまの女子プロレスはどんどん進んでるよ。17日後楽園ホール、自分が大変革を起こしてやりますよ。17日、見逃したら、損しますよ。明日の前哨戦、ボリショイ、井上京子組まれてますけど、覚悟しといてくださいね。自分が結果残して17日の本番を迎えますんで、絶対に見に来てください!」

    2013.10.13 板橋グリーンホール 総評 

     10・13板橋大会ではふたつの前哨戦が組まれていた。ひとつは翌日に控えるJWP認定無差別級王座戦に向けて王者の華名と挑戦者の中森華子がミックスドマッチで激突。もうひとつは仙女10・17後楽園での新星vs重鎮シングル勝ち抜き戦に備えるように、新星軍の勝愛実と花月が一騎打ちでぶつかった。
     団体の至宝を取り戻すべく、中森は強烈に華名を意識。このカードを希望したのも、あえて華名の領域に踏み込んで自分の力を試したかったからだ。と同時に、華名の土俵とはいえそこは中森のフィールドでもある。男女混合マッチでの蹴り合いはある意味でお手の物。中森にも男子レスラーと対抗できるだけの経験と力がある。そして何より、気持ちがある。そういった意味でも翌日の華名戦は中森華子の集大成。この試合で中森は、「顔面白塗り」で試合に臨むのだという。といっても華名のペイントに対抗するわけではなく、2度目の無差別挑戦時にはこうしようと前々から決めていた。そのときがまさに翌日に迫っている。実際、この日の試合でも中森は華名と互角の打撃戦を展開。最後にはベアー福田のアシストがありながらもしっかりと自力で3カウントを奪ってみせた。この結果はなによりも勢いにつながる。一人ぼっちのタッグ2冠王から頂点の3冠王へ。夢ではない現実が、いま手の届くところにあるのだ。
     メインの勝vs花月は、タイトルマッチになったとしても不思議ではない好カードである。ジュニア世代によるメインも、決して抜擢だけではすまなくなった。事実、勝は今年に入って3度目の板橋メインをシングルで経験している。ジュニア2冠防衛戦となったSareee戦、無差別級王座初挑戦の華名戦、そして今回の花月戦。結果として1勝2敗ながら、「板橋のメインは勝に任せろ」とのイメージが出来上がれば、それは徐々に規模の大きい会場での主要カードへと昇華していくのではなかろうか。10・17後楽園を抜きにしても、勝にとっては成長過程に必要な経験なのだ。
     中森も勝も、JWPにとって絶対に必要な戦力。いったいどんな闘いを見せてくれるのか、見逃せない。(新井 宏)

    [結果]2013.10.13 板橋グリーンホール  

    10月13日(日)板橋グリーンホール
    観衆:125人

    「Pure-survivor.1」
    ▼JWPvsアイスリボン対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
    世羅りさ&○つくし(6分55秒、ハルカゼ)ライディーン鋼⚫︎&藤ヶ崎矢子

    ▼ボリショイ・ディケイド10 オンリーギブアップマッチ 20分1本勝負
    ○コマンドボリショイ(11分0秒、股裂足首固め)KAZUKI⚫︎

    ▼タッグマッチ 30分1本勝負
    ○春山香代子&倉垣翼(16分38秒、片エビ固め)Leon&ラビット美兎⚫︎
    ※横須賀カッター

    ▼ミクスド・タッグマッチ~無差別級選手権前哨戦~ 30分1本勝負
    ○中森華子&ベアー福田(11分13秒、横入り式エビ固め)華名&池田大輔⚫︎

    ▼新世代シングルマッチ  30分1本勝負
    ○花月(14分8秒、脇固め)勝愛実⚫︎

     

