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    [結果]2011.4.29 第97回JWP道場マッチ 

    4月29日(金祝)第97回JWP道場マッチ
    観衆:132人(超満員)

    ▼コスプレタッグマッチ 15分1本勝負
    ○阿部幸江<女子高生>&矢神葵<巫女>(11分20秒、片エビ固め)masu-me●<桃色ナース>&勝愛実<チアリーダー>
    ※ダイビング・ボディープレス

    ▼もしもリングに水溜りがあったら&2フォールカウントマッチ 15分1本勝負
    ○コマンド ボリショイ(4分52秒、水没)Leon●
    ◎再試合 15分1本勝負
    ○Leon(2分2秒、水没)コマンド ボリショイ●
    ※リング内の特製水溜りに落ちると負けとなり、さらに2フォールカウントでの決着となる特別ルール

    ▼30分1本勝負
    春山香代子&倉垣翼&○KAZUKI&勝愛実(13分40秒、首固め)ジャガー横田&中森華子&森居知子●&DASH・チサコ
    ※場外転落者はおにぎりを完食しないと試合に戻れない特別ルール




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    [結果]2011.4.24 長野・上田創造館 

    4月24日(日)長野・上田創造館
    観衆:350人

    ▼20分1本勝負
    ○藤本つかさ&masu-me(9分52秒、片エビ固め)勝愛実●&矢神葵
    ※ミサイルキック

    ▼Jー1グランプリ2011トーナメント1回戦~2フォールカウントマッチ 30分1本勝負
    ○春山香代子(10分16秒、片エビ固め)コマンド ボリショイ●
    ※低空ラりアット

    ▼30分1本勝負
    ○ジャガー横田&KAZUKI(10分0秒、カサドーラ)ダンプ松本&森居知子●

    ▼同トーナメント一回戦 15分1本勝負
    ○中森華子(9分5秒、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)飯田美花●

    ▼30分1本勝負
    ○倉垣翼&阿部幸江(13分58秒、片エビ固め)Leon&DASH・チサコ●
    ※メタルウィング






    2011.4.17 東京キネマ倶楽部 総評 

     旗揚げ19周年とは、20周年に向けてのはじまりである。2012年が団体創立から20年となるJWPは、この1年をかけてさまざまな特別企画を実現させるという。その第1弾としてリング上でおこなわれるのが、「J-1グランプリ2011」だ。
     これは負傷欠場中の米山香織とムーン瑞月を除くJWPの全所属選手と、特別参戦選手を加えた合計16名によるシングルのトーナメント。これはただ単にシングルマッチのトーナメントを争うのではなく、ルールの選択も駆け引きのうちになってくる。
    試合開始前にレフェリーがボールを投げ、先にタッチした選手が以下の4つの試合形式から選んで決めることができるというのだ。①通常ルール②2カウントフォールルール③オンリーギブアップルール④15分1本で引き分けた場合はキャリアの短い選手が勝ち。
     このなかからなにを選ぶか。通常ルールは真っ向勝負を狙う選手が選ぶだろう。2カウントフォールなら速攻勝負が得意な選手。オンリーギブアップルールはサブミッションスタイルの選手が選ぶはず。そして、キャリアの短いほうが有利になる試合は当然、新人選手に金星の目が出てくる形式だ。
     開幕戦となったこの日、masu‐mevs勝愛美の試合で早速、④のルールが採用された。これは勝が試合選択の権利を得て、このルールを指定、masu‐meを精神的に追い込んだ。これによって、試合はいっそう白熱。早くも追われる立場になったmasu‐meにはかえっていい刺激になったのかもしれない。結果的には勝に初白星を謙譲したものの、内容としてはmasu‐meにとってこれまでのキャリアでもっともいい試合になったと思う。彼女自身は悔しいだろうが、リベンジの機会を早い段階でものにしてほしいものだ。
     阿部幸江vsKAZUKIのザ★WANTED!?対決には、オンリーギブアップルールが採用された。これは当然KAZUKIが選んだもので、柔道着を着こんでのジャケットマッチを勝手におっぱじめた。ところがサブミッションのかけあいのなか、阿部の奥襟締めからタオルが投入されTKO決着に。KAZUKIが墓穴を掘る、意外な結末が待っていた。
     そしてこの日のもう1試合は、倉垣翼vsヘイリー・ヘイトレッドの2カウントフォールマッチ。過去のJWPでは何度もおこなわれていた形式だが、ヘイリーは2度目の体験。それでも自分からこれを選んだヘイリーは、2カウントで試合が終わるスリルとスーパーヘビーのぶつかり合いを十分に堪能させてくれた。通常のシングルマッチ以上に迫力が出せた闘いだった。
     このように1回戦では毎試合で形式が異なるわけだが、レオン革命をぶち上げたJWP認定無差別級&ハイスピード王者のLeonがすべてのトーナメント戦にベルトをかけることをぶち上げたことには驚かされた。相手によって無差別級かハイスピードを選択。場合によっては2冠戦となることもあるかもしれない。
     さっそくLeonは、5・8キネマでのRay戦にハイスピード王座をかけることを宣言。つまり、トーナメントで勝ちあがればベルト防衛。負けることになればベルトが1本、または両方ともなくなるケースも考えられるのだ。
     果たして、Leonは王者のままトーナメントを制することができるのか。JWP第2の革命家は、自らを崖っぷちに追い込むことで王者のなんたるかを見せつけようとしている。

