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    [結果]2012.9.30 道場マッチ 

    9月30日(日) 第114回 道場マッチ 
    観衆:76人    

    1、タッグマッチ 15分1本勝負
      コマンド ボリショイ&○Leon (13分9秒、片エビ固め) 川佐ナナ●&ライディーン鋼
      ※マッドスプラッシュ
        
    2、タッグマッチ 15分1本勝負
      阿部幸江&勝愛実 (時間切れドロー) 中森華子&モーリー

    3、6人タッグマッチ 30分1本勝負
      春山香代子&KAZUKI&○川佐ナナ(17分58秒、ノーザンライトスープレックスホールド)
                               倉垣翼&中島安里紗&ラビット美兎●
    ※場外転落者は「藪下めぐみ特製たこやき」を完食しなげれば試合に戻れない。
    秋にちなんだアイテムであれば公認凶器となる特別ルール
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    2012.9.27新木場1stRING BJWP試合 

    大日本&JWP合同興行
    9月27日(木)東京・新木場1st RING RING 

    ① 1/30
    岡林裕二&春山香代子&●神谷英慶(11分52秒、変形キャメルクラッチ)“黒天使”沼澤邪鬼〇&佐々木貴&阿部幸江
     岡林一家の親父、お母さん、息子が勢ぞろい。春山は「お父さん頼んだよ」と岡林を送り出す。相手の沼澤組はほぼ同年代。阿部は岡林をハゲ呼ばわりするが、パートナーの2人も髪が薄いことが発覚、ビミョーな空気となる。沼澤と貴のショルダータックルをこらえ、岡林が2人まとめて吹っ飛ばす。阿部が入ると岡林が投げを試みるが、阿部がこらえてドロップキックの連打。倒れない岡林をコーナーに追い込む阿部だが、反対に捕まってしまう。阿部は替わった神谷を追い込んで自軍コーナーに連行。貴、沼澤が次々と神谷を攻撃。阿部が神谷にストンピングの連打からボディースラム、コブラツイスト。神谷が岡林とタッチ。岡林は「よくも英慶を!」と貴を攻撃。パワースラムでマットに叩きつけるとアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。入ってきた沼澤に投げつけると春山を呼び込んで合体。岡林&春山が連係を見せる。しかし春山が岡林を持ち上げての攻撃は形が崩れて失敗。そこを沼澤が「バカ夫婦!」と春山を攻撃。阿部が入るが春山はジャーマン、ラリアット。阿部がブルドッキングヘッドロック、フランケンシュタイナー。沼澤が入ると春山が岡林のアシストからジャーマンを成功させる。岡林組の3人が沼澤に次々と串刺し攻撃。神谷が沼澤にミサイルキック。沼澤が返して10分経過。沼澤がカミカゼから逆エビ固めへ。貴が岡林を捕えるが岡林は貴を抱えたままカットに入る。神谷が逆さ押さえ込みも2カウント。神谷の回転エビ固めは沼澤がこらえてバックブリーカー。ギリギリで返した神谷に沼澤はショルダースルーから両足をたたんでのキャメルクラッチ。たまらず神谷がギブアップし、沼澤&貴&阿部組が合同興行のオープニングマッチを制した。


    ② 1/10
    〇川佐ナナ(7分13秒、ノーザンライトスープレックスホールド)ライディーン鋼●
     今大会で唯一組まれたJWP同士のシングルマッチ。鋼が川佐の腕をとりにいくが、川佐がキャメルクラッチで鋼の動きを止めにかかる。川佐がロープに振るとショルダータックルを打ったのは鋼の方。鋼が押さえ込むと川佐が肩を上げる。鋼はリング中央で逆エビ固め。全体重をかけられた川佐が苦しみながらもロープに到達。すると鋼は川佐をふたたび中央にもっていきボディーシザーズ。川佐が脱出し首4の字固め。鋼が切り返してフロントネックロックにもっていく。川佐はコーナーに振って串刺しボディーアタック。鋼のエルボーで打撃戦に。鋼は川佐のショルダータックルを3度こらえて、反対にショルダータックルで相手を吹っ飛ばす。川佐がショルダースルーからランニングボディープレス。鋼が返してみせると、川佐はボディースラムからダイビングボディープレスへ。鋼はブリッジで返し、払い腰から袈裟固めへ。川佐がエスケープすると、鋼はボディースラムから連続で押さえ込み。川佐が返すとドロップキックを払いのけてバックドロップ。鋼はふたたびブリッジで3カウントを阻止。鋼のダッシュに川佐はボディーアタック。「終わり!」と叫んでノーザンライトを放つと鋼が返せず3カウント。JWP同士によるシングルマッチは川佐が勝利した。


