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2012.5.6板橋グリーンホール 試合 

JWP 5月6日(日)東京・板橋グリーンホール

① 1/15
●DJニラ(6分47秒、ラ・マヒストラル)Leon○
 新リーダーKAZUKIの指名により、Leonの相手はDJニラ。この試合は秒殺禁止、1分以上闘うことが義務付けられている。Leonのテーマ曲が鳴ると、ニラもリングへ。1分が経過すると「この試合の大半の興味は終わった。次の戦場に向かわせてもらう」とニラがリングを下りて姿を消す。場外カウントが数えられると、まったく別の方向から出現。ステージに上がりあぐらをかく。Leonが追いかけると、ニラがリングに戻り、Leonはリングアウト負け寸前で何とかカムバック。Leonの串刺しスピアが決まるがニラがクリアー。ニラはわけのわからぬ文句をLeonへ。そこからなぜかLeonと手を組んで「責任者と闘おう」と申し出る。これはニラの罠で、Leonが油断したところをロケットパンチ一閃。しかしLeonはDJタイムを不発に終わらせる。ニラはLeonを挑発し、寝転がると必殺技を出せと命令。これもニラの罠でマッドスプラッシュを出させるが、ニラが反転。それをひっくり返しマヒストラルで丸め込んだLeonが3カウントを奪った。
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② 1/20
○KAZUKI(8分21秒、ダイビング・ダブルニードロップ→体固め)藪下めぐみ●
 デビュー15周年のKAZUKIは同期の藪下と対戦。この試合は、ピンフォールのみで勝敗が決まるオンリーフォールマッチとしておこなわれる。藪下は「おめでとう」と言葉をかけて歩み寄り握手を求める。KAZUKIが応じるが、藪下は腕をひねって先手を取る。KAZUKIが上になって藪下の周りをぐるぐる回るが、藪下が腕十字をとってみせる。KAZUKIの足がロープに伸びてエスケープ。藪下はKAZUKIの突進をキャッチしてコーナーでぶら下がりの腕十字。さらにトップロープからKAZUKIの腕めがけてダイブする。藪下の飛びつき腕十字でKAZUKIはギブアップ。しかしこれは無効でKAZUKIは場外に逃走。KAZUKI「このルール理解してるのかよ!」藪下「バ~カ!」KAZUKI「次は締め、関節に入ることもダメね。プロデューサーの権限だから!」。このアピールから藪下は関節技に入ることさえ禁止されてしまった。藪下「だから汚いんだよ、ザ☆WANTED!?」。リングに戻ったKAZUKIはK-クラッシャーを仕掛けようとするが、藪下はスリーパーの構え。これをはずした藪下だが、KAZUKIは「絞ったでしょ」とクレーム。試合は続行されKAZUKIがチンクラッシャーからK-クラッシャーにつないでカバー。返した藪下にKAZUKIがダイビングニー。藪下がかわして脚をサードロープに括り付ける。そこへ藪下がドロップキック。さらにスワンダイブ式ミサイルキックでKAZUKIを吹っ飛ばす。藪下はラリアットからカバーもKAZUKIがクリアー。KAZUKIがダッシュすると藪下は飛びつき腕十字の体勢から腕を締めずに押さえ込む。KAZUKIがダブルニーアタックで突進も藪下が返す。KAZUKIはデスバイロドリックからダイビングダブルニードロップを投下。これがズバリ決まると藪下が返せず、ザ☆WANTED!?リーダーのKAZUKIが記念試合を飾った。試合後にはライオネス飛鳥、ジャガー横田からのメッセージが読み上げられた。さらに、おばっち飯塚、ドレイク森松から記念品が手渡された。
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③ 1/20
●モーリー(9分33秒、エルボースマッシュ→体固め)輝優優○
 ザ☆WANTED!?加入1周年のモーリーが輝と一騎打ち。モーリーが握手を求めると輝は拒否。その手を蹴り上げて後ろを向いた瞬間、モーリーはカンチョーの構え。察した輝はカンチョー回避。ゴングが鳴るとモーリーは輝の両手を踏みつけて必要以上に喜ぶ。モーリーがカンチョーを狙うが、コーナー上の輝がかわしてみせる。その後もモーリーのカンチョー狙いがことごとくかわされていく。輝がコーナーからダイビングニードロップ。かわしたモーリーがランニングギロチンを投下。コーナーに上がると輝が下からエルボースマッシュ。輝はモーリーを抱え上げるとマットに叩きつけてカバー。輝がコーナーに上がろうとしたところでモーリーがロープをゆすりカンチョーを成功させる。輝はコーナーから落下し大ダメージ。そこからモーリーはさらなるカンチョー攻撃。肉体的にも制止的にも追い込まれた輝はバックドロップ、ダイビングセントーンを食らってしまう。なんとか返した輝だが、動きは止まったまま。しかし気を取り直してカウンターのエルボーを打ち込む。開き直った輝がローリングエルボー狙い。かわされたがヨーロピアンクラッチへ。しかしモーリーがカンチョーで阻止。怒った輝が「もう終わり!」と叫んでニーをぶち込み、左右からエルボーの連打。さらにエルボースマッシュをぶち込むと、モーリーは返せず。輝がモーリーから3カウントをゲットした。
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④ 1/30
阿部幸江&●KAZUKI(23分55秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)春山香代子○&倉垣翼
 ザ☆WANTED!?10周年&KAZUKIデビュー15周年で、阿部&KAZUKIがハルクラとタッグ対決。スタートから両チームが合体。お互いの連係をかわしあい、モーリーを呼び込んだザ☆WANTED!?のほうが相手チームをとらえてウォンテッドのポーズを決めてみせる。阿部が春山にコブラツイスト。阿部と春山がババア論争を展開すると、倉垣が阿部をリフトアップしマットに叩きつける。KAZUKIが倉垣の腕に噛みつき攻撃。阿部はアームブリーカーでリーダーをアシストする。しかし倉垣もKAZUKIの足に噛みついてお返し。倉垣はKAZUKIへのお祝いとしてジャイアントスイング9回転(本当は15回転したかったと思われる)。すると替わった春山もジャイアントスイングを狙うが重たくて回らず。ならばと春山は逆片エビ固めに切り替えてギブアップを迫る。阿部がドロップキックでKAZUKIを救出。KAZUKIはニーアタックを春山にぶつけて阿部にチェンジ。阿部は春山を自軍コーナーに追い込んで踏みつけていく。阿部が春山に弓矢固め。こらえた春山がラリアット。阿部がリングを縦横無尽に駆け巡り、春山にエルボーアタック。しかし2度目は春山に読まれてラリアットを食らってしまう。倉垣が阿部にカナディアンバックブリーカー。阿部が切り返してスリーパーにいくが、倉垣は切り返して変形の飛行機投げから前方に叩きつける。さらにトップロープから落とすとダイビングボディープレスへ。阿部が返すともう一度コーナーへ。KAZUKIがカットし阿部が雪崩式フランケンシュタイナー。こんどは阿部がコーナーからアストロシザーズを倉垣に決める。KAZUKIが倉垣とショルダータックルをぶつけ合う。割って入った阿部もまとめてハルクラが次々とラリアット。15分経過。ハルクラがKAZUKIにダブルのバックドロップ。倉垣がKAZUKIにムーンサルトを狙うが阿部がカット。KAZUKIがコーナーに上がって雪崩式水車落とし。阿部が春山を場外に落とし阿部とKAZUKIがファンタスティックフリップ。KAZUKIが倉垣を肩車。倉垣が切り返して、春山のアシストから2人まとめてアルゼンチンバックブリーカー。倉垣はつづけてKAZUKIにムーンサルトプレス。春山がKAZUKIにぺディグリー、阿部の上に叩きつける。KAZUKIがオレンジトマホークを切り返してダブルニーアタック。阿部が肩車された春山にトップロープからのフェースクラッシャーを見舞う。20分経過。KAZUKIは春山にタイガードライバー。K-クラッシャー狙いは春山がトラースキック。しかし春山のラリアットが倉垣に誤爆。それでも春山はザ☆WANTED!?をラリアットで吹っ飛ばす。春山とKAZUKIがエルボーの応酬。春山がKAZUKIにダイビングギロチンドロップ。阿部のカットがKAZUKIに誤爆。その隙にKAZUKIが押さえ込むが春山が返す。春山はラリアットを返されるもキーンハンマー。決まったと思われたが阿部がカット。ハルクラが串刺しラリアットをザ☆WANTED!?へ。KAZUKIが春山を丸め込むが3カウントには届かない。春山のラリアットでKAZUKIが一回転。倉垣が阿部をメタルウイングでKAZUKIの上に投下。春山がダイビングギロチンを決めると、これがフィニッシュ。3カウントが入り、ハルクラがザ☆WANTED!?を破った。春山「KAZUKI15周年おめでとう、そして、私が勝って、気まずいんですけどよきライバル。もっともっと来てほしいのでバリバリハルクラで行かせてもらいました。でもザ☆WANTED!?
の記念試合で選んでくれてありがとうございます。阿部さん、若いからもっとやっていこうじゃん」「もともと雑草でそこから這い上がってきたけど、ハッキリ言ってまだハルクラに勝てない。でも16年目から違う。隙があったら春山、オマエのベルト狙ってやるからな。シングルで絶対勝ってやるからな。16年目のKAZUKI、11年目のザ☆WANTED!?を見とけよ! それではバトルいくぞ!」KAZUKIの呼びかけで、メインのバトルロイヤルに突入した。
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JWP全選手参加バトルロイヤル
春山香代子(5分25秒、オーバー・ザ・トップロープ)KAZUKI●
※退場順・・・①Leon②倉垣③川佐&勝⑤中森&中島&ボリショイ&ラビット⑨モーリー⑩米山⑪阿部
 Leon、倉垣、川佐&勝、中森&中島&ボリショイ&ラビット、モーリー、米山、阿部の順に退場。最後はセミでやり合ったKAZUKIと春山の一騎打ちに。春山はKAZUKIをロープに乗せる。春山が突進するとKAZUKIがかわしてエプロンでの攻防に。最後はKAZUKIを転落させた春山が勝ち名乗りを受けた。KAZUKI「春山さん、空気読めよ。でもいいよ。これでオマエを倒すチャンスが増えたよ!」。最後は15周年のKAZUKIにボリショイからプレゼントが贈呈された。
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2021.5.6板橋グリーンホール 総評 

 KAZUKIがデビュー15周年、所属するユニット・ザ☆WANTED!?の10周年記念興行は、同時に米山香織の壮行試合でもあった。
 米山は大会の翌日(5月7日)に日本を発ち、タイのバンコクに入る。さくらえみとの試合に負けた条件として、さくらが旗揚げ準備中のバンコク女子プロレスをサポートしなければならないのだ。よって、米山はしばらく日本のマットから離れることに。そのため、今大会でのバトルロイヤルが、自動的に壮行試合の役割を持っていたのである。
 開場前の練習時間、米山はいつも以上にリングで受け身をとっていたのだという。しばらくはリングを使っての練習はできなくなる。名残惜しくないと言ったらウソになる。
「明日から行くなんて、信じられないですぅ~。新境地ってことでワクワクしてるところもあるんですけど、言葉や現地での常識、なにからなにまでわからないから、どうなっちゃうの私?っていうのがイチバンの心境ですね…」
 本来なら、「いまごろは(プロレスから離れて)ふつうに生活してたはず」と米山は言う。しかし、昨年12月の引退撤回から、“まさかまさか”の連続に。プロレスをつづけているのも“まさか”なら、海外に住むことになったのも“まさか”。なにしろ、一人で飛行機に乗ることじたい、初めてというのである。
「準備もこれからですし、とにかくいまは忘れ物をせず、無事に到着するのがイチバンの目標というか。いつもなにかやらかしてしまうので…」
 実際、視察のために訪れたタイでは、財布を落として困ってしまった。そんな米山だけに、本当に大丈夫なのだろうかと心配してしまう。
「さくらさんをサポートするっていったって、なにをするのかわからないじゃないですか。いっしょに練習をする子が(滞在中に)できるのかもわからないし…」
 下手をすれば、引きこもってしまい毎日を無駄に過ごしてしまう可能性さえあり得るのだ。少なくとも、さくらが“来日”する5・20横浜大会前後、米山は独りタイに取り残されてしまう。
「こうなったらポジティブに考えて、さくらさんのサポートとか抜きに、自分のために自分の経験値を上げてこようと思ってます。たとえば、タイ料理をおぼえ、帰ってきた後に道場でふるまえるようになろうとか、タイのマッサージをおぼえようとか、象つかいになって入場時のパフォーマンスに取り入れるとか、手伝いをするだけじゃなく、自分のスキルアップができたらいいなって思ってます」
 JWPの所属には変わりないのだから、あわよくばJWPじたいの広告塔になればいいとも考えている米山。不安な気持ちをポジティブに切り替えて、5月7日、米山は機上の人となった(はずである)。                      (新井 宏)

2012.5.4板橋グリーンホール 試合 

JWP 5月4日(金=祝)東京・板橋グリーンホール

① 1/20
○Leon(10分23秒、マッドスプラッシュ→体固め)Sareee●
 ディアナのSareeeがJWPに2度目の参戦。今回はキャリアのあるLeonの胸を借りる。ゴングと同時にSareeeがドロップキックを仕掛けるが、2発目はLeonがかわしドロップキックのお返し。スリーパーを脱出したSareeeがロープに振ってドロップキックの連打。Leonが再びドロップキックのお返しをしてみせる。Leonがサマーソルトドロップを見舞うとキャメルクラッチへもっていく。LeonはSareeeをコーナーに追い詰めて踏みつける。Sareeeが串刺しドロップキックの連打にいくと、Leonも打ってみせる。Sareeeがエルボー連打からドロップキックの3連発。返されるたびにカバーしたSareeeがボディースラムから逆エビ固め。Leonが切り返すもSareeeは背後からドロップキック。Leonは滞空時間の長いバックブリーカーから逆エビ固め。中央にもっていくLeonを切り返してSareeeが丸め込む。LeonはSareeeをコーナーに乗せて背中へのスピア。2カウントでSareeeが返すとLeonはえぐい角度の逆エビ固め。長時間捕まったSareeeにLeonは根負け。みずからはずしてダブルアームスープレックスへ。Sareeeが返すとLeonはフィニッシュを予告しミサイルキック。Sareeeがかわしてミサイルキックを連発し、ジャックナイフ。コーナーに上がるとLeonがデッドリードライブ。Sareeeはコーナーから回転エビ固め、スクールボーイ、飛びついての回転エビ固め。ロープに走ったSareeeにLeonはスピア。決まったかと思われたがSareeeが返すことに成功。するとLeonがミサイルキック。これも決まらず10分が経過。ならばとLeonがマッドスプラッシュ。さすがにこれはSareeeも返せず、Leonが3カウントを奪った。
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② 1/20
○倉垣翼(11分57秒、ラリアット→片エビ固め)川佐ナナ●