    (新井 宏)

    2011.4.17 東京キネマ倶楽部 試合 

    (1)トーナメント1回戦 1/15
    ●masu‐me(3分47秒、リバーススプラッシュ→片エビ固め)勝愛美○
    ※15分1本勝負、時間切れの場合はキャリアの短いほうが勝者。
     負傷欠場の米山香織とムーン瑞月を除く所属選手と特別参戦選手を迎えた合計16選手によるシングルのトーナメントが今大会でスタート。昨年12月デビューのmasu‐meと、4・3後楽園でデビューしたばかりの勝愛美が1回戦で対戦。勝ったほうがシングル初勝利となるカードでもある。試合形式は、時間切れの場合キャリアの短いほうが勝つというルールを勝が選択。masu‐meがドロップキックにいけば勝はショルダータックルで活路を見出しにかかる。勝のボディースラムを返した勝がコーナーからクロスボディー。勝が丸め込むとmasu‐meがやり返す。全体重をかけたmasu‐meだが勝が返すとどよめきが。勝がバックブリーカーからスプラッシュを放つと、3カウント。15分の時間切れを待たずして、勝が初勝利&2回戦進出を決めてみせた。
    2011.4.17キネマ1

    (2)トーナメント1回戦 1/30
    ○阿部幸江(14分28秒、TKO勝ち)KAZUKI●
    ※オンリーギブアップルール
    ※送り襟締めでセコンドがタオル投入。
     トーナメント1回戦でいきなりザ★WANTED!?対決が実現。試合形式はKAZUKIがオンリーギブアップルールを採用。KAZUKIは柔道着を着用して試合に臨んだ。「私はこれを着れば無敵なんで」とKAZUKI。レフェリーも「凶器に使わなければ」と着用を認めた。阿部が空中胴締め落としを連発し、腕十字を狙う。そこへKAZUKIが噛みつき。コーナーに振って串刺しのニーアタック。阿部がやり返そうとするがKAZUKIがロープに足をかけて股裂きにかかる。KAZUKIは「いいんだよ、恥ずかしかったらギブアップして」。中央に持ち込んだKAZUKIはSTF。阿部がエスケープするとミサイルキックからウラカンラナ。KAZUKIが切り返して逆エビ固めにもっていく。阿部がエスケープしようとするとセコンドの森居が阿部の靴を顔面に押し付ける。自分の靴に阿部は「臭くねえよ」とギブアップを拒否。阿部がスリーパーを仕掛けるとKAZUKIがコーナーに押し付ける。離さない阿部を何度もコーナーに叩きつけるKAZUKI。ようやく離れると、KAZUKIは阿部の靴を持って突進。阿部は「臭いわけねえだろ」と意地でも参ったをしない。阿部のコブラツイストは阿部の靴付き。ダメージの大きいKAZUKIは「ギブアップしたい」とつぶやきながらロープへ逃げる。咳き込むKAZUKIに阿部が激怒のドロップキック。KAZUKIが大外刈りからチキンウイングアームロック。阿部がエスケープするもKAZUKIは腕を蹴り上げてダイビングニー。阿部がかわすもダブルアームの体勢から腹部をニーに叩きつける。そこからふたたびチキンウイングアームロック。阿部が必死にエスケープ。KAZUKIがドロップキックも阿部がランニングエルボー。キックの足をとった阿部がヒールホールド狙い。KAZUKIが切り返して突進すると阿部がマヒストラルに入る体勢から腕と脚を固める。リング中央でガッチリ極まるがKAZUKIはギブアップしない。やがてKAZUKIがロープへエスケープ。エルボーの打ち合いからKAZUKIがチンクラッシャー。ダブルニードロップからコーナーへ。阿部が追いついて雪崩式狙い。KAZUKIが切り返してパワーボムを狙うが阿部がウラカンラナ。阿部の突進を捕らえたKAZUKIが三角締め。その体勢から阿部が奥襟締め。どちらもこらえたが、森居がタオルを投入し、阿部が2回戦進出を決めた。KAZUKI「森居がタオル投入したの? なによけいなことしてんだよ。私、勝ってたでしょ。ふざけんなよ。よけいなことすんなよ」森居「KAZUKIさんが締めてたんですけど締められて危ない状態だったので、タオル投入しました」KAZUKI「このトーナメントにかけてたんだよ」阿部「かけてんのは私だよ。絶対私が優勝するんだよ!」KAZUKI「そういっていつもダメですよね。がんばって優勝してみてください」阿部「わかった、わかった。私が決勝までいって、絶対優勝するぞ!!」
    2011.4.17キネマ2