    ③ 1/10
    △橋本和樹(時間切れ引き分け)塚本拓海△


    ④ 1/20
    〇佐々木義人&石川晋也(10分38秒、アルゼンチンコースター→片エビ固め)シャドウWX&谷口裕一●


    ⑤ 1/30
    〇コマンド・ボリショイ&忍&ラビット美兎(10分48秒、掌底→片エビ固め)宮本裕向&Leon&勝愛実●
     ラビットが先発に立候補し、勝と対峙。バックの取り合いで試合がスタート。忍が出てきて「未成年の前で脱いじゃおうかなぁ~」と相手チームを挑発すると、一転してLeonとスピーディーなロープワークを展開する。ボリショイがLeonとやり合った後、宮本が登場。ボリショイが宮本に卍固めを極めるが、宮本は歩いてロープに逃れる。ボリショイとラビットが合体すると、宮本がハンドスプリングエルボー。宮本組が3人でボリショイに串刺し攻撃。忍のカットからボリショイが619を放つ。ラビットのラビストラルで宮本が3カウント寸前まで追い込まれる。宮本はラビットを担いでマットに叩きつけていく。そんな宮本に場内はブーイング。Leonがラビットにフェースクラッシャーからキャメルクラッチ、サマーソルトドロップ。勝が飛び出しラビットにショルダータックルの連打。宮本がラビットを立ち上げ髪をもってマットに叩きつける。ふたたび宮本にブーイングの嵐。ラビットをコーナーに叩きつけて突進するが、かわされてミサイルキックを浴びる。忍が飛び出すとLeonと勝が合体。忍は2人にドロップキックを見舞うと宮本にはムーンサルトプレス。忍がコルバタにいうとタイツが脱げてしまうハプニング。ボリショイとラビットはタッチを嫌がる。Leonがラビットをカバーもブリッジで両肩を上げる。Leonがスピアからラビットを押さえ込む。勝がラビットを担ぐが、ラビットが丸め込み。勝がラビットを捕まえるが反対に丸め込まれる。ボリショイが入るが宮本のアシストから勝がスタンプホールド。宮本がボリショイをマットに叩きつけLeonがマッドスプラッシュ、勝がリバーススプラッシュ。ボリショイがかわすと忍がLeonにセックスボンバー。勝が忍に捕まるがボリショイの突進がかわされ誤爆。しかしボリショイが勝にカウンターの掌底を叩き込むと、これで3カウントが入った。


    ⑥ 1/20
    ●KAZUKI&中島安里紗(9分53秒、変形回転エビ固め)中森華子&モーリー〇
     さくらえみ&米山香織のリセットと合流し、ハートムーブ系リフォームを結成した中森とモーリーがタッグで出陣。大日本との合同興行ながら、中島との対戦はJWP10・7キネマへの前哨戦でもある。中島がコールされると相手チームに歩み寄り突っかかる。ここから場外戦に入り試合開始。中島と中森、KAZUKIとモーリーが激しくやり合う。中島がコーナーに上がりダイブするがかわされる。すると中森がプランチャを敢行。リングに上がった中島に中森がミドルキックの連打。エプロンからはモーリーがチョップを連発。中森とモーリーがダブルのブレーンバスターを狙うが中島がこらえる。中島は中森の顔面を踏みつけ、KAZUKIはモーリーの介入を許さず。中島とKAZUKIが中森に串刺し攻撃。KAZUKIが中森をコーナーに乗せてダブルニーを落とす。さらにリング中央にもっていきダブルニードロップ。KAZUKIが中森にフェースロック。中森がコーナーに振られるも反転してクロスボディー。モーリーがフェイント付きの逆水平をKAZUKIに叩き込む。KAZUKIはお返しとばかりにフェースクラッシャー。中島がモーリーにダブルアーム。モーリーが切り返してショルダースルー。中島がフットスタンプからドロップキックをモーリーに浴びせる。5分経過。中島とモーリーがエルボー合戦。モーリーが中島をかいくぐりショルダータックルで吹っ飛ばす。中森がキックの連打で中島を倒す。中島は張り手からジャーマン4連発。返した中森に対しコーナーに上がるがモーリーがカットし雪崩式フェースクラッシャー。中森がデスティニーハンマーも中島がかわし、モーリーの背中にミサイルキック。KAZUKIが中森をマットに叩きつけ中島がダイビングフットスタンプ。中森が延髄斬りからダッシュも中島がキューティースペシャル。中島がバックを取ると中森がかわしてハイキックからフィッシャーマンバスター。KAZUKIがカットすると、中森がダッシュ。中島がとらえてジャーマンを放つ。KAZUKIとモーリーが激突。KAZUKIが突進するとモーリーがエルボー。KAZUKIがK―クラッシャーにいくがモーリーがクリアー。KAZUKIのダブルアームをモーリーがかわすがKAZUKIがデスバイロドリック。中森がカットしダッシュしてきたKAZUKIにキック。モーリーが丸め込むとKAZUKIが返せず3カウント。モーリーがKAZUKIからピンフォールを奪ってみせた。


