2010.9.26 東京キネマ倶楽部 総評
米山香織の保持するJWP認定無差別級王座の次期挑戦者候補に、ヘイリー・ヘイトレッドが急浮上した。ヘイリーは高い潜在能力を持ちながらも、日本ではなかなかその実力が十分には発揮できなかった選手。しかしながら今回は通常よりも長く日本に滞在する予定というから、彼女の実力が一気に開花する可能性が高い。ヘイリーがターゲットに絞ったのが、無差別級王者に君臨する米山。この日のメインでは激しくやりあい、試合後には舌戦を展開した。米山は無差別級王座をかけての闘いに覚悟を決めた。一方のヘイリーはAIW世界女子、TLW世界女子の2冠を保持しているため、現地サイドの認可がおりれば、一挙に三冠戦となる可能性もありそうだ。
ヘイリーは今回のチャンス到来に自信満々。これまで何度も来日しているものの、具体的な王座挑戦の話が出てくることはなかった。しかしながら自分よりも小柄な米山がチャンピオンということもあり、「ヨネヤマには絶対にピンフォールをとられない」といまから言い切っている。実際、アメリカにいるときでも米山の闘いぶりはDVDでチェックしていたのだという。
「ヨネヤマは闘うチャンピオン」とヘイリーは現無差別級王者を評価している。それは、米山革命を指してのコメントなのだろう。これまでにはない発想でJWPをアピールしていくのが王者・米山の役目。さくらえみとのカベジェラ戦や、1日2試合のタイトルマッチも敢行したばかりで、高橋奈苗から奪取以来、4度防衛のハイペースなのだ。大型外国人との防衛戦も最近ではなかったこと。外国人レスラーの無差別級王座挑戦は、日向あずみvsアメージング・コングまで遡らなければならない。
外国人レスラーとの防衛戦は、同時に無差別級王座の海外流出というリスクも抱えている。米山自身も外国人との対戦が多いとはいえないため、一歩間違えば米山革命崩壊の危機にもなりかねない。それでも米山は、近年になかった外国人レスラーとの防衛戦をおこなうつもりでいる。すべては米山革命の遂行と、今年中にNEOの田村欣子との対戦を実現させるため。タムラ様もNEOの10・11後楽園ホールで栗原あゆみの挑戦を受ける2冠防衛戦をおこなう。米山としてはヘイリーを退け、両者ともベルトを持った状態で対戦したいところ。米山vs田村が実現し最高峰タイトルでの三冠戦となれば、米山革命最大の山場、かつ、今年の女子プロマットにおけるクライマックスか。
(新井 宏)
ヘイリーは今回のチャンス到来に自信満々。これまで何度も来日しているものの、具体的な王座挑戦の話が出てくることはなかった。しかしながら自分よりも小柄な米山がチャンピオンということもあり、「ヨネヤマには絶対にピンフォールをとられない」といまから言い切っている。実際、アメリカにいるときでも米山の闘いぶりはDVDでチェックしていたのだという。
「ヨネヤマは闘うチャンピオン」とヘイリーは現無差別級王者を評価している。それは、米山革命を指してのコメントなのだろう。これまでにはない発想でJWPをアピールしていくのが王者・米山の役目。さくらえみとのカベジェラ戦や、1日2試合のタイトルマッチも敢行したばかりで、高橋奈苗から奪取以来、4度防衛のハイペースなのだ。大型外国人との防衛戦も最近ではなかったこと。外国人レスラーの無差別級王座挑戦は、日向あずみvsアメージング・コングまで遡らなければならない。
外国人レスラーとの防衛戦は、同時に無差別級王座の海外流出というリスクも抱えている。米山自身も外国人との対戦が多いとはいえないため、一歩間違えば米山革命崩壊の危機にもなりかねない。それでも米山は、近年になかった外国人レスラーとの防衛戦をおこなうつもりでいる。すべては米山革命の遂行と、今年中にNEOの田村欣子との対戦を実現させるため。タムラ様もNEOの10・11後楽園ホールで栗原あゆみの挑戦を受ける2冠防衛戦をおこなう。米山としてはヘイリーを退け、両者ともベルトを持った状態で対戦したいところ。米山vs田村が実現し最高峰タイトルでの三冠戦となれば、米山革命最大の山場、かつ、今年の女子プロマットにおけるクライマックスか。
(新井 宏)
スポンサーサイト
2010.9.26 東京キネマ倶楽部 試合
9月26日(日)東京キネマ倶楽部
観衆179人
(1)1/20
●ムーン瑞月(7分28秒、ハーフスラムバスター→片エビ固め)しもうま和美○
ゴングと同時に瑞月がドロップキックの連打。しかしクロスボディーはしもうまにキャッチされる。しもうまがレッグロックで瑞月の動きを止めにかかる。切り返した瑞月がキャメルクラッチでギブアップを迫る。逃れたしもうまが張り手を入れてサーフボードストレッチ。瑞月は串刺しドロップキックからボディースラムの体勢。しもうまがこらえて反対にボディースラムで投げてエルボードロップを連発。さらにドロップキックからカバーするが瑞月が返す。両者がエルボーの打ち合い。しもうまのランニングエルボーに瑞月も一心不乱に打ち込んでいく。しもうまがロープに振ると瑞月がドロップキック。なおも連発で打ち込みコーナーへ上がりミサイルキックもヒットさせる。しもうまが返すと、ふたたび瑞月がコーナーへ。しかしダイビングボディープレスはかわされ、しもうまがドロップキックからコブラツイスト。しもうまがハーフスラムバスターの体勢に入ると瑞月が丸め込む。瑞月が走りこむがカウンターのエルボーを食らう。瑞月が2カウントで返すとしもうまがチンクラッシャーからハーフスラムバスター式のバックブリーカー。さらにハーフスラムバスターを決めると3カウント。しもうまがオープニングマッチを飾った。

(2)1/20
○KAZUKI(11分21秒、K-クラッシャー→体固め)牧場みのり●
牧場が払い腰を狙うとKAZUKIがこらえる。ならばと牧場はボディーアタックからワキ固めにもっていく。KAZUKIが切り返して腕固めの体勢。牧場が脚を伸ばしてエスケープ。KAZUKIがアームブリーカーから右肩を蹴っていく。右手を踏みつけてニードロップ。さらに右手を攻めて腕十字へ。三角締めに移行すると牧場がフォールの体勢に入り形成を逆転し逆エビ固め。KAZUKIが脱出しロープに振るが牧場がクロスボディー。ボディースラムの体勢をこらえたKAZUKIが投げ返す。ショルダータックルの打ち合いで双方がダウンを奪う。牧場がエルボー連打にいくとKAZUKIはニーを腹部に連発でぶち込んでいく。KAZUKIのバックドロップ狙いは牧場が阻止。ニーもキャッチしスタンディングヒールホールド。ロープエスケープを許さずリング中央にもっていく。逃れたKAZUKIがカウンターのニーリフトからバックドロップ。KAZUKIがダイビング二ーを狙うが牧場が追いつく。牧場を落としてのダイビングニーはかわされ串刺しニーアタック、ブレーンバスターを浴びる。牧場がダイビングボディープレスもKAZUKIがヒザを立ててカット。KAZUKIは「なめんじゃねえ、クソガキ!」と牧場をコーナーに据えて突進。牧場かかわしてダイビングショルダータックルからダイビングボディープレス。2カウントで返したKAZUKIに牧場が柔道技から押さえ込む。KAZUKIが返すとアームロック。なんとかKAZUKIはエスケープに成功。ラリアットをかわした牧場が払い腰からミノリッチも不完全。KAZUKIは牧場をコーナーに追いやりランニングダブルニー。牧場が返すとKAZUKIはダイビングニードロップ。これも返した牧場にKAZUKIはフィニッシュを予告しバックドロップ。しかしギリギリで牧場が返す。するとKAZUKIは牧場を立ち上げK-クラッシャーの体勢。牧場が切り返すと突進するが丸め込まれる。牧場がスモールパッケージにいくとKAZUKIが返してニーをぶつける。KAZUKIはあらためてK-クラッシャー。これは牧場が返せず3カウント。KAZUKIがアイスリボンの牧場をピンフォールしてみせた。KAZUKI「みのりちゃん、よく頑張った。私2試合だからサッサと片づけようと思ったけどよく粘った。あのね、まえから思ってたんだけど、キャラ被ってんだよ!」牧場「KAZUKIさん、そんなのないです。自分はKAZUKIさんと違うと思ってます。まえに柔道をやっていたとお聞きしています。まだまだかなわなかったけど17歳で黒帯初段を持っています。KAZUKIさんは何段ですか? 3段くらいはいってますよね。みなさんも知りたいですよね」KAZUKI「白帯です!プロレスに柔道の黒帯とか白帯とか関係ないから。こんど似たもの同士いっしょに組んで、プロレスいろいろ教えてあげるからさ、機会があったら一緒にやろうよ。組んだときはアレやろうよ」牧場「そうですね、アレやりましょう。お願いします!」

(3)1/30
阿部幸江&●大畠美咲(12分33秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)○Leon&KAZUKI
羽沙羅が急性胃炎によるドクターストップで急きょ欠場となった。オープニング、羽沙羅の欠場アナウンスで出場を申し出たのはKAZUKI。第2試合からつづけて試合をすることになった。タッグ2冠王の阿部がベルトをKAZUKIに誇示。先発はLeonと大畠だが、大畠が阿部を呼び込みダブルのドロップキック。Leonが大畠をコーナーに振って串刺しドロップキック。KAZUKIが大畠の脚を攻撃し逆エビ固め。阿部がカットしようとするとKAZUKIが解き阿部を威嚇。大畠がアームホイップから右腕を固める。Leonが大畠をカット。阿部がKAZUKIにストンピングの嵐から空中胴締め落としを連発しコブラツイストへ。Leonが阿部に首4の字固め。低空ドロップキックは2カウント。KAZUKIが阿部をコーナーに押し込んでニーの連打。阿部がかわしてダッシュするがKAZUKIが先回りしてニーをぶち込む。阿部もやり返してエルボー合戦。互いに罵りあいながら打っていく。阿部が飛ぶとKAZUKIがかわしてドロップキック。Leonが阿部を担いで大畠を落とすと、コーナーの阿部にスピアー。Leonが走ってきた阿部を捕まえてnokianバックブリーカー。大畠がカットし、コーナーのLeonも捕まえる。阿部が雪崩式フランケンを敢行。Leonが返すとバックブリーカー狙い。切り返した阿部が丸め込みエルボーアタックへとつなぐ。大畠がLeonにミサイルキック。KAZUKIを蹴落としLeonのスピアーをかわし低空クロスボディー。さらにダイビングボディープレスから押さえ込むがLeonが肩を上げる。大畠がバックをとるとLeonがこらえ、カウンターのケブラドーラコンヒーロへ。大畠は投げっぱなしジャーマン。Leonが立ち上がるが阿部がカットし大畠が押さえ込む。大畠はジャーマンで勝利を狙うがLeonが返す。KAZUKIのニーが大畠にヒット。Leonが2人にスピアーをぶち込む。さらに大畠にももういちどスピアー。大畠が返すとLeonはKAZUKIのダイビングニーを呼び込みマッドスプラッシュへ。辛うじて阿部のカットが間に合う。Leonは大畠を立ち上げてフィッシャーマン狙い。阿部のカットから大畠が押さえ込むがKAZUKIが介入。大畠が逆打ちからはなまるドッカンを狙う。阿部のエルボーが誤爆し、Leonのキャプチュードバスターで万事休す。Leonが大畠から3カウントをゲットした。大畠「Leonさん、私はずっと吉田万里子に教わってきました。Leonさんも吉田さんの弟子だったと思います。もっと強くなるために吉田さんに教わったレスリングをもっともっとノバしていく必要があります。ですから吉田さんの弟子であるLeonさんといっしょに闘ったり組んだりしていただきたいと思ってます」Leon「ありがとう。またいっしょに頑張っていこう。今日は羽沙羅が欠場になってしまいすいませんでした。元気になって戻ってきてくれると思います。大畠、羽沙羅とはお互いライバルとして競い合っていけばいいと思う。強くなりたいヤツが自分の下に集まってくれば言いとおもってます。みんな集まって練習できる場があればと思ってました。“虎の穴”ではなくて“獅子の穴”としてみんなでいっしょに練習して、上を狙っていこう!」なお、11・28キネマでのタッグ王者アジャ&阿部組の初防衛戦が決定。阿部は挑戦者候補として米山&ボリショイ組、Leon&花月組、春山&倉垣組を指名した。すると春山が現れ、「倉垣が勝手に(タッグ王座挑戦を)言っただけで自分は無差別への挑戦に専念したい」とエントリーを拒否した。その後KAZUKIが現れ「前王者を忘れてないですか?」とクレーム。阿部は「どの面さげていってるの?私にさんざんいままで何してきた?」と挑戦を否定し、「したいんだったらそれなりの言い方があるよね。なに上からものいってるの。それがお願いする態度ですか?ハイわかりましたっていうほどお人よしじゃないんだよ。3回まわってワンとかいったら挑戦させてあげてもいいよ」KAZUKIは困惑するも、「やればいいんでしょ」とリング上で3回まわって「ワン」とつぶやく。しかし、最後は阿部をド突いて「ばかばかしい。こんなことしなくても実力で獲りにいきますから!」