    (3)1/30
    ○コマンド・ボリショイ&矢神葵(13分5秒、変形アルゼンチンバックブリーカー)栗原あゆみ&飯田美花●
     ボリショイと矢神の師弟タッグが、NEO2冠王者の栗原&NEOの遺伝子を継ぐ飯田のチームと対戦。先発はボリショイと飯田。ボリショイがサブミッションを狙うと栗原が介入してダブルのドロップキックを見舞う。矢神が栗原と対峙。栗原のレッグロックにボリショイが飯田を抑えて助っ人に入る。ボリショイが栗原に卍固め。ボリショイの突進に栗原がコーナーから宙吊りの腕十字。するとこんどはボリショイが同じ技でお返しにかかる。栗原も卍固めのお返し。飯田は矢神へのグラウンド卍固めで栗原と競演。ボリショイが栗原に首を極めてのワキ固め。矢神と合体しダブルのエルボードロップ。栗原のエルボーには矢神がローキックで対抗。正面からの蹴りは栗原が捕まえてエルボー。ボリショイのアシストから矢神が栗原に腕十字を極める。三角締めに移行するも栗原がなんとかこらえてみせる。飯田が矢神にドロップキックの連打。栗原と飯田が矢神に串刺し攻撃。飯田がタニバット連打。しかしコーナーからのヘッドバットは矢神に余裕でかわされる。飯田のドロップキックを跳ね除けて矢神が腕十字。栗原がカット。ボリショイが飯田にブレーンバスター。栗原がミサイルキックを打ち込み飯田が丸め込む。カバーを返された飯田だが腕をとってのサブミッション。ボリショイが反転して逆片エビ固めで反りあげる。栗原が救出し裏投げ狙いもボリショイが場外に蹴散らす。ボリショイと矢神が飯田に619を連続で放つ。ボリショイが飯田に裏投げ。返した飯田に矢神がフロッグスプラッシュ、ボリショイがヒザを突いた状態でアルゼンチンバックブリーカー。こらえようとした飯田だが、力尽きてギブアップ。ボリショイ&矢神の師弟コンビが勝利を飾った。ボリショイ「レインボーラグーン、勝ちました。今日勝てたのは、栗原あゆみにもっていないものを私たちが持ってるからです。負けたのは、タッグチーム名がないからです」栗原「仮だけどありますよ。栗ご飯! 栗ご飯、いいですよね?(ビミョーな雰囲気に)次は考えて来るので、試合組んでください」
    2011.4.17キネマ3