    ◆10月14日(月・祝) 新宿FACE で行われるJWP認定無差別級選手権に
    向けて中森華子がコメントを発表しました。

    「今回2度目の挑戦になりますが、一度挑戦して負けた時…次挑戦する時が来たら、
    絶対やろうと決めていた事があります。それは【白塗り】です。
    華名は【ペイント】。私は【白塗り】。華名がやっていなくても私は最初からこれでいくつもりでした。
    私の【白塗り】は私自身が本来持っている狂気を覚醒させるための手段です。
    もうこれ以上、華名には好き勝手させません。リングを残酷色に染めて私が勝ち、全て終わらせます。
    当日は私の尊敬する犬神サアカス團の犬神凶子さんに私の入場時、歌っていただく事になりました。
    会場全体を残酷楽園(パラダイス)にして魅せます!」

    ▼10月14日(月・祝) 新宿FACE 30分1 本勝負
    〈王者〉華名(フリー) vs 中森華子 〈挑戦者〉

    2013.10.4 八王子・学園都市センター 試合 

    JWP 10月4日(金)東京・八王子市学園都市センター・イベントホール

    1/20
    ●ライディーン鋼(8分9秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)水波綾○
     WAVEから参戦の水波に鋼がチャレンジ。ロックアップから試合がスタート、水波がロープに追い込みブレイクする。水波がヘッドロックにとると脱出した鋼とショルダータックルをぶつけあう。鋼が打ち倒すと水波も打ち返す。すると鋼を持ち上げて滞空時間を獲ってのボディースラム。エルボーの打ち合いから鋼が投げを打とうとするが水波がかわす。しかし鋼が払い腰を連発しカバー。水波はすぐに肩を上げるが、ロープに走ろうとしたところを捕まりバックドロップを食らう。鋼がダイビングボディープレスを見舞うと水波がクリアー。鋼がドロップキックを放つと水波はスピアを決め、ランニングギロチン。さらにロープに張り付けてスピアの3連発。コーナーからダイビングラリアットを放ちカバーするが鋼がなんとか返して見せる。水波は裏投げの構え。鋼がロープに逃れ、払い腰から押さえ込む。鋼のダッシュに水波はスピアの連打。水波は鋼をマットに叩きつけフィニッシュを宣言、ダイビングギロチンを投下すると鋼はまったく動けず。水波がオープニングマッチを飾った。


    1/20
    ○中森華子&倉垣翼&ジャガー横田(13分47秒、フィッシャーマンズスープレックスホールド)春山香代子&Leon&藤ヶ崎矢子●
     ジャガーと春山が先発。春山はいきなり「ジャガーさんいくつですか?」。ジャガーは「年齢でやるんじゃねえんだよ!」。春山は矢子の代わりにジャガーを「お母さん!」呼ばわり。春山とLeonが合体するとジャガーはふたりまとめてコルバタ。さらに春山に卍固め。中森と倉垣が入り春山にダブルのビッグブーツ。しかし春山はふたりまとめてのクロスボディー。春山組は中森を捕まえて串刺し攻撃。Leonが中森にストレッチ技を次々と仕掛けていく。ジャガーがLeonにダブルアームスープレックス。Leonはジャガーへ風車式のバックブリーカーを繰り出す。矢子が入りジャガーへドロップキックを狙う。1発目はかわされるが、2連発からボディースラム。ジャガーが矢子をロープに振りダブルエルボー。ボディースラムで叩きつけると、春山のアシストから矢子がジャガーを丸め込む。春山がジャガーへローリングクレイドル。ジャガーはコーナーへ振られるが春山にカカト落とし。しかし春山がジャガーへぺディグリーからギロチンを投下。倉垣が入りハルクラ対決。ラリアットの打ち合いから春山が打ち勝つ。Leonが倉垣にミサイルキック。スピアをカットした倉垣だがブルドッキングヘッドロックからドロップキックを食らう。倉垣は力づくでLeonをマットに叩きつけるが春山にカットされる。Leonがスピアを放ち春山とクローズライン。倉垣が潜り抜けラリアットをぶち込むとふたりまとめてバックドロップ。中森がLeonにキックの連打。中森がコーナーに上がると春山がカット、Leonが雪崩式ブレーンバスター。中森はDDT、倉垣とジャガーが援護し中森がシャイニング・ウィザード。10分経過。中森はLeonへデスティニーハンマー。Leonがかわし春山、矢子がドロップキック。さらに春山がぺディグリーを決めLeonのマッドスプラッシュにつなぐ。これは倉垣がカットに成功。Leonは中森を立ち上げるがハイキックを食らう。さらに中森は春山にもハイキック。Leonがスピンキックを放ち矢子もドロップキックの連打でつづく。中森はショルダータックルで矢子を吹っ飛ばすが、Leonがスピアで救出。矢子は中森に押さえ込みの連続で大金星を狙う。しかし中森がDDT、背後からキックをぶち込む。返された中森は正面からのミサイルキック。矢子が丸め込むも中森が返す。中森はロープに振ってのミドルキックからフィッシャーマンズスープレックス。矢子が返せず3カウントが入った。
    Leon「倉垣さん、今日は6人タッグで闘勝ったけど全然まだまだ当たりたい。倉垣さんが退団する前に所属としてハルクラと闘いたいです。(春山の「(ハルクラは)終わったよ」の声に)納得いきません。パートナーは見つけてくるんで、お願いします!」。このアピールから10・13板橋での春山&倉垣組vsLeon&未定組が決定となった。