(4)1/30
●倉垣翼(12分26秒、飛びつき十字固め)田村欣子○
倉垣がNEOの3冠王タムラ様と一騎打ち。握手の手を引いたタムラ様に倉垣がバックドロップ。タムラ様を場外に送り出しケブラーダを見舞う。リング内に戻るとミサイルキックを打ち込み逆エビ固め。逃れたタムラ様がニーの連打からフェースクラッシャー、ゆりかもめにつなぐ。倉垣がエスケープするもタムラ様は離さない。タムラ様はノドもとにニーを連発で落とす。タムラ様は倉垣の動きを読んで串刺しエルボーを連打し、「ファイヤー!」ポーズを盗んでみせる。エースクラッシャーは倉垣が回避し、反対にパクることに成功。倉垣のバックドロップはタムラ様が反転しエースクラッシャーを決める。タムラ様のDDTからエルボー。倉垣もエルボーで応戦。走り込んでの1発はタムラ様がコンプリートショット。低空ドロップキックからタムラ様がマヒストラル。チェーンリストは倉垣が返す。ダブルアームの体勢を倉垣が返すがGUSTを食らう。倉垣がバックドロップを放ちラリアット。2発目をタムラ様がかわして投げっぱなしジャーマンも倉垣がラリアット。倉垣がコーナーに上がるとタムラ様も追う。倉垣が叩き落してダイビングエルボー。2カウントでタムラ様の肩が上がる。倉垣がアルゼンチンバックブリーカーからバックフリップ。ムーンサルトプレスはタムラ様が返す。倉垣は「決めるぞ!」と前後からのラリアット乱れ打ち。タムラ様がカウンターのエルボー。パトリオットボムは倉垣が返す。タムラ様がバックドロップホールド。左右のエルボー連打で倉垣を追い込み、ランニングエルボー。倉垣が返すとタムラ様は相手を立ち上げ担ぎ上げる。倉垣が回避しヘッドバットからラリアット。倉垣がメタルウイングを決めるも3カウント寸前で返される。もういちどカナディアンの体勢もタムラ様がかわして十字固めで丸め込む。すると倉垣が返せず3カウント。タムラ様が倉垣からピンフォール勝ちをおさめた。

(5)1/30
米山香織&○コマンド・ボリショイ(13分29秒、逆打ち→エビ固め)●春山香代子&ヘイリー・ヘイトレッド
AIW世界女子&TLW世界女子王者のヘイリー・ヘイトレッドが参戦し春山とタッグを結成、夏女決定タッグトーナメントの覇者と対戦した。握手を拒否した春山組に米山組が突っかかり試合がスタート。すぐに春山とヘイリーが合体し形勢を逆転する。ヘイリーが手を高く上げて米山を挑発、届かないとみるやヒザをついて手をあげる。米山は「ジャパニーズをなめんな!」とヘイリーに向かっていく。ボリショイが春山をコーナーに追い込んで攻撃。春山が突進すると米山がカットしボリショイと合体。春山を場外に出して米山がプランチャ狙い。ヘイリーがカットしコーナーに上がる。こんどは米山がカットし場外戦にもっていく。場外ではヘイリーが米山を圧倒。リングに戻ると春山とヘイリーがボリショイを串刺し攻撃からダブルのショルダータックルで相手を吹っ飛ばす。ヘイリーがパワーボムの体勢にいくと米山がカット。ボリショイがコーナー上からDDT。ヘイリーが切り返してノーザンライトのようにたたきつけネックハンギングツリー。下からボリショイが三角締め。ヘイリーがリフトアップするもボリショイがヒザ十字に切り返す。へイリーがエスケープすると米山も入りダブルでニークラッシャー。米山とヘイリーがエルボーを打ち合う。ヘイリーのビッグブーツで米山が吹っ飛ばされる。ヘイリーのブレーンバスターは米山がDDTで切り返す。ヘイリーのビッグブーツからランニングフィッシャーマンバスター。米山がなんとか返しバックをとるもヘイリーは動じない。ボリショイのアシストから米山がジャーマン、ダイビングセントーン。ヘイリーが返し、コーナーに振ってジャンピングニー。担ぎ上げられた米山が丸め込み、ニーを打ち込む。ヘイリーのハイキックとラリアットを米山がブロックも強引に叩きつけられる。春山がボリショイにラリアットの乱れ打ち。ボリショイが返すと春山が担ぎ上げる。ボリショイが丸め込むが春山がトラースキック。春山はコーナーに上がるがボリショイが下から掌底を打ち、雪崩式狙い。春山がスタナーからミサイルキック。ヘイリーが場外で米山を捕獲している間に春山がギロチンを落とす。米山がレフェリーをカットし3カウントを入れさせない。ヘイリーのラリアットが誤爆しふたりがかりのバックドロップ。ボリショイが春山にランニング掌底。2カウントで返した春山にボリショイが突進。春山がラリアット連発。ヘイリーがラリアット。米山がカットし4人がダウン。春山のキックをボリショイがカットし619を放つ。両者のラリアットが交錯。春山がバックキックからラリアット。春山がキーンハンマー狙いもボリショイが切り返す。ヘイリーのラリアットがボリショイへ。春山がキーンハンマーの体勢に入るとボリショイが切り返して丸め込む。これで3カウントが入ると春山がボリショイに襲い掛かる。乱闘となるが試合はボリショイ組の勝利に終わった。ボリショイ「春山、どうしたんだ? 元無差別級王者は過去の栄光か?私はいま誰にも負けられないんだよ。私とシングルやるなら減量して、ICE×60に挑戦してこいよ」春山「ハッキリいってそのベルトに挑戦する気はありません。今日の借りはシングルで返しますよ。私は無差別に気持ちがいってるんだよ。次のキネマでシングルやりましょう。もし自分が負けたら(減量を)考えておきます」米山「ヘイリー。アイ・アム・オープンクラスチャンピオン。ユーアーなんのチャンピオン?」ヘイリー「アイアムチャンピオン2カンパニーズ」米山「アイアムチャンピオンツーマンス。ワンダフルチャンピオン。アイアムチャンピオン。ユータイトル、アイドンドノー。そのベルトホントにあるの?」ヘイリーと米山が髪をつかみ合い乱闘。ヘイリー「私と防衛戦したいの?だったらこんどやってやるよ」米山「いつだってやってやるよ。ルーザー、退場! バックステージバイバイ!!」

観衆179人
(1)1/20
●ムーン瑞月(7分28秒、ハーフスラムバスター→片エビ固め)しもうま和美○
ゴングと同時に瑞月がドロップキックの連打。しかしクロスボディーはしもうまにキャッチされる。しもうまがレッグロックで瑞月の動きを止めにかかる。切り返した瑞月がキャメルクラッチでギブアップを迫る。逃れたしもうまが張り手を入れてサーフボードストレッチ。瑞月は串刺しドロップキックからボディースラムの体勢。しもうまがこらえて反対にボディースラムで投げてエルボードロップを連発。さらにドロップキックからカバーするが瑞月が返す。両者がエルボーの打ち合い。しもうまのランニングエルボーに瑞月も一心不乱に打ち込んでいく。しもうまがロープに振ると瑞月がドロップキック。なおも連発で打ち込みコーナーへ上がりミサイルキックもヒットさせる。しもうまが返すと、ふたたび瑞月がコーナーへ。しかしダイビングボディープレスはかわされ、しもうまがドロップキックからコブラツイスト。しもうまがハーフスラムバスターの体勢に入ると瑞月が丸め込む。瑞月が走りこむがカウンターのエルボーを食らう。瑞月が2カウントで返すとしもうまがチンクラッシャーからハーフスラムバスター式のバックブリーカー。さらにハーフスラムバスターを決めると3カウント。しもうまがオープニングマッチを飾った。

(2)1/20
○KAZUKI(11分21秒、K-クラッシャー→体固め)牧場みのり●
牧場が払い腰を狙うとKAZUKIがこらえる。ならばと牧場はボディーアタックからワキ固めにもっていく。KAZUKIが切り返して腕固めの体勢。牧場が脚を伸ばしてエスケープ。KAZUKIがアームブリーカーから右肩を蹴っていく。右手を踏みつけてニードロップ。さらに右手を攻めて腕十字へ。三角締めに移行すると牧場がフォールの体勢に入り形成を逆転し逆エビ固め。KAZUKIが脱出しロープに振るが牧場がクロスボディー。ボディースラムの体勢をこらえたKAZUKIが投げ返す。ショルダータックルの打ち合いで双方がダウンを奪う。牧場がエルボー連打にいくとKAZUKIはニーを腹部に連発でぶち込んでいく。KAZUKIのバックドロップ狙いは牧場が阻止。ニーもキャッチしスタンディングヒールホールド。ロープエスケープを許さずリング中央にもっていく。逃れたKAZUKIがカウンターのニーリフトからバックドロップ。KAZUKIがダイビング二ーを狙うが牧場が追いつく。牧場を落としてのダイビングニーはかわされ串刺しニーアタック、ブレーンバスターを浴びる。牧場がダイビングボディープレスもKAZUKIがヒザを立ててカット。KAZUKIは「なめんじゃねえ、クソガキ!」と牧場をコーナーに据えて突進。牧場かかわしてダイビングショルダータックルからダイビングボディープレス。2カウントで返したKAZUKIに牧場が柔道技から押さえ込む。KAZUKIが返すとアームロック。なんとかKAZUKIはエスケープに成功。ラリアットをかわした牧場が払い腰からミノリッチも不完全。KAZUKIは牧場をコーナーに追いやりランニングダブルニー。牧場が返すとKAZUKIはダイビングニードロップ。これも返した牧場にKAZUKIはフィニッシュを予告しバックドロップ。しかしギリギリで牧場が返す。するとKAZUKIは牧場を立ち上げK-クラッシャーの体勢。牧場が切り返すと突進するが丸め込まれる。牧場がスモールパッケージにいくとKAZUKIが返してニーをぶつける。KAZUKIはあらためてK-クラッシャー。これは牧場が返せず3カウント。KAZUKIがアイスリボンの牧場をピンフォールしてみせた。KAZUKI「みのりちゃん、よく頑張った。私2試合だからサッサと片づけようと思ったけどよく粘った。あのね、まえから思ってたんだけど、キャラ被ってんだよ!」牧場「KAZUKIさん、そんなのないです。自分はKAZUKIさんと違うと思ってます。まえに柔道をやっていたとお聞きしています。まだまだかなわなかったけど17歳で黒帯初段を持っています。KAZUKIさんは何段ですか? 3段くらいはいってますよね。みなさんも知りたいですよね」KAZUKI「白帯です!プロレスに柔道の黒帯とか白帯とか関係ないから。こんど似たもの同士いっしょに組んで、プロレスいろいろ教えてあげるからさ、機会があったら一緒にやろうよ。組んだときはアレやろうよ」牧場「そうですね、アレやりましょう。お願いします!」