    (4)トーナメント1回戦 1/30
    ●倉垣翼(12分45秒、ジャックナイフ式エビ固め)ヘイリー・ヘイトレッド○
    ※2カウントフォールマッチ
     タッグタイトル戦でヘイリーに2連勝している倉垣、反対にヘイリーは倉垣に2連敗という関係だが、シングルマッチではどうなるか? 選択権利を得たヘイリーが2カウントフォールマッチを指定。ヘイリー、倉垣ともラリアット。お互いにくぐりぬけると倉垣がエルボー連打。ヘイリーがエプロンに送り出す。倉垣がスタナーもヘイリーのボディーアタックで倉垣が場外転落。ヘイリーが重量級のトペスイシーダを敢行する。ヘイリーはイスを投げつけて倉垣を挑発。倉垣が戻るとヘイリーが腕十字を狙う。倉垣が切り返してレッグロック。倉垣のフロントネックロックを切り返したヘイリーが体重を乗せたスリーパー。胴締めに移行すると倉垣が上に。1カウントの攻防からヘイリーがフロントネックロック。倉垣が切り返して立ち上げチョップの応酬。倉垣が側転エルボーもヘイリーがキックを放ちブレーンバスター。1カウントで倉垣が返すとヘイリーはもう一度ブレーンバスターを狙う。切り返した倉垣のほうがブレーンバスター。倉垣がパワーボムの体勢。ヘイリーがショルダースルー。倉垣がチンクラッシャー、ドロップキック。1カウントで返したヘイリーはトップロープの倉垣とエルボーの打ち合い。ヘイリーが豪快な雪崩式ブレーンバスター。しかし倉垣のほうがカバーの体勢。返したヘイリーが逆水平の連打。倉垣は串刺しラリアットの連打からファイヤーポーズ。コーナーに上がるとミサイルキック。ヘイリーがムーンサルトプレスを自爆させドロップキックから正面蹴り。1カウントで倉垣が返すとヘイリーが右ハイキック。担ぎ上げたヘイリーに倉垣がDDT。両者ダウン。倉垣がヘイリーをコーナーに乗せルナウイングの構え。こらえたヘイリーと倉垣がラリアットを打ち合う。ロープに走ってぶつけ合うと両者ふたたびダウン。倉垣が背後と正面からラリアット。ヘイリーが返すとカウンターのラリアット。1カウントで倉垣が返す。ヘイリーが立ち上げるもヘッドバット。ヘイリーのキックをかわして倉垣が押さえ込む。ヘイリーがジャックナイフにいくと、2カウント。ヘイリーが2カウントでのピンフォールを奪い、2回戦進出となった。
    2011.4.17キネマ4

    (5)1/30
    ○Leon&中森華子&大畠美咲(15分25秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)春山香代子&森居知子●&DASH・チサコ
     4・3後楽園で米山を破りJWP認定無差別級王座を奪取、ハイスピード王座を防衛し、2冠王となったLeonが獅子の穴の中森と大畠を従えてメインに登場。Leonと春山は試合前から握手を通じてするしないの駆け引きを展開。Leonが春山にスピアーを連発すれば、春山はラリアットでお返し。コーナーにLeonを乗せると森居が雪崩式ブレーンバスター、チサコがダイビングフットスタンプでつなぎ、春山がダイビングギロチンを投下する。入ってきた森居にLeonがケブラドーラコンヒーロ。さらにテキサスクローバーホールドで動きを止めてからマッドスプラッシュへ。しのいだ森居はチサコのアシストからジャックハマーを打ってみせる。大畠がジャーマンを投げっぱなしで決めると、Leonと中森がファンタスティックフリップで合体する。Leonと大畠も連係で続くと、Leonがレオンストーン。森居が春山をサムソンクラッチに丸め込むが、決め手にはならず。するとLeonがスピアーを叩き込み、スピンキックからキャプチュードバスター。これで3カウントが入り、メインは獅子の穴が制してみせた。Leon「森居、春山、チサコ。ウチら(獅子の穴)が勝って当然の結果なんだよ。自分はレオン革命としてトーナメント、全試合、ベルトを懸けます。対戦相手によってどっちのベルトを懸けるかは自分が決めたいと思います。来月のキネマ(5・8)のRayとの試合は、ハイスピード戦をやりたい。このベルトに挑戦したければ、決勝まで上がってこい!」大畠「自分は1本じゃ足りません。自分とやるときは2本懸けてください」Leon「その意気を忘れるな。米山は(負傷欠場で)いないですけど、レオン革命としてこれからJWPを引っ張っていくので、これから皆さんよろしくお願いします!」
    2011.4.17キネマ5