    1/20
    ●ラビット美兎(10分43秒、ブレーンバスター→片エビ固め)志田光○
     中島の欠場により、中島vs志田が消滅。よってラビットが代打出場し志田とのシングルに臨むことになった。ラビットのほうから握手を求めると志田は応じるふりをしてラビットの小ささをなにげにアピールする。ゴングが鳴ると志田は手を上げてラビットを誘う。ラビットがジャンプするも志田の手の位置には届かず。何度かジャンプするうちに手をゲットし手四つに持ち込む。志田は腕をひねってロープに振り、クロスボディーをキャッチしニーリフト。志田はラビットの髪をつかんでマットに叩きつけるとコーナーに追い込む。ラビットが猛然と突っ込み「お返しだ!」と髪を攻撃。しかし志田が余裕で逆転しラビットをロープに張り付けカラダを引っ張る。「身長伸びろ!」と志田。さらにラビットをジャイアントスイングでぶんぶんと振り回してから逆エビ固めへ。セコンドに気を取られた志田にラビットがラクダ固め。志田はこれを持ち上げてコーナーに叩きつける。志田は「なに調子こいてんだ!」とコーナーで顔面を踏みつけるとジャンピングニーアタック。5分経過。志田は滞空時間の長いボディースラム、串刺しジャンピングニーアタック。2発目はラビットがかわしラリアットをかいくぐってのドロップキック。エルボーの打ち合いから志田がバックブリーカー。ラビットが気合を入れて立ち上がりブレーンバスターで志田を投げ切る。ラビットは起き上がった志田にドロップキック。志田はカウンターのニーアタックからバックブリーカー。ラビットが返すと志田はストレッチマフラー。カナディアンんいこうとしたところでラビットが丸め込みの連続で志田を追い込む。志田のブレーンバスター狙いをラビットがDDTで切り返す。ラビットはコーナーからダイビングボディープレスも志田が剣山カット。志田がニーを叩き込み担ぎ上げると前方に叩きつける。ラビットが返すと志田がスリーカウント。10分経過。返したラビットに志田がブレーンバスター。またもやラビットが切り返し回転エビ固め。志田はカウンターのドロップキックからランニングしてのブレーンバスター。ラビットが返せず、志田がフォール勝ちを奪った。