 倉垣がフロントネックロックからヘッドロック。川佐が腕をとると倉垣もとり返す。倉垣がヘッドロックからグラウンドにもっていく。川佐のショルダータックルを倉垣が受けて立つ。倉垣はカウンターのドロップキックで川佐を吹っ飛ばし逆エビ固めへ。倉垣がサーフボードストレッチからカバーに入るも川佐は1カウントでクリアー。川佐は串刺しのボディーアタック。2発目は倉垣が許さず串刺しエルボー。倉垣がロープに振ると川佐がショルダータックルでぶつかっていく。5発を受けた倉垣は「もっとこいよ!」と挑発。カウンターで川佐を吹っ飛ばすと、カナディアンバックブリーカーでギブアップを迫る。返した川佐に倉垣は逆エビ固め。川佐はショルダースルーからボディープレス。コーナーに上がるが倉垣がデッドリードライブ。倉垣がコーナーから向かってくる川佐を蹴散らしミサイルキック。川佐がかわしてダイビングボディープレス。ランニングボディープレスは倉垣が返す。川佐はコーナーに上がりダイビングボディープレスを連発。倉垣はブレーンバスター。川佐がラリアットをかわして丸め込みジャックナイフ。ぎりぎりで返した倉垣はカウンターのトラースキック。倉垣はラリアットを連発しファイヤーポーズからダイビングボディープレス。これで決まりと思われたが川佐が返すことに成功。しかし倉垣のラリアットに万事休す。川佐が粘るも、勝ったのは倉垣のほうだった。
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③ 1/20
ザ☆WANTED!?新リーダー決定3WAYマッチ
阿部幸江vsKAZUKIvsモーリー
○KAZUKI(7分21秒、巴投げ→エビ固め)阿部幸江●
 勝った選手が正式にリーダーに就任する3WAYマッチ。それぞれの選手がマニフェストのアナウンスとともに入場。モーリーがビール1ケースをレフェリーのテッシー・スゴーに贈呈すると、KAZUKIも金一封を渡す。この行為に出遅れた阿部は焦りまくり。なにも用意してなかったようだが、阿部はレフェリーに何やら耳打ち。AKB48に関するなにかをプレゼントすると約束したようだが…。試合がはじまるとそれぞれがリーダーになったらどうなるか(悪口を含む)を口にしながら闘っていく。阿部がKAZUKIに足4の字固めを仕掛けるとモーリーは上からダブルフォール。阿部がモーリーに空中胴締め落としを連発。モーリーが阿部をおさえてKAZUKIがコーナーへ。阿部がかわしてKAZUKIに雪崩式フランケンシュタイナー。阿部がモーリーを場外に出してKAZUKIを丸め込みバックドロップ。阿部がコーナーに上がるとモーリーが下からカンチョー。KAZUKIがコーナーに上がると阿部への攻撃をさせずにモーリーが下からカンチョー。モーリーのダイブはかわされKAZUKIがデスバイロドリック。阿部がモーリーを場外に落としてKAZUKIにウラカンラナ。KAZUKIが巴投げから押さえ込むと阿部が返せず3カウント。KAZUKIのリーダー就任が決定した。KAZUKIは就任のあいさつ。「これから15年間の経験を生かしJWPを盛り上げていきたいと思います。5月6日、ザ☆WANTED!?プロデュース興行のLeonの対戦相手はDJニラ!」さっそくLeonがクレームをつける。KAZUKI「だれが女子の選手と当てるといいましたか? オマエの対極にいる選手だから闘って何か学んでこい」。Leonは渋々承諾。KAZUKI「この試合は秒殺禁止。1分以上試合してください。そして、阿部幸江とKAZUKI組の対戦相手は、いままですごく対戦したことがあるようで実は1回しかないチームです」。モーリーがリーダーの指示に従い、対戦相手のハルクラをつれてくる。KAZUKI「いまの2人は気まずいかもしれないけど、ぜひよろしくお願いします」。ハルクラはザ☆WANTED!?と握手をかわし、5・6板橋でのザ☆WANTED!?結成10周年記念試合、KAZUKI&阿部組vs春山香代子&倉垣翼組が決定した。
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④ 1/30
春山香代子&勝愛実&●中島安里紗(16分51秒、逆打ち→エビ固め)中森華子&大畠美咲○&Ray
 勝と中森が先発。ラブドライトの合体攻撃をしのいだ勝が中島にチェンジ。中島とやり合った中森がRayと交代。Rayが中島の動きを止める。中島はRayにバックドロップからミサイルキック。コーナーに上がった中島を撃ち落としたRayがミサイルキックのお返し。Rayと大畠が中島にクローズライン。中島がかわしてRayを丸め込む。勝がショルダータックルの連打をRayに見舞い、ブルドッキングヘッドロック。Rayが側転の串刺しエルボーからスリングブレイド。中森が勝に串刺しのビッグブーツ。カウンターでも食らわせるが勝はミサイルキックで中森を吹っ飛ばしてみせる。中森はDDTを放つが、春山が介入。春山と勝で連係攻撃。勝が中森にバックドロップからスイングネックブリーカー。春山がスタナ―、中森がミドルキックの連打からハイキック。こらえた春山がカウンターのラリアット。春山がコーナーに上がるとRayがカットし中森が雪崩式ブレーンバスター、シャイニング・ウィザード。中森がコーナーに上がると勝が抑えて春山が雪崩式ブレーンバスター。勝のショルダータックル、中島のエルボー、春山のラリアットが立て続けに中森を襲う。大畠はクロスボディーをキャッチされるも春山にDDT。春山は大畠をぶっこ抜きのバックドロップ、ぺディグリー。中島が大畠の顔面にキックの連打。中島がカバーにいくと大畠は1カウントで返してみせる。中島がマウントパンチを大畠に連打。スイングDDTは大畠が受けずに「ひっこんでろ!」とコーナーに返す。これを拒否した中島が大畠にエルボーの乱れ打ち。大畠はカウンターのエルボー。中森と合体すると春山が乱入。大畠は春山とやり合うが中島が背後からジャーマン。中島が春山のラリアットからスイングDDT。春山がぺディグリー、勝と中島がダイビングボディープレスで大畠を追い込む。中島はダイビングフットスタンプにいくが大畠がかわす。大畠が滞空の串刺しクロスボディーを中島へ。コーナーに上がると中島にダイビングボディーアタック。15分経過。中森のハイキックから大畠のクロスボディーが中島へヒット。乱戦から中森が春山を場外へ送り出す。カウンターのキューティースペシャルが大畠へ。返された中島が大畠と丸め込みの応酬。大畠が中島にジャーマン。立ち上がった中島に大畠が逆打ち。これが決まると中島が返せず、大畠がフォール勝ちを奪ってみせた。大畠「中島、こないだの復帰戦でも思ったけど、まだまだだな。アンタがたとえ3年分取り戻したとしても、私も中森も進んでるんだよ。追いつきたかったら死に物狂いで努力しろ。春山! 無差別級チャンピオンおめでとうございます。そのベルト私が持ってたほうが面白くなると思うんですけど、どう思いますか?」春山「いいねえ! この世代、もっとできると思ってるけど、なかなかきてくれないんだよね」大畠「挑戦させてくれるの、くれないの?」春山「結果出しなよ。勝つんじゃねえと思わせる結果だしな」大畠「じゃあ、結果を出せば挑戦できるんだな。わかった。この同期の中でイチバン挑戦の資格があると思ってろ。結果出すから、それまでベルト磨いて待ってろ」春山「うれしい言葉が聞けてうれしいです。もっとあの世代の選手たちとバチバチした試合で、無差別のベルトの重さをわからせたいと思います」
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⑤ 1/30
JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座決定戦
●コマンドボリショイ&ラビット美兎(15分33秒、ラ・マヒストラル)米山香織&さくらえみ○
※さくら&米山がJWP認定タッグ第31 代、デイリースポーツ認定女子タッグ第12 代王者となる。
 植松★輝が返上したタッグ2冠をめぐり、ピコラビと米桜が王座決定戦。ラビットが米桜にクロスボディーの奇襲攻撃。米桜がキャッチするがボリショイが押し潰す。さくらのマヒストラルを切り返し、反対にボリショイがマヒストラル。3カウント寸前でさくらが返すと、ラビットに吊り天井。米山がフェースクラッシャーで合体。さくらがラビットをコーナーに追い込み、さくらえみ70キロ。米山がラビットをキックの連打からキャメルクラッチにとらえる。ボリショイが米山をコーナーに追い込みフェースクラッシャーから髪を引っ張る。ボリショイが米山に変形卍固め。ボリショイと米山がDDTの応酬。米桜が連係でボリショイを攻め込む。ボリショイがかいくぐり2人にコルバタ。ピコラビは米桜を固めてダブルフォールを狙う。ラビットが米山にドロップキック、マウントパンチの連打。コーナーに振られた米山はラビットにカウンターのミサイルキック。さくらがラビットに逆エビ固め、ケブラドーラコンヒーロ。リバーススプラッシュはラビットがカット。ラビットが米山を挑発。出てきた米山をかわすと米山の体はさくらを直撃。ラビットが2人まとめて押さえ込む。10分経過。ラビットがコーナーに上がるが米山のアシストからさくらがファンタスティックフリップ。さくらがスプラッシュから押さえ込むがラビットが返してみせる。さくらがラビットに逆エビ固め。米山がボリショイを場外に送り出す。ラビットがラビストラルでさくらを押さえ込む。回転エビ固めもさくらが返すが、ラビットは逆さ押さえ込みの構え。出てきた米山にキックを浴びせ、ボリショイがさくらに掌底。ラビットがさくらに大ラビストラル。さくらのピンチを米山が3カウント寸前でカット。ボリショイがさくらに雪崩式裏投げ。ラビットがラビストラルも、ぎりぎりでさくらが返す。
ボリショイが米山とさくらに619。米山のムーンサルト、さくらもボリショイにムーンサルトの連打。さくらがボリショイにタイガードライバー。米山が背後からニーアタック。ボリショイがさくらに掌底。米山がボリショイに不知火、ロールスルージャーマン。さくらがマヒストラルでつづくと、これで3カウント。さくら&米山がタッグ2冠王座を獲得した。さくら「このベルトをもってタイにいくぞ。このベルトは防衛戦はしません!」米山は「日本で防衛戦をやらないと…」と、複雑な心境。ボリショイ「ふざけんじゃねえぞ。オマエたちのチャンピオンは認めるよ。本気でJWPのベルトを獲りに来たことも受け止めたよ。でもそのベルトはオモチャでもなんでもない。歴史あるベルトだ。このベルトはどんどん防衛戦をしてもらう。ほしい人はいっぱいいるんだよ。(さくらの「防衛戦はやらない」との発言に)チャンピオンとして恥ずかしくないのかよ!」さくら「チャンピオンの権限として防衛戦はやらない。ベルト持ってるのは私だよ」場内からは「広めるなら防衛戦やれよ」との声も。米山「ちょっと待って。チャンピオンがイチバン偉いんですよ。でも管理は日本のJWPとデイリーなんですよ。どうしましょう・・・。だったら、2人でシングルやれ。勝ったほうが決めればいいじゃん。私は日本で防衛戦やりに帰ってこれるかどうかが早く知りたいんですよ」ボリショイ「私が勝てば日本でどんどん防衛戦やってもらう。私はさくらに勝つ。今日みたいなことは2度とないからな!」米山「絶対防衛戦をやりに日本に帰ってくるぞ!」
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2012.5.4板橋グリーンホール 総評 

 タッグ2冠戦を制したのは、米山香織&さくらえみの米桜だった。この結果により、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座は、海を渡ることになった。しかしながら、海外流出とは言えない状況にあるのが実際のところ。さくらはタイにもっていくとしているものの、旗揚げには程遠い状態だけに、防衛戦の予定はない。たとえ日本から誰かがタイに行って挑戦するとしても、リングがないのだ。興行の実現など、まだまだ遠い先の話になりそう。そのためか、さくらは「防衛戦はおこなわない」とあらかじめ予告した。だとしたら、いったい何のために今回タイトルマッチをおこなったのか。さくらの思惑は、自分たちを「日本代表」として知らしめることにある。ベルトがあれば箔がつく、という考えなのだろう。
 タイに渡ることになってしまった米山は、王座奪取こそ喜んだものの、さくらとは考えが若干、というかだいぶ異なっている。「防衛戦をやりに日本に帰ってきたい」というのが、米山の主張だ。いまでも米山はJWPの所属。さくらのサポートのためにタイにいくのであって、あくまでも移籍ではない。帰る場所は、このリングにある。
 おなじベルトを巻いた王者の考えが異なるなか、コマンド・ボリショイがクレームをつけた。試合には負けために米桜の戴冠は認めざるを得ない。しかし、当面はタッグ2冠王座が“封印”状態にされてしまうとなっては黙っていられないだろう。前王者の植松★輝は空白期間を設けてほしくないとの思いから、王座決定戦の早期実現を希望した。その気持ちに則ったすえに防衛戦がおこなわれなくなるとすれば、引退した植松にも顔向けができないというものだ。それだけに、封印状態だけは、なんとしても避けなければならないのだ。
 さくらは、王者の権限を主張する。確かに「えらい」のはチャンピオン。しかし、ベルトは決して私物ではない。タイトルを管理するのは団体であり、デイリー王座に関してはデイリースポーツのもの。ベルトは当該カテゴリーにおけるチャンピオンの証しであり、負けたり認定されなければ返還しなければならない。王者だからと言って勝手に「やる」「やらない」と決められてしまっては、王座の権威などあってないようなもの。そんなタイトルに価値はない。
 20年の歴史があるタイトルだからこそ、ボリショイは食い下がった。米山の提案により、ボリショイとさくらは一騎打ちで決着をつけることに。その結果から、今回の問題についてなにかしらの進展があるだろう。いずれにしても、長期にわたる空白期間は避けてほしいと思う。
 また、「米山香織のいない21年目のJWPを見せてみろ!」という挑発に対しても、ボリショイは反応をみせた。
「これには2つの考えがあると思うんです。ひとつは、すでに米山が中心ではないJWPになっているということ。リーグ戦にも入らなかったし、(シングルの)タイトル戦線にも入ってない。独自の路線であって本流ではないんですね。その部分では、(米山のいないJWP)始まっていると思います。ふたつめは、米山のいないJWPはありえないということ。現にタッグチャンピオンになったし、必要だからこそ引退撤回後の荒波に向かっていけた。ここでいなくなってはあのときの苦労も水の泡になりかねないんです。だからタイに行ってもJWPにいるんだと、主張していきたいと思います」
 ボリショイとさくらがシングルマッチをおこなうのは、5・20横浜にぎわい座大会。さくらはこの試合に向けて“来日”するが、米山はタイに置き去りにされる模様。5・20横浜、米山香織のいないJWPでなにが起きる!?               (新井 宏)

2012.4.22後楽園ホール 試合 

JWP 4月22日(日)東京・後楽園ホール


①1/15
○川佐ナナ&矢神知樹(8分26秒、ノーザンライトスープレックスホールド)長野ドラミ&Sareee●
 他団体初参戦のSareeeはディアナの旗を持って入場。先発は川佐とSareee。まずは川佐がショルダータックルで吹っ飛ばすが、Sareeeがドロップキックでお返し。Sareeeはコーナーから回転エビ固め。川佐がショルダータックルから矢神にチェンジ。矢神はドロップキックの連打、Sareeeもドロップキックを連続で打っていく。ドラミが串刺しのボディーアタックからショルダータックル、ランニングボディープレス。矢神がローキック連打から腕十字にもっていく。川佐がSareeeのカットを阻止して矢神と合体、ドラミを串刺し攻撃で攻めていく。ドラミが串刺しのエルボーを矢神の顔面に打ち込む。ドラミが突進すると矢神がぶら下がり腕十字。矢神はミサイルキックから川佐にタッチ。川佐はショルダータックル、ボディープレスの連打。ドラミがカウンターのエルボー。5分経過。ドラミはフットスタンプからコーナーに上がりダイビングセントーン。川佐が返し、機先を制してのショルダータックル。Sareeeが川佐にドロップキックの連打。Sareeeがクロスボディーから川佐にミサイルキックを2連発。川佐がショルダータックルを打つがSareeeが返す。川佐がランニングヘッドバット、ボディースラム、ランニングボディープレス、ジャックナイフ。ドラミがカットすると川佐がSareeeにノーザンライト。JWPの川佐がSareeeから3カウントを奪い、20周年記念のオープニングマッチを飾った。試合後、Sareeeが突っかかっていくも後の祭りだった。


②1/30
JWP認定ジュニア&POP選手権試合
●<王者>下野佐和子(3分11秒、大ラビストラル)<挑戦者>ラビット美兎○
※下野が6度目の防衛に失敗、ラビットがJWP認定ジュニア第22代、POP第12代王者となる。
 挑戦者のラビットが握手を拒否してドロップキック。2発目以降は下野が受けて立つ。ラビットはアームホイップからドロップキックで吹っ飛ばす。下野がコーナーに振って体当たり、串刺しジャンピングニ―。下野が担ぎ上げるとラビットが脱出して丸め込み。ラビットのクロスボディーを下野がキャッチするが丸め込まれる。返したラビットに下野がボディースラム、ギロチンはラビットが返して丸め込む。ラビットが押さえ込むと下野が肩を上げる。ラビットがダッシュすると下野がラリアットからバックフリップ。ぎりぎりでラビットが返すと、下野がヒップドロップ。これも3カウント寸前でラビットが返す。下野がえびす落としを狙うがラビットが丸め込む。逆さ押さえ込みはラビットが返す。ラビットが突進して高角度で丸め込むと3カウント。ラビットが初タイトルを獲得。JWPにジュニアのベルトを奪回した。


③1/20
阿部幸江&●中島安里紗(11分35秒、デスティニーハンマー→片エビ固め)中森華子○&大畠美咲
 3年ぶりにカムバックし再デビューの中島に多くの紙テープが送られる。中島が相手チームに握手を求めると大畠と中森が応じる。中島が先発で出ると中森が相手となる。手四つから中森がマットに叩きつけ大畠と合体。ダブルのビッグブーツからフェースクラッシャー、ドロップキックで挟み撃ち。中島が中森とのエルボー合戦へ。中森が打ち倒しカバーも中島が抜けてドロップキック。今度は阿部と中島が合体でDDT、ブレーンバスター。中島が中森にネックブリーカー。大畠が中島にドロップキック、ボディースラムを連発。キャメルクラッチに入ると中森が入って中島の顔面にドロップキック。大畠が中島に逆エビ固め。阿部がカットに入ると大畠が追い出す。中島が大畠にスモールパッケージ。大畠は阿部のタッチを許さず中島を狙う。中島が髪の毛をつかんでマットに叩きつけミサイルキック。阿部が大畠にフライングボディーシザーズドロップ。大畠は阿部の足を踏みつけエルボー連打。中森が阿部の攻撃をカットしラブドライトが合体を試みるが阿部がクロスボディー。中島が中森にアームホイップからサブミッション攻撃へ。阿部も大畠にコブラツイスト。阿部のミサイルキックを大畠がかわして中森がドロップキック、大畠が串刺しの低空クロスボディー、ダイビングボディーアタック。中森が阿部にランニングニー。中森がコーナーに上がると中島がカット、阿部が雪崩式フランケン、中島と阿部がダイビングボディープレスを連続で放つ。阿部のランニングエルボーは中森が返す。阿部がバックドロップを放つと中島が立候補しミサイルキックを浴びせる。さらにバックをとって叩きつけるとサブミッションへ。大畠が乱入してクロスボディー。大畠と中森が中島をトップロープに乗せてダブルのミサイルキック。中森のノーザンは阿部のカットが間に合う。中森が中島をコーナーに振るが中島がスイングDDT、ミサイルキック。中島はコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。中森がかわしてダッシュ。阿部がカットし中島がキューティースペシャル。大畠がカットしバックドロップ。中森が阿部を吹っ飛ばすと中島がジャーマン。中森が返すと中島が突進。中森がカウンターのキックもぎりぎりで中島が返す。中森がシャイニング・ウィザード。阿部のカットが間に合う。場外で大畠と阿部がやり合う。中森がデスティニーハンマー。これが決まると中島が返せず3カウント。ラブドライトが阿部&中島組を破った。


④1/30
○コマンド・ボリショイ&尾崎魔弓&木村響子&勝愛実(13分4秒、ボリショイ式ワキ固め)KAZUKI●&モーリー&カルロス天野&青野敬子
 あらゆる世代が一堂に会す8人タッグでリングアナをつとめたのはOGの宮崎有妃。特別レフェリーは日向あずみ。コールされると尾崎が突っかかっていく。レフェリーを無視するようにボリショイ組が相手に突っかかっていく。天野が勝に腕十字。ボリショイ組は天野をコーナーに追い込んでいっせいに串刺し攻撃。ボリショイが天野を道連れにロープ渡り。モーリーが木村に向かい「バカ」を連呼。ショルダータックルで吹っ飛ばす。尾崎が乱入してレフェリーのカウントをカット。木村と青野が打撃戦を展開。木村が青野をぶっこ抜いてのブレーンバスター。勝が青野にショルダータックルの連打。尾崎がチェーンを持ちだしモーリーを殴打。日向が取り上げようとするが、尾崎はお構いなしにチェーンを使う。KAZUKIがカットしザ☆WANTED!?が尾崎をダブルで攻撃。ダブルのアトミックドロップをお見舞いしロープに括り付けてモーリーがカンチョー。しかし尾崎がかわして天野にカンチョーが直撃してしまう。尾崎がコーナーに上がるとKAZUKIがカット、モーリーが雪崩式ブレーンバスター、ダイビングセントーン。10分経過。青野が尾崎にシャイニング・ウィザード。KAZUKIがダイビングニードロップ。尾崎がかわしてチェーンで攻撃。KAZUKIがチェーンを引っ張るとモーリーが背後からカンチョー。尾崎がKAZUKIに裏拳。ボリショイがKAZUKIに飛びつきDDT。勝がKAZUKIにミサイルキック。木村がKAZUKIにビッグブーツ。ボリショイが619でつづきKAZUKIにアッパー。返したKAZUKIにボリショイはストレッチプラム。そこへ天野がヘッドバット、KAZUKIがランニングダブルニー。KAZUKIがデスバイロドリックもボリショイが返す。木村のビッグブーツ、勝が天野にネックブリーカー。ボリショイがKAZUKIに尾崎の裏拳から飛びつき旋回式のワキ固め。KAZUKIのギブアップでボリショイが勝利した。