    ⑦ 1/30
    ●倉垣翼&アブドーラ小林(15分48秒、ドラゴンスプラッシュ→体固め)伊東竜二〇&星野勘九郎
     メインはJWPの倉垣がデスマッチファイターに囲まれたタッグマッチ。星野が倉垣を挑発したとたんにヘッドロックにとられる。しかしショルダータックル合戦は星野に凱歌。伊東が倉垣を立ち上げボディースラムからエルボードロップ、サッカーボールキック。星野が「俺にも蹴らせろ」とサッカーボールキックでつづく。星野はチョップ合戦で倉垣に打ち勝ちエルボードロップを投下。伊東が倉垣を自軍コーナーに追い込み踏みつける。伊東は倉垣をリング中央にもっていき逆エビ固め。星野がエルボードロップから踏みつけてのフォール。返した倉垣だがチョップを食らう。伊東はイスを持ち出して倉垣の背中を連続で殴打。さらにイス上へのボディースラムを狙うが倉垣が切り返し反対にボディースラムを狙う。しかし伊東がこらえて倉垣をイスの上に叩きつける。倉垣はイスを手にした伊東にドロップキック。替わったアブ小が星野と伊東を蹴散らしていく。「翼の仇じゃ!」とアブ小は伊東を攻撃。しかしコーナースプラッシュをかわされてしまう。それでもアブ小はダブルのクローズラインをかわしてバカチンガ―エルボー。アブ小は星野にヘッドバット連打。倉垣が星野にラリアット。こらえる星野にもう一発打ちこむ。3発目で倒すことに成功すると伊東へのバックドロップ。伊東を場外に送り出すと倉垣は星野にアルゼンチン。そして場外へのケブラーダを敢行。10分経過。倉垣が星野にミサイルキック。アブ小が星野にスリングブレイド、バカチンガ―エルボー、「新木場にお越しのみなさん、愛してま~す」と手刀を落とす。倉垣が星野にブレーンバスター、アブ小へのブレーンバスターを星野に落とす。倉垣の指示にアブ小がしたがい星野をマットに叩きつけ、倉垣がコーナーに。伊東がカットに入るがアブ小が阻止。倉垣が飛ぶと星野がかわす。伊東は倉垣にノーザンライト。倉垣が返すと、伊東はコーナーに振って串刺しボディーアタック。コーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターで倉垣を叩きつける。倉垣が返すと伊東が立ち上げてボディースラム、星野がセントーンを投下、伊東がムーンサルトプレス。立ち上がった倉垣に伊東がラリアット。倉垣がかわしバックドロップ、ラリアット。伊東が返すと倉垣はパワーボムの構え。星野がラリアットでカットし、伊東がドロップキック。場外では星野とアブ小がやり合う。15分経過。伊東がジャーマンにいくと倉垣がキックアウト。伊東はボディースラムからコーナーへ。ドラゴンスプラッシュを放つと倉垣は動けず3カウント。アブ小のカットは間に合わず、伊東&星野組がメインを飾った。伊東「倉垣、にぎわい座につづいて同じカード、また負けちまったな。何回でも同じカードやってやるよ。いつでもかかってこい。今日は楽しかったか?」倉垣「ドラゴン、勘九郎、楽しいに決まってるじゃないか。何回でもやって必ずおまえを倒す!」アブ小「(倉垣は)相変わらずすごいね。やってくうちに絶対勝てるから。とくにアイツ(星野)には勝てるだろう。増量すれば絶対勝てる。今日はありがとう」


    2012.9.27 新木場1stRING BJWP 総評 

     特別企画的なマッチメークが中心を占めた大日本との合同興行の中で、「KAZUKI&中島安里紗組vs中森華子&モーリー組」は、現在進行形のカードだった。
     JWPに反旗を翻すような形でさくらえみ&米山香織のリセットに合流した中森&モーリーは、4人のユニットとなる「ハートムーブ系リフォーム」を結成。10・7キネマでは、“JWP正規軍”と4対4の全面対決をおこなうことが決まっている。そのため、中島が入ったこの日のタッグマッチが、10・7キネマに向けての前哨戦となったのだ。
     試合ははじめこそ中島が突っかかりスタートしたものの、場外戦では中森とモーリーが激しく対抗。これまではなかなか伝わってこなかった2人の意気込みがハッキリと読みとれる展開となった。中森は中島を、モーリーはKAZUKIを強烈に意識していたのである。
     「逃げて戻ってきた中島なんて最初は興味なかったし見たくもなかった。でも現実に結果を出しているし、お客さんやほかの選手の反応からしても、正直、自分と中島の差を感じてます。このままだと自分は埋もれてしまう…」
     中森は自分の立ち位置を変えた理由をこう話す。無差別級王者になるためJWPに入団した中森。彼女に刺激を与えるであろう中島がカムバックしいよいよここからと思われながらも、中森の方からけしかけることはなかった。周囲は激しいライバル関係の構築を期待しても本人にその気がないのか、ただ組まれたカードの中で負けたり勝ったりを繰り返しても、何も生まれない。その後のさくら&米山との合体を契機に、“ようやく気付いてくれたか”というような雰囲気になったのが実際のところだ。確かに、さくらの我闘雲舞で中森はJWPでは見せないような輝きを放っている。しかしながら、“リング”で生かさなければただの自己満足。そこを彼女自身がわかっているのは、救いであり、大きな希望である。
     「裏切ったとか逃げたとか見られてるかもしれないけど、自分はJWPで輝くために(我闘雲舞で)いまやってるんです。(ハートムーブ系リフォームへの加入は)認めてもらうための第1歩だと思ってます」
     その思いは、モーリーもおなじこと。伊藤道場からやってきたとき、モーリーはあえて中森と違う道を選択した。ザ☆WANTED!?で新しいキャラクターを見出すことには成功したものの、プロレスラーとしてもう一段階上にいくためにはある意味で足かせになっている。ここへきてふたたび中森と組むとはお互いに想像できなかったが、もう一段階も二段階も上にいくためには、自己改革が急務なのだ。
     「今日、どんな形であれ勝ちをとったのは大きいと思います。10・7キネマでは勝(愛実)が狙われるだろうってなってるけど、逆にこっちからすれば自分が狙われる可能性があるんだから、その前にこの1勝は大きいと思うんです」
     モーリーにとって、この日の勝利はJWP入団以来最も大きな1勝だった。が、まだまだこれは序章に過ぎない。そのためにも、10・7での負けは許されない。ここで惨敗を喫すれば、ハートムーブ系リフォームが継続するとは限らないからだ。メンバーの活動場所が異なるだけに、結果を残さなければさくらが放りだし、即解散となってもおかしくないのだ。
    「さくらえみと一緒になったからといって一緒にやっていくとかじゃなく、盗めるところは盗んでいきたいし、使えるものはどんどん使ってでも這い上がっていきたい」と中森。もちろん、モーリーもそのつもりだ。中森、モーリーとも、もしかしたらデビュー以来最大のチャンスがやってきているのかもしれない。「JWPの景色を変える」と宣言している2人。JWPの景色を変えるとは、2人のポジションを劇的に変えること。10・7キネマでの「春山香代子&コマンド・ボリショイ&中島安里紗&勝愛実組vsさくらえみ&米山香織&中森華子&モーリー組」は、JWPの方向性を占う大一番である。   (新井 宏)

