20thHP用
    次回大会の見どころ

    JWPロゴ

    OFFICIAL INFORMATIONS

    情報メディア
    興行日程他団体参戦情報
    対戦カード 試合結果
    レポート 選手紹介
    会場案内オフィシャルFC
    BLOG
    JWP認定タイトルの規定
    見どころ今後の引退試合スキーム検討

    スポンサーサイト 

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    2012.7.28 ラジアントホール 試合 

    JWP 7月28日(土)神奈川・横浜ラジアントホール

    ① 1/15
    ○モーリー(9分39秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)川佐ナナ●
     モーリーが腕固めで先制。川佐が切り返すも、モーリーはすぐにエスケープし、コーナーに追い込んで踏みつけていく。脱出した川佐が串刺しのボディーアタック。川佐はモーリーの髪をつかんで叩きつけるとコーナーに追い込む。中央にもっていくとボディーシザーズ。モーリーはヒザにエルボーを突き立てて逆転、ボディーシザーズでギブアップを迫る。川佐が切り返してフェースクラッシャーからキャメルクラッチへ。川佐はストンピングの連打からコーナーに振るが、モーリーがカウンターのショルダータックル。連発からカバーすると川佐が返す。5分経過。川佐の串刺しボディーアタックをモーリーが迎撃。川佐のボディーアタックをこらえてモーリーがダブルチョップ。モーリーは顔面をかきむしり足を踏みつける。こらえた川佐が体当たりでモーリーを倒す。バックドロップを狙いをこらえられた川佐だがショルダースルー。返したモーリーをボディースラムで叩きつけると川佐はダイビングボディープレス。もう一度上がるとモーリーが蘇生しデッドリードライブ。モーリーの突進を川佐がキャッチしてボディースラムからダイビングボディープレス。決まったと思われたがモーリーが返す。川佐はノーザンライトを決めるが、これもモーリーがクリアー。モーリーのブレーンバスターホールドはぎりぎりで川佐が返す。モーリーがランニングセントーンからコーナーに上がりダイビングセントーン。これで3カウントが入り、オープニングマッチはモーリーが飾った。

    ② 1/15
    JRIBBON2012夏女決定トーナメント準決勝
    藤本つかさ&●ラビット美兎(7分48秒、ダイビングギロチンドロップ→体固め)中森華子&成宮真希○
     昼のアイスリボンで阿部幸江&内藤メアリ組を破った藤本&ラビット組と、Leon&新田猫子組を下した中森&成宮組が準決勝で激突。藤本&ラビットが合体し成宮をドロップキックで挟み撃ち。藤本が突進すると成宮がかわしてダブルチョップを叩き込む。中森が藤本にミサイルキック。背中を蹴ると藤本も蹴り返す。サッカーボールキックの応酬から藤本がドロップキック。ラビットが中森の蹴りをかわして串刺しドロップキック。つづくドロップキックを中森がかわし、ふたりまとめてのネックブリーカー。ラビットが中森を丸め込みの連続。中森がしのいでいくがミサイルキックを食らう。藤本が中森にダイビングボディーアタック、ラビットとドロップキックの競演を見せる。藤本が中森を丸め込むも2カウント。前後からのキックで押さえ込むも中森がクリアーしハイキック。藤本がカウンターのドロップキック、延髄斬り。藤本はコーナーに上がるが中森が追いつき雪崩式のフィッシャーマン。藤本がすぐに立ち上がりキックをぶち込む。ラビットと成宮が対峙。5分経過。ラビットのドロップキックをもらった成宮だがカウンターのダブルチョップからアルゼンチン狙い。切り返したラビットが丸め込む。成宮がラビットをアルゼンチンで担ぎ上げると藤本がカット。ラビットと成宮がエルボー合戦。ラビストラルをかわした成宮に藤本が延髄斬り。ラビットが飛びつきからラビストラルもカットされる。中森のハイキックが藤本に命中し両者が場外へ。リング上は成宮とラビット。成宮がチョップの連打もラビットが返す。成宮はボディースラムからコーナーへ上がり高角度のダイビングギロチンドロップ。藤本のカットを中森が抑え、リング上では3カウント。成宮がラビットをフォールし、成宮&中森組が決勝進出を決めた。

    ③ 1/15
    JRIBBON2012夏女決定トーナメント準決勝
    △コマンド・ボリショイ&みなみ飛香(時間切れ引き分け)中島安里紗&志田光△
    延長戦 1/5
    コマンド・ボリショイ&●みなみ飛香(1分55秒、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールド)中島安里紗○&志田光
    KAZUKI&松本都組を破ったボリショイ&飛香組と、春山香代子&星ハム子組を押しのけた中島&志田組による準決勝。先発は中島と飛香。飛香の身長の高さに戸惑う中島だが、手四つからグラウンドにもっていき腕をとる。飛香がエスケープするも中島は手を離さず。志田も引き継いで右腕を攻撃。逃れた飛香が志田にキックを放ちボリショイにチェンジ。ボリショイがスリーパーからストレッチ技で志田を攻める。志田は払い腰から中島のドロップキックを呼び込む。中島の連発にボリショイはヘッドスプリングで立ち上がる。ボリショイがキャメルクラッチ、飛香を呼び込み顔面への蹴りを引き出す。飛香と中島がエルボーの応酬。中島がワキ固めからキャメルクラッチ。そこへ志田が加わり顔面へストンピング。5分経過。飛香をエプロンに出して中島と志田がキックの競演。飛香が丸め込みからボリショイにスイッチ。志田がボディースラムで叩きつけ、中島もつづく。しかしボリショイが丸め込み、返した中島にネックロック。中島がエスケープするとボリショイがエプロンに出して飛香とチョップの競演へ。ボリショイは中島にバックドロップ。飛香が串刺しキックを放つが中島がかわす。エルボーの打ち合いから飛香がビッグブーツ。飛香のカミカゼが決まるも中島が返す。飛香がブロックバスターの構えにいくと中島が切り返す。中島がバックドロップを放つと飛香が2カウントで肩を上げる。志田が入り飛香の腹部にニーを叩き込んでいく。志田が“3人まとめて”串刺しジャンピングニ―アタック。志田は飛香にワキ固め。10分経過。飛香がコーナーに飛び乗り志田の右足甲を踏みつける斬新な攻撃。しかしスワンダイブのフットスタンプはかわされる。それでもボリショイのアシストから2度目のトライで成功。志田が返すとボリショイが入り空中卍固め。残り3分。ロープに逃れたつもりの志田にボリショイはタランチュラ。つづいてボリショイが飛びついてのDDT。志田がカウンターのニー、ボリショイが掌底。志田のジャンピングニ―から中嶋がミサイルキック。中島が担ぎ上げようとするとボリショイが切り返して丸め込みの連続からサブミッション。中島が逃れると飛香がビッグブーツ、ボリショイが619へ。ボリショイが中島をコーナーに乗せて掌底。残り30秒。中島が丸め込むと返したボリショイが掌底。そのままタイムアップとなり、5分間の延長戦になだれ込んだ。延長戦のゴングと同時にボリショイ組が突進。ボリショイが中島を捕まえてドラゴン。飛香がスワンダイブも中島がDDT。ボリショイの掌底が志田を場外に追い出す。中島のキューティースペシャル、飛香のブロックバスターはともにギリギリで返される。飛香がコーナーに上がると志田が雪崩式ブレーンバスター、中島がダイビングダブルニードロップ。カットされた中島がバックをとるとその背後からボリショイがバックドロップ。飛香が丸め込むも志田がカット。志田のジャンピングニ―から中島がだるま式ジャーマン。志田がボリショイのカットを抑えて中島が3カウントをゲット。志田&中島組が中森&成宮組との決勝戦を決めた。