⑤1/∞
JWP入団・コントラ・タイ行きマッチ
●米山香織(31秒、ラ・マヒストラル)さくらえみ○
 入場したさくらの背後から米山がミサイルキックで急襲。ソバットを叩き込み、さくらえみ70キロにカウンターのビッグブーツ、ジャーマン。さくらがマヒストラルにいくと3カウント。31秒で米山のタイ行きが決まってしまった。さくら「タイに新団体を作るこれは本当の話だ。2カ月間ひとりで正直限界があった。なんにも話は進んでない。だから私は米山香織をタイに連れて行く。これはJWPへの挑戦状でもあります。米山のいなかったはずの2012年の21年目のJWPを見せてみろ。アジアに女子プロレスを広めてくるぞ!」米山「あ~どうしよう。行きたくないよ~。タイに視察に行ったらすごく楽しいところだったけど、やっぱりみんなのまえで試合するほうがもっともっと楽しいぞ。でも、もう覚悟は決めた! さくらさんと・・・アジアに女子プロレス広めてくるぞ!」。さくらは米山の手を無理やり引くように退場した。



⑥1/30
JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合
<王者>○植松寿絵&輝優優(12分43秒、 ドラゴンスープレックスホールド)<挑戦者>Leon&Ray●
※第38代JWP認定タッグ、第11代デイリースポーツ認定女子タッグ王者が初防衛に成功。
 植松★輝の勝ち逃げを阻止すべくマスカラボラドーラスが挑戦。両軍ががっちりと握手をかわし、輝vsLeonで試合開始。Leonがタッチしようとすると輝が後ろから丸め込む。先に合体したのは植松と輝。挟み撃ちのドロップキックをRayに放つ。植松がRayをコーナーに追いやり顔面ウォッシュ。植松はRayと見せかけLeonを場外に落とし、輝がRayに顔面ウォッシュ。Rayが反撃を試みるが植松と輝が合体。Leonがスワンダイブのミサイルキックで阻止し、ボラドーラスがダブルのサブミッション。Leonが植松に串刺しスピア、植松の動きを読んでのスピアを放つ。輝がLeonにニーアタック、植松もつづいて場外へ。植松と輝がエプロンのLeonをドロップキックで挟み撃ち。輝がLeonのバックをとるが、Leonがこらえる。それでも強引にバックドロップ。植松がダイビングボディープレスでつづく。5分経過。Leonがコーナー上の植松をスワンダイブから落下させ、Rayも白鶴で輝を場外に送り出す。Rayの場外ダイブからLeonもスワンダイブのプランチャを浴びせる。Rayが戻された輝にトップロープ上を側転してのキック、Leonもミサイルキックでつづく。Leonがマッドスプラッシュを輝に見舞うが植松のカットが間に合う。輝がLeonに垂直落下のブレーンバスター。Leonが輝にカウンターのスピンキックからキャプチュードバスター。Rayがコーナーの植松にスピンキック。植松がRayをコーナーから叩きつけるがLeonのスピアを食らう。Rayがバックラッシュ。ボラドーラスがキックからムーンサルト、レオンストーンの競演。植松がキックをかわしまくってRayにドラゴン、ソラリーナ。10分経過。輝が植松を担ぎ上げてRayにハイアングル植松。植松がRayにドラゴン。3カウント寸前でRayが返すと植松がもういちどドラゴン狙い。LeonのカットからRayがハイキックで押さえ込む。返した植松にRayがひねりを加えたムーンサルト。輝のカットが間に合い植松が命拾い。植松がドラゴンの構え。Leonがスピア。輝がRayにエルボースマッシュ、植松がドラゴンを決めると、Leonが場外から戻れず。植松★輝がタッグ2冠の勝ち逃げを確実にした。
試合後には立会人のキューティー鈴木から防衛がアナウンスされ認定証が手渡された。植松「最後の最後にベルトを防衛してこのまま引退していくことができます。最強で最高のままやめるというのが実行できました。このJWPのベルトを返上することになってしまいます。空位になるのは申し訳ないので、すぐ次の5月4日の大会で王者を決める大会をやってほしいと思います」ラビットが花束をもって邪魔(?)に入る。ラビット「大丈夫だよ。私に任せてよ」植松「チャンピオンの権限として、(王座決定戦は)ウサギ以外にしてもらいます」ラビット「(植松は)泣いてるの? いままでお疲れ様でした。泣いてる、泣いてる!」怒った植松が花束で殴り掛かる。植松「チャンピオンになるにはパートナーが必要なんだよ。花束でごまかされるか!」ラビット「(パートナーは)付き人をさせていただいている米山さん」そこへ米山とさくらが乱入。さくら「待てコラ! 米ちゃんは私と一緒にタイに行くの。だから5月4日、そのベルトは私と米ちゃんが挑戦します。タイに行くにあたって、日本女子プロレスラーのタッグ王者が来た、そういうことにしたいんですね。私はど~してもベルトがほしい!」ラビット「そんなにほしいならさ、挑戦してくればいいじゃん、私に!」ボリショイ「オマエらふざけんなよ! 米山がタイに行く? それはリスクのある試合をして決まったことだから私は何も言わないよ。でも、タッグのベルトは関係ないだろ。JWPのベルトがなんでタイに行くんだ。(タイには)挑戦者いないだろ。オマエたちが挑戦者決定戦に名乗りを上げるなら私も名乗りを上げる。JWPのベルトをオモチャにするんじゃないよ!」さくらの背後からラビットがドロップキックを見舞う。ラビット「ふざけんじゃねえ、さくら! 米山さん、自分はボリショイさんと組んでベルト必ず獲ります!」さくらは米山の手を引いて退場。植松「うさぎ、がんばれよ。踏んじゃったけど、(ラビットからもらった)この花、大切にするよ」


⑦1/30
JWP認定無差別級選手権試合
<王者>●倉垣翼(19分34秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)<挑戦者>春山香代子○
※倉垣が初防衛に失敗、春山が第19代王者となる。
 デビル雅美が国歌斉唱。初代王者だったダイナマイト・関西が特別立会人として紹介される。ゴングと同時に倉垣がドロップキック、春山がネックブリーカー、ショルダースルー。倉垣がアームホイップを放つと両者にらみ合い。倉垣が背後にまわった春山を強引にマットへ叩きつけるとセカンドロープを蹴ってのドロップキック。春山はグラウンドにもっていきスリーパー。倉垣と春山が串刺しラリアットの応酬。春山がかわしてコーナーに追い込み串刺しラリアットの連打。ラリアットの打ち合いから春山がバックドロップ。倉垣もバックドロップでお返し。倉垣がぶっこ抜きのバックドロップ。倉垣がラリアットからもういちどバックドロップ。春山が雪崩式パワースラムからワキ固め。5分経過。春山がアームブリーカーからラリアット封じか右腕に狙いを絞る。場外に送り出すと、エプロンでダブルアーム。倉垣がこらえてショルダースルー。倉垣は場外にラ・ケブラーダ。リング内に戻すとミサイルキック。倉垣はトップロープから春山を投げ捨て、ミサイルキック。倉垣は痛めた右手で強引にブロックした春山にラリアット。さらにラリアットを左右で前後から打ち込みダウンさせる。10分経過。春山がカウンターのラリアット。コーナーに上がると倉垣が蘇生。トップロープでやり合い、春山がスタンディングのギロチン狙いで飛ぶ。倉垣がかわして春山が落下。春山は倉垣を宙づりにして蹴りまくる。倉垣がバックドロップからコーナーへ上がる。春山が止めて雪崩式オレンジブロッサムへ。コーナーに上がるとダイビングギロチンを首に投下。もう一発放つと倉垣が肩を上げる。春山が顔面に蹴りを入れ、コーナーへ。立ち上がった倉垣は春山のダイブを落とし、カナディアンバックブリーカー。前方に叩きつけるが春山が返す。春山は倉垣のダッシュをキャッチしてキーンハンマー。倉垣と春山へのコールが交錯し15分経過。両者立ち上がりラリアットをぶつけ、ともにダウン。張り手の打ち合いから倉垣がファルコンアロー。春山が上になるが2カウント。倉垣がラリアットも春山が1カウントで返す。春山のサイドキックからローリングラリアット。倉垣が返すと、顔面を下から蹴り上げる。春山は倉垣を立ち上げ、マットに叩きつけるも2カウントで返される。春山はコーナーに上がるが倉垣が追いつく。春山がトップからスタンディングのギロチン。コーナーからダイビングギロチンを立ち上がった倉垣に見舞う。もういちど上がり、ダイビングギロチンを投下。これで3カウントが入り、春山が無差別級王座奪回に成功した。春山「ありがとうございました。今日は本当に大勢の先輩、現役の先輩まで出ていただいてありがとうございました。ファンの皆様がいる限り、私はもうこの無差別のベルトを絶対に離しません。言っちゃ悪いけど、私が無差別とられてからほかに巻いた選手はいると思うけど、はっきり言ってまだまだだと思う。まだまだ、まだまだ私は、若手に譲る気はありません。でも、ベテランの選手の方にも挑戦してほしいです。それに、同期にも。このベルトがどれだけ重いかということを実際リングで闘って、感じてほしいです。感じさせてあげることはできるんですけど、ほかの人に無差別のベルトを渡す気はいっさいありません。仲間だからこそ、もっと女子プロ界を盛り上げないといけないんじゃないですか。JWPこのままだと先がないと思います。先輩方がいるまえでこんな言い方は失礼かもしれませんけど、先輩たちが築いたJWPをもっともっともっとずっと長く女子プロ界一をやっていきたいんです、自分は。みんなもどんどん上に上がっていこうじゃない。まだまだ止まってる場合じゃないと思うよ。来年も再来年も、だからこそJWPはもっともっとおもしろくなると思います。自信をもって胸を張って言えるので、お友だち、家族みんなを連れてJWPを一度でいいから見に来てください。一度きりでいいです。もし違うと思ったらそれは自分たちが悪いんで。絶対後悔させない試合をするので、今後ともよろしくお願いします!」。最後にボリショイがリングに上がりあいさつ。「私は(春山の戴冠を)待ってたよ。みなさん、JWPもっともっと進化していきます。ずっとずっと応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」

2012.4.22後楽園ホール 総評 

 JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグの2冠王座を防衛したまま、植松寿絵は引退することになった。盟友、輝優優の古巣でもあるJWPで、フリーになってから初めて巻いたのが、JWPのタッグ王座だった。その思い出のベルトを奪回し、王者のままリングを去る。まさに理想的なチャンピオンとして、植松★輝はJWP20年の歴史にその名を刻んだと言っていい。
 試合後、勝ち逃げ宣言かと思いきや、植松は空位となるタッグ王座の新チャンピオンを決める試合の実現を要請した。名乗りを上げたのは、遺恨深きラビット美兎。植松がマイクでしゃべっている最中にリングに上がり、花束を渡したのだが、ラビットは「私に(タッグチャンピオンは)まかせてよ」と、小さいながらも上から目線の大胆発言。3年以上流出していたジュニア王座を団体に取り戻した自信からか、こんどはタッグ王者になってやろうと申し出たのである。
 植松は「チャンピオンにはパートナーが必要なんだ」とひとりで出てきた怨敵(?)の挑戦を否定するが、その気になったラビットは米山香織との師弟コンビでのチャレンジを表明。一気に2冠の可能性が出てきたわけだ。
 しかし、このときの状況が米山には微妙だった。先におこなわれたさくらえみとのシングルマッチで米山は秒殺されてしまい、すでにタイ行きが決定していたのだ。いつ出発かは決まっていないものの、きわめて近い将来が予想されるだけに、ラビットの指名は現実になりそうもない。
 ここで飛び込んできたのが、米山を引き連れたさくらだった。さくらは米山と組んでの王座決定戦出場をアピール。タッグのベルトをもって、王者として「タイに行きタイ」のだと主張。王者として行くとなれば、格が違ってくると読んでいるのだろう。実際のところ、まだまだ手探りでほとんどなにもはじまっていない状況らしいが、ベルトはないよりもあったほうがいい。
 さらにここへ割って入ったのが、団体を率いるコマンド・ボリショイだ。米山がタイに行くのはルールだから仕方がない。それは認めるとしても、タッグ2冠王座までタイにもっていかれてはたまらない。実際に海を渡るとしたら、いつ戻ってくるかわからなくなってくる。それ以上に、現状ではタイで防衛戦が組まれる可能性は極めて低い。だからこそ、ボリショイはみずからさくらの狙いを阻止しようと名乗りを上げた。タッグリーグ戦にエントリーしたラビットとのピコラビを復活させ、タッグ王座の海外流出を食い止めなくてはならない、ということだ。 
 “米山流出”を認めてしまったJWP。タッグ2冠までも流出するかどうかは、米山のモチベーションにもかかっている。少なくとも、試合直後の米山は観光旅行ではないタイ行きに対し、困惑の気持ちを隠せないでいるようだった。「米ちゃんはもともとJWPにいなくなってた存在」とさくらが言っても、観ているほうはそう簡単に割り切れるものではないだろう。
 注目のタッグ2冠王座決定戦、米桜vsピコラビは、5・4板橋グリーンホール。米山の人生につづき、タッグのベルトが大きな転機を迎えようとしている。    (新井 宏)

2012.4.8 東京キネマ倶楽部 総評 

「タッグリーグ・ザ・ベスト2012」を制し、タッグ2冠王に輝いたのは、植松寿絵&輝優優の植松★輝だった。JWPのタッグ王者に返り咲いた2人は、今年引退。植松はWAVEの4・30後楽園でリングを下り、輝も12月での引退を発表している。
 植松★輝で活動するのも、あとわずか。ここへきてWAVE認定タッグ王座を守るとともに、JWPでのタッグリーグ戦も制してみせた。両者とも、体が悪くてプロレスをやめるわけではない。ともに最高の状態でリングを下りるというのが、共通の思いでもある。それがあるからこそ、プラスアルファの力が湧き出てくるのではなかろうか。
 タッグ王者としての勝ち逃げ。それが植松★輝の狙いでもある。最高のタッグチームを証明し、最強のタッグチームのまま、マット界から去ろうとしている植松★輝。2人の貢献度を考えれば、それはそれでありだろう。
 しかしながら、黙ってそのまま送り出していいものでは決してない。この日の試合後、LeonとRayのマスカラボラドーラスが挑戦に名乗りを上げた。確かにリーグ戦では決勝まで勝ち進むことはできなかったが、開幕時には優勝候補の一角とも考えられていたチーム。実際、2人のコンビネーションは悪くない。それどころか他団体でもマスカラボラドーラスでリングに上がり結束は固くなっている。アメリカにも遠征し、SHIMMERタッグ王座にも挑戦した(当時の王者は浜田文子&栗原あゆみ組)。となれば、スタート当初よりもチームとしてのクォリティーを上げているのは間違いない。実績を積み上げたこれからのほうが、むしろボラドーラスにはチャンスなのだ。
 タイトルマッチは4・22後楽園で開催。JWP20年の歴史の中で、他団体ながら植松★輝はタッグ部門にしっかりとその名前を刻んでみせた。ならば、こんどはその記念大会でマスカラボラドーラスがタッグのスペシャリストを引き継ぐ番。Leon&Rayがタッグ戦線の充実を継承するのか、それとも植松★輝が勝ち逃げで、またイチからやり直しか…。
倉垣vs春山の無差別級王座をかけたJWP頂上対決、米山vsさくらの条件マッチには、米山のタイ移住とさくらのJWP入団がかけられている。さらにはJWPジュニア王座を今度こそ奪回すべく、成長著しいラビット美兎が下野佐和子の切り崩しに出陣。そして、今大会のエンディングで決まった、マスカラボラドーラスが植松★輝に最後の挑戦。またひとつ、4・22後楽園の楽しみが増えた。

(新井 宏)

2012.4.8 東京キネマ倶楽部 試合 

JWP4月8日(日)東京・キネマ倶楽部

(1)1/∞
JWP認定ジュニア&POP選手権次期挑戦者決定戦 
●勝愛実(0分51秒、ラビストラル)ラビット美兎○
 ラビットが握手の手を引いて丸め込みの連続。勝につけいるすきを与えず、そのまま丸め込みで勝利した。ラビット「勝ったぞ! 4月22日後楽園大会、自分は必ず取り戻します。チャンピオン!」呼び出された下野佐和子がリングへ。下野「そのスピードとか速いのとかすばしっこいのか苦手だけどパワーで潰しにいくから、楽しみにしてます」下野が握手を求めると、ラビットはその手を叩き返した。
2012.4.8 キネマ


(2)1/20
阿部幸江&●川佐ナナ(11分31秒、ダイビング・ニードロップ→片エビ固め)○KAZUKI&モーリー

 ザ☆WANTED!?と向き合った阿部は「私は今日(タッグリーグの)決勝戦に出るはずだったんだよ。出られなかったのはオマエらのせいだよ!」といちゃもんをつける。怒ったザ☆WANTED!?は阿部の股を開いてウォンテッドのポーズ。さらにKAZUKIが「決勝戦にいかれなくて残念だったね」とロープに擦り付けていく。KAZUKIは阿部のチェンジを許さず胴締めスリーパーにとらえる。阿部はKAZUKIをおかちめんこ扱い。KAZUKIは阿部に「若い子ぶりやがって!」と怒りの反撃。阿部がやり返すと川佐に交代。モーリーが場外の阿部に気をとられているすきに川佐が背後から体当たり。ザ☆WANTED!?が阿部をキャッチすると川佐がボディーアタックで吹っ飛ばす。KAZUKIのアトミックドロップからモーリーが阿部にカンチョー攻撃。KAZUKIのダイビングニーを阿部がかわすと川佐が乱入し体当たり。コーナーに上がったモーリーを阿部がKAZUKIの上に落としてみせる。阿部がモーリーへのコルバタからKAZUKIにエルボー。川佐がノーザンライトにいくもモーリーが返す。すると川佐はコーナーに上がりダイビングボディーアタック。モーリーがかわしてギロチンドロップ。阿部はKAZUKIにアストロシザーズ。川佐がジャックナイフで押さえ込むとモーリーが3カウント寸前でカット。阿部と川佐のダイビングボディープレスがKAZUKIに決まる。川佐はKAZUKIを立ち上げるがダブルニーアタックを食らってしまう。阿部のカットは川佐に同士討ち。阿部を場外に送り出し、モーリーのダイビングセントーンからKAZUKIのダイビングニードロップ。阿部が戻れず、KAZUKI&モーリーのザ☆WANTED!?が勝利した。試合後、阿部は川佐に文句をつける。KAZUKIが握手を求めると阿部が呼応。最後はザ☆WANTED!?が元のさやに納まった。
2012.4.8 キネマ