(3)1/30
阿部幸江&●大畠美咲(12分33秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)○Leon&KAZUKI
羽沙羅が急性胃炎によるドクターストップで急きょ欠場となった。オープニング、羽沙羅の欠場アナウンスで出場を申し出たのはKAZUKI。第2試合からつづけて試合をすることになった。タッグ2冠王の阿部がベルトをKAZUKIに誇示。先発はLeonと大畠だが、大畠が阿部を呼び込みダブルのドロップキック。Leonが大畠をコーナーに振って串刺しドロップキック。KAZUKIが大畠の脚を攻撃し逆エビ固め。阿部がカットしようとするとKAZUKIが解き阿部を威嚇。大畠がアームホイップから右腕を固める。Leonが大畠をカット。阿部がKAZUKIにストンピングの嵐から空中胴締め落としを連発しコブラツイストへ。Leonが阿部に首4の字固め。低空ドロップキックは2カウント。KAZUKIが阿部をコーナーに押し込んでニーの連打。阿部がかわしてダッシュするがKAZUKIが先回りしてニーをぶち込む。阿部もやり返してエルボー合戦。互いに罵りあいながら打っていく。阿部が飛ぶとKAZUKIがかわしてドロップキック。Leonが阿部を担いで大畠を落とすと、コーナーの阿部にスピアー。Leonが走ってきた阿部を捕まえてnokianバックブリーカー。大畠がカットし、コーナーのLeonも捕まえる。阿部が雪崩式フランケンを敢行。Leonが返すとバックブリーカー狙い。切り返した阿部が丸め込みエルボーアタックへとつなぐ。大畠がLeonにミサイルキック。KAZUKIを蹴落としLeonのスピアーをかわし低空クロスボディー。さらにダイビングボディープレスから押さえ込むがLeonが肩を上げる。大畠がバックをとるとLeonがこらえ、カウンターのケブラドーラコンヒーロへ。大畠は投げっぱなしジャーマン。Leonが立ち上がるが阿部がカットし大畠が押さえ込む。大畠はジャーマンで勝利を狙うがLeonが返す。KAZUKIのニーが大畠にヒット。Leonが2人にスピアーをぶち込む。さらに大畠にももういちどスピアー。大畠が返すとLeonはKAZUKIのダイビングニーを呼び込みマッドスプラッシュへ。辛うじて阿部のカットが間に合う。Leonは大畠を立ち上げてフィッシャーマン狙い。阿部のカットから大畠が押さえ込むがKAZUKIが介入。大畠が逆打ちからはなまるドッカンを狙う。阿部のエルボーが誤爆し、Leonのキャプチュードバスターで万事休す。Leonが大畠から3カウントをゲットした。大畠「Leonさん、私はずっと吉田万里子に教わってきました。Leonさんも吉田さんの弟子だったと思います。もっと強くなるために吉田さんに教わったレスリングをもっともっとノバしていく必要があります。ですから吉田さんの弟子であるLeonさんといっしょに闘ったり組んだりしていただきたいと思ってます」Leon「ありがとう。またいっしょに頑張っていこう。今日は羽沙羅が欠場になってしまいすいませんでした。元気になって戻ってきてくれると思います。大畠、羽沙羅とはお互いライバルとして競い合っていけばいいと思う。強くなりたいヤツが自分の下に集まってくれば言いとおもってます。みんな集まって練習できる場があればと思ってました。“虎の穴”ではなくて“獅子の穴”としてみんなでいっしょに練習して、上を狙っていこう!」なお、11・28キネマでのタッグ王者アジャ&阿部組の初防衛戦が決定。阿部は挑戦者候補として米山&ボリショイ組、Leon&花月組、春山&倉垣組を指名した。すると春山が現れ、「倉垣が勝手に(タッグ王座挑戦を)言っただけで自分は無差別への挑戦に専念したい」とエントリーを拒否した。その後KAZUKIが現れ「前王者を忘れてないですか?」とクレーム。阿部は「どの面さげていってるの?私にさんざんいままで何してきた?」と挑戦を否定し、「したいんだったらそれなりの言い方があるよね。なに上からものいってるの。それがお願いする態度ですか?ハイわかりましたっていうほどお人よしじゃないんだよ。3回まわってワンとかいったら挑戦させてあげてもいいよ」KAZUKIは困惑するも、「やればいいんでしょ」とリング上で3回まわって「ワン」とつぶやく。しかし、最後は阿部をド突いて「ばかばかしい。こんなことしなくても実力で獲りにいきますから!」

(4)1/30
●倉垣翼(12分26秒、飛びつき十字固め)田村欣子○
倉垣がNEOの3冠王タムラ様と一騎打ち。握手の手を引いたタムラ様に倉垣がバックドロップ。タムラ様を場外に送り出しケブラーダを見舞う。リング内に戻るとミサイルキックを打ち込み逆エビ固め。逃れたタムラ様がニーの連打からフェースクラッシャー、ゆりかもめにつなぐ。倉垣がエスケープするもタムラ様は離さない。タムラ様はノドもとにニーを連発で落とす。タムラ様は倉垣の動きを読んで串刺しエルボーを連打し、「ファイヤー!」ポーズを盗んでみせる。エースクラッシャーは倉垣が回避し、反対にパクることに成功。倉垣のバックドロップはタムラ様が反転しエースクラッシャーを決める。タムラ様のDDTからエルボー。倉垣もエルボーで応戦。走り込んでの1発はタムラ様がコンプリートショット。低空ドロップキックからタムラ様がマヒストラル。チェーンリストは倉垣が返す。ダブルアームの体勢を倉垣が返すがGUSTを食らう。倉垣がバックドロップを放ちラリアット。2発目をタムラ様がかわして投げっぱなしジャーマンも倉垣がラリアット。倉垣がコーナーに上がるとタムラ様も追う。倉垣が叩き落してダイビングエルボー。2カウントでタムラ様の肩が上がる。倉垣がアルゼンチンバックブリーカーからバックフリップ。ムーンサルトプレスはタムラ様が返す。倉垣は「決めるぞ!」と前後からのラリアット乱れ打ち。タムラ様がカウンターのエルボー。パトリオットボムは倉垣が返す。タムラ様がバックドロップホールド。左右のエルボー連打で倉垣を追い込み、ランニングエルボー。倉垣が返すとタムラ様は相手を立ち上げ担ぎ上げる。倉垣が回避しヘッドバットからラリアット。倉垣がメタルウイングを決めるも3カウント寸前で返される。もういちどカナディアンの体勢もタムラ様がかわして十字固めで丸め込む。すると倉垣が返せず3カウント。タムラ様が倉垣からピンフォール勝ちをおさめた。

(5)1/30
米山香織&○コマンド・ボリショイ(13分29秒、逆打ち→エビ固め)●春山香代子&ヘイリー・ヘイトレッド
AIW世界女子&TLW世界女子王者のヘイリー・ヘイトレッドが参戦し春山とタッグを結成、夏女決定タッグトーナメントの覇者と対戦した。握手を拒否した春山組に米山組が突っかかり試合がスタート。すぐに春山とヘイリーが合体し形勢を逆転する。ヘイリーが手を高く上げて米山を挑発、届かないとみるやヒザをついて手をあげる。米山は「ジャパニーズをなめんな!」とヘイリーに向かっていく。ボリショイが春山をコーナーに追い込んで攻撃。春山が突進すると米山がカットしボリショイと合体。春山を場外に出して米山がプランチャ狙い。ヘイリーがカットしコーナーに上がる。こんどは米山がカットし場外戦にもっていく。場外ではヘイリーが米山を圧倒。リングに戻ると春山とヘイリーがボリショイを串刺し攻撃からダブルのショルダータックルで相手を吹っ飛ばす。ヘイリーがパワーボムの体勢にいくと米山がカット。ボリショイがコーナー上からDDT。ヘイリーが切り返してノーザンライトのようにたたきつけネックハンギングツリー。下からボリショイが三角締め。ヘイリーがリフトアップするもボリショイがヒザ十字に切り返す。へイリーがエスケープすると米山も入りダブルでニークラッシャー。米山とヘイリーがエルボーを打ち合う。ヘイリーのビッグブーツで米山が吹っ飛ばされる。ヘイリーのブレーンバスターは米山がDDTで切り返す。ヘイリーのビッグブーツからランニングフィッシャーマンバスター。米山がなんとか返しバックをとるもヘイリーは動じない。ボリショイのアシストから米山がジャーマン、ダイビングセントーン。ヘイリーが返し、コーナーに振ってジャンピングニー。担ぎ上げられた米山が丸め込み、ニーを打ち込む。ヘイリーのハイキックとラリアットを米山がブロックも強引に叩きつけられる。春山がボリショイにラリアットの乱れ打ち。ボリショイが返すと春山が担ぎ上げる。ボリショイが丸め込むが春山がトラースキック。春山はコーナーに上がるがボリショイが下から掌底を打ち、雪崩式狙い。春山がスタナーからミサイルキック。ヘイリーが場外で米山を捕獲している間に春山がギロチンを落とす。米山がレフェリーをカットし3カウントを入れさせない。ヘイリーのラリアットが誤爆しふたりがかりのバックドロップ。ボリショイが春山にランニング掌底。2カウントで返した春山にボリショイが突進。春山がラリアット連発。ヘイリーがラリアット。米山がカットし4人がダウン。春山のキックをボリショイがカットし619を放つ。両者のラリアットが交錯。春山がバックキックからラリアット。春山がキーンハンマー狙いもボリショイが切り返す。ヘイリーのラリアットがボリショイへ。春山がキーンハンマーの体勢に入るとボリショイが切り返して丸め込む。これで3カウントが入ると春山がボリショイに襲い掛かる。乱闘となるが試合はボリショイ組の勝利に終わった。ボリショイ「春山、どうしたんだ? 元無差別級王者は過去の栄光か?私はいま誰にも負けられないんだよ。私とシングルやるなら減量して、ICE×60に挑戦してこいよ」春山「ハッキリいってそのベルトに挑戦する気はありません。今日の借りはシングルで返しますよ。私は無差別に気持ちがいってるんだよ。次のキネマでシングルやりましょう。もし自分が負けたら(減量を)考えておきます」米山「ヘイリー。アイ・アム・オープンクラスチャンピオン。ユーアーなんのチャンピオン?」ヘイリー「アイアムチャンピオン2カンパニーズ」米山「アイアムチャンピオンツーマンス。ワンダフルチャンピオン。アイアムチャンピオン。ユータイトル、アイドンドノー。そのベルトホントにあるの?」ヘイリーと米山が髪をつかみ合い乱闘。ヘイリー「私と防衛戦したいの?だったらこんどやってやるよ」米山「いつだってやってやるよ。ルーザー、退場! バックステージバイバイ!!」