    ④ 1/15
    ●倉垣翼(11分45秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)勝愛実○
     握手を拒否した勝が背後から倉垣を襲って試合開始。倉垣は勝をコーナーに追い込んで踏みつけ、スリーパーへ。相手の勢いにストップをかけようとした倉垣だが、勝はフロントネックロック。切り返した倉垣がリフトアップしデスロック。逆エビに極められた勝は「動け!」との声に対し「動けたら動いたるわ!」。さらに「重い…」と本音を漏らすシーンも。なんとかロープに逃れた勝に、倉垣はあえて全体重を乗せた攻撃へ。倉垣は勝をリフトアップし時間をかけてマットに叩きつける。勝は弓矢固めにトライも崩れてしまう。ならばと勝はキャメルクラッチへ。返した倉垣がエルボー。勝がショルダータックルを連発するが、倉垣の1発で吹っ飛ばされる。勝は倉垣をコーナーに追い込んでブルドッキングヘッドロック。倉垣はカウンターのドロップキック。コーナーに上がると勝を持ち上げにかかる。逃れた勝に倉垣はミサイルキック。逆エビ固めにいくと勝がエスケープに成功。倉垣がブレーンバスターからムーンサルトプレス。勝がかわしてミサイルキックを連発。倉垣が返すと、勝はコーナーへ。倉垣が追いつきアルゼンチンバックブリーカー。勝が切り返して丸め込むも2カウント。勝が倉垣の突進を捕まえてマットに叩きつける。コーナーに上がるとリバーススプラッシュ、ダイビングエルボードロップ。ズバリと決まるが倉垣が2カウントで肩を上げる。10分経過。倉垣が突進すると勝がバックドロップ。もういちどリバーススプラッシュにいくが倉垣がかわしてバックドロップ。倉垣がラリアットから横に叩きつけてカバー。勝が2カウントで返すと倉垣はセカンドからトップに飛び移ってのムーンサルトプレス。これで3カウントが入り、倉垣が勝に勝利。試合後、倉垣は勝を背負って退場した。

    ⑤ ∞
    裏夏女決定バトルロイヤル(トーナメント1回戦敗者チーム参戦)
    ○Leon(7分53秒、OTR)松本都●
    ※退場順…①新田猫子②春山香代子&星ハム子④内藤メアリ⑤阿部幸江&KAZUKI
     昼のアイスリボンでおこなわれたトーナメント1回戦で敗れた8選手がバトルロイヤルへ。都の指令でKAZUKIが飛び出すと全員からの集中攻撃を食らう。Leonと猫子が合体すると、阿部&内藤、春山&ハム子もタッグチームどおりに合体。猫子が春山を追い回すと猫子のしっぽを都がつかむ。猫子が押さえ込まれて第1号の退場者に。エストレージャの輪に都が入ってポージング。春山とハム子が串刺し攻撃から「オシリダー!」の競演。そこを丸め込まれてピンチに。春山のラリアットがハム子に誤爆も、バックフリップの競演を成功させる。さらに両者がコーナーに上がるが阿部と内藤の「おばさんパワー!」によってOTRの失格に。5分経過。阿部と内藤がエプロンを挟んでやり合うと、内藤が転落して退場に。都と阿部でKAZUKIをとりあう。Leonのスピアが都へ一直線。ザ☆WANTED!?が合体しLeonを狙うが都が崩して丸め込むと、阿部&KAZUKIが同時退場。残るは都とLeon。丸め込みの応酬からLeonがスピア。ロープを引いた都がLeonを落としにかかる。Leonがスワンダイブ。都が突進して両者ともエプロンへ。Leonのスピアをかわしてポーズをとる都。そこへLeonが突進して都を落とす。Leonがバトルロイヤルで勝利し「裏夏女」の称号を手に入れた。