(3)1/30
○Leon(16分25秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)Ray●

 首と腕の取り合いからスタートし、スピーディーなロープワークへ。RayがLeonをコーナーに追い詰めて踏みつける。逃れたLeonが強烈な串刺しドロップキック、スリーパーにとらえてギブアップを迫る。脱出したRayだがLeonがフロントスリーパー。さらに串刺しスピアを決め、2カウント。RayのブルドッキングヘッドロックはLeonがかわす。Rayは串刺しスピアをお返しにかわしてみせる。Rayがコーナーに上がるとLeonがトップロープに飛び乗り撃ち落とす。場外に落ちたRayにLeonはスワンダイブのプランチャ。リングに戻すとミサイルキック。RayがかわすとLeonがトップロープからダイブ。Rayがかわすもケブラドーラコンヒーロを食らう。Leonはドロップキックをかわして逆エビ固め。逃れたRayにノキアンバックブリーカー。LeonのスワンダイブをRayはスタナ―で撃墜。RayがドラゴンスリーパーにもっていくとLeonがバックブリーカーから脱出。Rayは回転エビ固めと思わせてドラゴンスリーパー。グラウンドに移行し胴締めで締め上げる。そこからカバーにいくとLeonが2カウントで肩を上げる。Rayの狙い澄ましたバックラッシュ。返したLeonにドラゴンスリーパー。Rayはフィニッシュを予告しムーンサルトプレス。コーナーに上がったRayにLeonがスピンキック。トップロープでの攻防からLeonがヘッドバットを叩き込み雪崩式ブレーンバスター。Leonのマッドスプラッシュが命中するが3カウントには至らず。Leonが立ち上げるとRayが丸め込み。キャプチュードバスターの体勢にLeonが入るとRayがDDTで切り返す。LeonのスピアにRayはドロップキック。ハイキックからスピンキックを放つがLeonが返す。Rayの突進にLeonがスピア。15分経過。Leonがスワンダイブのニールキック。返したRayがウラカンラナ。スピンキックの打ち合いからLeonがキャプチュードバスター。これが決まるとRayが返せず、Leonが熱戦にピリオドを打った。Leon「Ray、マスカラボラドーラスとしてタッグリーグ優勝こそできなかったけど、仙台ガールズ、アイスリボン、アメリカまで試合したよね。私はもっともっといろんなところに広めていきたい。いままで以上に素晴らしいタッグチームになると思ってる」Leonの呼びかけにRayは握手で応じた。
2012.4.8 キネマ

(4)1/30
倉垣翼&●米山香織(16分16秒、キーンハンマー→片エビ固め)コマンドボリショイ&春山香代子○
 試合開始から春山と倉垣、ボリショイと米山が場外で激しくやり合う。リング上に戻ってもテンションは落ちずに春山と米山が激突。春山と倉垣のシチュエーションになると力の勝負に。春山は倉垣の側転をキャッチして投げっぱなしジャーマン。コーナーに追い込むと串刺しラリアットの乱れ打ち。背後からも打ち込み倉垣をダウンさせる。米山のランニングニーをキャッチしボリショイがアンクルホールド。倉垣がボリショイにトペアトミコ。さらにアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げバックフリップで叩きつける。コーナーに上がると春山がカット、ボリショイがパワーボム。ボリショイはコーナーからコルバタ。掌底をぶち込むが倉垣がバックドロップ。春山のトラースキックからボリショイがミステリオ・ラナ。春山がオレンジトマホークを狙うが倉垣が切り返してアルゼンチン。さらにボリショイも加え2人まとめて担いでみせる。倉垣と米山が両コーナーへ。ボリショイと春山が立ち上がり、2方向で相手を叩き落とす。春山がコーナーに上がると倉垣が追いつき雪崩式ブレーンバスター。倉垣がボリショイにバックドロップ。4人の大の字状態から春山と倉垣がラリアットを打ち合う。打ち勝ったのは倉垣だがボリショイがカット。パワーボムを狙う倉垣にボリショイが掌底カット。米山が2人まとめて不知火。春山をロールスルージャーマン。さらに前後からニーの乱れ打ち。春山が返すと米山はダイビングセントーン。春山がかわしてトラースキック。ボリショイが米山に619、春山がラリアットを叩き込む。春山がコーナーからダイビングギロチン。倉垣のカットが間に合う。倉垣が春山にラリアットを連打。米山がランニングニーからダイビング延髄ニー。米―ZOU狙いはボリショイが掌底で阻止。春山がコーナーに上がると米山も上がる。トップロープでエルボーの応酬。春山がオレンジトマホークを決めるが倉垣がカットする。春山は立ち上がった米山にギロチンドロップ。そしてとどめのキーンハンマー。春山が米山をピンフォールし、4・22後楽園での無差別級戦に弾みをつけた。春山と倉垣は視殺戦を演じリングを下りる。ボリショイは米山を引き起こしてハグ。米山「今日、引退試合になるはずだった試合用のコスチュームを撤回以来はじめてきました。たくさんの人に頭を下げてくれたボリショイさんとも対戦。引退を撤回してJWPを離れようと思ったんですけど、これからもJWPの選手としてこのリングに上がりつづけたいと思いました。タイにいってさくらさんと話をして、JWPが20周年を迎えて、これからもさくらえみが必要だと思ったし、それ以上にJWPには米山香織が必要だと思いました。後楽園では必ず勝ってさくらえみ入団、30周年、40周年にもさくらえみと米山香織がいつづけるJWPになるようにがんばります!」
2012.4.8 キネマ

(5)1/∞
JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2012決勝戦 JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座決定戦 
[レッドゾーン]植松寿絵&○輝優優(20分19秒、エルボースマッシュ→片エビ固め)中森華子●&大畠美咲[ブルーゾーン]

 先発は植松と中森。序盤から植松★輝が合体し中森を攻める。しかし中森は長時間捕まらずうまく大畠にタッチ。大畠はサブミッションで植松の動きを止めにかかる。脱出した植松が輝にチェンジ。輝と植松は大畠を場外に落として中森にドロップキックの挟み撃ち。中森をコーナーに追い込むと植松が顔面ウォッシュへ。植松★輝が連係でラブドライトを攻め込むと、中森&大畠もカットからの連係で対抗する。植松と大畠が投げっぱなしジャーマンを打ち合う。植松が輝を呼び込みカットさせ、大畠にダイビングボディープレス。植松が大畠のバックをとると中森が背後からバックドロップ。大畠がクロスボディーからジャーマンを植松に決める。植松が大畠へドラゴン・スープレックス。ハイアングル植松は大畠が膝を立ててカット。大畠は植松に花まるどっかん。中森が植松にシャイニング・ウィザードからフィッシャーマンバスター。植松が返すと中森はもう一発を狙う。輝がカットし植松がスライディングキック。輝が中森を寝かせて植松もコーナーへ。輝がダイビングニーにいくが中森がかわす。植松がダイビングボディープレスを放ち15分経過。輝のダイビングニーは大畠がカットに入る。ハイアングル植松を大畠が阻止、中森が植松にフィッシャーマンバスター。大畠が輝にスイングDDT、輝に中森がシャイニング・ウィザードでつづく。ラブドライトは輝にダブルのブレーンバスターとフィッシャーマンの合体技。中森がコーナーに上がるが植松がカットし雪崩式で落とす。輝が背後から中森にハイキック、ハイアングル植松を決めて輝が中森をカバー。大畠のカットが間に合うが、輝は中森を引き起こす。そこへまた大畠がカット。輝が向かっていくが大畠が逆打ち。中森のキックがヒットするが植松がカット。中森はフィニッシュを予告し輝にデスティニーハンマー。しかし植松にカットされる。輝が左右のエルボー連打。中森が自力で返すと、輝はランニングエルボー狙い。中森がかわしてシャイニング・ウィザード。3カウント寸前で輝がキックアウト。中森がフィッシャーマン狙いも輝がブレーンバスター。20分経過。輝のエルボーがズバリ決まると中森が返せず。植松と大畠が場外でやり合っている間に3カウントが入り、植松★輝がタッグリーグ優勝、タッグ2冠王者となった。植松「植松が最後まであと22日、植松★輝もあと22日しかありません。このベルトが必要でした。輝と私のおかげです。勝ち逃げして引退式までベルトをもっていたいところですが、短い間に挑戦してきたい奴がいたらだれでもかかってこい」するとLeonがリング上へ。植松「ホントにきちゃったよ、だれか」Rayもリングへ上がりマスカラボラドーラスが挑戦表明。植松「オマエら、大した結果残してないだろ。リーグ戦でいい結果残してないのに挑戦する資格はない」しかし、輝が認めたことで、タイトルマッチが決定。植松「輝ちゃんがいいって言うんだからいいだろ」Leonが4・22後楽園を指名すると、“JWP20周年記念大会”後楽園ホールでのタイトルマッチが決定した。
2012.4.8 キネマ

2012.3.25 板橋グリーンホール 総評 

「タッグリーグ・ザ・ベスト2012」の全公式戦が終了した。各チームの戦績は以下の通り。
<レッドゾーン>
“ハルクラ”春山香代子&倉垣翼組 3勝2敗=6点
“ピコラビ”コマンド・ボリショイ&ラビット美兎組 1勝3敗=2点
“植松★輝”植松寿絵&輝優優組 4勝=8点
“十文字姉妹”DASH・チサコ&仙台幸子組 2勝2敗=4点
“月の上のぽょ”ムーン瑞月&勝愛実組 4敗=0点
<ブルーゾーン>
“思春期ーズ”阿部幸江&チェリー組 2勝2敗=4点
“マスカラボラドーラス” Leon&Ray組 2勝1敗1分=5点
“ラブドライト”中森華子&大畠美咲組 3勝1敗=6点
“もっちー7”川佐ナナ&宮城もち組 4敗=0点
 この結果により、4・8キネマ倶楽部での決勝戦が、植松&輝組vs中森&大畠組に決定した。植松★輝は、ハルクラとの対決も制してぶっちぎりの全勝で勝ち上がってきた。植松がWAVE4・30後楽園で引退するが、この日にはさらに輝が、今年12月での引退をOZアカデミーのリング上から発表した。タッグのスペシャリストである植松★輝は、現在WAVE認定タッグ王者。植松の引退までに獲れるタイトルはすべてものにするつもりであるだけに、輝の引退発表も重なり、かなりのモチベーションで向かってくることは確実である。植松が引退すれば、輝がほかのコンビでタッグ王座を獲りにくることは考えにくいだけに、このチームこそJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグの2冠にもっとも近いと言っていいのだろう。
 それでも、中森&大畠組にとっては、なんとしても思い出づくりのタッグリーグ戦制覇を阻止しなければならない。彼女たちには、現在と近未来のJWPを活性化させなければならない使命があるのだ。植松★輝がベルトを巻けば、王者のまま返上する可能性が高いのではないか。植松引退までの1ヵ月未満でタッグタイトルマッチがおこなわれる回数は決して多くはないはずだ。だからこそ、ここでラブドライトが敗れれば、タッグ2冠は植松★輝の返上によりまたもや仕切り直しとなってしまうだろう。確かに、引退の理由がケガや病気ではないだけに、植松★輝は現在もナンバーワンタッグの地位をキープしている。たとえ最強ではなくても、トップで居続けるしたたかさがこのチームを支えてきた。ラブドライトは闘いを通じて、植松★輝から何かを盗むことができるのか。それが実現できれば、ベルトと同時に植松★輝の後継者的ポジションまでゲットできるかもしれない。4・8キネマは、タッグのカテゴリーの未来をかけた大勝負となりそうだ。

(新井 宏)

2012.3.25 板橋グリーンホール 試合 

JWP3月25日(日)東京・板橋グリーンホール 

(1)1/15
●川佐ナナ(4分2秒、ノーザンライト・スープレックス・ホールド)矢神葵○

(2)1/20
倉垣翼&●中森華子&勝愛実(18分52秒、ダイビングギロチンドロップ→体固め)○春山香代子&Leon&Ray
JWPの純血6人タッグマッチは、4.22後楽園での無差別級王座戦への前哨戦にもなっている。試合が終わると、フォールをとった春山がマイクをとり、JWP無差別級王者の倉垣を挑発。春山「翼、いや、倉垣。あんたがもってるベルトに私が挑戦する。ハルクラで無差別やり合うのはこれが最後だと思ってる。あんたに私が負けたら、あんたが持ってるときは挑戦しない。私が持っていたら、私はあんたの挑戦を受けない。それだけの覚悟でリングに立つ。ハルクラで無差別をかけてやりあうのは4月22日が最後だと思ってみなさん見に来てください」倉垣「これが最後だとか言ってたけど、自分は20周年の後楽園のメインでハルクラで対決できることになって、ここで負けてられないんだよね。バリバリ、春山香代子さん」春山「いいんじゃない、そんな感じで上がってくださいよ。期待してます」倉垣「自分は春山に大舞台で勝って、ハルクラで最高の試合したいし先のことも考えているんでベルトは自分が守ります。無差別級チャンピオンはこの倉垣翼だ、ファイヤー!」

(3)1/20 公式リーグ戦
阿部幸江&●チェリー<2勝2敗=4点>(12分43秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)KAZUKI○&モーリー<2勝1敗1分=5点>

 思春期―ズとザ☆WANTED!?が最後の公式戦。思春期―ズが勝てば首位のラブドライトと並ぶだけに、同点決勝に持ち込みたいところ。阿部とチェリーは場内に投げキッスを送るが、観客はドン引き。KAZUKIにも強要するが、阿部とチェリーはお約束のように「オエ~」と吐き気をもよおす。ザ☆WANTED!?は阿部をコーナーに上げて股を開いてポージング。思春期の阿部に「恥ずかしいよ」と言わせてみせる。チェリーはなぜかそろばんを凶器に使い、2人の年齢(ウソ)を足して自己満足。「カラスの勝手でしょ」ダブルエルボードロップがウケるが、ザ☆WANTED!?のカンチョー攻撃につかまってしまう。阿部のカットが誤爆すると、モーリーがダイビングセントーン、KAZUKIがダイビングニードロップを孤立したチェリーに見舞う。阿部のカットがなんとか間に合い、チェリーが丸め込むも、こんどはモーリーがカットする。KAZUKIがチェリーを持ち上げてカットしようとする阿部を阻止してデス・バイ・ロドリック。これが決まるとチェリーに返す体力は残されていなかった。ラブドライトの決勝進出が決まりリーグ戦終了が告げられた思春期―ズは、「やだ!やだ!」とリング上で年甲斐もなく駄々をこねていた。
2012.3.25板橋

(4)1/20 公式リーグ戦
コマンド・ボリショイ&●ラビット美兎<1勝3敗=2点>(13分5秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)DASH・チサコ&仙台幸子○<2勝2敗=4点>

 タッグリーグ戦の最終公式戦。十文字姉妹はラビットをターゲットにしようとするが、ラビットがボリショイを呼び込み、ペースを握らせない。ボリショイがチサコを羽交い絞めにしてラビットにエルボーを打たせていく。ラビットはタッチを求める幸子を踏み台にしてチサコを場外に送り出し交代を許さない。しかしコーナーに上がったところをチサコにつかまり、幸子のノーザンを食らってしまう。それでもボリショイが2人に619を見舞い、ラビットへのお膳立て。ラビットが幸子を3カウント寸前まで追い込んでいく。ボリショイの掌底からの丸め込み、ラビストラルもぎりぎりで返される。ラビットと幸子のドロップキックが相打ち。幸子とチサコの連係からボリショイを送り出し、幸子がブレーンバスターホールド。これで決まりと思いきやラビットがブリッジで返す。ならばと幸子はムーンサルトプレス。これが決まるとラビットが動けず3カウント。仙女の十文字姉妹は2勝3敗でリーグ戦を終えた。
2012.3.25板橋