    1/30
    ボリショイ・ディケイド9
    ○コマンド・ボリショイ(10分48秒、ピコニースマッシュ→片エビ固め)勝愛実●
     ジュニア2冠王の勝がボリショイの牙城に挑む。ボリショイのほうから握手を求めると勝が手を差出しボリショイが握る。その手を引いた勝が先制攻撃を仕掛けレッグラリアット。ボリショイが場外に逃げると勝が追い回す、ボリショイはセコンドのLeonを盾にしてリングにカムバック。勝が入ろうとしたところでボリショイがロープ渡りに同行させる。いつもよりも早くロープ上を行き来したボリショイはアームホイップ。ボリショイは右腕を取るが勝が切り返してフェースロック狙い。そこをボリショイが噛みつき攻撃。ボリショイは勝をコーナーに追い込み顔面を踏みつける。ボリショイは勝のショルダータックルを食らうたびにヘッドスプリングで立ち上がる。勝は串刺しのジャンピングニーからブルドッキングヘッドロック、弓矢固め。切り返したボリショイがヘッドロックも勝が切り返してバックブリーカー。勝は逆片エビ固めでボリショイを捕獲。ボリショイがロープにエスケープすると勝はバックドロップ。2発目を逃れようとしたボリショイにバックブリーカー。さらにリバーススプラッシュから押さえ込むとボリショイが肩を上げる。勝がエアプレーンスピンにいくとボリショイは卍固めにもっていく。勝がエスケープするとボリショイがウラカンラナ狙い。それをキャッチした勝がエアプレーンスピンからバックフリップ。勝はコーナーからミサイルキックで正面からボリショイを吹っ飛ばす。勝が担ぐとボリショイが切り返しタイガー狙い。勝が切り返すとボリショイがアッパー掌底。勝はダッシュしてきたボリショイをキャッチしマットに叩きつけるとダイビングエルボードロップ。ボリショイが返すと勝はイナズマドライバーを宣言。持ち上げられたボリショイだが切り返しに成功。両者ダウン状態から立ち上がり勝がエルボーの乱れ打ち。ボリショイは突っ込んできた勝をロープに叩きつけて619から掌底を叩き込む。ギリギリで返した勝にボリショイはタイガース―プレックス。これもギリギリで勝が返す。10分経過。ボリショイの突進に勝が首固め。勝負ありかと思われたがボリショイの肩が上がり掌底を叩き込む。起き上がった勝にボリショイは狙い澄ました高角度のシャイニング・ウィザード、ピコニースマッシュ。まともに食らった勝が返せず、ボリショイが3カウントをゲットした。