    [結果]2011.4.17 東京キネマ倶楽部 

    4月17日(日)東京キネマ倶楽部
    観衆156人

    ▼J-1グランプリ2011トーナメント1回戦15分1本勝負
     ○勝愛実(3分47秒/コーナー2段目からのボディープレス→片エビ固め)masu-me●

    ▼同トーナメント1回戦オンリーギブアップルール30分1本勝負
     ○阿部幸江(14分28秒/TKO)KAZUKI●
    ※送り襟絞めにセコンドがタオル投入。

    ▼30分1本勝負
     ○コマンドボリショイ&矢神葵(13分5秒/変形アルゼンチンバックブリーカー)栗原あゆみ&●飯田美花

    ▼J-1グランプリ2011トーナメント1回戦2フォールカウントルール30分1本勝負
     ○ヘイリー・ヘイトレッド(12分45秒/ジャックナイフ式エビ固め)倉垣翼●

    ▼30分1本勝負
     ○Leon&中森華子&大畠美咲(15分25秒/キャプチュードバスター→片エビ固め)春山香代子&●森居知子&DASH・チサコ

    2011.4.3 後楽園ホール 総評 

    「プレ20周年記念大会」と銘打った“19周年記念大会”のメインを締めたのは、Leonだった。Leonは自らが保持するハイスピード王座をかけて、無差別級王者の米山香織に挑戦した。米山は「無差別級王座と同格にしてほしくない」とハイスピードとのダブルタイトルマッチに否定的だったが、LeonはLeonで背負うものがあるようにしたいと、このベルトもかけたことになる。「すべてを出しきる試合をするためにはベルトが必要だった」。これは米山の言葉だが、思いは共通のはずだ。
     過去の対戦内容からも、このふたリが闘えば好勝負は必至だった。しかし、実際にリングに上がってみると後楽園のメイン、しかも19周年というアニバーサリーのプレッシャーからか、とくにLeonに緊張の色が伺えた。序盤でスワンダイブの体勢を崩し、ロープを駆け抜けるムーブでは足を滑らせてしまった。やはり、特別な場所であり、特別な状況、特別な思いが大きなプレッシャーとしてのしかかったのだろう。そんななか、しだいにLeonには米山への感情が変わっていくようになる。米山革命を終わらせると発言していたLeonだが、革命を終わらせてはならないと肌で感じはじめていたのだ。Leonには、覚悟を持って他団体選手との防衛戦を連続させていた米山の決意が理解できたのだろう。
     試合後、2冠王になったLeonは革命の終結を告げる米山に革命の引継ぎを申し出た。米山が無差別級王者になって以来、無差別級タイトルマッチでは物議をかもしながらも、JWP内部では明らかに意識改革が進んでいた。たとえばLeonの獅子の穴結成であったり、それぞれがこれまでにない新路線を歩みだした。新人のデビューや新戦力の導入も、過去のJWPとくらべればずいぶんとイメージが異なっている。すべては米山革命がもたらした意識改革の成果と考えていい。だからこそ、革命をここで終わらせてはならないのだ。
    「団体の意識改革を止めないで進めていく」と、Leonは発言。そのためにも、獅子の穴の活動をもっと活発化させていきたい。ときには米山の協力を仰ぐことも必要だろう。そのうえで、どんな防衛活動をおこなっていくのか。団体側の考えに納得いかなければ、反対する姿をみせることも必要だと思う。米山の要求から、自分の意思を伝える術も手に入れただろう。これは、米山も通ってきた道である。ライバルのLeonにできないはずがない。
    20周年に向けて動き出したJWP。来年のいまごろ、どんな風景が見られるのか。まずはLeonの起こす革命に期待してみよう。

    (新井 宏)