    ⑥ 1/∞
    JRIBBON2012夏女決定トーナメント決勝戦
    ○中森華子&成宮真希(12分4秒、デスティニーハンマー→片エビ固め)中島安里紗●&志田光
     志田がコールされると同時に相手チームに突進。中島も呼応し場外乱闘に。中島が中森を客席に叩きつけると志田がイス殴打でつづく。志田は中森をリングに戻すと右脚をとってアキレス腱固め。中島は中森の右脚をサードロープにかけて攻撃。志田が入ると中森は2人にDDT。成宮が中島をチョップで倒すが2カウント。中島がダブルアームスープレックスホールド。志田の突進をかわした成宮だがワキ固めに捕まりフェースロックにもっていかれる。志田が成宮をエプロンに出して蹴り上げる。さらにイスを持ち出して殴打。背中にイスを乗せると中島がダイビングフットスタンプを敢行。リング内に戻した志田がカバーすると成宮が返す。志田と中島が合体のブレーンバスター。阻止に中森が入るが、中島と志田が2人まとめて叩きつける。成宮が2人へのフェースクラッシャー。5分経過。成宮が志田にカンパーナ。ギロチンを投下してから中森に託す。志田のニー連打に中森はビッグブーツ。志田が雪崩式のココナッツクラッシュ、中島が中森の顔面を蹴りあげヒザ十字へ。中森がエスケープすると中島は右ひざへストンピング連打、ミサイルキック。2発目狙いは成宮がカットに入るが志田が阻止して中島がミサイルキック。中森のキックをブロックし中島がコーナーへ。中森が雪崩式ブレーンバスター、シャイニング・ウィザード。中島がビッグブーツからカバーも2カウント。成宮がアルゼンチンから投げ中森が中島を蹴り上げる。志田のカットが間に合い中島が命拾い。中森がデスティニーハンマーにいくと中島がかわす。10分経過。4人が入り乱れるなか中島が中森にキューティースペシャル。中島がさらにジャーマンにいくが成宮のカットがかろうじて間に合う。中島はダルマ式狙い、志田のジャンピングニ―が誤爆。中森が押さえ込むも中島が返す。中森のハイキック、2発目を中島がかわして丸め込む。丸め込み合戦から中森がハイキック、フィッシャーマンバスター。中森がフィニッシュを予告しコーナーへ。デスティニーハンマーが決まると3カウント。中森が中島から完璧な3カウントをゲットし、中森&成宮組が2012年の夏女となった。中森「よっしゃ~! 獅子の穴を卒業するまえに成宮と組んで優勝できて、すごいいまうれしいです。ありがとうございました。(8月)12日のJWPの興行で試合したい人がいます。いまタイにいっている米山香織。決着をJWPのリングでつけたいと思っています。今日の結果を生かしてどんどん上に進んでいきたいと思います」成宮「こんど(8月)19日、新木場でアイスリボンの興行があります。それは(マッスル)ビーナス4周年と銘打っての興行です。私はそこでビーナス超えがしたい。志田さんと藤本さんがもっている(REINA)タッグのベルトに挑戦表明したいと思います」そこへラビットが現れ、成宮にドロップキック。ラビット「ふざけんじゃねえよ! 私だってチャンピオンだよ。私に(トーナメントで)勝ったんだからよ、(ジュニア2冠に)挑戦して来いよ」成宮「正直、自分だけじゃ決められないんで、会社に相談しなきゃいけないと思っています。でも、自分の気持ちは挑戦したいです」。中森が8・12キネマ(昼の部)での米山香織戦、成宮がアイスリボン8・19新木場でのタッグタイトル戦を要求。また、ラビットが成宮を挑戦者に迎えてのジュニア2冠戦をアピールした。
    スポンサーサイト

    2012.7.28 ラジアントホール 総評 

    JWPとアイスリボンのコラボレーションイベント「JRIBBON2012夏女決定トーナメント」が昼夜大会で開催された。今回はいつものようなシングルではなく、2度目となるタッグでのトーナメント。しかもはじめてとなる他団体との混成チームによるエントリーで、1回戦がアイスリボン、準決勝&決勝戦がJWPの大会でおこなわれるという構成だった。
     まずはアイスリボンでの一回戦。試合結果は以下の通りになっている。
    ○藤本つかさ&ラビット美兎(13分58秒、ツカドーラ)阿部幸江●&内藤メアリ
    ○中森華子&成宮真希(13分35秒、フィッシャーマンバスター→片エビ固め)Leon&新田猫子●
    コマンド・ボリショイ&○みなみ飛香(7分55秒、ブロックバスター・ホールド)KAZUKI&松本都●
    ○志田光&中島安里紗(10分33秒、魂のスリーカウント→片エビ固め)春山香代子&星ハム子●
     この結果、藤本&ラビット組、中森&成宮組、ボリショイ&飛香組、志田&中島組が準決勝に進出、夜のJWPへとコマを進めた。
     そして準決勝は、成宮が高角度のダイビングギロチンドロップを投下してラビットをピンフォール、中森&成宮組が7分48秒で決勝進出を決めると、ボリショイ&飛香組vs志田&中島組は一転して長期戦へ。15分の制限時間となっても決着がつかず、規定により5分間の延長戦へと突入した。ここから先はノンストップで息をもつかせぬ大接戦。どちらが勝ってもおかしくないなかで、勝ち名乗りを受けたのは中島だった。
     そして迎えた決勝戦。中森と中島のライバル対決を中心に、目まぐるしいバトルが展開された。最後はJWP同士による決着で、中森が中島をピンフォール。「2012年の夏女」の称号を得ると同時に、ハワイ旅行もかっさらった。
     トーナメントそのものに関しては2団体のコラボレーションということで、とくに継続性があるわけではない。しかし、ここから個々に先を見据えて行動に移す選手もいる。せっかくの機会だけに、今後に生かせるものがあれば生かしたほうが得策だ。
     まずは中島からの勝利を引っ提げて、中森が米山香織とのシングルマッチを要求した。舞台は、8・12キネマ(昼)。タイへいってからも何度か戻ってきている米山だが、なんとなく他団体の選手になっているように感じられるのが正直なところ。中森もそれを感じていたようで、「タイにいっている間にJWPも動いてるってことを、自分が米山さんに勝って証明したい」と話している。さらに「居場所がなくなるくらいの試合をしたい」とも。米山不在でもJWPは進化する。そう思わせることが中森にできるのか。8・19後楽園ではライバルの中島が“リセット”のタッグ2冠王座に挑戦するだけに、比較は免れない闘いになるだろう。それだけに、中森がどれだけのインパクトを残せるのか、トーナメント優勝に続きブレイクのきっかけを作れるのか、注目だ。
     また、準決勝で敗退したラビットがアイスリボンに牙をむいた。直接ピンフォールを奪われた成宮にアピール、ジュニア2冠王座の挑戦者に、チャンピオンのほうから指名したのである。それは、成宮が志田光&藤本つかさが保持するタッグ王座への挑戦を表明しているときだった。最初は意味が分からなかったのだが、タッグではなくシングルでの対戦を要求していることが明らかになる。体格では大きな差がある両者。しかしジュニア王座は体のサイズではなく、キャリアが基準になっている。それだけに、成宮は挑戦者にふさわしい選手だろう。
    ラビットがどう成宮を攻略していくのか、あるいは、成宮がラビットのスピードをどのように封じていくのか、非常に興味深い一戦になりそうだ。まだ決まったわけではないとしても、成宮もやる気十分で、夏女の称号獲得で自信と勢いがついた。ラビットには他団体流出の危機を自ら招いたともいえるかもしれないが、体格差のある成宮から防衛すれば、ベルトの価値もグーンとアップするはずだ。               (新井 宏)