    [結果]2012.9.27大日本プロレス×JWP女子プロレス“BJWP”新木場大会  

    大日本プロレス×JWP女子プロレス “BJWP”新木場大会
    9月27日(木) 新木場1stRING  
    観衆:122人

    ▼ミクスド6人タッグマッチ 30分1本勝負
    ◯“黒天使”沼澤邪鬼&佐々木貴&阿部幸江(11分52秒、変形キャメルクラッチ)岡林裕二●&春山香代子&神谷英慶 

    ▼シングルマッチ 10分1本勝負
     ◯川佐ナナ(7分13秒、ノーザンライトスープレックスホールド)ライディーン鋼●

    ▼シングルマッチ 10分1本勝負
     △橋本和樹(時間切れドロー)塚本拓海△

    ▼タッグマッチ 20分1本勝負
     ◯佐々木義人&石川晋也(10分38秒、片エビ固め)シャドウWX&谷口裕一●
    ※アルゼンチンコースター

    ▼ミクスド6人タッグマッチ 30分1本勝負
     ◯コマンド ボリショイ&忍&ラビット美兎(10分48秒、片エビ固め)宮本裕向&Leon&勝愛実●
    ※掌底

    ▼タッグマッチ 20分1本勝負
    中森華子&◯モーリー(9分53秒、変形回転エビ固め)KAZUKI●&中島安里紗

    ▼メインイベント タッグマッチ 30分1本勝負
    ◯伊東竜二&星野勘九郎(15分48秒、体固め)倉垣翼●&アブドーラ・小林
    ※ドラゴンスプラッシュ


    2012.9.9東京キネマ倶楽部 総評 

    今大会ではJWPらしからぬ異変が発生した。さくらえみ&米山香織組との対戦を熱望し実現させた中森華子&モーリーが、あろうことかリセットと合体したのだ。中森&モーリーはJWPから離脱したのか、ふたりは我闘雲舞の選手となりタイに行くのか。マイクでのやり取りだけではそのあたりの謎が解けるには至らなかったように思う。そのため、大会後あらためて“リセット軍”とボリショイ&中島組に話を聞いた。今回は、両軍のコメントを全文紹介する。
    さくら&米山&中森&モーリーのコメント
    さくら「JWPを2人で変えていこうと思ったところで壁は大きすぎた。そのときにあきらめるんじゃなくて、仲間を探せばいいというところで、今日はこの2人を仲間に入れました」
    中森「さくらえみのやり方が一番おもしろい」
    モーリー「プロレスは楽しい。プロレスは心。プロレスはハッピー」
    さくら「JWPの問題点、具体的に言わせていただきます。今日はチケット完売です。にもかかわらず、JWPのプロレスはいつも次回の予告がない。それでおしまいなんです。なんで次につなげられないのか。やり方はなんでもいい。次回JWPはって、最後にお知らせをさせていただきました。ホントにバカだと思うことは、若手にチャンスを与えることが多すぎる。なんで勝が入るの? 4対4でそこに勝が入ったら、勝が負けるんだよって思うでしょ。そんなのおもしろくない。そのメンバーを選ぶセンスのなさっていうのが、JWPを象徴してると思う。春山さんがマイクをとってJWPをまとめますって雰囲気をとったけども、その時点であり得ない。春山さんがチャンピオンの間はJWPはこのままだと思ってます。マイクをもったら主張と認められる、殴り掛かったら気持ちがある、そんなの形だけだよ。そんな上っ面だけで20年、30年やられても意味ないと思います。こっちもまだ具体的に何も決まってなくて、4対4では試合形式も含めて、これから主張していきます。JWPの風景を変えましょう」
    (中森&モーリーがリセット入り?)
    さくら「(リセットの)名前を変えます。(リセットは)私と米ちゃんだけなので。我闘雲舞には(2人は)入ってません。米ちゃんも(JWP所属のため)入ってない。あくまで目的はJWPを変えること」
    (中森&モーリーもタイに行くのではないのか?)
    さくら「タイにはなにもないんで。JWPを変えるのが一番の目的です。たぶんJWP愛を叫び続けないと許されない団体だと思うんです。そうじゃないやり方で変えたい」
    (本隊から抜けたことで中森&モーリーの道場マッチなどへの出場はどうなる?)
    さくら「怒られるんじゃない?」
    中森「JWPの選手なので(JWPで)試合もするし」
    (いわゆる正規軍、本隊から離れ、反体制派になったということ?)
    さくら「ふつうのプロレス団体って、正規軍がいて反乱軍がいてリングで試合をする。JWPって正規軍がいて反乱軍は上がるなみたいな感じになってしまって、闘いがない。その反乱軍は道場マッチも出るなと言われるかもしれないし、JWPのリングに上がるなと言われるかもしれない。でもリングで闘うのがプロレス団体じゃないのって。お客様のいないところで解決させるのがJWP。マイクを持つことも許されないのを変えていきたい」
    (モーリーへ、ザ☆WANTED!?はどうなる?)
    モーリー「プロレスでハッピー。それでいいじゃないですか。プロレスはハッピー」
    (ザ☆WANTED!?のメンバーと組むのか組まないのか?)
    モーリー「いや、それは抜けるとか、そうじゃなくて、とりあえずリングは心。JWPを変えたい気持ちはザ☆WANTED!?を抜けることにつながるんですか?」
    (リセット側に来たのなら組めないのでは? ザ☆WANTED!?に未練があるのか?)
    モーリー「未練はまったくないです…」
    ボリショイ&中島組のコメント
    (当初はリセットからベルトを奪回するために組んだチームだが、防衛の欲が出てきたのでは?)
    ボリショイ「もちろん、ハイ。中島となら負ける気がしないし、もっともっとおもしろくなると思うんで」