    2011.4.3 後楽園ホール 試合 

    ▼(1)1/15
    ●勝愛美(8分2秒、ダイビングボディープレス→片エビ固め)D・チサコ○
     JWPではじめての女子高生レスラーがデビュー。仙女のDASHチサコの胸を借りてデビュー戦をおこなった。高2になったばかりの勝は、エキシビションでも垣間見せた当たりの強さをここでも発揮。物怖じしないファイトで果敢にチサコに向かっていった。髪投げからのショルダータックル3連発、ドロップキックを食らってもデッドリードライブを決め、さらにショルダータックル。ランニングフットスタンプの連発を耐えるとすばやい丸め込みで仙女のチサコを慌てさせる。しかし最後はフロントからのキック、ネックブリーカードロップ、ダイビングボディープレスでたたみかけられると返すには至らず。あこがれの日向あずみがレフェリーとして試合を裁いたデビュー戦で、白星をあげることはできなかった。
    2011.4.5 後楽園1

    ▼(2)1/30
    JWP認定無差別級&POP選手権試合
    ○<王者>花月(6分29秒、ワキ固め)<挑戦者>矢神葵●
     悲恋からジュニア2冠王座を奪取した花月に突っかかり挑戦を表明したのが矢神。矢神は昨年のJWPデビュー以来、シングル4戦目でのスピード挑戦となる。お互いに関節技をフィニッシュとするもの同士、腕十字やワキ固めを狙っていく。花月が隙を見せるごとに矢神は腕をとる攻防がつづく。最後はスピアーで流れを変えた花月がエアプレーンスピンからブロックバスターを放ち、得意のワキ固めへ。これが極まると矢神は耐え切れずにギブアップ。勝負が決した後に突っかかっていったが後の祭りだった。
    2011.4.5 後楽園2

    ▼(3)1/30
    ○阿部幸江&J・横田(13分15秒、エルボースマッシュ→片エビ固め)KAZUKI●&大畠美咲
     阿部幸江のデビュー15周年記念試合。師匠のジャガーとタッグを組み、盟友KAZUKIとは対戦する図式に。さらに阿部は、最近の勢いを買っている大畠を対戦相手に選んだ。先発のKAZUKIが大畠を呼び込み、ロープ際で阿部を捕まえる。KAZUKIと大畠は交互にチョップの14連発。15発目は阿部のこの日のパートナーであり師匠でもあるジャガーに託す。ジャガーは力強い逆水平で阿部の15周年をお祝い。すると阿部は、ジャガーとの空中胴締め落とし、コブラツイスト、ダブルアームスープレックスの競演でお返しをする。終盤には阿部とKAZUKIの一騎打ち状態となり、ジャガーの回転カカト落としでアシストを得た阿部がマヒストラルからエルボー。阿部が自らの手で15周年の記念試合を飾ることに成功した。
    2011.4.5 後楽園3 2011.4.5 後楽園3

    ▼(4)1/30
    ○ボリショイ・キッド&masu‐me&D・関西&C・天野(16分58秒、変形キドクラッチ)中森華子●&森居知子&尾崎魔弓&輝優優
     旗揚げから19年の歴史をひとまとめにしたような8人タッグマッチ。旗揚げメンバーから新しく入団した選手までバラエティーにとんだ編成となった。ボリショイ、masu‐me、天野がそろって関西を先発させようと仕掛けるが、旗揚げメンバーの関西はその手には乗らず。関西を先頭に「なかよくいこか」といっせいに相手チームに襲い掛かり試合がスタート。ボリショイが輝にロープ渡りへいくと、関西もトライ。さすがにトップロープではなくセカンドからのロープ渡りだったがなんとか成功させる。すると尾崎らがロープを揺すって関西を転落させる。場外に戦場が移るとボリショイがダイブも関西に誤爆してしまう。尾崎はチェーンを使っての攻撃でブーイングを浴びる。ボリショイはそんな尾崎にゴムパッチン攻撃。ボリショイはトリッキーなムーブで相手チームを翻弄し、全員を投げ捨てる。さらにはパートナーやレフェリーも投げ飛ばし、欽ちゃんジャンプ。つづいてmasu‐meと尾崎が注目の遭遇。尾崎はクロスボディーの連発をしのぎ、チェーンで首を絞める。森居が天野との攻防からカンチョー攻撃。関西が決めにかかるが中森と森居がカットし試合を終わらせない。ボリショイと中森がシングルのような状況に。中森がジャーマンを決めるとボリショイがクリアー。ならばと中森がコーナーに上がるが、ボリショイは位置を遠くにずらして中森を飛ばせない。すると中森は反対コーナーに移ってボディープレス狙い。ここでもボリショイは再度カラダをずらして飛ばせない。ならばと中森は強引なダイブを見せるが、やはり飛距離が足りずに自爆。立ち直った中森がフィッシャーマンを放つ。すると関西がラリアット、天野がヘッドバット、つづいてボリショイが飛びついて丸め込む。これで3カウントが入り、ボリショイが19周年記念の8人タッグで勝利を飾った。
    2011.4.5 後楽園4 2011.4.5 後楽園4