(5)1/30
●米山香織(23分39秒、TKO勝ち)木村響子○
※レフェリーストップによる。
 前回のシングル戦では木村が米山革命に共鳴、行動を共にした。本来なら2度と交わることとなかった米山と木村が米山の引退撤回後、初のシングルマッチ。木村が張り手を見舞えば米山も張り返す。ロープワークから米山が木村を場外に送り出すが、戻ってきた木村が米山の髪を束ねて攻撃する。切り返した米山が木村をコーナーに追い込み、顔面をマットに叩きつけ、噛みつきへ。木村も米山をコーナーに追い込んで容赦なく顔面を踏みつける。10分経過あたりから木村が米山の背中を集中攻撃。逆エビ固めやバックブリーカーで米山にダメージを与えていく。リングに生還した米山はニーアタック、ダイビングセントーンで反撃へ。しかし不知火をこらえた木村が卍固め。ロープへ逃れられるとミサイルキックで吹っ飛ばす。さらに三角締めにとらえられるも引き抜いてのブレーンバスター。エルボーの応酬からビッグブーツ、ソバットの打ち合いに。木村が米山の突進をとらえて胴締めスリーパー。米山の足がロープに届くと、立ち上がろうとしたところへ木村のビッグブーツ。なおも木村はビッグブーツを連打し、米山を打ち倒す。顔面を蹴りまくってくる木村に米山は意識朦朧。息を吹き返した米山が猛攻を仕掛け、米-ZOUを狙う。切り返した木村に米山はジャーマン。返した木村に向かい米山がダイビング延髄ニー。しかし木村が読んでいて下からのニーで迎撃。バックドロップを連発でもらった米山だが2カウントでクリアー。木村が突っ込んでくると米山がローリングソバットから回転エビ固め。3カウント寸前で木村が返してカウンターのビッグブーツ。米山が返すと木村は胴締めスリーパーへ。こらえた米山だが、動けないと見るやレフェリーが試合をストップ。木村が米山を破った。木村「大丈夫ですか?」米山は茫然…。「米山さんに会うのは12月23日以来ですね。引退撤回していろんな人に批判されて、初めての経験だったと思います。つらかったですか? でも、自分は叩かれるのなんて怖くないです。反省しても後悔する必要はないと思います。叩かれることを怖がって自分の道を見失うほうが怖くないですか?言いたいのはあの日以来、米山革命の時計が止まってるってことですよ! せっかくって言ったら批判されるだろうけど、せっかく撤回したんだから、米山革命再開してもいいんじゃないですか? 米山革命やりましょうよ!」米山「え? もう、もうやってるよ!」木村「ウソ!? やってるの!?」米山「後楽園に向けて米山革命動き始めてんの!」木村「沖縄まで届いてないよ。日本全国に届かせないと! やるならもっとどんどんやらないと。米山さん、いい意味でも悪い意味でも、いい子すぎるっていうか、人のこと気にしすぎなんですよ。4月1日、自分の格闘技戦終わったら、いっしょに海外行きましょう。タイのチケットとっときました。」Leon「待てよ、何勝手なこといってんだよ。行かせねえよ!」木村「私は米山さんを誘ったんだよ。オマエを誘ったんじゃないからね」米山「ちょっと、木村さあ、タイだけはあり得ないの! タイには絶対行かない。けど、気が変わりました。さっきの撤回します。タイ行かないの、撤回します!」木村「タイ行きましょう!」米山「(Leonに)なんで行ったらいけないの? (本来なら)ここにいない人間、(本音では)タイには行きたくないけど」木村「大丈夫、私、さくらえみ大嫌いだから」米山「バンコク女子プロレスってどれだけ本気で進んでるのか確かめて、さくらさんにJWP入ってもらえるよう合ってきますよ」木村「私はバカンスで行くんで、勝手に会ってください。4月2日、成田空港で待ち合わせで。大丈夫、6日くらいに帰ってくるから。じゃあ成田空港で4月2日、待ってます!」木村が退場。米山「自分、後楽園のさくら戦に向けて、タイに行くだけなんで。キネマ(4・8)はちゃんと出ます。キネマでやりたい人がいるんですよ。いままでフリーや他団体の選手と当たってきましたが、引退試合のはずだった春山さん、そして引退撤回であらゆるところに頭を下げてくれたボリショイさん。無差別級王者の倉垣さんと組んでボリショイさん春山さんと対戦します。さくらさんが後楽園に入団するまえに、いまのJWPの選手としっかりぶつかっておきたいと思います。とりあえず、タイでさくらえみにあってくるぞ!余裕があったら、お土産買ってきます!」
2012.3.25板橋

2012.3.4東京キネマ倶楽部 総評 

 ムーン瑞月の欠場により、“月の上のぽょ”は3・6WAVEでの「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2012」が不戦敗。これにより、公式戦を待たずして、植松寿絵&輝優優組の決勝進出が決定した。春山香代子&倉垣翼組は、この日のコマンド・ボリショイ&ラビット美兎組に勝って2点をあげ、ムーン組には不戦勝となったものの、決勝進出からタッグ2冠王座への返り咲きはなくなった。結局は、植松輝との直接対決での敗戦が大きく響くことになってしまったのだ。
 しかし、ハルクラは気持ちを切り替え、4・22後楽園でのJWP20周年記念に照準を絞った。春山から切り出し、倉垣も応じた。<王者>倉垣翼vs<挑戦者>春山香代子のJWP認定無差別級タイトルマッチが決定したのである。
 本来なら、タッグリーグを制し、タッグ2冠王者としてのパートナー対決で無差別級王座を争いたいところだった。が、JWPの歴史の半分以上を支えてきた2人だけに、異論はないだろう。春山は2年間をかけて無差別級王座の防衛新記録を樹立し、倉垣は最強外国人ヘイリー・ヘイトレッドを破り2度目の同王座戴冠を成し遂げた。この2人が激突することで、JWPのクォリティーの高さを見せつけることができるはず。目新しさこそないものの、シングルとなるとめったに当たる機会はない。あとは当人たちがどう気持ちを盛り上げ、外部にアピールしていくか。JWPここにあり、と胸を張れるような闘いに期待したい。
 4・22後楽園の20周年には、“そこにいるはずのなかった”米山香織も、“もちろん”参戦する。今大会では、元JWPの尾崎魔弓とシングルで対戦。米山が入ったころにはすでにJWPを去っていたため、尾崎との直接の接点はなかった。が、オリジナルメンバーとして尾崎が残した功績はとてつもなく大きい。その尾崎と米山は、昨年12月のアメリカ遠征においてシングルで闘うチャンスを得た。チカラプロレスの「ジョシマニア」最終日(12・4)、ニューヨーク大会でシングルマッチをおこなったのだ。
 このときは尾崎がフォール勝ちをおさめ、どちらもこれが最後の対戦と思って試合をしていた。が、米山の引退撤回により、3カ月後にまさかの再会。尾崎は「あのとき(米山と)最後に試合ができてよかったと言ったのに、撤回だなんてぶったまげたよ。私は、がんばれよとは言わないよ」と、”エール”を送った。
帯広さやか、DJニラ、夏樹☆たいよう、そして今回の尾崎魔弓と独自のシングル路線を歩んでいる米山が後楽園での相手に指名したのは、木村響子だった。木村は米山の引退ロードで米山に共鳴。以降、米山の理解者としてJWPのリングにスポット参戦してきた。かつてはJWPを離脱した者として古巣に乗り込んできた木村だが、同志との闘いでいったい何を見せ、主張するのか。勝ち負け以上に、こちらはある意味でメインとの内容勝負になるだろう。もしかしたら、21年目のJWPにとって何かをもたらす試合になるかもしれないのだ。
さて、タッグリーグでは植松輝がいち早く決勝進出を決めているが、ブルーゾーンのほうも有力候補が見えてきた。この日、”マスカラ・ボラドーラス”Leon&Ray組を破った”ラブドライト”中森華子&大畠美咲組が首位に浮上し全日程を終了。他チームの結果待ちということになるが、4戦中3勝は大きなアドバンテージ。もしもブルーゾーンが同点決勝になだれ込んだ場合には、3・25板橋(夜の部)で試合の組まれていない大畠美咲も連絡があれば駆けつけるというから頼もしい。”ラブドライト”としては獅子の穴出身ユニットとしてアピールする絶好のチャンス。是が非でもタッグ2冠を手中におさめ、女子プロ界に名前を轟かさなければならない時期にある。          (新井 宏)

2012.2.12 東京キネマ倶楽部 総評 

「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2012」が佳境を迎えた。メインのレッドゾーン公式戦、“ハルクラ”春山香代子&倉垣翼組vs“植松☆輝”植松寿絵&輝優優組は、決勝進出を占う大一番だった。この試合で勝ったほうが、優勝&タッグ2冠王に向けて大きく前進することは間違いないからだ。
 それをお互いが理解しているからだろうか、両軍ともに、慎重な試合運び。どちらも負けたくない、負けられないとの気持ちが伝わってくる闘いだった。それだけに、実力が拮抗していることもあって決め手に欠けていたのも事実。時間切れ引き分けが現実味を帯びていたちょうどそのとき、植松がソラリーナを決めて決着をつけた。倉垣を場外に送り出し分断した隙を突き、一気に春山から決めたのである。
 これにより、植松☆輝は無傷の3連勝。いっぽうのハルクラは1勝1敗の五分というまさかの結果になってしまった。植松組の公式戦は、あと1試合。しかもホームリング(3・6WAVE)での“月の上のぽょ”ムーン瑞月&勝愛実戦とあって、負けることは考えにくい。もし引き分けに持ち込まれても、首位での決勝進出が確定するのだ。そのうえ、植松☆輝は植松の引退までにタッグのベルトすべてを腰に巻くといきまいている。WAVEではWAVE認定タッグ王座を獲得し、こんどはJWPのタッグ2冠(JWP認定タッグ王座&デイリースポーツ女子タッグ王座)に照準を絞っている。モチベーションが高いだけに、取りこぼしの可能性は限りなく低そうだ。 
崖っぷちに追い込まれたハルクラは、3・4キネマでの“ピコラビ”コマンド・ボリショイ&ラビット美兎組と、3・25板橋での瑞月&勝組が残っている。ボリショイ組に勝ったとしても、その2日後のWAVEで植松組が1点でもあげればハルクラには終戦となってしまう。ハルクラが決勝進出を果すには、植松組が6点どまりで、ハルクラが2戦2勝が最低条件。そこから同点決勝に持ち込むしか道は残されていないのだ。正直、ハルクラには奇跡を待つしか逆転の術はない。
 いっぽうのブルーゾーンは混戦の真っ只中。“思春期ーズ”阿部幸江&チェリー組、“マスカラ・ボラドーラス”Leon&Ray組、“ラブドライト”中森華子&大畠美咲組、“ザ☆WANTED!?”KAZUKI&モーリー組に決勝進出の可能性が残されている。また、3連敗で望みの消えた“もっちー7”も白星にはつながらなかったものの、印象深い試合内容で観客の視線を集めることに成功した。もちとタッグを組んだことが川佐に好影響を与えている。川佐はこの日の夜、WAVEのキネマ大会で下野佐和子の保持するジュニア2冠王座(JWP認定ジュニア王座&POP王座)への挑戦を表明した。WAVEでの実現が濃厚だが、長きにわたり流出しているJWPのベルトだけに、ぜひとも奪還してほしいところである。

(新井 宏)

2012.2.12 東京キネマ倶楽部 試合 

JWP2月12日(日)東京・キネマ倶楽部
観衆270人(札止め)

(1)1/20
レッドゾーン公式リーグ戦
勝愛実&●ムーン瑞月<2敗=0点>(10分48秒、ホルモンスプラッシュ→片エビ固め)DASH・チサコ○&仙台幸子<1勝2敗=2点>
 勝とチサコで試合開始。チサコがドロップキックを連発。瑞月が出てくると幸子も加わりダブルで相手の動きを止める。チサコが押さえて幸子がミサイルキック。幸子が羽交い絞めにするが瑞月がかわしてチサコのエルボーが同士討ち。瑞月が呼び込み勝との連係で幸子を攻める。勝と幸子がエルボーの応酬。幸子のダッシュに勝がショルダータックルから逆片エビ固め。チサコが瑞月を押しのけてカットに入る。十文字姉妹のクローズラインをかわして勝がショルダータックル。勝が幸子にブルドッキングヘッドロック、エルボードロップ。幸子がバックドロップ狙いをこらえてDDTを見舞う。十文字姉妹が合体し、幸子が勝にサマーソルトドロップ、ミサイルキック。チサコがダイビングフットスタンプを連発しブルドッキングヘッドロック。チサコのダッシュを勝が捕まえてマットに叩きつける。チサコはコーナーの瑞月を押しやってからミサイルキックも勝にかわされ押さえ込まれる。勝のバックドロップがチサコに決まる。瑞月がチサコを丸め込みの連続。チサコが瑞月を押し倒してコーナーへ。勝のカットから瑞月がチサコを叩きつける。勝のコーナースプラッシュから瑞月がヘッドバット。瑞月のモンゴリアンチョップ連発からドロップキック。幸子のミサイルキックからチサコがカバーも瑞月が返す。幸子のトラースキックからチサコがスタナー。チサコはコーナーに上がりホルモンスプラッシュ。幸子が勝のカットを止めている間にチサコが瑞月をピンフォール。十文字姉妹が連敗を止めてリーグ戦の初勝利をマークした。
2012.2.12 キネマ

(2)1/20
ブルーゾーン公式リーグ戦
中森華子&○大畠美咲<2勝1敗=4点>(11分32秒、ジャーマンスープレックスホールド)川佐ナナ&宮城もち●<3敗=0点>
 もちだけではなく川佐も上から目線で握手を求める。ラブドライトの2人は手ではなく相手の腹を握って応じてみせる。もっちー7はゴングまえに奇襲攻撃。ショルダータックルでラブドライトを吹っ飛ばす。大畠はもちの腹をつかんでコーナーに追い込む。そのままマットに叩きつけて腹を踏みつけていく。中森ももちの腹をつかんで攻撃。腹をロープに擦り付けていく。もっちー7が腹からのアタックで中森を挟み撃ち。中森はアームホイップからダッシュももちがキャッチしてクルクルバスター。さらに中森をコーナーに追い込んで腹の肉を顔面に擦り付ける。フェースバスターから川佐にチェンジ。川佐はショルダータックルを中森に連発。もっちー7の連係をかいくぐり中森がネックブリーカードロップ。川佐をストレッチマフラーに捕らえると大畠も加わりもちにワキ固め。中森が川佐にミサイルキック。大畠と中森が川佐に串刺し攻撃の連係。大畠が川佐にぶら下がり腕十字からダイビングボディーアタック。腕十字を極めるともちがカットに入る。大畠のダイビングボディーアタックを川佐がかわしもちのアシストからクロスボディー、ノーザンライト。もちが大畠をショルダータックルで吹っ飛ばしメタボリックサンド。川佐がダイビングボディープレス、もちが棚からぼた餅で降ってくる。さらにもちがシャイニング・腹ザード。大畠がかわして丸め込む。ラブドライトが2人でもちを攻め込み、立ち上がったところへ大畠がミサイルキック。もちが大畠を切り返し空中胴締め落とし。大畠の丸め込みを潰して押さえ込むも2カウント。もちの突進に大畠がカウンターのエルボー。大畠はもちをフィッシャーマンで持ち上げようとする。川佐のボディーアタックがもちに誤爆。大畠がジャーマンにいくと3カウントが入った。
2012.2.12 キネマ

(3)1/30
コマンド・ボリショイ&Leon&●ラビット美兎(11分31秒、スカイカナールホールド)阿部幸江○&KAZUKI&モーリー
 純血による6人タッグマッチでザ☆WANTED!?が勢ぞろいしボリショイ組と対戦。モーリーがレフェリーの気を引いてラビットに奇襲。反対にボリショイ組がモーリーをコーナーに追い込んで3人で串刺し攻撃を仕掛ける。ラビットのドロップキック連打をモーリーが受けて立つ。ラビットがカバーをブリッジからすり抜け、ザ☆WANTED!?の攻撃をかわしていく。阿部がラビットの足を外から引っ張りザ☆WANTED!?全員でストンピングを連打。ボリショイがカットに入ると阿部が耳元で絶叫し動きを止める。ザ☆WANTED!?でボリショイを集中攻撃。しかしモーリーのカンチョーがKAZUKIに誤爆してしまう。ボリショイとラビットがダブルのサブミッションにKAZUKIとモーリーを捕らえる。Leonも阿部にサブミッション。ボリショイはモーリーの顔面を踏みつけ。ボリショイがKAZUKIをかわしてDDT。LeonがKAZUKIにスピアを連発。阿部がLeonを止めてKAZUKIと合体もスピアを食らう。Leonはスワンダイブを試みるが、阿部とKAZUKIが止めるとエプロンからモーリーがカンチョー攻撃。阿部がLeonに雪崩式フランケンからマヒストラル。腕を固めるとボリショイとラビットがカットに入る。ラビットが阿部にダイビングボディープレス、Leonがマッドスプラッシュを決めるがカットされてしまう。Leonと阿部がエルボー合戦。阿部がスリングブレイドを決めてタッチを試みるが先にタッチしたラビットにカットされる。ラビットは阿部を踏みつけてミサイルキック。阿部が立ち上がるとラビットが飛びついて丸め込む。阿部がラビットにダブルアームスープレックス。10分経過。阿部がラビットに向かっていくとLeonがスピア。ボリショイの619からラビットが阿部を押さえ込むがぎりぎりで返される。ボリショイの掌底からふたたびラビットが丸め込むもこれも3カウント寸前で阿部がクリアー。阿部はコーナーから旋回式のダイビングボディープレス。ボリショイがカットするが阿部がラビットにバックドロップホールド。これで3カウントが入り、阿部がザ☆WANTED!?に勝利をもたらした。阿部「勝ったぞ! この勢いで3月25日、板橋(昼)。ザ☆WANTED!?vs獅子の穴、全面対抗戦、その汚い顔(Leon)、よく洗って待っとけ!」Leon「汚いのはオマエらの根性だ。オマエら3人しかいないだろ。せいぜい仲間集めてくるんだな」KAZUKI「うるせえな。こっちだって仲間いっぱいいるんだよ!」Leon「いるのかよ!?」
2012.2.12 キネマ