    中島「もちろんリセットから獲るのが一番重要な課題だったと思うんですけど、獲ったベルトを返上するような無責任なことをもともとする気もなかったので。せっかくベルトを獲ったので、どんどん防衛を重ねて価値のある相手と防衛を重ねていきたいと思ってます」
    (挑戦者チームについて)
    ボリショイ「ボラドーラスはもっともっとできると思うんです、相手としては」
    中島「自分はLeonさんから3カウントをとるのが今日の課題だったので、防衛はしたんですけど、満足はできないし、悔しい気持ちのほうがちょっと大きいのかなって。まだまだLeonさんと当たっていきたいです」
    (中森&モーリーがリセットと合流する形になったが)
    ボリショイ「それは本人たちがこれからいったい何をしたいのか、見せていけばいいと思うんですけど、今日の感じだと一番ラクな方向に行ったのかなという感じがした。米山がタイに行くことになって旗揚げして、戻ってきてから戻りませんと言ったことに対する自分の気持ちもまだちょっと。なぜそこで勝が米山に向かっていったか。それがふつうの心理だと思うんです。そこになぜモーリーと中森が(さくらに)ついていったのか。確かに、さくらといえば話題を勝手に作って盛り上げてくれて、市谷で(マットの)試合をして、人数は少ないけどワイワイ盛り上げてもらえる場所に自分で満足しちゃってるのかなというのが、たびたび彼女たちが(我闘雲舞の)試合に出てるときに感じてはいたんですけど、その中で出した結論は(中森が)中島と対峙するため、負けたくないからそっちのほうへというのは、ちょっと安易かなって。もっともっとJWPをおもしろくするなら中でガンガンぶつかっていって正々堂々とさくらの力を借りないで前に出てくれればいいのになって思います」
    中島「あの2人に関してはふざけんじゃねえよって感じ。モーリーがツイッターで米山を連れて帰るっていうのを今日信じてタイトルマッチに集中してたにもかかわらず、結局そっちに寝返った。決めてたのか知らないけど、考えなさすぎって思うし、自分が入ったことでそう思ってJWPが嫌になる人が出てくるのは、すごく不本意だし。でも自分がJWPを背負うって言ったからには、そこから引く気はないし。自分の陰に隠れて嫌なら陰にならないところで勝手にやったらいいと思うけど、それは逃げだと私は思います」
    (JWP本隊、正危軍から離脱した感じになるが、道場マッチなどの出場はどうなる?)
    ボリショイ「(向こうは)何も考えていないと思うんですよ。結局与えられた場所で一生懸命するしかない。その先はなにも考えてないし、中島がいるから陰になるなら、じゃあいないときにあなたは光り輝いていたのかといえば、そうではない。人のせいにするのは違うんじゃないかって。次の4対4で、練習量も全然違うってところを見せたいですね」
    (米山が帰ってこなかったということは、今後もタイから招へいする形になる?)
    ボリショイ「JWPで呼ぶ必要があるのかなって。米山はなんで逆にJWPにこだわるのかなと。さくらはなんでJWPを変えようとしているのか。自分で団体作ったのだから、そこでがんばればいいと思うし。我闘雲舞のスピーカーにJWPを使おうとしているのかな。JWPは我闘雲舞と全く関係ないんで、自分たちが築いてきたスタイル、伝統を守りながら、守ることが小さくなることではなくて、王道をドンドンばく進していって女子プロレス界を引っ張っていける存在にならないといけないと思ってるんで。だからといってこれで米山を解雇するとかそういうこともないし、引退を撤回したときにあちこちまわって頭を下げてきたことを忘れてるのかなって。そのことに関してああだこうだと言わないけど、いま米山がJWPを必要としているのか、JWPが米山を必要としているのか、そのあたりがあいまい。いまそれは安里紗もそうだけど、後輩は米山に対してどう思っているのか。時々登場して茶化してくる先輩くらいにしか感じてないかも」
    (JWPとしては米山は必要?)
    ボリショイ「自分が発する言葉って決定権みたいなものを持ってると思われがちなので、安易に発言できないところがある」
    中島「必要ないと思います。今日はじまるまえまでは米山さんが戻ってくるのを待ってたし、信じてた。でも今日のあの態度とか見れば、必要ないと思います。米山香織がいないJWPで十分やっていけると思います。米山、モーリー、中森がやめたとしても、自分がいれば十分だと思います」

    2012.9.9東京キネマ倶楽部 試合 

    9月9日(日)東京キネマ倶楽部


    ① 1/20
    〇勝愛実(7分10秒、ダイビングボディープレス→片エビ固め)ライディーン鋼●
     デビューしたばかりの鋼が初勝利をめざし先輩の勝とシングルマッチ。ロープに追い込んでのエルボーの打ち合いから試合がスタート。勝が髪の毛をつかんでマットに叩きつけていく。勝はキャメルクラッチからボディーシザーズに移行。鋼が体重をかけるたびに跳ね除けていく。返した鋼が首4の字固め。勝が脱出しレッグロック。フロントネックロックにとらえて胴締めにもっていく。鋼が切り抜けて串刺しドロップキック。こんどは鋼がボディーシザーズ。両者がショルダータックルをぶつけ合い、勝が打ち勝つ。勝は鋼を逆エビ固めに捕える。エスケープした鋼に勝が大きなボディースラム。押さえ込むと鋼が返してドロップキック。鋼がボディースラムの体勢も勝がこらえる。鋼は仕切り直しでボディースラムに成功。鋼がマウントをとると勝がとり返すが、突進したところを鋼が払い腰から袈裟固め。勝が切り返してコーナーに振ると、ランニングエルボーからブルドッキングヘッドロック。コーナーに上がった勝に鋼がデッドリードライブ。ショルダータックルから押さえ込むと勝が返し、カウンターのエルボーからバックドロップ。鋼が返すと勝はフィニッシュを予告しダイビングボディープレス。鋼が返せず、初勝利は持ち越しとなった。