    ▼(5)1/30
    JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合
    <王者>春山香代子&○倉垣翼(16分46秒、飛びつき回転エビ固め)<挑戦者>アジャ・コング&ヘイリー・ヘイトレッド●
     春山と倉垣のハルクラが、アジャ&ヘイリーという超ド級のパワーチームを迎えてのタッグ2冠防衛戦。スタートは倉垣とアジャの
    手四つ。春山が入ってダブルでロープに振るとアジャがボディーアタックでハルクラを場外に送り出す。場外戦ではフェンスやイスを使ったアジャ組がやりたい放題。リング内に戻ると倉垣を標的に攻めていく。代わった春山がヘイリーとエルボーの打ち合い。春山も加わり王者組が自軍のペースに持っていこうとする。春山のトペから倉垣がケブラーダ。場外戦にはもっていかずにハルクラはリング上での闘いを挑む。春山がギロチン系の技を駆使して挑戦者組にペースを持って生かせない。ところがヘイリーがアジャに一斗缶を渡すと形勢逆転。倉垣に対して一斗缶上への垂直落下を放ち、アジャはダイビングエルボーを投下。ヘイリーもブレーンバスターで豪快につづく。耐え忍んだ春山がアジャを場外に転落させ、倉垣がヘイリーを肩車。春山がこの体勢からギロチンドロップで合体する。ヘイリーは雪崩式ブレーンバスターを放つも後がつづかず。ラリアットの打ち合いからヘイリーの一発がカットに入ろうとしたアジャに誤爆。倉垣のヘッドバットを耐えてハイキックを放ったヘイリーだが、飛びつかれて丸め込むと3カウント。ハルクラがJWP認定女子タッグとデイリースポーツ認定女子タッグの2冠王座を防衛した。
    2011.4.5 後楽園5 2011.4.5 後楽園5