    1/30
    ○華名&GAMI(20分13秒、変形ゾンビ固め)阿部幸江&KAZUKI
    ※脚極めチンロック
     JWP認定無差別級王者に噛みついたザ☆WANTED!?が華名と対戦。しかし華名のパートナーはWAVEのGAMI。JWPとWAVEで華名の取るスタンスはまったく異なるだけに、どうなるのか予想困難なカードである。華名はもちろん、GAMIまでもが顔面にペイントをして登場。GAMIはコールされるとメガホン片手にザ☆WANTED!?のまえで仁王立ち。ザ☆WANTED!?から突っかかり試合開始。KAZUKIがGAMIを場外に送り出し、リング上では阿部が華名に向かっていく。阿部は華名の髪をつかんでマットに叩きつけるが、華名がすぐにやり返しアキレス腱固め。戻ってきたKAZUKIが阿部を救出。ジャンピングニーから阿部がエルボー、DDT、KAZUKIがドロップキック。さらにダブルの攻撃で華名にたたみかける。それでも華名は阿部に飛びつきアキレス腱固め。華名は脚を引いて次群コーナーへ。GAMIが入りダブルの股裂き。GAMIは阿部の脚をロック。KAZUKIが入るとすかさず華名が阻止。華名が入ると阿部が背後にまわりスリーパー。すぐに華名が足首を取って締め上げる。GAMIも加わり手を踏みつける。5分経過。華名はGAMIを呼び出し、エプロンから手を出そうとするKAZUKIにメガホンで殴打。華名は阿部を自軍コーナーにもっていきGAMIが場外戦を仕掛ける。場外でGAMIは阿部の脚を執拗に攻撃。阿部が立ち上がるもGAMIは阿部の左足に蹴りを入れてダウンさせる。GAMIがリング内に阿部を戻し、引き続き左脚に狙いを絞る。たまらずKAZUKIが割って入るとまたもや華名が阻止。華名は容赦なく阿部の左足を蹴っていく。10分経過。阿部が丸め込みからKAZUKIにようやくチェンジ。GAMIが入るとKAZUKIはふたりにネックブリーカー。KAZUKIはGAMIを排除し華名にレッグラリアット。華名が回し蹴りを放ち2カウント。GAMIがメガホンでKAZUKIを何度も殴打しまくる。KAZUKIがかわし脚を踏みつけていくがGAMIが我慢しメガホン殴打。GAMIはKAZUKIを連れてロープ渡り。阿部がロープをゆするもGAMIが耐える。ならばと阿部はリングインし絶叫。これでGAMIが転落するもレフェリーの手を止めてカウントを阻止。ザ☆WANTED!?のクローズラインをかいくぐりGAMIがフェースクラッシャーからフットスタンプをふたりに見舞う。GAMIがコーナーに上がると阿部が雪崩式フランケン。GAMIが返すと15分経過。阿部がウラカンラナをGAMIに決めるがカットされる。阿部は絶叫しGAMIに殴り掛かる。GAMIはカウンターのトラースキックからラリアット気味に阿部をなぎ倒す。華名がリングインし阿部を蹴り飛ばしていく。阿部が立ち上がり向かっていくが、華名が倒して蹴り飛ばす。阿部はサッと脚を取ってヒザ十字固め。切り返した華名がヒザ十字。ロープに手を伸ばす阿部を華名が体を反りあげて阻止。それでも阿部はなんとかロープに到達。華名はバックを離さずワキ固めにもっていく。そこからヒザ十字に移行。KAZUKIがカットに入り華名を捕まえる。阿部とKAZUKIがコーナーから華名に攻撃。阿部のボディープレスを華名が返す。KAZUKIが担ぎ上げてデスバイロドリック、阿部のマヒストラルへ。GAMIがカットし華名を救う。KAZUKIが華名を肩車、阿部が上がるがGAMIがカットし華名が雪崩式ブレーンバスター。20分経過。華名がジャーマンにいくも阿部がクリアー。華名がダッシュすると阿部がフランケンシュタイナー。華名が返し阿部のバックを取る。GAMIの目突きから華名が丸め込みヒザ十字へ。GAMIがカットを狙うKAZUKIを場外に送り出し、華名が阿部にチンロック。阿部がギブアップし華名&GAMI組の勝利が宣告された。試合後、GAMIと華名はダウンするザ☆WANTED!?に汚水を浴びせた。ボリショイと中森が突っかかるも、華名とGAMIは余裕の構え。中森が華名に突っかかり乱闘となった。



    JWP全選手参加バトルロイヤル
    〇中森華子(9分8秒、路上→エビ固め)勝愛実●
    ※退場順…①藤ヶ崎&鋼③倉垣④春山⑤KAZUKI&Leon⑦ラビット⑧ボリショイ
     メインはJWP所属選手によるバトルロイヤル。阿部は前の試合のダメージからバトルを欠場に。参加選手が次々と脱落し、ボリショイ、中森、勝の3WAYマッチ状態に。ボリショイが勝と合体し中森にダブルのDDT。ボリショイをエプロンに送り出し中森とやりあう間に勝が突進。ボリショイが転落し、中森と勝の一騎打ちに。丸め込みの応酬から中森が路上で押さえ込む。これで3カウントが入り、無差別級王座奪回をめざす中森がバトルロイヤルを優勝した。中森「勝った! 私は14日の新宿大会で華名が持つ無差別のベルトに挑戦します。私がなんとしても勝って3冠王者になりたいと思います!」