    [結果]2012.7.28横浜ラジアントホール  

    7月28日(土)横浜ラジアントホール 
    「ピュアマウンテン・シリーズ~JWP20th~」
    JRIBBON2012夏女決定トーナメント
    観衆:175人

    1、シングルマッチ 15分1本勝負
     ◯モーリー (9分39秒、片エビ固め) 川佐ナナ●
    ※ダイビングセントーン

    2、JRIBBON2012夏女決定トーナメント・準決勝 15分1本勝負
    中森華子&◯成宮真希 (7分48秒、片エビ固め) 藤本つかさ&ラビット美兎●
    ※ダイビングギロチンドロップ

    3、同トーナメント・準決勝 15分1本勝負 ※時間切れドローのため5分間の延長戦へ
    志田光&◯中島安里紗 (1分55秒、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールド)コマンド ボリショイ&みなみ飛香●

    4、シングルマッチ 15分1本勝負
     ◯倉垣翼 (11分45秒、片エビ固め) 勝愛実●
    ※重爆ムーンサルトプレス

    5、裏夏女決定・バトルロイヤル 時間無制限
    ◯Leon  (7分53秒、オーバーザトップロープ) 松本都●
    ※〈退場順〉新田猫子、春山香代子&星ハム子、内藤メアリ、阿部幸江&KAZUKI
    、松本都

    6、JRIBBON2012夏女決定トーナメント決勝戦  時間無制限1本勝負
    ◯中森華子&成宮真希 (12分4秒、片エビ固め) 志田光&中島安里紗●
    ※ディスティニーハンマー
    中森&成宮組がトーナメントを制す

    [結果]2012.7.22 112回JWP道場マッチ  

    7月22日(日) 112回JWP道場マッチ 
    観衆:96人(満員)
       
    ▼エキシビションマッチ  5分間
     モーリー (0-0) 松本法子

    ▼シングルマッチ 15分1本勝負
     ○米山香織 (6分48秒、後方回転エビ固め) ラビット美兎● 

    ▼サマープレゼンツ!! 2カウントフォールマッチ  15分1本勝負
     阿部幸江&○KAZUKI (12分21秒、片エビ固め) 春山香代子&川佐ナナ●
     ※K-クラッシャー
      勝利したKAZUKI&阿部組は8月5日(日)道場マッチにて自前の水着を着用してプールマッチに  出場する特典を獲得

    ▼JWP六木マリーナプールサイド スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
     Leon&○中森華子&勝愛実&ジャガー横田 (16分33秒、水没) 
                          コマンドボリショイ&倉垣翼& モーリー●&中島安里紗 
    ※3カウント&ギブアップをとられた選手を20カウント以内に場外のプールに落とせば勝利。
     落とせなかった場合は試合続行となる特別ルール。



    2012.7.20板橋グリーンホール 試合 

    JWP 7月20日(金)東京・板橋グリーンホール

    ①タッグマッチ1/15
    △春山香代子&コマンド・ボリショイ(時間切れ引き分け)倉垣翼&中島安里紗△
    1_20120721133605.jpg
     今大会では試合順が未発表。テーマ曲がかかった時点で分かる仕組みになっている。両軍とも慎重な立ち上がり。中島がドロップキックを連打すると春山が腕をとりにかかる。春山が脚に切り替えると中島がエスケープ。ボリショイが中島にタランチュラからバックブリーカー。逆エビ固めにいくと中島が必死にエスケープ。中島はボディースラムからボリショイをカバーするが2カウント。倉垣がボリショイを高々とリフトアップにマットに叩き落とす。ボリショイが変形卍固めからカバーすると倉垣が返す。春山が倉垣に串刺しラリアット。倉垣は2発目を受けずにやり返す。両者のラリアットがリング上で何度も交錯。春山をかいくぐり倉垣がラリアット。春山はバックドロップからラリアットも倉垣が返す。ボリショイがウラカンラナで倉垣を丸め込む。ボリショイがバックをとるが倉垣を持ち上げるには至らず。すると股の下をくぐり抜けてダッシュをかける。しかし背後から中島がカット。倉垣がそこへドロップキックをぶち込んでみせる。倉垣がボリショイを抱え上げるとボリショイが丸め込み。倉垣がボリショイ、春山にバックドロップ。さらに2人まとめて後方に叩きつけていく。2人にラリアットをぶち込むと中島を呼び込み、2人めがけてのミサイルキックを打たせる。中島とボリショイがエルボーの打ち合い。残り時間は2分。ボリショイが張り手から突進すると中島がカウンターのキューティースペシャル。しかし春山のトラースキックが中島に誤爆。ボリショイが619を放ち中島にタイガースープレックス。倉垣がカットし残り1分。春山がぺディグリー、ぶっこ抜きのバックドロップ。残り30秒。春山がダイビングギロチンにいくと中島がかわす。残り10秒。中島が春山に覆いかぶさったところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。