    ▼(6)1/60
    JWP認定無差別級&ハイスピード選手権試合
    ●<無差別級王者>米山香織(21分50秒、変形キャプチュードバスター→片エビ固め)<ハイスピード王者>Leon○
     革命宣言以来、所属選手の無差別級王座挑戦を否定してきた米山がはじめてJWPの選手とタイトルマッチをおこなうことになった。挑戦者は、米山の課した3つの条件をクリアーしたLeon。Leonはハイスピード王座もかけ退路を断ったことで、無差別級王座奪取への意気込みを見せている。国家独唱から試合は静かな立ち上がりへ腕のとりあいから両者がスパートをかけ、一転してハイスピードな攻防に突入する。しかし、この日は大一番の緊張からかLeonのスワンダイブが失敗つづき。体勢を立て直すも、なかなか米山の牙城は崩せない。しかし、コーナー上からの米―ZOU狙いを回避したLeonは、再度の米―ZOU狙いを切り返してノキアンバックブリーカーへ。スパイダージャーマンを決めると米山がスクッと立ち上がって宙吊りのLeonにニーアタック。コーナーに乗せての不知火を成功させた米山はダブルアームTから米―ZOUを決めてみせる。しかしLeonが返してキャプチュードバスターの体勢。これをニーで切り返した米山だが、垂直落下のキャプチュードバスターにダウン。ところがLeonのほうもダメージが大きくすぐには立ち上がれない。15分経過時にも米山は米―ZOU狙い。これを丸め込んでLeonが4の字ジャックナイフ。返した米山はスピアーを食らうも掟破りのキャプチュードバスターへ。ならばとLeonはスパイダージャーマンから延髄ニーを放って対抗。さらにスワンダイブからのニールキックを決めるが、米山はキャプチュードバスターを切り返してスモールパッケージ。返したLeonが強引にキャプチュードバスターで引っこ抜こうとするが、米山が強烈なDDT。ここでも両者がダウン状態で、試合時間は20分を経過。ヒザ立ち状態から両者が立ち上がりエルボー合戦。Leonがスピアーを放てば、米山はローリングソバットを打ち込む。米山が二段蹴りからロールスルージャーマン。3カウント寸前でLeonが返すと米山はコーナーへ。気づいたLeonが下から張り手を打ち込みキャプチュードバスター。渾身の一発が決まるも米山は1カウントで返してみせる。スピアーを連発させたLeonだが、3発目は米山にかわされる。しかし次のスピアーがヒットし、Leonは旋回を加えたキャプチュードバスター。これが決まると米山は動けず。3カウントが入り、Leonがハイスピード王座を防衛するとともに、念願の無差別級王座をライバルの米山から奪取した。Leon「勝ったぞ! ずっとほしくてほしくてたまらなかった無差別級のベルトをやっと巻くことができました。米山、オマエとずっと新人のときからライバルでやってきて、いま、後楽園のメインでオマエとお互いにベルトをかけて闘ってることが本当にうれしい」Leonが米山に握手を求めると米山は、「米山革命を応援してくださってきたみなさん、ごめんなさい。ベルトがなくなったので、革命も今日で終わりにします」と衝撃の発言。そこに待ったをかけたのがLeonだ。「ちょっと待てよ! 終わりじゃねえだろ!米山革命はLeon革命としてオマエの意思を引き継いでやっていく!」すると米山がLeonを投げ飛ばしてリング下へ。米山「オマエに負けるのがいちばん悔しいって言ってるだろ!」米山の退場後も、Leonはアピールをつづけた。Leon「あんな負けず嫌いでこどもっぽい米山だけど、同期でよかったと思います。これからもずっとライバルとしてJWPを守っていきます。いま、大変な世の中ですけど、JWPはもちろん、女子プロレス全体に、そして日本中にパワーを与えていきたいと思っています!」
    2011.4.5 後楽園6 2011.4.5 後楽園6

    [結果]2011.4.3 後楽園ホール 

    4月3日(日)後楽園ホール
    「JWP-MANIAX 2011」~プレ20周年記念大会~ 
    観衆852人

    ▼(1)勝愛実デビュー戦 15分1本勝負
    ○DASH・チサコ(8分2秒、ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)勝愛実●

    ▼(2)JWP認定ジュニア&POP選手権 30分1本勝負
    ○花月(6分29秒、脇固め)矢神葵●
    ※第20代JWP認定ジュニア王者並びに第10代POP王者が初防衛に成功。

    ▼(3)阿部幸江デビュー15周年記念試合 30分1本勝負
    ○阿部幸江&ジャガー横田(13分15秒、エルボースマッシュ→片エビ固め)KAZUKI●&大畠美咲

    ▼(4)JWPプレ20周年記念スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
    ○ボリショイ・キッド&masu-me&ダイナマイト・関西&カルロス天野(16分58秒、キドクラッチ)中森華子●&森居知子&尾崎魔弓&輝優優

    ▼(5)JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
    春山香代子&○倉垣翼(16分46秒、飛び付き回転エビ固め)アジャ・コング&ヘイリー・ヘイトレッド●
    ※第36代JWP認定タッグ王者組が初防衛に成功するとともに、第9代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が2度目の防衛に成功。

    ▼(6)JWP認定無差別級&ハイスピード二冠選手権 30分1本勝負
    ○Leon(21分50秒、キャプチュード・バスター→片エビ固め)米山香織●
    ※米山が11度目の防衛に失敗。LEONが第4代ハイスピード王座防衛に成功するとともに、第16代JWP認定無差別級王者になる。
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