    ② 1/30
    中森華子&●モーリー(12分58秒、米-ZOU)米山香織〇&さくらえみ
     中森とモーリーがシングルマッチを変更して、タッグ王座から陥落したリセットとの対戦を熱望。中森組が入場したところでリセットが襲いかかり試合開始、モーリーがさくらとやり合い、米山と中森は場外へ。米山が入るとモーリーがショルダータックルを跳ね返していく。モーリーとさくらがチョップ合戦。モーリーが手数で上回りさくらに滞空時間をたっぷりとったボディースラム。中森が入りサッカーボールキック。さくらがキャッチするが中森はすり抜けてミドルキックの乱れ打ち。さくらの突進にモーリーがエプロンから逆水平の連打。2人でさくらを倒しモーリーがボディーシザーズ。さくらは反転して駄々をこねるように体を動かして脱出。しかしそこへ待っていたのは中森のミドルキック。さくらがこらえてモーリーを持ち上げようとするも失敗に終わる。しかしさくらはモーリーを自軍コーナーにもっていき米山にチェンジ。米山はモーリーに卍固めから「サワディーカー」のポーズ。モーリーが丸め込むも2カウント。中森が出てくると米山がさくらを呼び込む。中森は2人まとめてホイップ。さくら組がすぐに反撃して連係で中森を追い込む。米山の突進に中森がカウンターのキック。5分経過。さくらが中森にダイビングボディーアタック、バックブリーカーを連発。モーリーがカットに入るとショルダースルー。中森のネックブリーカーを切り返しさくらがバックブリーカー。さくらは中森の背中めがけてさくらえみ70㌔。米山がダイビングセントーン。さくらがリバーススプラッシュ。リセットがコーナーに上がるとモーリーがカットし中森の膝に落とす。中森はさくらに雪崩式フィッシャーマン。打撃の応酬から中森がさくらにハイキックをお見舞い。両者ダウン状態となる。中森はさくらにタッチさせず。モーリーが突進して米山をカット。さくらのマヒストラルを中森が押し潰しシャイニング・ウィザード。米山がモーリーの顔面にキック。モーリーは倒れずに米山に向かっていく。米山はDDTを切り返してニーアタック。モーリーがSTOからジャックハマーも米山がクリアー。10分経過・モーリーがコーナーに上がるとさくらが雪崩式フランケン、米山が正面から蹴り上げる。中森がカットすると米-ZOU狙い。これも中森がカットしモーリーが変形バックドロップを米山に連発。モーリーはコーナーからダイビングセントーンを米山に投下。中森がカットするとさくらにフィッシャーマンで外に送り出す。中森が担ぎ上げられた米山にデスティニーハンマー。さくらがモーリーにチョップ。米山が背後から丸め込むがモーリーが体重を乗せる。ギリギリで返して米山がロールスルージャーマン。返したモーリーに米山がコーナーへ。さくらも上がり高速ムーンサルトの連打。返したモーリーにモーリーコール。しかし米-ZOUに力尽き、モーリーが3カウントを奪われた。
    試合後リセットのほうから中森とモーリーを襲撃。モーリーと中森が戻り乱闘を繰り広げた。リセットは2人を排除し勝ち名乗り。


    ③ 1/30
    〇春山香代子&ヘイリー・ヘイトレッド&ラビット美兎(15分36秒、ダイビングギロチンドロップ→体固め)阿部幸江●&KAZUKI&川佐ナナ
     シングルのチャンピオントリオがザ☆WANTED!?+川佐と対戦。ラビットがKAZUKIにドロップキックの奇襲もかわされる。KAZUKIはラビットの頭を押さえてロープに振り、クロスボディーをキャッチし叩きつける。阿部がラビットを「クソチビ」扱い。ラビットが反撃してボディーシザーズ。アームホイップ、ドロップキックを放ってヘイリーにチェンジ。ヘイリーが自軍コーナーに阿部を追い込み、春山とラビットがダブルの攻撃を見せる。KAZUKIは春山をコーナーに追い込み川佐と連係。しかしヒザを打とうとしたところでラビットのドロップキックを食らう。KAZUKIと川佐がコーナーに追い込まれ串刺し攻撃を浴びる。ヘイリーがKAZUKIをキャッチし後方に投げつける。バックを取られたKAZUKIはロープに避難。耳元で阿部がヘイリーに絶叫するもヘイリーは微動だにせず絶叫返し。KAZUKIと阿部がヘイリーにブレーンバスター狙いも反対にまとめて投げられる。川佐がヘイリーとのショルダータックル合戦を制しランニングボディープレス。ボディースラムを狙うと反対にヘイリーが豪快に叩きつける。ラビットが川佐にフットスタンプの連打。ラビットが川佐に飛びつき丸め込む。セカンドからのミサイルキックを叩き落とした川佐がラビットにミサイルキックからバックドロップ。ラビットが返すと10分経過。川佐のノーザンが決まるもラビットが救出される。阿部がラビットにバックドロップ、川佐がダイビングボディープレス、KAZUKIがダイビングニードロップ、阿部がダイビングボディープレスでたたみかける。カットされた阿部が投げようとするがラビットが丸め込み。阿部がコーナーに上がると春山がカットしヘイリーが雪崩式ブレーンバスター、ラビットのラビストラルも2カウント。春山が阿部にぺディグリー。阿部が雪崩式フランケンのお返し。阿部とKAZUKIが連係で春山を追い込む。ザ☆WANTED!?の合体が失敗するとヘイリーが阿部にパワーボム、春山がラリアット。春山の突進を阿部がキャッチし腕十字。返した春山だが阿部がマヒストラル。KAZUKIと阿部が春山にブレーンバスター狙い。そこをヘイリーが阻止して春山が阿部に変形ジャーマン。15分経過。春山が横須賀カッターからダイビングギロチンを阿部に投下。ほかの選手が場外でやり合う中、3カウントが入った。