    ②JRIBBON2012夏女決定トーナメント参加枠獲得3WAYマッチ
    KAZUKIvs川佐ナナvs松本都
    ○都(4分25秒、押さえ込み→エビ固め)川佐●
    2_20120721133825.jpg

     夏女決定トーナメントへの出場を目論む3人が残り1枠をかけて同時激突。川佐がショルダースルーでKAZUKIを都の上に落下させ2人まとめてカバー。川佐はKAZUKIにノーザンライト。しかしカバーに入ったのは都。怒った川佐が都とエルボー合戦。そこへKAZUKIのネックブリーカー。KAZUKIは都と川佐をボディースラム。コーナーに上がると、ほかの2人が立ち上がりやり合い、KAZUKIがロープの反動で落とされる。川佐がエプロン際のKAZUKIを
    場外に落とすが、都が川佐を丸め込んで3カウント。都が残り1枠を獲得、JWPの選手からパートナーを選べることになった。都はパートナーが決まっていない選手全員を呼び出しリングに上げる。しかし「はじめから決まっていた」としてKAZUKIを指名。するとほかの選手たちは怒って都にストンピングの連打。そこを助けたのがKAZUKI。都&KAZUKI組のエントリーが正式に決定した。


    ③タッグマッチ1/15
    ●阿部幸江&モーリー(10分6秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)Leon○&中森華子
    7.20板橋

     ザ☆WANTED!?が中森をつかまえてウォンテッドポーズ。中森は阿部を捕まえてモーリーもまとめてホイップで投げる。Leonがモーリーを担ぎ上げて中森がダイブ。左右からのドロップキックをモーリーに浴びせてみせる。阿部がLeonに空中胴締め落としを連発。Leonはバックブリーカーでお返し。中森が入ってコーナーから阿部にミサイルキックをぶち込む。阿部がセカンドロープから中森にエルボー。中森の延髄斬りをかわした阿部がエルボーを放つ。モーリーのエルボーに中森はキックで対抗。Leonがスピアーでザ☆WANTED!?の合体を分断。中森がモーリーにデスティニーハンマー。しかしモーリーがかわしてジャックハマーへ。中森がハイキックでモーリーを倒すが2カウントで返される。中森のキックをかわしたモーリーがカウンターのハイキックもこらえてバックドロップ。阿部とLeonがエルボー合戦。Leonがスピアを連発するも阿部がクリアー。Leonはフィニッシュを予告しマッドスプラッシュ。しかし阿部が自力で肩を上げてみせる。Leonは阿部を引き起こしキャプチュードバスター狙い。モーリーのカットから阿部がスリングブレイド。モーリーと阿部が次々とトップロープからダイブ。阿部がLeonを引き起こそうとするが中森がカット。阿部がLeonに飛びつきフランケンシュタイナー。阿部がローリングエルボーにいくとLeonがかわし中森がハイキック。Leonがキャプチュードバスターを放つと阿部が返せず3カウント。Leon&中森のラブドライトがザ☆WANTED!?を破った。


    ④タッグマッチ1/15
    ○米山香織&さくらえみ(12分38秒、ラビストラルを切り返し→エビ固め)ラビット美兎●&勝愛実
    4[1]

     ラビット組は試合前に寄ってきたさくらを攻撃。米山も一緒にコーナーに押し込んで串刺し攻撃を仕掛けていく。さくらはエルボーを突き立てるとタイマッサージだとレフェリーにウソをつく。さくらはラビットの髪をつかんで吊り天井。米山が胴締めに行くとラビットがエルボーを突き立てるがマッサージにはならず。すると米山がラビットの腕をとるがエスケープを許す。さくらがラビットを敵陣にもっていってのボディースラム連発。ラビットがエルボーで向かっていくとさくらは逆水平で迎撃。米山がロープに振るとラビットがドロップキック連打。勝が入り米山を敵陣でボディースラム、さくらに張り手。背後から米山がバックドロップ。さくらと勝が張り手の打ち合い。さくらがひるむと勝がコーナーに振ってふたたびエルボー合戦。打ち勝ったのは勝。コーナーに追い込みランニングエルボー。さくらがさくらえみ70㌔を狙うが勝がカウンターのエルボーからコーナースプラッシュ。さくらがラビットにバックブリーカー。ダブルアームからのバックブリーカーも放ちラビットの腰にダメージを与える。さくらがラビットに逆エビ。背後から勝がカットしラビットと合体。ラビットのボディーアタックはさくらがかわして誤爆。さくらは2人まとめてのダイビングボディーアタック。ラビットが背後に回ってスリーパー。突進したラビットにさくらがバックブリーカー、米山がセントーン、逆エビ固め。米山がラビットにデスロックを仕掛けたまま勝を挑発。勝がショルダータックルをぶつけるとラビットにダメージが。さくらえみ70キロを勝がキャッチしマットに叩きつける。リング上は米山とラビット。ラビットが丸め込むと米山が返す。戻ってきたさくらがトラースキック。米山がカバーすると勝がカット。米山がラビットに逆エビ固め。ラビットがエスケープすると米山がノーザンライト。勝のカットが間に合うもさくら、米山がムーンサルトプレスの競演。残り3分。米山がバックをとるがラビットが丸め込み。米山がロールスルーにいくがラビットがやり返す。ラビットのラビストラルを切り返した米山が丸め込むと3カウント。米山がラビットからピンフォール勝ちをゲットした。


    ⑤JWP純血8人タッグマッチ1/30
    春山香代子&○KAZUKI&阿部幸江&モーリー(13分36秒、巴投げ→エビ固め)倉垣翼&Leon●&中森華子&川佐ナナ
    5[1]