    2013.10.4 八王子・学園都市センター 総評 

     リングが違えばまったく異なる試合内容になったに違いない。今大会における事実上のメインは、華名&GAMI組vs阿部幸江&KAZUKI組によるタッグマッチだった。
     ザ☆WANTED!?の挑発から実現したカードだが、華名のパートナーはGAMI。ザ☆WANTED!?、GAMIとなれば、コミカルな試合になるのがふつうだろう。
     しかしながら、阿部&KAZUKIが華名に突っかかっていったのは、JWPのリングに上がる際の立ち振る舞いに業を煮やしたからだった。中島安里紗から無差別級王座を引っぺがし、勝愛実の挑戦も当たり前のように退けた。次期挑戦者はコマンド・ボリショイとの一騎打ちを制した中森華子に決まったが、阿部&KAZUKIも華名のやり方にははらわたが煮えくり返っている。ここで一泡吹かせれば、王座奪還への強力な後押しになり、中森が王者となった際には第一挑戦者候補として名前がリストアップされるかもしれないのだ。これこそ団体のチームプレー。燃えないはずがない。
     試合は、ザ☆WANTED!?の奇襲攻撃によってスタートした。これは、阿部&KAZUKIがお笑い要素を封印するとの宣言でもあったのだろう。
     しかし華名&GAMI組もすぐにやり返しに成功。なんとGAMIも、この日はコミカルを封印しシリアスに試合を運んでいた。華名にとってはWAVEも主戦場のひとつながら、GAMIとタッグを組むことはめったにない。WAVEチームという見方もできただろうが、GAMIはJWPでの華名を尊重し、あえてシリアスモードで闘ったという。ゾンビペイントもWAVEでは完全なネタに終わるだろうが、JWPでは華名への同調を意味していたのだ。
     そして試合は、阿部の左脚が完全に狙われる展開となった。ここまでターゲットを絞られ分断させられれば、JWPサイドに勝ち目はない。最後は両足をクロスしてのチンロックで華名が勝利。この後、中森がリングに入り乱闘となったものの、華名サイドの完勝ムードを覆すには至らなかった。
     華名vs中森の無差別級王座戦は10・14新宿でおこなわれるが、前日の10・13板橋では前哨戦が組まれている。八王子大会ではそのカードが発表された。中森の希望が通ってのミックストタッグマッチで、華名&池田大輔組vs中森&ベアー福田組。「自分だってミックストマッチをやってきている」というのが、中森の主張だろう。あえて華名の土俵に飛び込み、そこは自分が力をつけてきたフィールドでもある。ここで勝つことができれば、よりいっそう中森の無差別級王座初戴冠が現実に近づくのだ。
     しかしながら華名はこのマッチメークに対し、「私に合わせんでもええのになあと思いますけどねえ」と突き放すような発言。さらに中森に対しては「べつになんの興味もない。あの子が言ってきたんで(挑戦を)受けただけ。だからその試合に向けてなにをするわけでもないですけどね」と関心のなさを主張した。また、最後の乱闘に関しても「もっときたらええのにと思いますけど。止められてそのまま去っていくなんてねえ。お客さんのまえでどんどんアピールすればええのにって思います。そういうところが欠けてるんですよねえ」と、ばっさり斬り捨てた。
     これだけ言われれば、あとはもう中森が試合で見せるしかない。10・13板橋、10・14新宿。考えようによっては、2試合すべてで華名をギャフンと言わせることが可能なのだ。それだけに、中森にとってはデビュー以来最大のチャンス到来。もちろん、返り討ちになる危険性も…。新たなるヒロイン誕生なるか、それとも地獄を見せつけられるのか。見逃せない2日間になるだろう。
     また、本欄では勝愛実についても言及しておきたい。八王子大会ではボリショイ・ディケイドの一環としてコマンド・ボリショイと対戦したジュニア2冠王の勝。彼女にとって、この試合はボリショイ・ディケイドにプラスアルファの重みがあった。というのも、勝は仙女10・17後楽園でおこなわれる超世代闘争に出場。8vs8のシングル勝ち抜き戦で、重鎮軍団と対戦するのである。もちろん、勝は新星軍のメンバーである。
     重鎮のなかには、ボリショイも名を連ねている。ということは、勝ち抜き戦の行方によってはボリショイvs勝のカードが組まれる可能性もあるのだ。そうなれば、この日の試合も仙女での対戦を意識しないわけにはいかない。
     この試合で勝は、オーソドックスなプロレス技を中心に闘いを組み立てていた。現在の若手のなかでこれほどオーソドックスで、かつ重みのある技を使いこなす選手は限られている。それだけに、勝の闘いぶりはある意味で新鮮に映るのだ。ここに経験値が加われば、近い将来、業界のトップに立つことも夢ではない。重鎮軍団にそう思わせることができるのか。彼女にとって10・17後楽園は、分岐点になる可能性があるのだ。
    「私は体格で全然勝ってるし、ボリショイさんにはないものをいっぱい持ってる。だから今日は勝てるかなと思いました。でもやっぱりキャリアの差に押されてしまったのがすごく悔しいです。ボリショイさんは同団体なので攻めは読める。もし後楽園で当たったらちゃんと勝ちにいきたいと思います。当たらなくてもほかの選手から勝ちたい気持ちでいっぱいです。それ以上にまずは勉強。その対戦から学ぶことは多いと思うので、今後につながるものを学んできたいと思います」
     勝が仙女での世代闘争からなにを持ち帰るのか楽しみ。まずはそのリングでの大暴れに期待がかかる。ジュニア2冠王者の実力とポテンシャルを見せつけろ!  (新井 宏)