[結果]2010.9.26 東京キネマ倶楽部
9月26日(日)東京キネマ倶楽部
観衆179人
「JWP Revolution」
▼(1)シングルマッチ 20分1本勝負
○しもうま和美(7分28秒、ハーフスラムバスター→片エビ固め)ムーン瑞月●
▼(2)シングルマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI(11分21秒、K-クラッシャー→体固め)牧場みのり●
▼(3)タッグマッチ 30分1本勝負
○Leon&KAZUKI(12分33秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)阿部幸江&大畠美咲●
▼(4)シングルマッチ 30分1本勝負
○田村欣子(12分6秒、飛び付き十字固め)倉垣翼●
▼(5)タッグマッチ 30分1本勝負
米山香織&○コマンドボリショイ(13分29秒、逆打ち)春山香代子●&ヘイリー・ヘイトレッド
観衆179人
「JWP Revolution」
▼(1)シングルマッチ 20分1本勝負
○しもうま和美(7分28秒、ハーフスラムバスター→片エビ固め)ムーン瑞月●
▼(2)シングルマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI(11分21秒、K-クラッシャー→体固め)牧場みのり●
▼(3)タッグマッチ 30分1本勝負
○Leon&KAZUKI(12分33秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)阿部幸江&大畠美咲●
▼(4)シングルマッチ 30分1本勝負
○田村欣子(12分6秒、飛び付き十字固め)倉垣翼●
▼(5)タッグマッチ 30分1本勝負
米山香織&○コマンドボリショイ(13分29秒、逆打ち)春山香代子●&ヘイリー・ヘイトレッド
2010.9.19 新宿FACE 総評
遺恨こそないものの、髪の毛をかける意味はあった。米山香織vsさくらえみのJWP無差別級選手権試合。試合後に米山革命をぶち上げた高橋奈苗戦とは異なり、こんどはどちらが負けても丸坊主になる条件が付けられている。決着がついた時点で、米山かさくらの髪の毛が切られてしまうのだ。
当初は、米山からの指名に乗り気ではなかったさくら。彼女がタイトルマッチに応じたのは、本来なら集中すべきアイスリボン9・23後楽園での里村明衣子戦にJWPのベルトを持ち込もう、女子プロレス界に大きなうねりを巻き起こそうとのアイデアが思い浮かんだからだ。さらには、米山革命に対する“ダメだし”も含まれている。「他団体で他団体選手の挑戦を受けるっていうのに、誰も名乗りをあげてこない。ほかに届いていないのが悲しい」と、さくら。実際、新人の帯広さやかがアピールしているだけで、他団体の大物レスラー相手に防衛戦がおこなわれる目途はたっていない。「米ちゃんを泣かせることで、もっと本気になってほしい。負けるところから、ホントの米山革命がはじまるんだよ!」
そこから生まれた髪切りマッチの発想。遺恨はなくても、髪の毛をかけることによって米山革命は本当の意味で動き出したのかもしれない。この試合が米山、さくら、さらにはJWPやアイスリボンの選手たちになにをもたらすのか、女子プロ界に新たなうねりを巻き起こすのか。結果的に、この試合は大きな話題を呼び、JWP史上初めて、大会前の時点で指定席が完売となっていた。当日に立見席を増やす形で団体側は対応。おそらく、新宿FACEにおける女子プロレスの観客動員記録を打ち立てたのではなかろうか。
最終的に試合を制したのは、王者・米山のほうだった。途中、フォールの体勢に入りながらも米山がさくらを起こすシーンがあった。このとき一瞬、さくらの髪の毛を切りたくないとの気持ちが米山に走った。しかし、どちらかが負けなければ闘いは終わらない。米山が3カウントを奪われれば、自分が丸坊主になるのはもちろん、米山革命の強制終了も考えられる。「米ちゃんが勝ったらその後何もないんだよ」と言われていたからこそ、見返すためにも米山は心を鬼にしなければならなかった。そして勝ちとった重すぎる3カウント。米山は自分の手でさくらの髪の毛にハサミを入れ、バリカンで剃りあげた。号泣する王者…。しかし、これによって米山はまたひとつ、王者として大きくなった。
「最初は何で髪の毛をかけなきゃいけないんだろうって。こんなに試合をしたくないと思ったのははじめてでした。でもこの試合から、自分は生まれ変わったと思ってます。さくらさんの髪の毛といっしょに、自分の弱い心も切って捨てました。もう、髪の毛をかける試合はしません。髪をかけなきゃお客さんを呼べない試合や、底力の出ない米山はもういないので、かける必要はありません。でも、さくらさんがお膳立てしてくれたから超満員になった。試合には勝ったけど勝負では負けたと思ってます。そこで悔しい思いをしたので、これからは弱い自分の心とも別れていきたいと思います」
米山革命とは、米山本人や賛同したボリショイだけのためのムーブメントではない。女子プロ勢力図の塗り替えが確実な来年以降、老舗のJWPが老舗の看板にあぐらをかいていられるわけもない。春山、倉垣、Leonをはじめとする所属選手たちの意識改革こそ求められているのである。さくらは「米山革命が停滞している」と言っていたが、まだ答えが出たわけではないだろう。SMASHへの殴りこみや、Leonが他団体の若手と組みだしたこと。さらには蹴射斗のJWP退団も、自分を変えたいという、ある意味で革命効果なのではなかろうか。徐々に成果は出ているのだと思う。問題は、それがどう結実し、広がりを見せていくかにある。
さくらの坊主頭と米山の涙で、ほかの選手たちがなにを思ったか。今大会のエンディングでは、「さくらの気持ちをムダにするな!」という声があちこちから聞こえてきた。米山革命の遂行は、JWP全体の使命である。
(新井 宏)
当初は、米山からの指名に乗り気ではなかったさくら。彼女がタイトルマッチに応じたのは、本来なら集中すべきアイスリボン9・23後楽園での里村明衣子戦にJWPのベルトを持ち込もう、女子プロレス界に大きなうねりを巻き起こそうとのアイデアが思い浮かんだからだ。さらには、米山革命に対する“ダメだし”も含まれている。「他団体で他団体選手の挑戦を受けるっていうのに、誰も名乗りをあげてこない。ほかに届いていないのが悲しい」と、さくら。実際、新人の帯広さやかがアピールしているだけで、他団体の大物レスラー相手に防衛戦がおこなわれる目途はたっていない。「米ちゃんを泣かせることで、もっと本気になってほしい。負けるところから、ホントの米山革命がはじまるんだよ!」
そこから生まれた髪切りマッチの発想。遺恨はなくても、髪の毛をかけることによって米山革命は本当の意味で動き出したのかもしれない。この試合が米山、さくら、さらにはJWPやアイスリボンの選手たちになにをもたらすのか、女子プロ界に新たなうねりを巻き起こすのか。結果的に、この試合は大きな話題を呼び、JWP史上初めて、大会前の時点で指定席が完売となっていた。当日に立見席を増やす形で団体側は対応。おそらく、新宿FACEにおける女子プロレスの観客動員記録を打ち立てたのではなかろうか。
最終的に試合を制したのは、王者・米山のほうだった。途中、フォールの体勢に入りながらも米山がさくらを起こすシーンがあった。このとき一瞬、さくらの髪の毛を切りたくないとの気持ちが米山に走った。しかし、どちらかが負けなければ闘いは終わらない。米山が3カウントを奪われれば、自分が丸坊主になるのはもちろん、米山革命の強制終了も考えられる。「米ちゃんが勝ったらその後何もないんだよ」と言われていたからこそ、見返すためにも米山は心を鬼にしなければならなかった。そして勝ちとった重すぎる3カウント。米山は自分の手でさくらの髪の毛にハサミを入れ、バリカンで剃りあげた。号泣する王者…。しかし、これによって米山はまたひとつ、王者として大きくなった。
「最初は何で髪の毛をかけなきゃいけないんだろうって。こんなに試合をしたくないと思ったのははじめてでした。でもこの試合から、自分は生まれ変わったと思ってます。さくらさんの髪の毛といっしょに、自分の弱い心も切って捨てました。もう、髪の毛をかける試合はしません。髪をかけなきゃお客さんを呼べない試合や、底力の出ない米山はもういないので、かける必要はありません。でも、さくらさんがお膳立てしてくれたから超満員になった。試合には勝ったけど勝負では負けたと思ってます。そこで悔しい思いをしたので、これからは弱い自分の心とも別れていきたいと思います」
米山革命とは、米山本人や賛同したボリショイだけのためのムーブメントではない。女子プロ勢力図の塗り替えが確実な来年以降、老舗のJWPが老舗の看板にあぐらをかいていられるわけもない。春山、倉垣、Leonをはじめとする所属選手たちの意識改革こそ求められているのである。さくらは「米山革命が停滞している」と言っていたが、まだ答えが出たわけではないだろう。SMASHへの殴りこみや、Leonが他団体の若手と組みだしたこと。さらには蹴射斗のJWP退団も、自分を変えたいという、ある意味で革命効果なのではなかろうか。徐々に成果は出ているのだと思う。問題は、それがどう結実し、広がりを見せていくかにある。
さくらの坊主頭と米山の涙で、ほかの選手たちがなにを思ったか。今大会のエンディングでは、「さくらの気持ちをムダにするな!」という声があちこちから聞こえてきた。米山革命の遂行は、JWP全体の使命である。
(新井 宏)
2010.9.19 新宿FACE 試合
(1)1/20
●ムーン瑞月&大畠美咲(11分50秒、スタンディングヒールホールド)○悲恋&下野佐和子
試合前にボリショイと米山が登場。ボリショイはICE×60王座、米山は無差別級王座のベルトを持ってリングへ上がった。ボリショイは「JWP初の前日指定席完売」を報告。米山はメインの髪切りマッチに対し「正直いろんな葛藤がありましたけど、勝つしかないと思ってます」と挨拶。するとLeonが登場し、「オマエからベルトから獲りたい。オマエのセコンドにつくから絶対に防衛しろよ!」とエールを送った。オープニングマッチにはJWP認定ジュニア王座を含むジュニア2冠に輝いた仙台女子の悲恋が参戦。瑞月と下野の先発で試合がスタート。下野がドロップキックを空振りさせショルダータックルを食らわす。悲恋は瑞月の手を引いて大畠とのタッチを阻止。腕固めに入ると瑞月が切り返す。悲恋がボディースラムから押さえ込み、返されるとキャメルクラッチへ。見かねた大畠がカットに入る。替わった下野が瑞月をコーナーに振ってショルダータックルを連発。大畠が飛び出しクロスボディー。瑞月が下野とエルボーの打ち合い。ロープに振られた瑞月がドロップキックの連発でようやく反撃へ。大畠が下野にワキ固め。右腕へのドロップキックから腕をとり、コーナーからミサイルキックを放つ。悲恋が小ばかにしたようなカット。下野が丸め込むと2カウント。悲恋がエプロンから大畠を捕まえて下野のショルダータックル、ヒップドロップを呼び込む。さらにカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ大畠にギブアップを迫る。コーナーへの串刺しジャンピングニーから悲恋が入ってビッグブーツ。下野と悲恋がショルダータックル、ドロップキックで共演。瑞月が入るが悲恋に軽くあしらわれる。大畠が悲恋の腕を蹴り上げるも悲恋が顔面蹴り。悲恋が顔をかきむしりカバーも2カウント。大畠の投げっぱなしジャーマンから低空クロスボディーが悲恋へ。つづいて瑞月がコーナーに上がろうとするが、失敗。大畠がアシストし、瑞月があらためてミサイルキック。瑞月がボディースラムの体勢に入るが悲恋が阻止。瑞月のダッシュに悲恋がドロップキックからアンクルホールド。大畠がカットすると悲恋が瑞月に強烈な顔面蹴り。大畠がエプロンからスタナー。さらにダイビングボディーアタック。瑞月もミサイルキックを放ち3カウントを狙う。瑞月がボディースラムから悲恋に大きく手を広げてダイビングボディープレス。しかし悲恋がかわしてビッグブーツ。瑞月が2発目をかわして丸め込む。瑞月がダッシュすると悲恋がカウンターのビッグブーツ。大畠がカットするが下野が場外に送り出す。悲恋のアンクルホールドは大畠のカットが間に合う。瑞月がダッシュするも悲恋がカウンターのパンチ。立ち上がった瑞月に悲恋が張り手からカサドーラ、形が崩れるともういちど飛びついてからスタンディングアンクルホールド。瑞月がたまらずギブアップし、悲恋が勝利を飾った。

(2)1/20
○春山香代子(6分48秒、キーンハンマー→片エビ固め)蹴射斗●
蹴射斗のJWPファイナルマッチ。ゴングと同時に両者がリング中央で激突。春山がラリアットを打てば、蹴射斗は蹴りから早くもファルコンアローを放つ。ローキックからエルボーの打ち合い。春山のバックキックに蹴射斗はハイキック。春山が蹴りで追い込んでコーナーへ上がる。蹴射斗が雪崩式ブレーンバスターを狙う。殴り合いから蹴射斗が雪崩式のファルコンアロー。蹴射斗のハイキックに春山はラリアット。ハイキックを食らった蹴射斗がダウン。2カウントで返した蹴射斗が顔面を蹴り上げる。3カウント寸前で肩を上げた春山だがすぐには立ち上がれず。蹴射斗のシャイニング・ウィザードを迎撃した春山がコーナーで蹴りまくる。蹴射斗は「こいや!」と春山にすごむ。立ち上がった蹴射斗はハイキック2連発から担ぎ上げようとするが形が崩れる。もういちど担ぎ上げて変型シュバイン。ダウンした春山を立ち上げ、蹴射斗は顔面に蹴りを連発。蹴射斗のダッシュに春山がキーンハンマーから低空ラリアット。蹴射斗が返すと、場内からはケイトコール。春山がカウンターのラリアットからもういちどキーンハンマーへ。これは蹴射斗が返せず3カウントが入った。