     純血8人タッグは、春山&ザ☆WANTED!?が川佐をつかまえて集中攻撃。川佐が脱出すると一進一退の攻防に。5分経過時には倉垣組が阿部に集中砲火を浴びせファイヤーのポーズ。川佐がボディーアタックからランニングボディープレスを阿部に放つ。阿部と川佐がエルボーの打ち合い。駆け込んできた阿部をキャッチし川佐がパワースラム。Leon、倉垣が阿部に連係で攻撃。倉垣はコーナーに上がるが春山が阻止。阿部が雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと倉垣がこらえる。これを切り返して阿部がフランケンシュタイナー。倉垣がアルゼンチンで担ぎ上げると阿部が丸め込みで切り返す。倉垣はモーリーをショルダータックルで吹っ飛ばすが、モーリーもやり返す。モーリーが倉垣にギロチンを投下するも2カウント。KAZUKIとモーリーがブレーンバスターを倉垣に決める。倉垣は2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。中森がモーリーにローキックの連打。モーリーがブレーンバスターから体落とし。春山と中森がエルボー合戦。中森がラリアットをかわして張り手を見舞う。ラリアットを食らった中森だがキックで倒す。Leonが春山にミサイルキック。モーリー、阿部、KAZUKIがLeonに次々とコーナーからダイブ。KAZUKIのダブルニードロップをまともに食らったLeonだが2カウントで返す。KAZUKIはLeonを立ち上げダッシュ。中森がカットし、阿部とモーリーをかいくぐる。そこへ倉垣のラリアット、川佐がKAZUKIにダイビングボディープレス、Leonがマッドスプラッシュでつづく。
    LeonはKAZUKIを立ち上げキャプチュードバスターを狙う。KAZUKIが丸め込むがLeonも丸め返す。Leonがキャプチュードバスター。決まったと思われたが阿部のカットがギリギリで間に合う。LeonがKAZUKIにダッシュ。阿部がエルボー。倉垣のカットが誤爆しKAZUKIがLeonを巴投げから押さえ込む。KAZUKIがLeonからの3カウントを奪ってみせた。KAZUKI「今日の借りは今日返す。それが8人タッグだ。思い知ったか!? 後楽園、もう1カ月切りましたけど、ザ☆WANTED!?のカードがまだ決まってません。そこで提案があるんですけども、ボリショイさん、毎年プラムさんの命日に近い試合はオンリーギブアップマッチやってるじゃないですか。それを私たちにやらせてもらえませんか。プラムさんからボリショイさんに受け継がれたことは、私たちも受け継いでいこうと思ってるんで」。ボリショイがOKを出し、8・19後楽園でのオンリーギブアップマッチが確定した。KAZUKI「決まったからといって最近負け続けじゃないですか。ザ☆WANTED!?これじゃオンリーギブアップマッチどころじゃないんですけど。ということでリーダー命令。ザ☆WANTED!?改造計画おこないます。モーリー、体重落としましょうか。阿部さんもちょっと。3人で10キロくらい? ザ☆WANTED!?Tシャツ来てる人も減量ですよ」。春山の提案で、道場マッチ(7・22)での公開体重計量をおこなうことになった。



    2012.7.20板橋グリーンホール 総評 

     試合前に公開会見がおこなわれ、JWPのアメリカ遠征が発表された。アメリカのチカラプロレスが毎年恒例の6人タッグトーナメント「キング・オブ・トリオ」を9月14日から3日間にわたり開催。そこにJWPの選手を招待するもので、コマンド・ボリショイ&倉垣翼&米山香織がエントリーされたのだ。
    チカラプロレスは、男子の団体である。が、女子の試合も頻繁に組まれ、日本のプロレスにも精通している。過去には豊田真奈美が男子レスラーと組んでトーナメントに出場したのだが、女子だけのチームがエントリーされるのは今回がはじめてとなる。それだけに、価値ある遠征と言えるだろう。
     倉垣と米山にとっては2度目のチカラプロレス参戦だ。昨年12月2日~4日の「ジョシマニア」でアメリカに初上陸し、中森華子とともに3人でJWPを代表して闘ってきた。「ジョシマニア」とは、日本の女子プロレスをイメージした大会名。このときにはJWPをはじめ、日本人女子レスラーが多数参戦したのだ。その大会で、初日のオープニングマッチを任されたのがJWPの3人だった。このときのインパクトが今回の遠征決定につながったことは想像に難くない。JWPの試合内容がアメリカのファン、関係者に認められたのだ。
    もちろん、選手たちにも大きな影響を及ぼした。この遠征経験により、米山は新しい世界を見つけた。引退撤回への大きなきっかけとなったことは本人も認めている。倉垣は女子選手離れしたパワーで現地ファンの度肝を抜いた。また見たいと思わせた選手のひとりだったのだ。
     ボリショイは初参戦だが、もとはといえば昨年12月もボリショイがチカラのリングに上がるはずだった。ところが、このときちょうどボリショイが欠場。その代打として米山が引退前の“思い出づくり”としてアメリカに行ったのだ。それが、このようなことになろうとは、人生どうなるかわからないものである。そういった意味を踏まえると、ボリショイ&倉垣&米山組はチカラプロレスが考えるベストメンバーと言っていいだろう。
    しかしながら現在、ボリショイと米山はタッグ2冠王座をめぐり闘っている。挑戦者と王者の立場にハッキリと分かれているのだ。9月の話とはいえ、ボリショイと米山が簡単に組んでいいものか。それを説明するため、会見はおこなわれた。チカラプロレスからの要請ということで、JWPはトリオ結成を受諾したという。そして会見では、各選手が現在の心境を述べた。
    倉垣「知らない世界で手応えを感じました。日本の女子レスラーはこんなにすごいんだというところをアピールしたい」
    米山「はじめてアメリカに行って価値観が変わるくらいプロレスが好きになって、アメリカにもう一度行きたい、試合がしたいと思いました。その夢がかなうのがうれしい。タイで活躍してアメリカにも行く。米山香織、JWP、(我闘雲舞)ガトウムーブをアピールしてきたいと思います」
    ボリショイ「(8・19後楽園でタッグ王者になり)JWPのタッグのベルトを掲げてアピールしてきたいと思います」
     アメリカ上陸までは、あと2カ月。その時彼女たちの状況はどうなっているのか。9月に至るまでの展開も楽しみである。
     さて、チカラプロレスの「キング・オブ・トリオ」だが、現在のところ11チームのエントリーが決まっている。おそらくあと何チームかが追加になるだろう。“チームJWP”のほか、日本からは大阪プロレスが参戦、えべっさん&タコヤキーダー&菊タロー組の出場が決まっており、豊田真奈美も昨年と同じチームで優勝を狙う。昨年はマイク・クオッケンブッシュ&ジグソーとのトリオで、豊田がザ・グレート・サスケ&新崎人生&ディック東郷組のみちのくプロレスと対戦するという夢のカードが実現した。
     では、JWPが日本ではありえないようなチームと対戦する機会はあるのだろうか。組み合わせは未定ながら、元ECWのトミー・ドリーマー&2コールド・スコーピオ&ジェリー・リン組、元WWF(WWE)のミング(キング・ハク)&バーバリアン&ウォーロード組というレジェンドと、性別、時代を越えてぶつかる可能性もあるだろう。チカラプロレスの精鋭やROHからもレスラーが集まる「キング・オブ・トリオ」でJWPがどんなアピールをしてみせるのか、いまから非常に楽しみなアメリカ遠征である。(新井 宏)