(4)1/30
●米山香織(9分48秒、たいようちゃん☆スパニッシュフライ→片エビ固め)夏樹☆たいよう○
 夏樹がハイスピード王座のベルトを誇示すれば米山は握手の手を叩いて挑発。ゴングと同時にハイスピードな攻防が展開される。張り手の応酬から夏樹がヘッドバット、米山もヘッドバットを食らわしエルボーで夏樹をロープ際に追い込んでいく。米山はインディアンデスロックから鎌固め。キャメルクラッチから顔面を攻撃。リング下から世?虎が「離せよ!」と米山にクレームをつける。そこへ夏樹がエルボーアタック。両者のソバットが交錯し米山のカウンターキックがヒット。米山がコーナーに上がると夏樹が追いつきエルボーを打ち合う。米山が落として背後からミサイルキック。ニーアタックを食らわし米山がコーナーへ。ダイビングセントーンを投下すると夏樹が返す。もういちど上がろうとすると夏樹が背後から捕まえてバックドロップ。ムーンサルトアタックは米山の足がロープに届く。米山がキャッチしパワーボム。夏樹がイグチボムを決める。両者のコールが沸き起こる。ダウンから立ち上がりエルボーの打ち合い。米―ZOUとたいようちゃんボムを狙うもお互いにかわしていく。米山が飛びつくと夏樹がかわして丸め込み。バックキックからたいようちょんボムが決まるも米山がクリアー。夏樹が引き起こしイグチボムの構え。米山が切り返して米―ZOUも決まらず。ふたたび両者ダウン。エルボーと張り手の応酬。米山がロールスルージャーマン。夏樹が返しコーナーへ。夏樹も上がってスパニッシュフライ。これで3カウントが入り、夏樹が米山を破った。夏樹「米山さん、勇気は一瞬だけど、後悔は一生。周りにいろいろ言われるかもしれないけど、自分は米山さんの(引退を撤回した)勇気かっこいいと思ったし、自分がいる限り、引退撤回を一生後悔させません。自分もすごい複雑で、今日試合をして心から米山さんが引退しないでくれてよかったと思いました。まだまだ進化できるし、やることもいっぱいあるし、もたもたしてたら自分が先に行っちゃいますからね。次に当たるときには、ハイスピードのベルトかけてやりましょう!」米山「引退撤回を後悔してないと覚悟は決めたと、いつも自分自身に言い聞かせてました。でも今日、夏樹と試合をして本当に、心の底から引退撤回してよかった。そう思いました。夏樹が言ったように、やることはまだたくさんある。夏樹☆たいように借りを返さなきゃな。後悔しないって心から思って、だから、自分のやりたいことをやっていきます。まずいいたいこと、さくらさん!」呼び込まれたさくらえみがリングへ。さくら「よねちゃ~ん、私の人生、後悔ばっかりです。みなさんお久しぶりです。さくらえみです。すばらしい試合でした」米山「さくらさん、なにしにきたんですか?」さくら「アイスリボンをやめて無職なので、本を3冊500円で販売しております」米山「フリーマーケットやりに来ただけですか? 私が言うのもなんですけど、さくらさんが心配なんですよ。試合も決まってないし、今日も古本市とかやってるし。みんな心配ですよね。そこで引退撤回を後悔しないと心から思った私からひとつ提案があります。プロレスをつづけるからにはさくらさんとプロレスをやりたいし、お客さんもさくらさんのプロレスをもっともっと見たいと思うので、さくらさん、JWPに入団してください! さくらさんがダラダラと試合するかもしないかもしないかもって、このままいなくなっちゃうかもって不安に思ってる人たくさんいるんですよね」さくら「次の試合いつ? 3月4日のキネマ? そのころ東京にいないんですよ。タイに行こうと思ってて、100円あればおなかいっぱい食べられて住みやすいんですよ。私はそこに住むと決めました。そして、タイに住んで、次の目標、タイでバンコク女子プロレスを旗揚げてきます」米山「ますますみなさん心配になってるんですけど。タイでスポンサーとかお金とかコネとかあるんですか?」さくら「あるわけないでしょ! 今日の本の売り上げで航空券買うんだから」米山「……。そしたらみんなもさくらさんのプロレス見られないかもしれないですよ。とりあえずJWPに入団してときどきタイに行ってがんばるみたいな」さくら「そんなに心配だったら米ちゃんがタイに来ればいいんだよ。JWPの試合出なくたっていいよ。米ちゃんをバンコクに私は連れて行く。ホントなら(プロレス界に)いない人間だよ」米山「これからのJWPは米山香織がおもしろくするんだよ! お願いします、JWPに入ってください」さくら「わかった、試合をしましょう。私が勝ったら米ちゃんをバンコクに連れて行きます」米山「じゃあ、さくらさん約束してください。自分が勝ったらJWP入団で」指きりげんまんを強引におこなる米山。さくら「私が勝ったら米山香織をバンコクに連れて行きます」米山「私が勝ったらさくらさんJWP入団…」さくら「しましょう」米山「後楽園ホール(4・22)でシングル。自分は勝ってさくらさんをJWPに入団させます。自分はタイよりアメリカに行きたい。アメリカに初遠征行ったのが、引退撤回に結びついてないとはいえません。これまでは相手を推薦してもらっていたんですが、後楽園ではさくらさんと、次のキネマ(3・4)ではアメリカで最初の最後(の試合)と思ってた尾崎魔弓選手。私は妥協も後退もしません。引退撤回をしてよかったとホントにホントに思ってます。前に進むことしか考えてません。これからも米山香織をよろしくお願いします!」
2012.2.12 キネマ

(5)1/20
レッドゾーン公式リーグ戦
●春山香代子&倉垣翼<1勝1敗=2点>(18分44秒、ソラリーナ)植松寿絵○&輝優優<3勝=6点>
 先発は倉垣と植松。ハルクラがダブルのエルボードロップを落とせば、植松輝も連係で春山を攻める。しのいだ春山が倉垣を呼び出しダブルで輝を担ぎ上げる。植松のボディーアタックをかわすと、2人まとめての串刺し攻撃へ。春山のぺディグリーから倉垣がトペアトミコを輝に投下。コーナーに上がると輝がニーをぶち込む。こらえた倉垣が輝を落としてミサイルキック。倉垣はフィニッシュを予告しコーナーへ。植松がカットし輝がコーナー上でぶら下がり式のドラゴンスリーパー。輝が延髄斬り。ハイアングル植松を春山がカットし場外へ。10分経過。倉垣が場外へのムーンサルトアタック。倉垣がダブルのクローズラインから2人まとめてバックドロップ。輝には前後からラリアットの乱れ打ち。植松が倉垣にダイビングボディープレスの4連発。
倉垣が返してバックドロップ。入ってきた輝にもバックドロップ。ハルクラがラリアットからダブルで植松にバックドロップ。倉垣がムーンサルトプレスを植松に放つも2カウント。春山が植松に横須賀カッター。輝が春山に延髄斬り。ふたたびハイアングル植松を狙うが倉垣がカットし植松をアルゼンチン。輝の上に落とそうとするが植松が切り返す。輝が春山にニー、ダイビングニー。おなじコーナーから植松が場外の倉垣にプランチャ。植松は春山にミサイルキック。ハイアングル植松を春山に決めるも返される。15分経過。春山が植松に雪崩式バックドロップ。倉垣が肩車して春山がダイビングギロチンで合体。輝がカットし3カウントには届かず。春山がダイビングギロチンも植松がかわして輝がニーアタック。植松がジャーマンを放つが春山がクリアー。春山が植松を捕らえてキーンハンマー。植松が自力で返し、トラースキック。倉垣のラリアットから春山がスライディングD気味に腕を叩き込む。春山のダイビングギロチンが決まるも輝がカット。残り3分。輝のエルボーから植松がジャーマン。倉垣と輝がエルボーの応酬。春山が植松の突進にラリアット。混戦から輝が倉垣を場外に送り出す。輝のエルボー連打から植松がソラリーナ。ガッチリ決まると春山が返せず。残りわずかのところで植松輝が2点をもぎ取った。植松「もう少しで私がいなくなるから、今日、最後の火事場のクソ力だ。このままいまから挑戦するベルトすべて獲る。(ハルクラとは)終わったわけじゃない。ウチらがベルト獲ってチャンスがあったら挑戦してこい。なかったら、その後がんばれよ」植松が握手を応じるとハルクラは拒否した」倉垣「ハルクラ負けてすいませんでした。無差別のタイトル、(初防衛戦の)対戦相手はもう頭の中に決めています。でも、タッグリーグ続いてるし、ハルクラがこのあと全勝で突っ走っていきます」
2012.2.12 キネマ

2012.2.3 板橋グリーンホール 総評 

「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2012」第2戦は、公式戦3試合がおこなわれた。
 大会のオープニングマッチともなった、“ピコラビ”コマンド・ボリショイ&ラビット美兎組vs“月の上のぽょ”ムーン瑞月&勝愛実組は、大ベテランのボリショイが新人たちに囲まれる図式にもなっていた。これまでのJWPなら考えられなかったことながら、ここのところ新人が続々とデビューしているだけに、ある意味で現在における団体のカラーを象徴するかのようなカードにもなっていた。さらにはこの試合で、ムーンvsラビットの姉妹対決が実現。いきなりの姉妹喧嘩からスタートし、最後は妹が姉をピンフォールしてみせるシーンが現出した。が、これはサプライズでもなんでもない。負傷欠場から復帰もいまひとつ自分のスタイルを確立できていないムーンに対し、ラビットは小柄な体を生かしたスピーディーなムーブで急上昇中。チームとしても1勝1敗の五分にしたことで、レッドゾーンからの決勝戦進出もまだまだ視野に入っている。すべてはラビットの活躍しだいか。この結果で勢いがついたとしたら、おもしろい存在になってくるだろう。
 反対に、レッドゾーンで崖っぷちに立たされたのが、仙女から参戦の“十文字姉妹”DASH・チサコ&仙台幸子組である。戦前は優勝候補とも目されていただけに、たとえこの日の相手がタッグのスペシャリスト、植松寿絵&輝優優組だったとしても、痛い黒星には変わりがない。まさかの2連敗で、もう1失点も許されない状況に追い込まれた。残りの公式戦は、ボリショイ&ラビット組と、ムーン&勝組。残り全勝が最低条件で、あとはほかのチームの様子を見ることになりそうだ。
 十文字姉妹とは対照的に、植松&輝は手堅く2連勝。こちらは春山香代子&倉垣翼との公式戦が天王山になってきそうな予感がする。十文字姉妹としては、星の潰しあいを期待しなければならない。
 ブルーゾーンでは、“ザ☆WANTED!?”KAZUKI&モーリー組が“マスカラボラドーラス”Leon&Ray組と対戦。こちらはメインにふさわしい好勝負となり、時間切れで引き分けた。これにより、どちらも3点でブルーゾーンの首位に並んだ。ザ☆WANTED!?は3試合での3点、ボラドーラスが2試合での3点で、試合数の違いもあるが、ドローでの1点は、両軍にとって1得点なのか、それとも1失点なのか。KAZUKIが言っていたように、「この1点がどう響くか楽しみ」である。
 それにしても、ザ☆WANTED!?の粘りは目を見張った。Leon&Rayはタッグチームの経験こそ浅いものの、ひとたび動けば優勝候補に挙げたい闘いぶりを見せつける。それだけに、ボラドーラス有利と思われていた公式戦。ところが、前半ではKAZUKIが耐え抜き、終盤ではモーリーが大奮闘。どちらかと言えば、ザ☆WANTED!?のほうが戦略的に上回っていたようでもある。だとすれば、ザ☆WANTED!?に1得点、ボラドーラスには1失点となるが…。そうなれば、ザ☆WANTED!?もまだまだ優勝圏内。大混戦となりそうなタッグリーグ・ザ・ベストである。

(新井 宏)

2012.2.3 板橋グリーンホール 試合 

JWP 2月3日(金)東京・板橋グリーンホール

(1)1/20
レッドゾーン公式戦
コマンド・ボリショイ&○ラビット美兎<1勝1敗=2点>(9分32秒ラビストラル)ムーン瑞月●&勝愛実<0勝1敗=0点>

 masu-meが欠場のため、急きょムーン瑞月が勝愛実のパートナーとなりタッグリーグ・ザ・ベストにエントリー。チーム名が「月の上のぽょ」とアナウンスされ、くしくもラビットとの姉妹対決から公式戦がスタートした。試合はいきなり姉妹対決からスタート。ムーンがショルダータックルでラビットを吹っ飛ばすと、ラビットはブリッジでカバーを返す。ラビットが呼び込みボリショイとダブルのショルダータックル。ボリショイがロープ際でムーンを捕らえる。ボリショイは勝とムーンを翻弄。ラビットも飛び出し、ダブルでロープ渡りに同行させる。ラビットが勝にドロップキックの連発。勝はショルダータックルの連打でお返し。勝がチェンジの手を伸ばすと、ラビットは丸め込みで交代を許さず。ボリショイと勝がエルボーの応酬。ボリショイがワキ固めにとると勝がエスケープ。ラビットが勝をすり抜けて突進、丸め込みの連続で3カウントを狙う。勝のリバーススプラッシュはボリショイがカット。ラビットが勝に回転エビ固めもムーンのカットが間に合う。ムーンが妹を起こしてボディースラムを狙うが崩れてしまう。もう一発狙うとラビットが丸め込む。ラビットがミサイルキックで姉のムーンを吹っ飛ばし、もういちどコーナーへ。もう一発見舞うも勝のカットが間に合う。ラビットは「こんどこそ!」と3発目のミサイルキック。ムーンがかわして丸め込むも2カウント。ボリショイがDDT、ラビットがドロップキック、ボリショイが勝を落としての619をムーンへ。そこからラビットが飛びついて丸め込むと3カウント。妹が姉からピンフォールを奪い、ピコラビがリーグ戦初勝利を上げた。
2012.2.3 板橋

(2)1/30
倉垣翼&○中森華子&川佐ナナ(13分44秒、デスティニーハンマー→片エビ固め)春山香代子&阿部幸江●
 矢神知樹がインフルエンザで欠場、3対2のハンディキャップマッチでおこなわれることになった。先発は川佐と春山。春山は川佐をコーナーに追い込みダブルチョップの16連発で「お誕生日おめでとう!」。春山が阿部を呼び込みダブル攻撃を試みるが、中森に阻止される。中森は2人まとめてのDDT。倉垣が春山にドロップキック。春山と阿部が倉垣にキャメルクラッチ。ここでようやく春山&阿部の合体が成功する。しかしコンビネーションはいまひとつ。倉垣がコーナーに追い込んで2人まとめてのラリアット。倉垣は阿部をコーナー上からバックブリーカー。春山のアシストから阿部が雪崩式フランケンを試みる。倉垣がこらえるが、阿部はなんとか投げきることに成功。春山が倉垣と中森にDDT。春山と倉垣のラリアットがリング中央で交錯する。阿部が乱入しロープに振るが、倉垣が2人まとめてのラリアットからバックドロップ。川佐がショルダータックルの連打を春山にぶつけていく。川佐がコーナーに上がると阿部がデッドリードライブ。阿部が川佐を丸め込むと中森がカットに入る。中森が延髄斬りからフィッシャーマン。ハイキックを阿部がかわしてスリングブレイド。阿部が中森の腕を締め上げるが倉垣にカットされる。春山が中森にぺディグリー、阿部がダイビングボディープレスでつづく。春山のラリアットから阿部がスライディングD気味にエルボーを叩き込む。倉垣がラリアットを阿部に見舞い川佐がダイビングボディープレス。中森がフィッシャーマンバスターにいくが春山がカット。阿部が中森にマヒストラル。返した中森にもういちど阿部が狙うが倉垣のラリアットを食らう。中森のシャイニング・ウィザードは阿部が返す。中森がコーナーに上がりデスティニーハンマー。これが決まると3カウントが入った。敗れた阿部は中森に、「おぼえとけよ!」
2012.2.3 板橋

(3)1/20
○米山香織(10分25秒、米―ZOU→エビ固め)DJニラ●
 DJニラの入場がコールされるも、待てど暮らせど姿を見せず。米山が入場しエプロンまで来ると、サッとニラがリングイン。ニラはなにかが入った紙袋をニュートラルコーナーに置く。米山がニラを場外に送り出す。ニラはリング下にもぐり姿を消す。反対側から姿を現したニラは、ふたたびリング下にエスケープ。入ったところに米山はストンピングの連打から卍固め。ニラは「逃げるわけじゃないぞ!」とロープエスケープ。ニラは「なんでオレがJWPに上がってるんだ? なにがピュアハートだ。オマエらのレスリングなんてまがい物なんだよ! なんでなんの接点もないJWPにオレが上がってるんだよ?」。米山が説明しようとするとニラは「マイク使ってしゃべれ!」。米山が「前回、帯ちゃんと対戦したときに」と言ったところでマイクを奪う。「テメエの真実の言葉でなにかしゃべれ。なんでオレがJWPのリングに上がってるのか?」米山「DJニラが、帯ちゃん(帯広さやか)に推薦されたんだよ!」ニラ「なんの接点もないけど、でもな、それが人と人との縁ってものだよ。望んでなかったかもしれないけど、どこかで望んでたのかもしれない。ところで今日は国民にとってなんの日かわかるか? なんであの方向に紙袋がおいてあるかわかるか? あの紙袋はオレがプレゼントしようと思ってもってきたんだ。開けて中のもの食べてみろ」米山が袋を取り上げるとニラがロケットパンチ。「北北西に置いてあるからってなんだと思ったんだよ?」中にあったのはパン。そのパンを米山の口に押し込むニラだが、米山の反撃にダウン。米山が丸め込むと蘇生したニラが反転して押さえ込む。ニラのDJタイムが炸裂するがダメージからかダウンしてしまう。立ち上がったニラのロケットパンチをしのいで米―ZOUにいくと、3カウント。米山がニラを下した。米山が「帯ちゃんは」としゃべりだした途端にニラがマイクを奪い取る。「オマエの言霊の力を見せてみろ!」米山「帯ちゃんは、次の相手にオマエを推薦した。オマエは誰を推薦してくれるんだ!?」ニラ「なんだそれ? オマエのなかだけでまわってることだろ、そんな簡単に出せるわけじゃないか」と言いつつ、「大日本プロレス、関本大介!」を紹介。米山「わかった。でもその選手がダメだった場合、どうする?」ニラ「そしたら夏樹☆たいようか、夏樹ヘッドのどっちかとやれ!」
2012.2.3 板橋

(4)1/20
レッドゾーン公式リーグ戦
植松寿絵&○輝優優<2勝0敗=4点>(16分24秒、ヨーロピアンクラッチ)DASH・チサコ●&仙台幸子<0勝2敗=0点>
 植松輝と仙女の十文字姉妹がJWPのタッグリーグ戦で激突。植松と幸子が先発。輝が後ろから威嚇するが、チサコが植松の背後からミサイルキック。植松が幸子を自軍コーナーに追い込み輝と合体攻撃。輝はキャメルクラッチに幸子を捕らえてチサコを挑発する。植松が入って捕らえられたチサコの顔面にドロップキック。植松がチサコの額をトップロープにこすりつける。植松は幸子に顔面ウォッシュ。植松輝がダブルのドロップキック。十文字姉妹が合体し輝を攻撃。幸子のサマーソルトドロップを輝が返す。幸子が植松にスイングDDTからサマーソルトドロップ、ぶっこ抜きのジャーマン。フィニッシュを宣言した幸子がコーナーに上がるが、植松がカットし輝がアルゼンチンバックブリーカー。植松がバックをとると輝が幸子に延髄斬り。チサコがネックブリーカー、幸子がムーンサルトプレスで舞う。植松が返すとチサコがダイビングフットスタンプ。輝を外に出してもう一発ダイビングフットスタンプ。植松がブリッジで返すが、チサコが植松輝を鉢合わせさせ、ブルドッキングヘッドロックからネックブリーカードロップ。チサコがトップロープから空中胴締め落とし。輝がチサコを止めてコーナーへ。輝のダイビングニーから植松がダイビングボディープレス。輝がチサコを立てて担ぎ上げる。そのままコーナーに上がるが幸子がバックドロップ。チサコがホルモンスプラッシュでフィニッシュを狙うが輝が足を立ててカット。幸子がスイングDDT、チサコがミサイルキック、合体の不知火は植松がカット。幸子がムーンサルトプレス、チサコがホルモンスプラッシュも、植松のカットがなんとか間に合う。植松と幸子が場外へ。チサコの串刺しドロップキックは輝がぎりぎり返してみせる。チサコは輝に突進。かわした輝が植松を担いでエアプレーンスピンで十文字姉妹に当てていく。ハイアングル植松から輝がエルボー。チサコが返すと輝がブレーバスター、チサコが丸めこんでネックブリーカー。幸子がコーナーの植松を転落させる。チサコが輝を飛び越えると幸子がミサイルキック。植松が幸子の背後からミサイルキック。輝がチサコにヨーロピアンクラッチを極めると、3カウント。混戦を制し、植松輝が2連勝となった。
2012.2.3 板橋