    [結果]2013.10.4 八王子市学園都市センター・イベントホール 

    10月4日(金)八王子市学園都市センター・イベントホール 
    観衆:130人

    1、シングルマッチ  20分1本勝負
    ○水波綾(8分9秒、片エビ固め)ライディーン鋼●
    ※ダイビング・ギロチン・ドロップ

    2、6人タッグマッチ  20分1本勝負
    ○中森華子&倉垣翼&ジャガー横田(13分47秒、フィッシャーマンズスープレックスホールド)春山香代子&Leon&藤ヶ崎矢子● 

    3、シングルマッチ
     志田光(10分43秒、片エビ固め) ラビット美兎●
    ※ランニング・ブレン・バスター

    4、ボリショイ・ディケイド9 シングルマッチ 30分1本勝負
    ○コマンド ボリショイ(10分48秒、片エビ固め)勝愛実 ●
    ※ピコニー・スマッシュ

    5、タッグマッチ  30分1本勝負
    ○華名&GAMI(20分13秒、変形ゾンビ固め)阿部幸江●&KAZUKI

    6、JWP全選手参加バトルロイヤル 無制限1本勝負
    ○中森(9分8秒、路上)勝●
    ※退場順:藤ヶ崎&鋼、倉垣、春山、KAZUKI&Leon、ラビット、ボリショイ

    10月4日(金)八王子市学園都市センター・イベントホール 

    【大会直前情報】
    10月4日(金)八王子市学園都市センター・イベントホール

    開場:18時  試合開始:18時30分

    前売り料金:最前列席5000円、指定席4000円(FC500円引き、当日500円増し)
    交通:八王子駅北口・京王八王子駅から徒歩5分。 ※東急スクエア12F


    ・オンラインチケット予約の締め切りは10月4日13時まで
    PC http://www.jwp-produce.com/ モバイル http://m.jwp-produce.com/
    ・当日券の販売は17時45分より受付致します。

    ・オンラインクーポン提示で当日券500円引き。



    ◆グッズ販売情報
    ・全選手サイン入りポスター 500円

    ・パンフレット 1000円
    ・各大会DVD 2000円~
    ・各選手ポートレート 1000円
    ・各選手Tシャツ 3000円~
    ・中島安里紗激闘史・DVD 5880円(税込) 
    ・装鋼麗女・写真集 1800円
    ・春山香代子スポーツタオル(ステッカー付き) 2000円
    ・コマンド ボリショイタンクトップ 3000円、 短パン 3000円、 CD『雨のち晴れ』 1000円
    ・阿部幸江ハンドタオル 800円
    ・中森華子・写真集「HANAKO」 2000円、 イメージDVD「桃の華」 3990円
    ・HM入場テーマ曲CD 1000円
    ・ツーショットポラロイド撮影  1000円 
    ・写真くじ 500円