    2012.7.215大阪ミナミ・ムーブオンアリーナ 総評 

     KAZUKI&モーリー組が善戦するも、タッグ2冠王座はふたたびさくらえみ&米山香織組の腰に巻かれた。米山がJWP所属とはいえ、JWPのベルトが流出したままになっているとのイメージがどんどん大きくなっている。コマンド・ボリショイの苛立ちも、日を増すごとに大きくなっているのだ。
     試合後、そのボリショイがリングに上がり悔しさをあらわにした。「日本からタイに行くたびに“リセット”している」という米山の発言も、ボリショイには心地よく聞こえない。送り出す選手が負けばかりでは、気持ちがリセットできないのも当然だ。
    「JWPはリセットしないでつづけてきたから、この20年があるんだよ。うれしいことも辛いことも、みんな積み重ねてきた。だから私は、リセットしない!」と、ボリショイ。考えてみれば、タッグ2冠を流出させてしまったのがボリショイだった。その責任を感じており、たとえひとりであっても王座奪回に乗り出すと宣言したのだ。
     ここで待ったをかけたのが、中島安里紗だった。中島はボリショイのパートナーに名乗りをあげ、さくら&米山組への挑戦をぶち上げた。「ボリショイさんひとりじゃなく、私にもJWPを背負わせてください!」
     奪回できない王座に悔しい思いをしているのはボリショイだけではない。中島も勝愛実とのタイトルで挑戦したが、奪取には至らなかった。中島にとっては2度目の挑戦。ボリショイが王座決定戦で直接フォールを奪われ、ベルトを流出させてしまった張本人なら、中島も強気なことを言いながらも返り討ちに合った責任を感じている。ボリショイが20年間にわたりJWPを守ってきたリーダーなら、中島もいったんはプロレスから離れながらもJWPへの思いを捨てられずに戻ってきた。立場の違いこそあれ、これからのJWPを背負うとの思いはおなじである。
     その思いを証明するため、ボリショイはある覚悟を決めて8・19後楽園のリングに上がろうとしている。それは、肉体改造だ。これまでボリショイは、ボリショイ・キッドも含め全身コスチュームで闘ってきた。しかし、こんどのタイトルマッチでは肌をある程度露出したコスチュームで試合に臨むのだという。しかも肉体改造のアドバイザーが、あのグレート・サスケだというではないか。サスケも肉体改造に成功し、バッキバキの体で試合をおこなっている。マスクマンで、かつては全身コスチューム。キャリアも近く、なにかと共通点が多いのだ。「(さくら&米山組に)むかついて、私も変わろうと思った。リセットではなく、20年間積み重ねてきた体を見せますよ」と、ボリショイ。JWPを引っ張ってきたリーダーの決意が、タッグ2冠のベルトを“純血”に呼び戻すのか?
     また、大阪大会のメインでは無差別級王座戦線に動きがあった。春山香代子&Leon組が仙女の里村明衣子&花月組と対戦。最後は里村と花月がデスバレーボムの競演を見せ、花月が無差別級王者の春山から直接ピンフォールを奪ってみせたのだ。仙女の大将が出陣したとはいえ、若手の花月からの敗戦は大きすぎる屈辱。仙女ではボリショイが敗れ、この日は春山&Leonという最強チームのひとつが3カウントを聞かされた。勢いを認めた里村がゴーサインを出し、正式に花月の無差別級王座挑戦が決定。8・19後楽園のメインは、春山vs花月のタイトルマッチだ。
    「無差別のベルトがどれだけ重いか教えてやる。今日の借りは後楽園で返します」と春山。しかし彼女にとって決して楽な相手ではないだろう。なんと言っても若さからくる勢いがある。12月のビッグマッチに向けて、仙女としても勲章がほしい。花月は事実上、仙女のナンバーツーと言える存在。なめてかかると泣くのは春山、なんてことになりかねない。8・19後楽園は、タッグ、シングルともJWPにとって大きな大きな意味を持つ闘いとなる!                                 (新井 宏)

    [結果]2012.7.20板橋グリーンホール 

    7月20日(金)板橋グリーンホール 
    『ピュアマウンテン・シリーズ~JWP20th~』  
    観衆:101人

    1、タッグマッチ 15分1本勝負
    △春山香代子&コマンド ボリショイ(時間切れドロー)倉垣翼&中島安里紗△

    2、「JRIBBON2012夏女決定トーナメント」参加枠獲得3WAYマッチ 時間無制限1本勝負
    ○松本都 (4分25秒、エビ固め)川佐ナナ●
    ※もう1人はKAZUKI
    ※松本がトーナメント出場枠を獲得し、タッグパートナーにKAZUKIを指名