(5)1/20
ブルーゾーン公式リーグ戦
△KAZUKI&モーリー<1勝1敗1分=3点>(時間切れ引き分け)Leon&Ray<1勝0敗1分=3点>△
 Leonが突進するとザ☆WANTED!?がかわして2対1の状況を作り出す。ザ☆WANTED!?がポーズを決めるとRayが乱入しお返し。場外に送り出すとボラドーラスが飛ぶと見せかけてフェイント。場外戦で試合を有利に進める。リング内に戻るとボラドーラスがKAZUKIにダブルのフライングクロスチョップ。モーリーがLeonの右腕を攻撃。KAZUKIとともにトップロープに括りつけていたぶっていく。Rayがモーリーに串刺しドロップキック。腕をとりにいくとKAZUKIが乱入、Leonがカットに入る。モーリーのカンチョーをかわしたRayだが空中技を阻止される。モーリーがもういちどカンチョーを狙うが、Leonがカット。カンチョーの手をとったボラドーラスが両手を踏みつける。LeonとRayが串刺し攻撃の連打。KAZUKIがRayの白鶴をかわして巴投げ。RayがコルバタでKAZUKIを場外に送り出し、Leonがプランチャ。Rayもプランチャでつづく。KAZUKIをリングに戻し、Rayがトップロープを歩いてのミサイルキック。RayもエプロンからダイブしKAZUKIを追い込む。LeonがKAZUKIにバックブリーカー、テキサスクローバーホールド。モーリーがカット。KAZUKIが串刺し攻撃をかいくぐりモーリーと合体。ボラドーラスをコーナーに乗せてニードロップ。Leonを攻撃するがRayがカットする。LeonはスワンダイブのフットスタンプをKAZUKIに投下。Leonがフィニッシュを宣言しマッドスプラッシュもKAZUKIが剣山カット。KAZUKIはコーナーに上がるがRayが阻止、Leonが雪崩式を狙うと、モーリーがカンチョーでカットしKAZUKIがダイビングにードロップ。Leonが返すと、KAZUKIがK-クラッシャーからモーリーがダイビングセントーン。Leonが返すとモーリーが変形バックドロップ。モーリーがソバットをかわしてLeonとエルボーの応酬。Leonのダッシュを場外からKAZUKIが脚を引っ張る。場外戦となり、ザ☆WANTED!?がダブルでLeonにブレーンバスター。先にモーリーが生還、18カウントでLeonがカムバック。残り3分。モーリーがLeonにジャックハマー。Rayが背後からミサイルキック、Leonが丸め込むも2カウント。Leonのスピアーからジャックナイフ。モーリーが返すと残り2分。Leonがマッドスプラッシュ、ぎりぎりでモーリーが返す。Leonがスピンキックを見舞い、スワンダイブのニールキック。KAZUKIのカットがなんとか間に合う。RayがKAZUKIにスピンキック。ボラドーラスの空中弾(LeonのLeonストーン、Rayのムーンサルトプレス)がかわされ残り1分。Leonとモーリーが丸め込み合戦。Leonがモーリーにキャプチュードバスターを決めたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。Leon「汚ねえ手使ってんじゃねえよ!」KAZUKI「汚ねえのはテメエの顔だろ! 引き分けで1点だったな。この1点がどう響くか楽しみだな!」Leon「3月25日、ここ板橋でザ☆WANTED!?とラブドライトの対抗戦、ボコボコにしてやるからな!」
2012.2.3 板橋

2012.1.22 ラゾーナ川崎プラザソル 総評 

 1・9キネマで開幕した「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト2012」が2戦目を迎えた。今大会では公式リーグ戦3試合がおこなわれ、“マスカラ・ボラドーラス”Leon&Ray組、“植松輝”植松寿絵&輝優優組、“ラブドライト”中森華子&大畠美咲組が、“もっちー7”川佐ナナ&宮城もち組、“ピコラビ”コマンド・ボリショイ&ラビット美兎組、“ザ☆WANTED!?”KAZUKI&モーリー組をそれぞれ破り、勝ち点を上げた。まだ2大会とあってどのチームが飛び出すかは読めない状況ながら、ブルーゾーンでは5チーム中4チームが同点で並んでいる。ブルー、レッドの両ゾーンとも、かなりの混戦模様になるのではなかろうか。
 ブルーゾーンにおいて、“思春期ーズ”阿部幸江&チェリー組についでおもしろい存在になってきそうなのが、マスカラ・ボラドーラスである。Leon、Rayともパートナーを意識したおそろいのハーフマスクで登場。今シリーズがタッグの祭典であることをビジュアル的にも強調してくれそうだ。
しかも、このチームは他団体でも自分たちをPRするつもりでいる。タッグリーグ・ザ・ベスト限定ではなく、継続してやっていく意思の表れなのだろう。たとえば、アイスリボンの1・25道場マッチに参戦し、藤本つかさ&帯広さやか組と対戦、さらにはセンダイガールズ2・5仙台にも出場し、このタッグリーグ戦にもエントリーしている“十文字姉妹”DASH・チサコ&仙台幸子組と対戦することになっている。この両チームは別ゾーンのため、両軍がJWPで対戦するにはともに決勝進出を果さなければならない。仙女での対戦がマスカラ・ボラドーラスvs十文字姉妹の決勝戦の予告編となるのか、こちらも興味深い。
 この日の試合では、Rayが川佐にムーンサルトプレスを放つと同時に、LeonがもちにLeonストーンを決めていた。チームワークも取れており、まだ初戦ながら優勝候補のひとつと考えていいかもしれない。
 セミでおこなわれたピコラビvs植松輝の公式戦は、ラビットと植松の遺恨(?)を引きずる闘いとなった。前回の対戦でラビットに引っ掻き回されカリカリしている植松。平静を取り戻そうとはするものの、この日もラビットにペースを乱され、なかなか自分の試合をさせてもらえない。そこを輝が立て直して最終的には植松輝が勝利。こういうところでしっかり白星を手にできるのがタッグチームとしての強さであり、植松が輝に全幅の信頼を寄せている証なのだろう。植松にとっては最後のタッグリーグ戦となるだけに、引退まえに植松輝として有終の美を飾りたいところだ。
 メインのザ☆WANTED!?vsラブドライトも、自主興行を巡る因縁の闘い。こちらはラブドライトが白星を手にし、両軍とも1勝1敗となった。そのいっぽうで、色紙の売り上げを競い合う“裏タッグリーグ戦”ではザ☆WANTED!?がラブドライトに辛勝。「お客様へのまごころなら自分たちが一番」と宣言し、自腹でのささやかなプレゼントまで用意しているのだという。こちらの結果がリング上の結果とどうリンクするのか。こちらも注目しておく必要がありそうだ。ちなみに、この日の色紙売り上げナンバーワンは、ボリショイ&ラビットのピコラビだった。(新井 宏)

2012.1.9 東京キネマ倶楽部 総評 

 賛否両論の渦を巻き起こした米山香織の引退撤回騒動。そのすべてが解決したわけではないが、大晦日の年越しプロレス、1・8ブル中野引退興行への出場を経て、米山が本来なら上がるはずのなかったホームリングに帰ってきた。試合は、6人タッグマッチ。プロレスをやりたくてやりたくて、本当にやりたくて、最後の最後の瞬間に自分の気持ちに正直になった米山。もしかしたら引退を撤回したことで、もっとプロレスをやりたかったとの思いが急激に減退してしまうかもしれない。が、そうなってしまったとしたら主客転倒、引退したほうがよかったということになってしまう。これからの米山には、いままで以上にプロレスに対する思いをぶつけるファイトが望まれるのだ。
 それでも、二度とおなじことを起こさないため、ペナルティー的なことは受け入れる必要がある。ヘイリー・ヘイトレッドと保持していたタッグ三冠は返上。文字通りゼロからのスタートで、米山は2012年JWP開幕戦のリングに立った。さらにはタッグリーグ・ザ・ベストへの不参加もペナルティーのひとつなのかもしれない。Leonのパートナーが「X」となっていたため、そこに入るのではないかと予想した人もいるだろう。しかし現実には、米山がエントリーされることはなかった。タッグリーグ戦の期間中、米山は彼女自身で引退ロードから復活ロードへと切り替えていかなければならないのだ。
 試合では、Leonのキャプチュードバスターにフォール負けを喫した。試合中もどことなく元気全開までに見えなかったのは、心のどこかにまだ迷いが生じているからなのか。プロレスをやるやらないの迷いではなく、問題を起こしてしまったことへの謝罪の気持ちから、そうなってしまったのだろう。それでも米山は試合後、「リングに上がりつづける以上は、みなさんに元気を与えられるような、米山香織らしい試合をやっていきたいと思ってます。これからもリングの上での私を見てください、よろしくお願いします!」と高らかに宣言。すべてをプラスに変えていくパワーが、彼女にはあると信じている。「あのとき撤回してよかったんだ」。米山のがんばりとJWPのサポートしだいで、そう思える日は必ずやってくる。
 さて、今大会では前述したリーグ戦「タッグリーグ・ザ・ベスト2012」がスタート。10チームが2ブロックに分かれて公式戦をおこない、各ブロックの最高得点チームが4・8東京キネマ倶楽部にて優勝決定戦をおこなう。勝者は自動的に、米山組が返上したJWP認定タッグ&デイリースポーツ女子タッグ王座を獲得できるとあって、熾烈な闘いが展開されそうである。
 開幕戦では3試合がおこなわれ、KAZUKI&モーリー組(ザ☆WANTED!?)が川佐ナナ&宮城もち組(モッチー7)、阿部幸江&チェリー組(思春期ーズ)が中森華子&大畠美咲組(ラブドライト)、倉垣翼&春山香代子(ハルクラ)がDASH・チサコ&仙台幸子組(十文字姉妹)をそれぞれ破り幸先いいスタートを切った。実績からしてハルクラがもっとも優勝に近いと思われるが、この日に関しては意外にも(?)、阿部とチェリーの思春期-ズに大きな勢いが感じられた。これでもかというくらいのヤングな昭和ネタで、相手を脱力させ、若さで圧倒しなければならないラブドライトのほうが後手にまわってしまったのだ。ザ☆WANTED!?をちょっぴり離れた阿部が水を得た魚のようにいい味を出していたのは大きな収穫。「更年期障害疑惑」があるためリーグ戦が進むにつれての失速という展開もあるかもしれないが、さいわい、タッグリーグ・ザ・ベストは過密日程とはなっていない。ブルーゾーンには本命チームがいないだけに、もしかしたら、もしかするかもしれないのだ。        

(新井 宏)

2012.1.9 東京キネマ倶楽部 試合 

1月9日(月=祝)東京キネマ倶楽部
215人(超満員)

(0)1/5
△ムーン瑞月(時間切れ引き分け)矢神知樹△


(1)1/15
●masu-me(5分17秒、ジャングルクラッチ)ミクロ○
 masu-meとミクロがおなじ中学校出身であることが発覚。ミクロが先輩masu-meに恐縮しまくると、masu-meは「リングの上では先輩、後輩は関係ないですから」と歩み寄る。するとミクロは「そうですよね」と襲いかかる。masu-meがアキレス腱固めにとると、ミクロが取り返して締め上げる。masu-meがヒップアタックを打ち込みヒザ十字固め。ミクロがこの体勢のまま立ち上がって押さえ込む。masu-meが連続して丸め込むも3カウントには至らず。ミクロが腹部へのパンチから脚をロックして丸め込むと3カウントが入った。ミクロ「実はですね、本日今日、成人式でして。本当は栃木に帰って振袖着て成人式じゃないですか。でもこの時間にコスチューム着てるのがうれしいです。第3試合のタイトルマッチ、下野さんが勝ったら、大阪女子でタイトル挑戦です。挑戦したいです。なので、下野佐和子の応援よろしくお願いします!」
2012.1.9 キネマ

(2)1/20 ブルーゾーン公式戦
KAZUKI&○モーリー<1勝=2点>(11分0秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)川佐ナナ●&宮城もち<1敗=0点>
 タッグリーグ・ザ・ベストが開幕。ザ☆WANTED!?に対するのは川佐とアイスリボンの“もっちりばでぃー”宮城もち。先発はモーリーと川佐。モーリーが川佐のボディープレスをかわすとザ☆WANTED!?が合体。もちを場外に送り出し、川佐を捕らえる。代わったもちがKAZUKIにフェースクラッシャーから押さえ込みの連続。KAZUKIは「ふざけんじゃねえ!」と腕十字。もちがうすDONから押さえ込みシャイニング腹ザード、コーナーにモーリーを追い込み腹を擦り当てていく。モーリーは腹をつまんでマットに叩きつける。KAZUKIが飛び出し、腹への連続パンチ。コーナーに据えると腹めがけてKAZUKIがダブルニーを投下。ニードロップをかわしたもちが腹を擦り当てていくと、モーリーは「(もちの腹が)凶器じゃないの?」。もちはKAZUKIへシャイニング腹ザード。川佐が連続のショルダータックルでつづく。しかしKAZUKIはニーをぶち込み形勢逆転を図る。ところがもちがエプロンからカットし、ダブルのショルダータックル。KAZUKIが2人まとめてのネックブリーカーからもちを場外に送り出す。モーリーが川佐の顔面をかきむしる。川佐がショルダータックルの連発。もちがクロスボディーで乱入し、ダブルのショルダータックルで挟み撃ち。川佐がダイビングボディープレスもKAZUKIのカットが間に合う。モーリーが川佐にレッグドロップ。KAZUKIのダブルニーからモーリーが払い腰。KAZUKIがもちを場外に送り出し、モーリーが川佐にフィッシャーマンからダイビングセントーン。KAZUKIがもちを押さえている間に3カウントが入り、ザ☆WANTED!?がタッグリーグ戦の勝利一番乗りをあげた。
2012.1.9 キネマ

(3)1/30 JWP認定ジュニア&POP選手権試合
○下野佐和子(9分19秒、えびす落とし→片エビ固め)勝愛美●
※第21代JWP認定ジュニア&第11代POP王者が3度目の防衛に成功。
 ブルースターカップを制した勝がジュニア二冠に挑戦。下野のほうから握手を求めるが、勝が前進してくると後退、ゴングと同時に両者が激突し、腕の取り合いへ。下野がフロントネックロックからサーフボードストレッチ、スリーパー。しのいだ勝が串刺しのラリアットから機先を制してのエルボーをぶち込む。下野の表情が一変しエルボーの打ち合い。活が打ち勝ち、両者がショルダータックルをぶつけ合う。ここでも勝が打ち勝ち、エルボードロップ。勝は下野に逆エビ固め。エスケープさせずに中央に戻して締め上げていく。勝はボディースラムからコーナーに上がりリバーススプラッシュ。下野がかわして串刺しのボディーアタック、ジャンピングニー。ショルダータックルの3連発から雷電ドロップ。勝が2カウントで肩を上げる。勝がダブルアームに取ると下野が切り返して逆さ押さえ込み。勝が突進を捕らえてアバランシュホールド。さらにコーナーからリバーススプラッシュ。下野がブリッジで返すと、勝は相手を立ち上げてダブルアームの構え。下野がこらえるとエルボー連打。下野がダッシュしてきた勝を担ぎ上げてバックフリップ。勝がエルボーからダブルアームスープレックス。起き上がった下野がランニングニーアタック。2カウントで返した勝を担ぎ上げてえびす落とし。これで3カウントが入り、下野がジュニア二冠王座を防衛した。
2012.1.9 キネマ

(4)1/20
コマンド・ボリショイ&●米山香織&ラビット美兎(14分33秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)Leon○&植松寿絵&輝優優
 引退を撤回しタッグ三冠王座を返上した米山はタッグリーグにはエントリーせずに、6人タッグに登場。試合まえ、ラビットが植松に「あっかんべぇ~」。怒った植松が追いかけると、ラビットがリングサイドを逃げ回る。ラビットはリング上の米山とLeonによる手四つの間もくぐりぬけて逃走。しかし植松の顔面ウォッシュに捕まってしまうことに。Leonも強烈な串刺しドロップキックでラビットを追い込む。米山のカットからラビットがコルバタ的なアームホイップ。ボリショイが卍固めにLeonを捕らえる。ボリショイはLeonをロープ渡りに道連れ。Leonがスピアを放つが2発目はボリショイが捕まえて腹固め。Leonが持ち上げてリバースのケブラドーラコンヒーロ。輝が米山の腹部にニーをぶち込みバックをとる。米山がこらえるも、輝は強引にバックドロップ。植松のミサイルキックを耐えて米山がエルボー連打、バックドロップを立ち上がり、反対に植松へバックドロップ。輝のカットから植松輝が合体で米山を攻撃。ラビットの阻止を制して植松が米山にダイビングボディープレス。ラビットが外から植松の脚を引き、ボリショイが619、米山が押さえ込むも植松が返す。植松輝の連係が崩れると、植松は控えにいて無関係のラビットに「オマエのせいだ」といちゃもんをつける。Leonのマッドスプラッシュが米山にヒット、しかしLeonストーンはかわしてダイビングセントーンを投下。米山が植松を場外に送り出しLeonにミスティカ(旋回式ワキ固め)。ボリショイも輝に極めてギブアップを迫るが、植松がカット。Leonが米山にキャプチュードバスター狙い。米山が切り返して米―ZOUにいくがカットされてしまう。米山はフィニッシュを予告しコーナーへ。ダイビング延髄は米山がかわし輝がエルボー、植松の攻撃を挟んでLeonがキャプチュードバスター。最後はLeonが米山をピンフォールした。Leon「よね、私はオマエがこのリングに戻ってきてくれて、うれしいんだよ! 戻ってきたからには遠慮せず、いままで以上におもいっきりやるからな。ウチらでJWP、もっともっと盛り上げていくぞ!」植松「よね、オマエが戻ってきたことよりも…ラビット~!どういう教育されてるんだ!?」ボリショイがラビットに駆け寄り「こういう教育」。植松がラビットに襲いかかり、「叩き潰してやる!」。新たな抗争が勃発した。そして、米山がマイクをとる。「Leonなんかに言われなくたってわかってんだよ! こっちはな、その気で戻ってきてんだよ! 引退撤回からたくさんの方にご迷惑、お騒がせしてしまいましたが、リングに上がりつづける以上は、みなさんに元気を与えられるような、米山香織らしい試合をやっていきたいと思ってます。これからもリングの上での私を見てください、よろしくお願いします!」
2012.1.9 キネマ