(3)1/20
コマンド・ボリショイ& Leon&●羽沙羅(15分49秒、トリプルたいようちゃんマヒストラル)高橋奈苗&○夏樹☆たいよう&しもうま和美
当初はボリショイvsアイスリボン選抜選手、Leon&羽沙羅組vs奈苗&夏樹組の試合が決定していたが、アイスリボン選抜選手がしもうまに決まったことを受けてパッションレッド側が6人タッグを要求したため、このカードに変更となった。Leonがダンサーを従えダンスパフォーマンスを披露。ボリショイ組が円陣と見せかけて一気にパッションへダッシュ。奈苗がボリショイを捕まえて3人でドロップキックもかわされる。JWP軍がパッションを外へ出してLeonがスワンダイブ式のプランチャを放つ。リング内に戻ってもJWP軍が串刺し攻撃で優位に。しかしパワーで奈苗が押し戻して形勢逆転。パッションが3人でボリショイへ低空ドロップキック。ボリショイとしもうまがやりあう。ボリショイがしもうまを担ぎ上げる。Leonと羽沙羅が合体でしもうまを攻める。しもうまがエルボーアタックでLeonを倒し夏樹が入る。Leonはドロップキックで夏樹を倒すが夏樹も連発でお返し。奈苗がLeonにブレーンバスターから逆エビ固め。ボリショイが顔面を蹴り上げてカット。Leonと奈苗が張り手合戦。Leonがダッドリードッグからドロップキックを奈苗に放つ。ボリショイが奈苗を投げようとすると奈苗がヘッドロックで締め上げる。ボリショイがバックドロップも奈苗はヘッドロックを離さない。ボリショイがヘッドロックにいき、三角締めに移行。ボリショイがマウントポジションにとると奈苗が反転するもボリショイが下から三角締め。奈苗がリフトアップしマットに叩きつけてなんとか脱出。コーナーに追い込むとバックドロップへ。奈苗が低空の延髄斬り。ボリショイを立ち上げナナラッカを狙うがボリショイがこらえる。ボリショイはバックにまわり十字固めの体勢も奈苗がバックフリップ。ボリショイが飛びついてDDT。ボリショイが走りこんで掌底。Leonがタッチを求めるが奈苗が許さず。奈苗は「負けるか!」とボリショイと張り手の打ち合いから延髄斬り。しかしボリショイが掌底をクリーンヒット。両者ダウンの中、Leonとしもうまに交替。しもうまがエルボー連打でLeonを追い込む。奈苗に気をとられたLeonに張り手。奈苗としもうまが合体するとLeonが2人まとめてスピアー。羽沙羅が入りLeonとDDTを決める。Leonの突進を捕えてしもうまがハーフスラムバスターからバックブリーカー、コブラツイスト。夏樹がドロップキックでアシストし、その勢いからしもうまが押さえ込む。しもうまのチンクラッシャーからエルボーアタック。奈苗と夏樹が入りLeonをコーナーに振る。Leonがかわすも夏樹のボディーアタックを食らう。Leonと夏樹がエルボーを打ち合う。夏樹がアイルビーバックからエルボーアタック。Leonが夏樹を担ぎ上げて奈苗としもうまにぶちあてる。Leonはコーナーからダイブし、ロープワークの攻防からスピアーを決める。Leonはマッドスプラッシュを夏樹へ。羽沙羅が入り、夏樹に走りこんでのミドルキックを連発しブレーンバスター。さらにコーナーに上がるが奈苗が雪崩式ブレーンバスターでカット、夏樹のダイビングボディープレス。夏樹が羽沙羅を立ち上げてイグチボム。夏樹の攻撃をLeonがスピアーでカットしボリショイが619を決める。羽沙羅はジャーマンから夏樹にダイビング二ー。夏樹がかわしてマヒストラル。羽沙羅が返し、Leonが背後からミサイルキック。羽沙羅のジャーマンは奈苗がカット。羽沙羅はバックをとるが奈苗のラリアットをもらってしまう。場外に飛んだ夏樹が戻るがボリショイが掌底。夏樹がトリプルたいようちゃんマヒストラルにいくと、羽沙羅は返すに至らず3カウント。パッションレッドが勝利した。試合後ボリショイが詰め寄りパッションと乱闘。Leonも夏樹に突っかかっていった。

(4)1/20
△倉垣翼&輝優優&カルロス天野(時間切れ引き分け)田村欣子&宮崎有妃&タニー・マウス△
平成6年組の同期マッチ。大晦日で引退するNEOの田村&宮崎&タニーがJWPで揃い踏み。倉垣とタニーが先発。タニーがコールを誘発しパートナーを呼び込むが、倉垣がコーナーに押し込んでまとめてラリアット。タニーが天野に「ばかオンナ!」とヘッドバットを放つ。タムラ様が天野にコブラツイストから首4の字固め。さらにタムラ様は輝にゆりかもめで揺さぶりをかける。タムラ様のチェーンリストは2カウント。天野がタニーの打撃をキャッチしエルボーを打ち込んでいく。タニーはフェイントをかけて逆転。天野が脚をとるとタニーが切り返す。タニーのフライングヘッドバットからロープワーク。お約束のパターンを無視して天野が立ち上がると場内騒然で「もう1回」コールが沸き起こる。宮崎がボディースラムで天野をダウンさせ、マシンガンズが「ヒュ~ヒュー」と天野をまたいでいく。タムラ様も呼応しいっしょにカバー。天野が1カウントで返すと、全員で「スリーだろ!」といつものパターンが完成。宮崎が天野にヒップアタック2連発。天野と宮崎がエルボーの応酬。天野の回転エビ固めは2カウント。天野がジャンピングラリアットから輝にチェンジ。倉垣も入ってダブルで攻めようとするが宮崎が2人まとめてクロスボディー。タムラ様がフライングクロスチョップという珍しいシーンが現出。タニーが倉垣にタニバットもかわされる。宮崎がコーナーから天野にヒップアタック。宮崎が輝をエプロンに追い込んで場外からドロップキック。タニーが地を這うヘッドバットも輝が捕まえ三角締めへ。6人が入り乱れる中、輝はタニーのヘッドバットをかわす。輝のニーがタニーにヒット。延髄斬りをかわしたタニーがカンチョー攻撃。タニーは輝が平成5年に合格したことを暴露し、セコンドにいた加藤や永島を呼び込んで攻撃させる。しかしタニーの攻撃が失敗し、全員に囲まれることに。輝の号令で全員がタニーにストンピング。怒ったタニーが「タニーを信じろ!」とアピール。輝に対し「トラブルメーカーだった」と言い放つも輝はダイビングニーでやり返す。タニーが地を這うヘッドバットを放つが2カウント。タニーがパワーボムの体勢も輝が余裕でかわす。タムラ様に天野が飛びつき腕十字から三角締め。タムラ様もサブミッションでやり返す。タムラ様のカバーは2カウント。タムラ様のエルボーに天野はカルロスゴーンで応戦。倉垣がロープを蹴ってタムラ様にドロップキック。倉垣が力ずくでタムラ様を叩きつけてラリアット。残り3分。タムラ様がダッシュすると倉垣がラリアット。倉垣のパワーボムはタムラ様が切り返してDDT。宮崎が倉垣にカーフブランディング、タムラ様がパトリオットボム。残り2分。宮崎のミサイルキックが倉垣を吹っ飛ばす。コーナーに上がると倉垣がアルゼンチン。そのうえ、タニーも担いでマシンガンズを重ねてみせる。さらに2人まとめてバックドロップからラリアット。残り1分。倉垣はコーナーに上がるが宮崎がタニーのピンチを友情パワーで救う。宮崎が倉垣にタイガースープレックス。残り10秒で宮崎がムーンサルトプレス。6人が入り乱れる中時間切れ引き分けのゴングが打ち鳴らされた。

(5)1/60
JWP認定タッグ選手権試合 60分1本
<王者>植松寿絵&●KAZUKI(13分5秒、ラ・マヒストラル)<挑戦者>○阿部幸江&アジャ・コング
※王者組が6度目の防衛に失敗、阿部&アジャ組が第35代&第8代王者となる。
この試合でアジャ組が勝った場合、エヴァンゲリヲンの等身大フィギュアが阿部からアジャにプレゼントされるとのアナウンスがあった。アジャが握手を拒否すると王者チームが挑発。アジャは「誰に向かっていってるんだ?」と怒りモード。阿部がKAZUKIに突っかかり試合がスタート。KAZUKIが手四つにいくと痛がる阿部がアジャを呼び出す。アジャは2人にラリアット。阿部と合体しKAZUKIをロープに振る。植松が止めに入るもうまくいかず。阿部がなにげにKAZUKIを押さえ込むと、場内はビミョーなムードに。そんなことは気にせず阿部は再び押さえ込む。阿部が植松に目突き攻撃から丸め込み。植松がジャーマンからトラースキック。阿部をコーナーに追い込んで顔面ウォッシュ。顔面を踏みつけるとアジャがエプロンからラリアット。阿部が顔面ウォッシュをやり返す。アジャを呼び込んでヒッププッシュ。アジャは起き上がりこぼしラリアットを放つが植松が途中で起き上がらなくなってしまう。KAZUKIのスタナーから植松が突っ込むがアジャがかわす。アジャは植松にダイビングエルボー狙いもかわされる。植松は飛ぶと見せかけて水を噴射。アジャの表情がサッと変わる。ブレーンバスターを切り返した植松が丸め込む。KAZUKIが入って顔面を蹴り上げていく。アジャのラリアットにKAZUKIはダウン。アジャはフィニッシュを宣言するもKAZUKIが丸め込む。KAZUKIが担ぎ上げようとするもアジャがこらえる。すると植松も入ってダブルのドロップキック。合体攻撃でアジャを攻めるも3カウントには届かない。アジャがKAZUKIにバックドロップ。コーナーに上がると植松のアシストからKAZUKIがバックドロップ。しかしアジャがブレーンバスター。アジャは阿部に押さえておけとクレームをつける。アジャがダイビングエルボーにいった瞬間に阿部はタッチ、試合権利をつかんでカバーしたのは阿部のほう。アジャに植松を任せて阿部はダイブ狙い。アジャにKAZUKIを立ち上げさせてミサイルキックを打ち込む。KAZUKIが阿部にK-クラッシャー。さらにコーナーに上がるがアジャがカット、植松がアジャを場外に送り出す。KAZUKIが阿部を捕まえるがアジャがコーナーに押し返す。阿部がコーナーからアストロシザーズ。KAZUKIがギリギリ3カウントを阻止。阿部が丸め込むも決まらず。アジャがコーナーで植松を止める。阿部がKAZUKIにバックドロップ。アジャのダイビングエルボーを呼び込み植松を捕えてファンタスティックフリップからボディープレス。植松が阿部にトラースキック。植松とKAZUKIにアジャが「もういやだ!」とラリアット。KAZUKIが阿部にタイガードライバー。アジャがなんとかカットする。アジャの裏拳をかわしたKAZUKIだが、阿部を誤爆させる。しかし阿部がマヒストラルで丸め込むと、3カウント。ついに阿部がKAZUKIから勝利をゲットし、アジャとのタッグ王者に輝いた。マイクをもった阿部はKAZUKIを退場させる。阿部「アジャ様と力を合わせて最強のチャンピオンになったぞ!」Leon「オマエらのどこが最強なんだよ!トーナメントでアタシたちが勝ってるんだ。次はアタシが挑戦する!」ボリショイ「トーナメントで優勝したのはアタシたち」倉垣「昨日今日の話じゃないんだよ。ハルクラが挑戦する!」アジャ「お取り込み中申し訳ないんだけど、とりあえず勝ったらという例の物もらえますか? その後の話とかどうでもいいので、フィギュアもらえますかね?フィギュアだけあればいいんだよ」阿部「わかってるよ。これだけ挑戦者が名乗り上げてきたから防衛戦やろうよ」アジャ「そうじゃなくて、とにかくアタシにフィギュアをください!」阿部「等身大フィギュア申し込むために検索しましたよ。そしたら150万円。それがほしいんでしょ。ちゃんと調べたら2メートル9センチもあるんですけど。ジャイアント馬場みたいにでっかいの。大丈夫なんですか?」アジャ「大丈夫だから早くくれよ」阿部「わかりました、人生をかけて発注しますよ」アジャ「なんで発注しとかないんだよ!?」阿部「2ヵ月かかるんですよ。2ヵ月後取りに来てくださいよ。11月にキネマがあるんですよ。そのキネマ大会にとりに来てもらえませんか? で、3チームの中から誰がアタシに挑戦するか…」アジャ「あのさ、こんなチームに挑戦したいか?」阿部「元も子もないこというな! 誰が挑戦するか、アタシが決めますので」ボリショイ、倉垣、Leonがリングを下りる。同時に帰ろうとしたアジャを阿部が強引にリングに引き戻し、新王者チームにようやく認定書とベルトが渡された。それにしても、2ヵ月後にキネマで本当にエヴァンゲリヲンのフィギュアはアジャのもとに届くのか…。