    3、タッグマッチ 15分1本勝負
    ○Leon&中森華子 (10分6秒、片エビ固め)阿部幸江●&モーリー 
    ※キャプチュードバスター

    4、タッグマッチ 15分1本勝負
    ○米山香織&さくらえみ (12分38秒、エビ固め) ラビット美兎●&勝愛実
    ※ラビストラルを切り返す

    5、スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
    春山香代子&◯KAZUKI&阿部幸江&モーリー (13分36秒、巴投げ→エビ固め) 倉垣翼&Leon●&中森華子&川佐ナナ

    [結果]2012.7.15大阪ミナミ・MOVE ON アリーナ 

    7月15日(日)大阪ミナミ・MOVE ON アリーナ
    「ピュアマウンテン・シリーズ〜JWP20th〜」
    観衆:202人(満員)


    1、JWP認定ジュニア&POP認定選手権 30分1本勝負
    【王者】○ラビット美兎 (10分57秒、大ラビストラル ) 川佐ナナ●【挑戦者】
    ※第22代JWP認定ジュニアならびに第12代POP王者が2度目の防衛に
    成功

    2、6人タッグマッチ 30分1本勝負
     ○コマンド ボリショイ&救世忍者乱丸&下野佐和子 (14分19秒、片エビ固め) 倉垣翼&阿部幸江●&勝愛実
    ※アッパーブロー

    3、シングルマッチ 30分1本勝負
     ○中島安里紗 (9分10秒、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールド) 中森華子●

    4、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合 30分1本勝負
    〈王者組〉○米山香織&さくらえみ (17分16秒、米ーZOU) KAZUKI&モーリー●〈挑戦者組〉
    第39代JWP認定タッグ&第12代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が2度目の防衛に成功

    5、スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
     里村明衣子&○花月 (15分35秒、片エビ固め) 春山香代子●&Leon
    ※デスバレーボム

    2012.7.8ラゾーナ川崎 総評 

    JWP認定無差別級選手権試合は、春山香代子が大畠美咲を破り、初防衛に成功。第2次春山政権の長期確立に向けて、ピンチに見舞われたシーンがありながらも第1歩を踏み出した。試合後、春山はさっそく次期挑戦者が名乗りをあげてくることを希望。そこで現れたのは仙女の花月だった。花月は仙女の6・25においてJWPの選手に囲まれながらも自らの手でコマンド・ボリショイからフォール勝ちを奪ってみせた。今回も仙女ただ一人というなかで闘い、チームとしては敗れたものの、どんどん経験値をあげている。他団体からの新しい風という要素を考えても、花月の挑戦はありなのではないか。
     とはいえ、そのまますんなりとタイトルマッチを決定するわけにはいかない。春山には一つの懸念事項があったからだ。
    「里村明衣子は女子プロレスで乱立するベルトをよく思っていないのではないか?」
     そんな疑問が頭をよぎった。里村から花月挑戦の許可が下りない可能性もある。必ずしもそれが必要というわけではないけれど、団体のメンツもかかわってくるだけに、トップ同士の承認は得なければならない。タイトルの重みを重視しているJWP、ベルト乱立の功罪は十分に承知している。
     そこで春山が提案したのは、里村を実際にJWPのリングに上げることだった。春山&Leon組vs里村&花月のタッグマッチを7・15大阪でおこなう。花月は王者の春山はもちろん、仙女の大将・里村の承諾も得なければならない。タイトルマッチにふさわしい、すなわち、仙女にタイトルをもたらす可能性のあるファイトを花月ができるのか。それを里村に認めさせれば、春山vs花月の無差別級タイトルマッチはがぜん現実味を帯びてくる。
     ただし、花月にはもうひとつの難題も用意されている。春山とタッグを組むLeonの存在だ。この日の試合で花月と激しくやり合ったLeonも、無差別のベルトを虎視眈々と狙っている。LeonはLeonで里村を倒し、春山への挑戦権を得ようと考えているのだ。花月が春山を狙えば、Leonは里村を狙う。7・15大阪でのタッグマッチは、事実上の無差別級王座次期挑戦者決定戦とみてよさそうだ。
     また、この日の川崎大会では、中島安里紗が7・28横浜における「JRIBBON」に向けて動いた。実績が必要な中島にとって、こんどのタッグトーナメント優勝は是が非でもほしい。しかし、パートナーは勝手知らない他団体の選手に限定される。それだけに、事前に情報を仕入れて目標にもっとも近づくパートナーを見極めたい。そのため、アイスリボンの会場に出向き試合を視察、そのうえで試合に出場したいとアピールしたのだ。ここから、7・11蕨(道場マッチ)における志田光vs中島が緊急決定した。
    なお、現時点では、中森華子&成宮真希組、春山香代子&星ハム子組、コマンド・ボリショイ&みなみ飛香組、Leon&新田猫子組、ラビット美兎&藤本つかさ組のエントリーが決定済み。合計8チームが参戦する予定だが、どんな組み合わせになったとしても非常に予想の難しいトーナメントになることは間違いない。そのなかで優勝を狙うチーム作りをするのは困難な作業。ICE×60王座を保持し事実上のエースである志田と組むことになるのか、それともほかに組みたい選手が現れるのか。はたして、中島のくだす決断は!? 
    (新井 宏)

    [結果]2012.7.8 ラゾーナ川崎プラザソル 

    7月8日(日)ラゾーナ川崎プラザソル
    「ピュアマウンテン・シリーズ~JWP20th~」
    観衆 180人(超満員札止め)

    ▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
    ◯中森華子(9分33秒、片エビ固め)成宮真希●
    ※シャイニング・ウィザード

    ▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
    ◯コマンド ボリショイ&みなみ飛香(13分8秒、タイガー・スープレックス・ホールド)倉垣翼&阿部幸江●

    ▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
    KAZUKI&◯モーリー(11分54秒、片エビ固め)ラビット美兎&川佐ナナ●
    ※ダイビング・セントーン

    ▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
    Leon&◯中島安里紗(18分47秒、キューティースペシャル)勝愛実●&花月

    ▼第5試合 JWP認定無差別級選手権試合
    〈王者〉◯春山香代子(15分38秒、片エビ固め)大畠美咲●〈挑戦者〉
    ※キーンハンマー
    第19代王者が初防衛戦に成功

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。