    ④ 1/30
    ●倉垣翼(15分26秒、ジャパニーズオーシャンクインビーボム→体固め)豊田真奈美〇
     かつて無差別級王座を争った倉垣と豊田が久しぶりにシングルで対戦。両者が握手をかわしてゴング。豊田がドロップキックで奇襲をかけるが倉垣がかわしてブレーンバスターの構え。豊田がこらえるも倉垣は強引に投げきってみせる。倉垣はボディースラムからエプロンに出てトペアトミコ。倉垣はサソリ固めの体勢。グラウンドでのヘッドロックに移行してからロープに振るが、豊田がクロスボディー。豊田はロープに倉垣を張り付けて背中へのドロップキック。さらに股裂きから足4の字固めにもっていく。5分経過。豊田がロープに振ると倉垣はカウンターのエルボー。コーナーへの振り合いから倉垣が串刺しラリアットを連発。倉垣のファイアーポーズに豊田も「ファイアー!」とやり返す。豊田がミサイルキックを打ち込むとすぐに倉垣が立ち上がり仁王立ち。豊田は倉垣のラリアットをかいくぐり場外に送り出すとプランチャへ。リングに戻った倉垣の背後から豊田がミサイルキック。豊田がムーンサルトにいくと倉垣がかわしてみせる。倉垣はバックにまわった豊田を強引に叩きつけドロップキック。倉垣がコーナーに上がると豊田も上がる。トップロープでの攻防は倉垣が豊田を落下させてダイビングボディープレスへ。倉垣が豊田のブロックをかいくぐりラリアット。場外に落ちた豊田にケブラーダを見舞う。戻った豊田をトップロープに乗せて倉垣が雪崩式バックドロップ。10分経過。倉垣のムーンサルトプレスは豊田がクリアー。もう一度コーナーに上がると豊田がかわすことに成功。豊田はジャパニーズオーシャンを予告し倉垣を叩きつける。返された豊田はクインビーを予告。しかし倉垣が察してバックドロップへ。倉垣がラリアット、豊田がジャーマン。倉垣がウイングクラッチホールドにもっていくがこれも豊田が返す。倉垣はラリアットで打ち勝ち押さえ込むも3カウントには届かない。倉垣はパイルドライバーの構え、こらえた豊田を持ち上げてルナウイング。豊田は2発目狙いを丸め込む。豊田はカカト落としの連発で倉垣の動きをとめるが、倉垣が返す。ならばと豊田はクインビーボム。豊田は2カウントで引き揚げてもう一発。倉垣が返せず、最後は豊田が勝利した。倉垣「正直、今日こうして当たれてすごく光栄でした。豊田さん、25周年大会、自分はそこで今日の借りをあなたに返します」豊田「倉垣、25周年、よろしく。なんであなたに出てもらいたいかわかりますか? あなたは日本でも世界でもみんなが認めるすごいレスラーだと思います。今日悔しいならキッチリけじめをとってください。25周年(大会への出場)よろしく」倉垣「花は持ってきませんよ!」豊田「花よりお金持ってきてください」