(6)1/60
JWP認定無差別級選手権試合・敗者髪切りマッチ 60分1本勝負
○<王者>米山香織(20分18秒、ロールスルー・ジャーマン・スープレックス・ホールド)<挑戦者>さくらえみ●
※第15代王者が2度目の防衛に成功。
王者・米山の2度目の防衛戦は、敗れたほうが丸坊主になるという特別ルールでのJWP認定無差別級王座戦。入場まえから「さくら」の声援が投げかけられる。パッションレッドとアイスリボンのメンバーがさくらのセコンドに。米山には試合まえの宣言通りにLeonがセコンドへ。国家独唱の後、菅生レフェリーが髪切りに使うハサミを四方に見せて試合開始。ゴングが鳴ると両者とも動かず。サクラコールの中、先に動いたのは米山。ヨネヤマコールも混じると両者が歩を進める。さくらが米山の髪をつかむと米山もやり返す。米山が蹴りを入れるがさくらがロープワークを拒否。両者がリング中央で睨み合い。米山が髪をつかんでマットに叩きつけコーナーに追い込み髪をかきむしる。さくらはモンゴリアンチョップから髪の毛をつかんで投げてみせる。さくらのモンゴリアンに米山はエルボー。米山がジャンピングエルボー。さくらがミドルキックを連打しケブラドーラコンヒーロ。さらにもう1発、米山の背中にヒザをぶち当てる。米山は走りこんできたさくらにバックドロップ、ダイビングセントーン。かわしたさくらが逆エビ固め。バックブリーカーで米山の動きを止めにかかるさくら。コーナーに顔面を叩きつけクロスボディー(体重は公表せず)。背中へのスプラッシュは米山が肩を上げる。さくらはドラゴンスリーパー。米山が切り返して丸め込む。しかしさくらはカウンターのケブラドーラコンヒーロから再度ドラゴンスリーパー。回転させてマットに叩きつけるも2カウント。さくらがコーナーに上がると、「さくらの木!」とリバースのパロスペシャル。すぐに米山が切り返し場外に送り出す。しかしさくらがエプロンにカムバックしエルボーで米山を落とす。さくらは場外に連行し、ステージ席から場内を徘徊。壁に叩きつけてボディーアタック。先にさくらがカムバック。米山が入ってくるとケブラドーラコンヒーロ2連発からジャイアントバックブリーカー。バックドロップの体勢は米山がこらえる。米山は不知火で脱出、場外に逃れたさくらにエプロンからキックを放つ。10分経過。こんどは米山がさくらを場外戦に誘う。テーブルの上にいくとさくらがタイガードライバーを狙う。米山がバックをとると転落したさくらにジャンピングニー。リングに戻ると米山は背後からニーアタック。米―ZOU狙いはさくらが切り返す。切り返しの応酬からさくらがパワーボム。サクラコールの中、さくらがダッシュ。米山が前方に叩きつけるも2カウント。米山はコーナーに上がり延髄ニー。かわしたさくらがパワーボムも米山が押し潰し丸め込む。ギリギリ返したさくらはダブルチョップ。米山がソバットから米―ZOUも3には届かず。米山のニーアタックが背後からさくらを襲う。米山がコーナーからダイビング延髄ニー。2カウントで米山が引き起こす。JWPのセコンドがカバーにいけと支持。場内は大サクラコール。さくらが起死回生のバックドロップ。さくらが張り手を連発し挑発。米山の突進にトラースキック。米山がエルボーアタックからコーナーに上がる。さくらも上がり雪崩式フランケン。米山が食らわず背後と正面からニーの4連発。さくらが返すと米山が引き起こしてコーナーに上げる。米山がカカト落としから雪崩式米―ZOUの構え。さくらがこらえてそのまま真っ逆さまに落としてみせる。場内はまたもや大サクラコール。ヨネヤマコールも発生し五分五分に。両者ダウン。起き上がったさくらがチョップの連打。米山のニーにさくらは延髄斬り。再び両者ともダウン。両者のコールが交錯。さくらが先に立ち上がる。待ち構えるさくら、9で米山が立つとさくらはコーナーへ、ダイビング延髄ニーを打ったのはさくら。タイガードライバーは渾身の一発も米山が返す。さくらはコーナーからクリオネ。米山がかわしてニーの連打でコーナーに追い込む。さくらは打撃の連打。米山も応戦。ニーの乱れ打ちから突進、さくらが捕えてマヒストラル。2カウントで返す米山にローリングチョップ。返した米山にさくらはガッツポーズから構えるが米山がローリングソバットから米―ZOU。20分経過。さくらがカウンターの張り手。米山が丸め込みからジャーマン。これで3カウントが入ると、勝者米山香織がコールされ、王者の防衛とともにさくらの髪切りが決定した。ベルトが米山に渡されると髪切りへ。ハサミを手にしたのは米山。髪を切ろうとすると帯広さやかが入って猛抗議。「自分なんかじゃダメだってわかってます、でも自分は無差別級のベルトに挑戦させてくださいとお願いしました。自分は悔しくてたまらないです、さくらさんが負けてアイスリボンが負けて悔しくて仕方ないです。自分が敵を打ちます」と頭を下げた。なおも食い下がる帯広は「だったら自分が切ります」と髪の毛を切りにかかる。さくらが帯広に張り手を入れて仕切りなおし。あらためて米山がさくらにハサミを入れる。止めようとする帯広をJWP勢がカットする。その後バリカンが入れられさくらは丸坊主に。さくらが立ち上がり米山を抱きしめる。退場するさくらに大きな拍手が送られた。リング上では米山が号泣。「さくらの気持ちを無駄にするな」「もっと強くなれ」との声がかけられる。米山「自分は、試合に勝って自分の髪の毛もベルトも守りました。もう、正直な気持ちは、もういまなんていったらいいかわかんないです。大好きなさくらさんを坊主にしてしまって私は弱い心を捨てて強く前に進むしかありません。今日さくらさんに防衛したことで米山革命は一歩前に進むと思います。私は23日の夜、大畠選手とシングルが組まれています。ベルトを持っていたらタイトルマッチになります。そのまえにアイスリボンの後楽園で帯広さやかの挑戦を受けたいと思います。正しいことかわかりませんが、次はもっとやりたい相手がいるので、年内にNEO2冠の田村欣子とやりたいと思います」春山がエプロンに。「春山さんはちょっと待ってたください、このベルトを使ってひとりでも多くのお客さんを呼ぶことなんです、今日超満員になったのはさくらさんの覚悟からなのか、それをよく考えて防衛活動に臨みたいと思います」

●ムーン瑞月&大畠美咲(11分50秒、スタンディングヒールホールド)○悲恋&下野佐和子
試合前にボリショイと米山が登場。ボリショイはICE×60王座、米山は無差別級王座のベルトを持ってリングへ上がった。ボリショイは「JWP初の前日指定席完売」を報告。米山はメインの髪切りマッチに対し「正直いろんな葛藤がありましたけど、勝つしかないと思ってます」と挨拶。するとLeonが登場し、「オマエからベルトから獲りたい。オマエのセコンドにつくから絶対に防衛しろよ!」とエールを送った。オープニングマッチにはJWP認定ジュニア王座を含むジュニア2冠に輝いた仙台女子の悲恋が参戦。瑞月と下野の先発で試合がスタート。下野がドロップキックを空振りさせショルダータックルを食らわす。悲恋は瑞月の手を引いて大畠とのタッチを阻止。腕固めに入ると瑞月が切り返す。悲恋がボディースラムから押さえ込み、返されるとキャメルクラッチへ。見かねた大畠がカットに入る。替わった下野が瑞月をコーナーに振ってショルダータックルを連発。大畠が飛び出しクロスボディー。瑞月が下野とエルボーの打ち合い。ロープに振られた瑞月がドロップキックの連発でようやく反撃へ。大畠が下野にワキ固め。右腕へのドロップキックから腕をとり、コーナーからミサイルキックを放つ。悲恋が小ばかにしたようなカット。下野が丸め込むと2カウント。悲恋がエプロンから大畠を捕まえて下野のショルダータックル、ヒップドロップを呼び込む。さらにカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ大畠にギブアップを迫る。コーナーへの串刺しジャンピングニーから悲恋が入ってビッグブーツ。下野と悲恋がショルダータックル、ドロップキックで共演。瑞月が入るが悲恋に軽くあしらわれる。大畠が悲恋の腕を蹴り上げるも悲恋が顔面蹴り。悲恋が顔をかきむしりカバーも2カウント。大畠の投げっぱなしジャーマンから低空クロスボディーが悲恋へ。つづいて瑞月がコーナーに上がろうとするが、失敗。大畠がアシストし、瑞月があらためてミサイルキック。瑞月がボディースラムの体勢に入るが悲恋が阻止。瑞月のダッシュに悲恋がドロップキックからアンクルホールド。大畠がカットすると悲恋が瑞月に強烈な顔面蹴り。大畠がエプロンからスタナー。さらにダイビングボディーアタック。瑞月もミサイルキックを放ち3カウントを狙う。瑞月がボディースラムから悲恋に大きく手を広げてダイビングボディープレス。しかし悲恋がかわしてビッグブーツ。瑞月が2発目をかわして丸め込む。瑞月がダッシュすると悲恋がカウンターのビッグブーツ。大畠がカットするが下野が場外に送り出す。悲恋のアンクルホールドは大畠のカットが間に合う。瑞月がダッシュするも悲恋がカウンターのパンチ。立ち上がった瑞月に悲恋が張り手からカサドーラ、形が崩れるともういちど飛びついてからスタンディングアンクルホールド。瑞月がたまらずギブアップし、悲恋が勝利を飾った。

(2)1/20
○春山香代子(6分48秒、キーンハンマー→片エビ固め)蹴射斗●
蹴射斗のJWPファイナルマッチ。ゴングと同時に両者がリング中央で激突。春山がラリアットを打てば、蹴射斗は蹴りから早くもファルコンアローを放つ。ローキックからエルボーの打ち合い。春山のバックキックに蹴射斗はハイキック。春山が蹴りで追い込んでコーナーへ上がる。蹴射斗が雪崩式ブレーンバスターを狙う。殴り合いから蹴射斗が雪崩式のファルコンアロー。蹴射斗のハイキックに春山はラリアット。ハイキックを食らった蹴射斗がダウン。2カウントで返した蹴射斗が顔面を蹴り上げる。3カウント寸前で肩を上げた春山だがすぐには立ち上がれず。蹴射斗のシャイニング・ウィザードを迎撃した春山がコーナーで蹴りまくる。蹴射斗は「こいや!」と春山にすごむ。立ち上がった蹴射斗はハイキック2連発から担ぎ上げようとするが形が崩れる。もういちど担ぎ上げて変型シュバイン。ダウンした春山を立ち上げ、蹴射斗は顔面に蹴りを連発。蹴射斗のダッシュに春山がキーンハンマーから低空ラリアット。蹴射斗が返すと、場内からはケイトコール。春山がカウンターのラリアットからもういちどキーンハンマーへ。これは蹴射斗が返せず3カウントが入った。