(5)1/20 ブルーゾーン公式戦
○阿部幸江&チェリー(9分7秒、ウラカン・ラナ)中森華子●&大畠美咲
世界一長い思春期の思春期―ズは必要以上に若さをアピール。大畠は「クソババアー」と元も子もないことを言う。チェリーが昭和ギャグ連発でエルボーを落とすと、阿部は「(いま)はやってるよ」と、タイムマシンにでも乗ってきたかのような発言。チェリーは狂ったかのように、いや、若返ったかのように大畠を攻め込む。阿部が「よっしゃ、いくわよー!」と大畠に突進。「このデカパイ」「このブサイク」「このクソババア」「この付けまつげ」…阿部と大畠が不毛な言い争いを繰り広げる。中森と大畠がダブルで阿部にブレーンバスターの構え。阿部がこらえるもDDTやフィッシャーマン、シャイニング・ウィザードなどを2人で見舞っていく。中森はフィニッシュを宣言しコーナーから延髄ニー。阿部がかわしてスイングブレイド、チェリーのヤングキックから阿部がクロスボディーを放つ。大畠の逆打ちから中森がフィッシャーマンバスター。チェリーのカットが間に合う。阿部が大畠を場外に送り出すが中森のキックを浴びる。阿部がウラカン・ラナで中森を押さえ込むと、3カウント。思春期ーズが若さの勢いで幸先いい2点をゲットした。阿部「おいババアども、勝ったぞ! 永遠の10代のほうが勢いがあるんだよ。心臓バクバクしてないよ」大畠「更年期障害なんじゃないの」チェリー「覚えた手の言葉使いたいんじゃないの?」大畠「ぶりっこはやめろ!」阿部「3月25日、板橋でザ☆WANTED!?対ラブドライトの対抗戦だ!」両軍が乱闘。若さでスタートダッシュに成功した阿部は、「負けねえよ、こっちは! あばよ!」
2012.1.9 キネマ

(6)1/20 レッドゾーン公式戦
○倉垣翼&春山香代子(15分21秒、ファルコンアロー→エビ固め)DASH・チサコ&仙台幸子●
 仙女の十文字姉妹がドロップキックの奇襲からダブルのサブミッション。倉垣がドロップキックで幸子を吹っ飛ばし、春山が串刺し攻撃。幸子が切り返し、DDTの応酬へ。春山のブレーンバスターをこらえて幸子が高角度のDDTを放つ。春山がバックをとって前方に幸子を叩き落す。トラースキックの応酬で幸子がダウン。春山は幸子をコーナーに乗せるが、叩き落されミサイルキックを食らう。チサコが春山にコーナーからとっての腕十字。春山はスタナーからスリーパー。入ってきた幸子にはチサコをスリーパーで締めたままギロチンを落とす。倉垣がトップロープからサマーソルトドロップ。チサコがエルボーを打っていくと倉垣はネックブリーカーをかわしてドロップキック。倉垣がブレーンバスターからコーナーに上がるが、チサコも上がる。首を取った倉垣が前方へのブレーンバスターでチサコを落としてミサイルキック。チサコが幸子のアシストからウラカン・ラナ、ネックブリーカードロップ。幸子が倉垣のバックをとるが、倉垣が力ずくで前方に叩きつけコーナーへ。チサコがカットに入ると十文字姉妹で雪崩式ブレーンバスター。幸子を捕まえた倉垣だが春山の攻撃が誤爆。姉妹が連係でハルクラを追い込む。しかし倉垣と春山が2方向で雪崩式ブレーンバスターを決める。ハルクラが幸子を抱え上げてバックドロップ。倉垣がコーナーに上がると幸子がカットしバックドロップ。チサコが倉垣にホルモンスプラッシュ。幸子がムーンサルトプレスでつづくが、春山のカットが間に合う。幸子はもういちどコーナーへ。しかしムーンサルトは倉垣が剣山でカット。幸子がラリアットをかわし姉妹がドロップキック。倉垣が2人まとめてのラリアット。倉垣のラリアットをかわす幸子だが、カウンターでもらってしまう。春山がチサコを止めてコーナーへ。ハルクラがトップロープからの連係、倉垣が春山の上からダイブする。が、幸子が自力でクリアー。倉垣は幸子を立ち上げてラリアット。チサコのカットがなんとか間に合う。春山はチサコを場外に送り出す。倉垣はダウンの幸子を立ち上げようとするが、チサコがミサイルキック。幸子が飛びついて丸め込む。チサコのネックブリーカーから幸子がカバーも春山がカット。倉垣がヘッドバットを連発、こらえた幸子がカウンターのトラースキック。チサコが不知火、幸子がジャーマン。春山がカットし倉垣が命拾い。幸子のダッシュに倉垣がラリアットをぶち込む。チサコがカットすると、倉垣が担ぎ上げてルナウイング。春山が幸子にダイビングギロチン、そして倉垣が無差別級王座を取り戻したファルコンアロー。これで3カウントが入り、ハルクラがタッグリーグ戦の初戦をものにした。倉垣「久しぶりだな。オマエら強くなったよ。でもハルクラはまだまだだ。いつでもかかってこい! ハルクラがこのリーグ戦、優勝するぞ!」
2012.1.9 キネマ

2011.12.23 後楽園ホール 総評 

 引退セレモニーの最中に引退撤回とは、おそらく世界初の出来事だろう。今年の7・10キネマ大会で突然かつ不可解な引退発表をおこなった米山香織が、こんども突然、しかも土壇場での引退撤回&現役続行を宣言した。
 レスラーが引退する場合、大きく分けて2つのパターンがある。ひとつはケガや病気など、つづけたくても肉体的につづけられないケース。もうひとつは、体の動く元気なうちに第2の人生に歩みだそうというもの。米山の場合、後者だった。しかしながら、第2の人生においての目標が具体的に決まっているわけでもない。「ゴールを決めて、それに向けて全力で駆け抜ける」というのが、彼女のやり方、ポリシーだった。だからかつては10周年を区切りとするつもりでいた。しかし当時はJWP認定無差別級王座に届かなかったこともあり、最高峰のベルト奪取が続行のモチベーションにもなっていた。王者としてベルトを巻いてからは米山革命を提唱しながらも、次のゴールを30歳に設定した。そこで彼女が決めたのが、2011年いっぱいという期限だったのだ。
 そのゴールは、あくまでも米山のこだわりで定められたもの。だから、他人が口出しできるものではない。発表当初こそ引退に向けて一直線だった米山。ところが、しだいに心境の変化がやってくる。ボリショイの欠場により急きょ決まった初のアメリカ遠征と、澤宗紀の引退に触発された「やりすぎくらいな引退ロード」が、そのきっかけになった。
 やればやるほど、プロレスは楽しい! 猛烈な引退ロードで、米山は完全燃焼どころかますますプロレス熱が上昇した。立ち姿やマイクアピール、もちろん試合における動きまで、すべてが見事だった。「やめるなんてもったいない」。そんな意見が、引退ロードを目撃した人たちの最大公約数だったと思う。
 と言うことは、米山は引退撤回により多くの人たちの期待に応えたことになる。と同時に、もちろん、批判もあるだろう。いずれにしても米山は、自分の意志で、最後の最後で現役続行を決めた。
来年のJWPを見渡してみれば、伸び盛りを迎えようとする若い選手が多いことに気づく。その中に米山が入るとすれば、どんな形であれ興味深い。カベになるのもいいし、指導者的立場になるのもひとつの案だ。米山革命の思想を継承しながら、新しいJWPを作っていく。“新生”米山香織の新たなる使命だろう。

(新井 宏)

12/23後楽園 記者会見の内容 

 12月17日(土)、JWPが水道橋ふらっとんTIMESにて記者会見をおこない、12・23後楽園における「JWP-CLIMAX 2011~米山香織FINAL~」の全対戦カードを発表、参加選手が大会への意気込みを語った。
 対戦カードは以下のとおり。

▼(1)JWPジュニア タッグマッチ 10分1本勝負
 masu-me&川佐ナナ組 vs ムーン瑞月&矢神知樹

▼(2)第4回・蒼星杯ブルースターカップ決勝戦 時間無制限1本勝負
 勝愛美[5勝1敗=10点] vs ラビット美兎[4勝2敗=8点]

▼(3)嵐のレジェンド 6人タッグマッチ 15分1本勝負
ジャガー横田&ダンプ松本&中森華子組 vs 阿部幸江&KAZUKI&モーリー組

▼(4)ボリショイプロデュース「米山サンタ杯争奪バトルロイヤル 時間無制限
参加選手:〔女子〕さくらえみ(アイスリボン)、GAMI(WAVE)、植松寿絵(WAVE)、輝優優、大畠美咲、帯広さやか(アイスリボン)
〔男子〕高木三四郎(ユニオン)、アブドーラ・小林(大日本)、黒田哲弘
〔FREEDOMS〕ジ・ウィンがー、佐々木貴、GENTARO
〔特別参戦〕ザ・グレート・カブキ
(さらに追加の見込み)

▼(5)PURE HARD シングルマッチ 15分1本勝負
Leon vs 木村響子

▼(6)JWP認定無差別級選手権試合 30分1本勝負
[王者]ヘイリー・ヘイトレッド vs [挑戦者]倉垣翼

▼(7)米山革命最終章 米山香織引退試合 30分1本勝負
 米山香織vs春山香代子

 全カード発表後、会見参加選手がそれぞれコメントを述べた。

(2)勝愛美vsラビット美兎
ラビット「いちど勝に負けているので、決勝に進めたからこそ必ず借りを返します。米山さんの最初で最後の付き人なので、優勝して報告したいです。体の小ささをハンディとは思っていません。小さいからこそ(勝には)もっていないものをもってるので、決勝では必ず勝ちます」
「12年ぶりのブルースターカップ。全勝優勝が目標でした。昨日(12・16板橋)、初黒星を喫して悔しいが、いまは決勝に進めてうれしい気持ちです。(ラビットには)1回勝ってるし、優勝とジュニアのベルトへの挑戦権をかけて闘いたい。先日の川佐戦で肩を負傷してコンディション的にはバッチリではありませんでした。コンディションを整えて、全力でぶつかっていきたいと思います」

(3)ジャガー横田&ダンプ松本&中森華子組vs阿部幸江&KAZUKI&モーリー組
阿部「このカード実現に向けてものすごい労力を使いました。ジャガー横田とダンプ松本がはじめておなじコーナーに立つ。私たちザ☆WANTED!?の力なくして、実現しないカードです」
中森「ボリショイさんがオファーしたんですよ」
阿部「私のおかげだから! 私の力なんだよ!」
モーリー「ザ☆WANTED!?結成10周年、モーリーが入って1年。ジャガーさんにカンチョーをやったことがあるが、ダンプさんにやったら怒られるんじゃないですか?」
阿部「会社がどうにかしてくれるよ!」
モーリー「みんな期待してるからダンプさんにカンチョーして、いいクリスマスプレゼントにしたいです」
(話題は中森のコスチュームへ)
中森「立野記代さんからいただいたコスチュームを毎回着ていて、今年は5回変えてます。立野さんからまたいただいたんです」
KAZUKI「コスチュームに着られないように。コスチュームを着てください」
中森「立野さんのコスチュームを中森華子が着るんじゃないんだよ。中森華子が立野さんのガウンとコスチュームを着るんだよ!」
阿部「(ジャガーとダンプが)会見に来てない? いつまでもレジェンドにあぐらかいてるんじゃねえよ! もう古いの。ジャガーやダンプの時代は終わったんだよ。私たちがレジェンドになる。まかしといて!」
中森「(レジェンドと組む)自分はレジェンドじゃないけど、見劣りしないよう、コスチュームに恥じないように勝ちたいと思います」

(4)ボリショイプロデュース「米山サンタ杯争奪バトルロイヤル
ボリショイ
「(現在欠場中だが)昨日まで出られるかどうか考えていました。無理をすれば出られるレベルです。いろいろ悩んだんですが、復帰するときは最高のボリショイを見せたい。無理して出ることはいいことではないと判断しました。今回は、レフェリーとして盛り上げたい。そこで、米山にゆかりの深い選手を集めました。プロレス頭がすごくてコ性あるいい選手ばかりなので、優勝の副賞は、JWPの興行1日プロデュース権です。対戦カード、選手、ルール含め、1大会をプロデュースしていただきます」
米山「この試合には、アイスリボンの帯広さやかに出てほしい。米山革命に賛同してくれた、大事に思っている選手です」

(5)Leon vs 木村響子
木村
「Leonを一言で言うと、クソマジメ。最近になってまわりにお膳立てしてもらって、日本酒マッチをやってようやくはっちゃけたんだけど、しょっぱい選手。そんな印象しかありません」
Leon「富山の酒を馬鹿にするんじゃねえよ!」
Leonの挑発から木村との日本酒の一気飲みを強要。
木村「オマエを含めてJWPはなにやってんだよ? 米山引退する12月23日の春山戦が話題になってないです。気づいてないのか、気づいても何もできないのか。よねやマニアとか他団体のほうが話題になってる。オマエら口だけで、何かやったのか? 若手からベテランまでそろって見てるだけじゃないか?
外にいるから、私には見える。(米山は)まだまだできるんじゃねえか? なんで米山革命をはじめたか? いちばんわかってあげなきゃいけないのはアンタたち。JWPはヒツジの群れ。間違えて1匹が海に落ちたら、全部がまねして飛び込んじゃうんですよ。だからそこに必ずヤギを入れる。ヤギはまねしない、自分で判断する生き物。そのヤギが米山さんだった。いなくなったら(JWPは)どうするんですかね?」
Leon「(酔っ払って)オマエに私の気持ちがわかるかよ! 私は後楽園、オマエとシングルじゃなくて、米ちゃんの引退試合の相手になりたかったんだよ!」
木村「わかるよ。私だって米山さんの引退試合に絡みたかったんだよ。なんで選ばれなかったのか、わかるか? わかってるならいい加減、変わったら? 思ってること、どんどん口に出せよ! 酒の力を借りてんじゃねえよ!」
Leon「私だって、私だって、私だってこれから変わるんだよ! 15分1本勝負? ふざけんなよ! コイツとの試合は無制限1本勝負だよ。ボコボコにしなきゃ気がすまねえんだよ!」
木村「上等だよ。やってやるよ!」
Leon「米ちゃんを送り出すためにも、ぶっ潰して、勝たなきゃなんねえんだよ! もうオマエの顔なんか、見たくねえんだよ!」

(6)ヘイリー・ヘイトレッド vs 倉垣翼
倉垣
「(ファルコンアローを伝授してくれた)ハヤブサ選手、6年間以上ずっとチャンピオンになるのを待ってくれているみなさんに、自分がベルトを巻く姿を見せたいと思います。自分とヘイリーにしかできない闘いをして、いつもはJWPには来ないお客さんたち全員をJWPのファンにしてみせます。無差別のベルトだけ戻ってくればいい。自分がベルトを獲ったら倉垣翼最強伝説を残していきたいと思っています。ファルコンアローは完全にマスターしました。今使ってる技以上に強烈な技。6年前はファイヤーバード。あれからスタイルが変わっていて、その最終形がファルコンアローだと思ったので、いままでとは違うものを取り入れました」
ヘイリー「クラガキとは2度目のタイトルマッチ。前回は私が防衛してるが、今回はさらにハードなトレーニングをしてくるはず。それでも最後は私がクラガキを叩き潰して防衛します。(シングル三冠戦にはしないのか?)クラガキは3本のベルトをかけるに値しない。いままでとの違いを見せてほしい。男の試合のようなストロングな闘いをしたい。防衛してアメリカ、メキシコ、ヨーロッパでも試合をしたい。ファルコンアローといってもしょせんはコピーに過ぎないでしょ。クラガキのスピードや強さには警戒するけど、勝つのは私です」

(7)米山香織 vs 春山香代子
春山
「やめたくないでしょ? 引退したくないでしょ? どうすんの?」
米山「……。」
春山「いますごく楽しいんじゃない? 引退したあと、何があるの? ケガしてる?」
米山「……。」
春山「米山香織に聞いてるんだけど、迷ってるから何も言えないんじゃない?」
米山「……。」
春山「いいよ。今回、私は米山が12年JWPにいて、6年を寮でともに生活して、かわいい後輩であり、いいライバルになったと思ったときに引退する。複雑だけど、やめてから何をしたいかわからないまま引退するのに納得がいかない。いろいろ話し合いました。でも米山は引退したいと。話題づくりからはじまったのかもしれない。そうさせたJWPが悪いのかもしれない。デビュー戦、10周年とシングルして、引退試合も選んでくれた。いままでありがとう、楽しい試合をしようとは求めてないと思います。たぶんそんな試合をしたくないと思うし、自分はハッキリ言って、この試合に負けたほうが引退したらいいと思うんですよ。そのくらいの気持ちで米山とシングルをします。ふざけた気持ちではなく、真剣に。なに言ってんだと思うかもしれないけど、そのくらいの気持ちで自分はリングに立って、米山のすべてを受け止めて、引退しても悔いが残らないように、思いっきり12年間の気持ちぶつけてもらって、JWPに入ってよかったと思ってもらえるような試合をします」
米山「自分は引退に関しては何年も前から考えていたことで、どこかでゴールをつくり、それに向けて全力で試合する。あとのことは決まってないけど引退したあとのことではなく、引退試合を終えるまでの自分を見てほしいので、あとのことはとくに言う必要はないと思ってます。いますごい10何連戦して、体もしんどくなると思ったら、逆に体も気持ちも乗ってきて、どんどん調子が上がってきて、本当にプロレス楽しくて。もうずっとプロレス一生できたらいいなって思うときもあるけど、あと3試合。アイスリボン(12・17)、道場マッチ(12・18)、そして引退試合(12・23後楽園)、すべて出し尽くして見送ってもらえたらなと思います。もちろん、最後まで試合をするので勝ちは狙っていきます。勝って気持ちよく引退したいので、負けたほうが引退というなら、私が勝って2人で引退しましょうか?」
春山「大丈夫。いまの米山には負けない。いまハッピーでしょ? 思う存分楽しい試合をしてもらって、(最後に)私が勝って思い残すことなく引退させてあげる。引退やめますって言ったら、キャラ的にもいいんじゃない?」
米山「12月23日、米山香織、最後の試合です。引退します。(気持ちが揺らいでいるのでは?)それはありません」