    ⑤ 1/30
    JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合
    <王者>〇コマンド・ボリショイ&中島安里紗(17分2秒、掌底→片エビ固め)<挑戦者>Leon&Ray●
    ※JWP認定タッグ第40代&デイリースポーツ認定女子タッグ第13代王者が初防衛に成功。
     8・19後楽園でタッグ2冠王座をJWPに奪回したボリショイ&中島組がマスカラボラドーラスを迎えて初防衛戦。両チームとも握手をクリーンにかわし、中島とLeonが先発。Leonはヘッドロックを外さず。ようやく外した中島がロープに振るがLeonがショルダータックルでなぎ倒す。ボリショイがLeonをコーナーに振るがアームホイップをもらってしまう。RayとLeonが合体しボリショイを攻撃。Rayは中島をコーナーに捕えて逆水平の連打。側転アタックは中島が蹴りで迎撃。Rayとのエルボー合戦に臨む。Rayが突進すると中島はエルボーで応戦。中島は顔面蹴りからボリショイを呼び込む。RayがかわしてLeonとドロップキックの競演。両者が場外ダイブを狙うがボリショイ組が阻止。しかしLeonがコーナー上のボリショイをキックで落とし、Rayが場外弾。Leonもプランチャでつづく。ボラドーラスはボリショイを戻して串刺しの連係。Leonがバックブリーカーを極めると中島が救出へ。そこへRayがサブミッションで捕まえ、Leonはボリショイにノキアンバックブリーカー。ボリショイはLeonのロープワークを捕まえて腕固めにもっていく。その体勢からLeonが立ち上がるとボリショイはDDTへ。Leonは飛び込んできたボリショイに旋回式バックブリーカー。ボリショイが619から掌底をLeonへ。中島がLeonの顔面を蹴り上げバックを取る。中島のスイングDDTを防いだLeonがブルドッキングヘッドロックからバックブリーカー。Leonはテキサスクローバーホールドに捕えるがボリショイがカット。中島がLeonにバックドロップ。ボリショイもつづいて中島がスイングDDT、ミサイルキック。10分経過。中島のダッシュを先回りしたLeonがスピア。中島がキューティースペシャルでお返し。さらにロコモーション式ジャーマンをLeonに見舞っていく。RayのカットでLeonが救われる。中島はコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。LeonがかわしRayのアシストからコーナーへ。そこへボリショイが掌底を叩き込み、雪崩式裏投げ。中島がダイビングフットスタンプでつづくが3カウントには至らず。Rayのハイキックが中島へ。Leonもスピンキックをヒットさせる。中島が自力で返すとLeonはフィニッシュを宣言しマッドスプラッシュ。これも自力で返した中島。Leonが引き起こしてキャプチュードバスター。中島が切り返すとLeonがスピア気味にコーナーにもっていきRayがミサイルキック。ボリショイがRayにタイガーの構え。かわしたRayが回し蹴り、Leonがスピア、Rayがバックラッシュ。ボラドーラスはボリショイをコーナーに乗せる。中島がカットしバックドロップでRayを叩きつけると、2人でダイビングフットスタンプ。RayとLeonが返すともう一度コーナーに上がる。ボラドーラスが立ち上がり、2方向で雪崩式の競演。15分経過。RayのムーンサルトとLeonのマッドスプラッシュが同時に放たれる。RayのムーンサルトをボリショイがかわすとLeonがボリショイにロープ渡りのミサイルキック。中島がLeonにバックドロップ。Rayがボリショイを丸め込むと2カウント。ボリショイがRayにアッパーブロー、中島もつづき、ボリショイが恵比寿落とし。中島がLeonをジャーマンで場外へ。ボリショイが走り込んでの掌底をRayにぶち込む。Rayが返せず3カウント。ボリショイ&中島が初防衛に成功した。試合後ボリショイが握手を求めるがボラドーラスは応じず退場。ボリショイ「無事初防衛、なんとか勝つことができました。このJWPのベルトは20年の歴史があり、私たち40代目の王者です。歴代の王者に恥じぬようにもっともっとすごい防衛戦を重ねていきたいと思います!」するとそこへリセットが登場。さくら「は~い、歴代の王者で~す。いやあ、素晴らしい防衛戦でしたねえ。このタイトルマッチ、いつの間に決まったんですかあ? 気がつかなかった。中島さんって、Leonさんから勝つんじゃなかったんですか? ボリショイさん、素晴らしい掌底でしたね、ホント、お見事で~す」ボリショイ「とっとと帰れ!」さくら「私たち挑戦なんて気持ちは滅相もございません。今日は超満員のお客様のまえで、ふたつご報告させていただきたいと思います。一つ目。3日前になりますが、タイ王国で史上初のプロレス団体、我闘雲舞を(マットで)旗揚げしてきましたあ。旗揚げしたってことは」米山「ハイ、約束通り旗揚げしたということは、私は日本に…JWPに…帰りませ~ん!」勝愛実がエプロンに上がる。さくら「そういうことで、私と米ちゃんはこれからも仲良くやっていきたいと思います。ただし、ふたつめの報告となりますが、私たち2人では正直、JWPを変えることはできません。JWPは堅い。堅すぎる。どこから手をつけていいのかわかりません。力不足を素直に認めて、私たちは今日、新たな仲間を紹介させていただきます。私たちリセットの目的、JWPの風景をガラッと変える。その気持ちに賛同してくれたメンバーは、中森華子、モーリー!」我闘雲舞のTシャツを着こんだ中森とモーリーがリングへ。中森「私はこのままやっていても、中島の陰に隠れるだけ。いまJWPを変えようといろんな選手がやっていますが、ボリショイさんのやり方、さくらえみのやり方…自分は一番、さくらえみのやり方がおもしろいと思います!」Leonがリング上へ。モーリー「急なカード変更、申し訳ありませんでした。でも自分は、心のままに闘いました。心、心、プロレス超楽しい。楽しい、ハッピー!プロレスはハッピー、ハッピー!ハッピー!JWP!」。ザ☆WANTED!?がリングへ上がると乱闘が始まる。春山が止めに入ると「下がれ、中森、モーリー、アンタたち覚悟できてんだろうね。覚悟できてんのか? いいよそっち4人でしょ。4対4やってやるよ。ここは自分がメンバー決めさせてもらっていいですか。まず私、ボリショイさん、中島、勝。次のキネマ(10・7)でやってやるよ!」リセット軍は、「リセット、オー!」と叫ぶと走って退場。中島「自分はJWPを背負っていくと言いました。こんな形になるとは思ってなかったけど、中森、モーリーがここで輝けないんだったら、好きにすればいい。自分が輝けるところで小さく輝いていればいいと思います。私はJWPを背負って、アイツらを次の大会で、ウチらが勝って、米山を待つことはもうしません。自分たちで、前に進んでいきます!」

    [結果]2012.9.9東京キネマ倶楽部 

    9月9日(日)東京キネマ倶楽部 
    「ピュアウォーズ・シリーズ~JWP20th~」
    観衆:250人(超満員札止め)

    1、シングルマッチ 20分1本勝負
    ◯勝愛実 (7分10秒、片エビ固め) ライディーン鋼●
    ※ダイビング・ボディープレス

    2、タッグマッチ  30分1本勝負
    ◯米山香織&さくらえみ(12分58秒、米ーZOU)中森華子&モーリー●  

    3、スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
    ◯春山香代子&ヘイリー・ヘイトレッド&ラビット美兎 (15分36秒、体固め) 阿部幸江●&KAZUKI&川佐ナナ
    ※ダイビング・ギロチンドロップ

    4、スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
    ◯豊田真奈美(15分26秒、体固め)倉垣翼●
    ※ジャパニーズオーシャン・クインビーボム  

    5、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
    【王者組】◯コマンドボリショイ&中島安里紗 (17分2秒、片エビ固め) Leon&Ray●【挑戦者組】
    ※掌底, 第40代JWP認定タッグ&第13代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が初防衛に成功