(3)1/20
コマンド・ボリショイ& Leon&●羽沙羅(15分49秒、トリプルたいようちゃんマヒストラル)高橋奈苗&○夏樹☆たいよう&しもうま和美
当初はボリショイvsアイスリボン選抜選手、Leon&羽沙羅組vs奈苗&夏樹組の試合が決定していたが、アイスリボン選抜選手がしもうまに決まったことを受けてパッションレッド側が6人タッグを要求したため、このカードに変更となった。Leonがダンサーを従えダンスパフォーマンスを披露。ボリショイ組が円陣と見せかけて一気にパッションへダッシュ。奈苗がボリショイを捕まえて3人でドロップキックもかわされる。JWP軍がパッションを外へ出してLeonがスワンダイブ式のプランチャを放つ。リング内に戻ってもJWP軍が串刺し攻撃で優位に。しかしパワーで奈苗が押し戻して形勢逆転。パッションが3人でボリショイへ低空ドロップキック。ボリショイとしもうまがやりあう。ボリショイがしもうまを担ぎ上げる。Leonと羽沙羅が合体でしもうまを攻める。しもうまがエルボーアタックでLeonを倒し夏樹が入る。Leonはドロップキックで夏樹を倒すが夏樹も連発でお返し。奈苗がLeonにブレーンバスターから逆エビ固め。ボリショイが顔面を蹴り上げてカット。Leonと奈苗が張り手合戦。Leonがダッドリードッグからドロップキックを奈苗に放つ。ボリショイが奈苗を投げようとすると奈苗がヘッドロックで締め上げる。ボリショイがバックドロップも奈苗はヘッドロックを離さない。ボリショイがヘッドロックにいき、三角締めに移行。ボリショイがマウントポジションにとると奈苗が反転するもボリショイが下から三角締め。奈苗がリフトアップしマットに叩きつけてなんとか脱出。コーナーに追い込むとバックドロップへ。奈苗が低空の延髄斬り。ボリショイを立ち上げナナラッカを狙うがボリショイがこらえる。ボリショイはバックにまわり十字固めの体勢も奈苗がバックフリップ。ボリショイが飛びついてDDT。ボリショイが走りこんで掌底。Leonがタッチを求めるが奈苗が許さず。奈苗は「負けるか!」とボリショイと張り手の打ち合いから延髄斬り。しかしボリショイが掌底をクリーンヒット。両者ダウンの中、Leonとしもうまに交替。しもうまがエルボー連打でLeonを追い込む。奈苗に気をとられたLeonに張り手。奈苗としもうまが合体するとLeonが2人まとめてスピアー。羽沙羅が入りLeonとDDTを決める。Leonの突進を捕えてしもうまがハーフスラムバスターからバックブリーカー、コブラツイスト。夏樹がドロップキックでアシストし、その勢いからしもうまが押さえ込む。しもうまのチンクラッシャーからエルボーアタック。奈苗と夏樹が入りLeonをコーナーに振る。Leonがかわすも夏樹のボディーアタックを食らう。Leonと夏樹がエルボーを打ち合う。夏樹がアイルビーバックからエルボーアタック。Leonが夏樹を担ぎ上げて奈苗としもうまにぶちあてる。Leonはコーナーからダイブし、ロープワークの攻防からスピアーを決める。Leonはマッドスプラッシュを夏樹へ。羽沙羅が入り、夏樹に走りこんでのミドルキックを連発しブレーンバスター。さらにコーナーに上がるが奈苗が雪崩式ブレーンバスターでカット、夏樹のダイビングボディープレス。夏樹が羽沙羅を立ち上げてイグチボム。夏樹の攻撃をLeonがスピアーでカットしボリショイが619を決める。羽沙羅はジャーマンから夏樹にダイビング二ー。夏樹がかわしてマヒストラル。羽沙羅が返し、Leonが背後からミサイルキック。羽沙羅のジャーマンは奈苗がカット。羽沙羅はバックをとるが奈苗のラリアットをもらってしまう。場外に飛んだ夏樹が戻るがボリショイが掌底。夏樹がトリプルたいようちゃんマヒストラルにいくと、羽沙羅は返すに至らず3カウント。パッションレッドが勝利した。試合後ボリショイが詰め寄りパッションと乱闘。Leonも夏樹に突っかかっていった。

(4)1/20
△倉垣翼&輝優優&カルロス天野(時間切れ引き分け)田村欣子&宮崎有妃&タニー・マウス△
平成6年組の同期マッチ。大晦日で引退するNEOの田村&宮崎&タニーがJWPで揃い踏み。倉垣とタニーが先発。タニーがコールを誘発しパートナーを呼び込むが、倉垣がコーナーに押し込んでまとめてラリアット。タニーが天野に「ばかオンナ!」とヘッドバットを放つ。タムラ様が天野にコブラツイストから首4の字固め。さらにタムラ様は輝にゆりかもめで揺さぶりをかける。タムラ様のチェーンリストは2カウント。天野がタニーの打撃をキャッチしエルボーを打ち込んでいく。タニーはフェイントをかけて逆転。天野が脚をとるとタニーが切り返す。タニーのフライングヘッドバットからロープワーク。お約束のパターンを無視して天野が立ち上がると場内騒然で「もう1回」コールが沸き起こる。宮崎がボディースラムで天野をダウンさせ、マシンガンズが「ヒュ~ヒュー」と天野をまたいでいく。タムラ様も呼応しいっしょにカバー。天野が1カウントで返すと、全員で「スリーだろ!」といつものパターンが完成。宮崎が天野にヒップアタック2連発。天野と宮崎がエルボーの応酬。天野の回転エビ固めは2カウント。天野がジャンピングラリアットから輝にチェンジ。倉垣も入ってダブルで攻めようとするが宮崎が2人まとめてクロスボディー。タムラ様がフライングクロスチョップという珍しいシーンが現出。タニーが倉垣にタニバットもかわされる。宮崎がコーナーから天野にヒップアタック。宮崎が輝をエプロンに追い込んで場外からドロップキック。タニーが地を這うヘッドバットも輝が捕まえ三角締めへ。6人が入り乱れる中、輝はタニーのヘッドバットをかわす。輝のニーがタニーにヒット。延髄斬りをかわしたタニーがカンチョー攻撃。タニーは輝が平成5年に合格したことを暴露し、セコンドにいた加藤や永島を呼び込んで攻撃させる。しかしタニーの攻撃が失敗し、全員に囲まれることに。輝の号令で全員がタニーにストンピング。怒ったタニーが「タニーを信じろ!」とアピール。輝に対し「トラブルメーカーだった」と言い放つも輝はダイビングニーでやり返す。タニーが地を這うヘッドバットを放つが2カウント。タニーがパワーボムの体勢も輝が余裕でかわす。タムラ様に天野が飛びつき腕十字から三角締め。タムラ様もサブミッションでやり返す。タムラ様のカバーは2カウント。タムラ様のエルボーに天野はカルロスゴーンで応戦。倉垣がロープを蹴ってタムラ様にドロップキック。倉垣が力ずくでタムラ様を叩きつけてラリアット。残り3分。タムラ様がダッシュすると倉垣がラリアット。倉垣のパワーボムはタムラ様が切り返してDDT。宮崎が倉垣にカーフブランディング、タムラ様がパトリオットボム。残り2分。宮崎のミサイルキックが倉垣を吹っ飛ばす。コーナーに上がると倉垣がアルゼンチン。そのうえ、タニーも担いでマシンガンズを重ねてみせる。さらに2人まとめてバックドロップからラリアット。残り1分。倉垣はコーナーに上がるが宮崎がタニーのピンチを友情パワーで救う。宮崎が倉垣にタイガースープレックス。残り10秒で宮崎がムーンサルトプレス。6人が入り乱れる中時間切れ引き分けのゴングが打ち鳴らされた。

(5)1/60
JWP認定タッグ選手権試合 60分1本
<王者>植松寿絵&●KAZUKI(13分5秒、ラ・マヒストラル)<挑戦者>○阿部幸江&アジャ・コング
※王者組が6度目の防衛に失敗、阿部&アジャ組が第35代&第8代王者となる。
この試合でアジャ組が勝った場合、エヴァンゲリヲンの等身大フィギュアが阿部からアジャにプレゼントされるとのアナウンスがあった。アジャが握手を拒否すると王者チームが挑発。アジャは「誰に向かっていってるんだ?」と怒りモード。阿部がKAZUKIに突っかかり試合がスタート。KAZUKIが手四つにいくと痛がる阿部がアジャを呼び出す。アジャは2人にラリアット。阿部と合体しKAZUKIをロープに振る。植松が止めに入るもうまくいかず。阿部がなにげにKAZUKIを押さえ込むと、場内はビミョーなムードに。そんなことは気にせず阿部は再び押さえ込む。阿部が植松に目突き攻撃から丸め込み。植松がジャーマンからトラースキック。阿部をコーナーに追い込んで顔面ウォッシュ。顔面を踏みつけるとアジャがエプロンからラリアット。阿部が顔面ウォッシュをやり返す。アジャを呼び込んでヒッププッシュ。アジャは起き上がりこぼしラリアットを放つが植松が途中で起き上がらなくなってしまう。KAZUKIのスタナーから植松が突っ込むがアジャがかわす。アジャは植松にダイビングエルボー狙いもかわされる。植松は飛ぶと見せかけて水を噴射。アジャの表情がサッと変わる。ブレーンバスターを切り返した植松が丸め込む。KAZUKIが入って顔面を蹴り上げていく。アジャのラリアットにKAZUKIはダウン。アジャはフィニッシュを宣言するもKAZUKIが丸め込む。KAZUKIが担ぎ上げようとするもアジャがこらえる。すると植松も入ってダブルのドロップキック。合体攻撃でアジャを攻めるも3カウントには届かない。アジャがKAZUKIにバックドロップ。コーナーに上がると植松のアシストからKAZUKIがバックドロップ。しかしアジャがブレーンバスター。アジャは阿部に押さえておけとクレームをつける。アジャがダイビングエルボーにいった瞬間に阿部はタッチ、試合権利をつかんでカバーしたのは阿部のほう。アジャに植松を任せて阿部はダイブ狙い。アジャにKAZUKIを立ち上げさせてミサイルキックを打ち込む。KAZUKIが阿部にK-クラッシャー。さらにコーナーに上がるがアジャがカット、植松がアジャを場外に送り出す。KAZUKIが阿部を捕まえるがアジャがコーナーに押し返す。阿部がコーナーからアストロシザーズ。KAZUKIがギリギリ3カウントを阻止。阿部が丸め込むも決まらず。アジャがコーナーで植松を止める。阿部がKAZUKIにバックドロップ。アジャのダイビングエルボーを呼び込み植松を捕えてファンタスティックフリップからボディープレス。植松が阿部にトラースキック。植松とKAZUKIにアジャが「もういやだ!」とラリアット。KAZUKIが阿部にタイガードライバー。アジャがなんとかカットする。アジャの裏拳をかわしたKAZUKIだが、阿部を誤爆させる。しかし阿部がマヒストラルで丸め込むと、3カウント。ついに阿部がKAZUKIから勝利をゲットし、アジャとのタッグ王者に輝いた。マイクをもった阿部はKAZUKIを退場させる。阿部「アジャ様と力を合わせて最強のチャンピオンになったぞ!」Leon「オマエらのどこが最強なんだよ!トーナメントでアタシたちが勝ってるんだ。次はアタシが挑戦する!」ボリショイ「トーナメントで優勝したのはアタシたち」倉垣「昨日今日の話じゃないんだよ。ハルクラが挑戦する!」アジャ「お取り込み中申し訳ないんだけど、とりあえず勝ったらという例の物もらえますか? その後の話とかどうでもいいので、フィギュアもらえますかね?フィギュアだけあればいいんだよ」阿部「わかってるよ。これだけ挑戦者が名乗り上げてきたから防衛戦やろうよ」アジャ「そうじゃなくて、とにかくアタシにフィギュアをください!」阿部「等身大フィギュア申し込むために検索しましたよ。そしたら150万円。それがほしいんでしょ。ちゃんと調べたら2メートル9センチもあるんですけど。ジャイアント馬場みたいにでっかいの。大丈夫なんですか?」アジャ「大丈夫だから早くくれよ」阿部「わかりました、人生をかけて発注しますよ」アジャ「なんで発注しとかないんだよ!?」阿部「2ヵ月かかるんですよ。2ヵ月後取りに来てくださいよ。11月にキネマがあるんですよ。そのキネマ大会にとりに来てもらえませんか? で、3チームの中から誰がアタシに挑戦するか…」アジャ「あのさ、こんなチームに挑戦したいか?」阿部「元も子もないこというな! 誰が挑戦するか、アタシが決めますので」ボリショイ、倉垣、Leonがリングを下りる。同時に帰ろうとしたアジャを阿部が強引にリングに引き戻し、新王者チームにようやく認定書とベルトが渡された。それにしても、2ヵ月後にキネマで本当にエヴァンゲリヲンのフィギュアはアジャのもとに届くのか…。

(6)1/60
JWP認定無差別級選手権試合・敗者髪切りマッチ 60分1本勝負
○<王者>米山香織(20分18秒、ロールスルー・ジャーマン・スープレックス・ホールド)<挑戦者>さくらえみ●
※第15代王者が2度目の防衛に成功。
王者・米山の2度目の防衛戦は、敗れたほうが丸坊主になるという特別ルールでのJWP認定無差別級王座戦。入場まえから「さくら」の声援が投げかけられる。パッションレッドとアイスリボンのメンバーがさくらのセコンドに。米山には試合まえの宣言通りにLeonがセコンドへ。国家独唱の後、菅生レフェリーが髪切りに使うハサミを四方に見せて試合開始。ゴングが鳴ると両者とも動かず。サクラコールの中、先に動いたのは米山。ヨネヤマコールも混じると両者が歩を進める。さくらが米山の髪をつかむと米山もやり返す。米山が蹴りを入れるがさくらがロープワークを拒否。両者がリング中央で睨み合い。米山が髪をつかんでマットに叩きつけコーナーに追い込み髪をかきむしる。さくらはモンゴリアンチョップから髪の毛をつかんで投げてみせる。さくらのモンゴリアンに米山はエルボー。米山がジャンピングエルボー。さくらがミドルキックを連打しケブラドーラコンヒーロ。さらにもう1発、米山の背中にヒザをぶち当てる。米山は走りこんできたさくらにバックドロップ、ダイビングセントーン。かわしたさくらが逆エビ固め。バックブリーカーで米山の動きを止めにかかるさくら。コーナーに顔面を叩きつけクロスボディー(体重は公表せず)。背中へのスプラッシュは米山が肩を上げる。さくらはドラゴンスリーパー。米山が切り返して丸め込む。しかしさくらはカウンターのケブラドーラコンヒーロから再度ドラゴンスリーパー。回転させてマットに叩きつけるも2カウント。さくらがコーナーに上がると、「さくらの木!」とリバースのパロスペシャル。すぐに米山が切り返し場外に送り出す。しかしさくらがエプロンにカムバックしエルボーで米山を落とす。さくらは場外に連行し、ステージ席から場内を徘徊。壁に叩きつけてボディーアタック。先にさくらがカムバック。米山が入ってくるとケブラドーラコンヒーロ2連発からジャイアントバックブリーカー。バックドロップの体勢は米山がこらえる。米山は不知火で脱出、場外に逃れたさくらにエプロンからキックを放つ。10分経過。こんどは米山がさくらを場外戦に誘う。テーブルの上にいくとさくらがタイガードライバーを狙う。米山がバックをとると転落したさくらにジャンピングニー。リングに戻ると米山は背後からニーアタック。米―ZOU狙いはさくらが切り返す。切り返しの応酬からさくらがパワーボム。サクラコールの中、さくらがダッシュ。米山が前方に叩きつけるも2カウント。米山はコーナーに上がり延髄ニー。かわしたさくらがパワーボムも米山が押し潰し丸め込む。ギリギリ返したさくらはダブルチョップ。米山がソバットから米―ZOUも3には届かず。米山のニーアタックが背後からさくらを襲う。米山がコーナーからダイビング延髄ニー。2カウントで米山が引き起こす。JWPのセコンドがカバーにいけと支持。場内は大サクラコール。さくらが起死回生のバックドロップ。さくらが張り手を連発し挑発。米山の突進にトラースキック。米山がエルボーアタックからコーナーに上がる。さくらも上がり雪崩式フランケン。米山が食らわず背後と正面からニーの4連発。さくらが返すと米山が引き起こしてコーナーに上げる。米山がカカト落としから雪崩式米―ZOUの構え。さくらがこらえてそのまま真っ逆さまに落としてみせる。場内はまたもや大サクラコール。ヨネヤマコールも発生し五分五分に。両者ダウン。起き上がったさくらがチョップの連打。米山のニーにさくらは延髄斬り。再び両者ともダウン。両者のコールが交錯。さくらが先に立ち上がる。待ち構えるさくら、9で米山が立つとさくらはコーナーへ、ダイビング延髄ニーを打ったのはさくら。タイガードライバーは渾身の一発も米山が返す。さくらはコーナーからクリオネ。米山がかわしてニーの連打でコーナーに追い込む。さくらは打撃の連打。米山も応戦。ニーの乱れ打ちから突進、さくらが捕えてマヒストラル。2カウントで返す米山にローリングチョップ。返した米山にさくらはガッツポーズから構えるが米山がローリングソバットから米―ZOU。20分経過。さくらがカウンターの張り手。米山が丸め込みからジャーマン。これで3カウントが入ると、勝者米山香織がコールされ、王者の防衛とともにさくらの髪切りが決定した。ベルトが米山に渡されると髪切りへ。ハサミを手にしたのは米山。髪を切ろうとすると帯広さやかが入って猛抗議。「自分なんかじゃダメだってわかってます、でも自分は無差別級のベルトに挑戦させてくださいとお願いしました。自分は悔しくてたまらないです、さくらさんが負けてアイスリボンが負けて悔しくて仕方ないです。自分が敵を打ちます」と頭を下げた。なおも食い下がる帯広は「だったら自分が切ります」と髪の毛を切りにかかる。さくらが帯広に張り手を入れて仕切りなおし。あらためて米山がさくらにハサミを入れる。止めようとする帯広をJWP勢がカットする。その後バリカンが入れられさくらは丸坊主に。さくらが立ち上がり米山を抱きしめる。退場するさくらに大きな拍手が送られた。リング上では米山が号泣。「さくらの気持ちを無駄にするな」「もっと強くなれ」との声がかけられる。米山「自分は、試合に勝って自分の髪の毛もベルトも守りました。もう、正直な気持ちは、もういまなんていったらいいかわかんないです。大好きなさくらさんを坊主にしてしまって私は弱い心を捨てて強く前に進むしかありません。今日さくらさんに防衛したことで米山革命は一歩前に進むと思います。私は23日の夜、大畠選手とシングルが組まれています。ベルトを持っていたらタイトルマッチになります。そのまえにアイスリボンの後楽園で帯広さやかの挑戦を受けたいと思います。正しいことかわかりませんが、次はもっとやりたい相手がいるので、年内にNEO2冠の田村欣子とやりたいと思います」春山がエプロンに。「春山さんはちょっと待ってたください、このベルトを使ってひとりでも多くのお客さんを呼ぶことなんです、今日超満員になったのはさくらさんの覚悟からなのか、それをよく考えて防衛活動に臨みたいと思います」

[結果]2010.9.19 新宿FACE
9月19日(日)新宿FACE
「JWP Revolution 2010」
観衆600人(超満員札止め)
▼(1)タッグマッチ 20分1本勝負
○悲恋&下野佐和子(11分50秒、アンクルホールド)ムーン瑞月●&大畠美咲
▼(2)シングルマッチ 20分1本勝負
○春山香代子 (6分48秒、キーンハンマー→片エビ固め)蹴射斗●
▼(3)スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗, ○夏樹☆たいよう&しもうま和美(15分49秒 トリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル)コマンド ボリショイ, Leon&羽沙羅
●
▼(4)Forever rival ~スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
倉垣翼, 輝優優&カルロス天野(時間切れドロー)田村欣子, 宮崎有妃&タニー・マウス
▼(5)JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 60分1本勝
【挑戦者組】○阿部幸江&アジャ・コング(13分5秒、ラ・マヒストラル)【王者組】植松寿絵&KAZUKI●
※王者組が6度目の防衛に失敗。阿部&アジャ組が第53代JWP認定タッグ&第8代デイリースポーツ認定女子タッグ王者となる。
▼(6)JWP認定無差別級選手権試合・敗者髪切りマッチ 60分1本勝負
【王者】米山香織 (20分18秒、ロールスルージャーマンスープレックスホールド)さくらえみ●【挑戦者】
※第15代王者が2度目の防衛に成功。
「JWP Revolution 2010」
観衆600人(超満員札止め)
▼(1)タッグマッチ 20分1本勝負
○悲恋&下野佐和子(11分50秒、アンクルホールド)ムーン瑞月●&大畠美咲
▼(2)シングルマッチ 20分1本勝負
○春山香代子 (6分48秒、キーンハンマー→片エビ固め)蹴射斗●
▼(3)スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
高橋奈苗, ○夏樹☆たいよう&しもうま和美(15分49秒 トリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル)コマンド ボリショイ, Leon&羽沙羅
●
▼(4)Forever rival ~スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
倉垣翼, 輝優優&カルロス天野(時間切れドロー)田村欣子, 宮崎有妃&タニー・マウス
▼(5)JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 60分1本勝
【挑戦者組】○阿部幸江&アジャ・コング(13分5秒、ラ・マヒストラル)【王者組】植松寿絵&KAZUKI●
※王者組が6度目の防衛に失敗。阿部&アジャ組が第53代JWP認定タッグ&第8代デイリースポーツ認定女子タッグ王者となる。
▼(6)JWP認定無差別級選手権試合・敗者髪切りマッチ 60分1本勝負
【王者】米山香織 (20分18秒、ロールスルージャーマンスープレックスホールド)さくらえみ●【挑戦者】
※第15代王者が2度目の防衛に成功。
[結果]2010.9.5 JWP道場マッチ
9月5日(日)道場マッチ
観衆120人(超満員)
▼(1)タッグマッチ 15分1本勝負
○Leon&羽沙羅(14分8秒、スピアー→片エビ固め)春山香代子&ムーン瑞月●
▼(2)シングルマッチ 15分1本勝負
○KAZUKI(5分58秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)阿部幸江●
▼(3)北極6人タッグデスマッチ 30分1本勝負
米山香織,コマンド ボリショイ&ジャガー横田○(12分30秒、レッグロールクラッチ)倉垣翼●,蹴射斗&Leon
※場外転落者は「かき氷」を完食するまで試合権利を失う。チーム全員が場外転落した場合は20カウント以内に誰かが「かき氷」を完食しなければそのチームの負けとなる。
観衆120人(超満員)
▼(1)タッグマッチ 15分1本勝負
○Leon&羽沙羅(14分8秒、スピアー→片エビ固め)春山香代子&ムーン瑞月●
▼(2)シングルマッチ 15分1本勝負
○KAZUKI(5分58秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)阿部幸江●
▼(3)北極6人タッグデスマッチ 30分1本勝負
米山香織,コマンド ボリショイ&ジャガー横田○(12分30秒、レッグロールクラッチ)倉垣翼●,蹴射斗&Leon
※場外転落者は「かき氷」を完食するまで試合権利を失う。チーム全員が場外転落した場合は20カウント以内に誰かが「かき氷」を完食しなければそのチームの負けとなる。
- | HOME |