[結果]4月29日(水・祝) 第145回JWP道場マッチ 13:00
4月29日(水・祝) 第145回JWP道場マッチ 13時
「中島安里紗プロデュース・春のアリまつり」
観衆117人(超満員)
1)春のリクルートマッチ! 15分1本勝負
◯Leon(9分2秒、押さえ込み)藤ヶ崎矢子●
※首固めをきりかえす。
デビュー当時の技以外を使うと反則となる特別ルール
2)春の絆確認3WAYバトル! 無制限
中島安里紗(中森華子)●
◯KAZUKI(瑛凛)(8分27秒、クイズ正解)
コマンド ボリショイ(林結愛)●
※( )内はそれぞれのパートナー。2カウントが入るとクイズ問題へ。
フォールを取った選手に関するクイズにパートナーが答え、先に2問正解すると勝ちになるルール。
3)春のパンまつり! 30分1本勝負
春山香代子&●ライディーン鋼(13分42秒、回転エビ固め)中島安里紗◯&ラビット美兎
※リングから落ちたら美味しいパンを完食しないと、試合に戻れないルール。
「中島安里紗プロデュース・春のアリまつり」
観衆117人(超満員)
1)春のリクルートマッチ! 15分1本勝負
◯Leon(9分2秒、押さえ込み)藤ヶ崎矢子●
※首固めをきりかえす。
デビュー当時の技以外を使うと反則となる特別ルール
2)春の絆確認3WAYバトル! 無制限
中島安里紗(中森華子)●
◯KAZUKI(瑛凛)(8分27秒、クイズ正解)
コマンド ボリショイ(林結愛)●
※( )内はそれぞれのパートナー。2カウントが入るとクイズ問題へ。
フォールを取った選手に関するクイズにパートナーが答え、先に2問正解すると勝ちになるルール。
3)春のパンまつり! 30分1本勝負
春山香代子&●ライディーン鋼(13分42秒、回転エビ固め)中島安里紗◯&ラビット美兎
※リングから落ちたら美味しいパンを完食しないと、試合に戻れないルール。
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4月26日(日) 道頓堀プロレス ボリショイ、中島参戦
4月26日(日) 淀川区民センター 17:30開場/18:00開始
『バーナルストーム2015』第3戦
第3試合 20分1本勝負
コマンド・ボリショイ&菅沼修&めでタイガーマスク
vs 中島安里紗&太陽塔仮面&織部克巳
『バーナルストーム2015』第3戦
第3試合 20分1本勝負
コマンド・ボリショイ&菅沼修&めでタイガーマスク
vs 中島安里紗&太陽塔仮面&織部克巳
[結果]4月26日(日)大阪・淀川区民センター 13:00
4月26日(日)大阪・淀川区民センター 13時
「スプリング☆ハリケーンin大阪」
観衆230人(満員)
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(9分33秒、秘伝でんでんクラッチ)フェアリー日本橋○
2)スペシャルタッグマッチ20分1本勝負
●KAZUKI&ジャガー横田(12分49秒、ラ・マヒストラル)
コマンドボリショイ○&ラビット美兎
3)JWP認定ジュニア・POP選手権 30分1本勝負
●[王者]ライディーン鋼(10分15秒、片エビ固め)山下りな[挑戦者]○
※ラリアット。王者が初防衛に失敗。山下が第27代JWPジュニア並びに第17代POP王者となる。
4)渋谷シュウJWPファイナルマッチ 30分1本勝負
○春山香代子(14分34秒、エビ固め)渋谷シュウ●
※ダイビング・ギロチンドロップ
5)スペシャル タッグマッチ30分1本勝負
○Leon&Ray(18分26秒、片エビ固め)中島安里紗&下野佐和子●
※キャプチュードバスター
「スプリング☆ハリケーンin大阪」
観衆230人(満員)
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(9分33秒、秘伝でんでんクラッチ)フェアリー日本橋○
2)スペシャルタッグマッチ20分1本勝負
●KAZUKI&ジャガー横田(12分49秒、ラ・マヒストラル)
コマンドボリショイ○&ラビット美兎
3)JWP認定ジュニア・POP選手権 30分1本勝負
●[王者]ライディーン鋼(10分15秒、片エビ固め)山下りな[挑戦者]○
※ラリアット。王者が初防衛に失敗。山下が第27代JWPジュニア並びに第17代POP王者となる。
4)渋谷シュウJWPファイナルマッチ 30分1本勝負
○春山香代子(14分34秒、エビ固め)渋谷シュウ●
※ダイビング・ギロチンドロップ
5)スペシャル タッグマッチ30分1本勝負
○Leon&Ray(18分26秒、片エビ固め)中島安里紗&下野佐和子●
※キャプチュードバスター
[情報]4.26大阪大会 JWP選手意気込みコメント
ライディーン鋼
「山下選手は身体も大きくパワーのある選手です。
が!!私も負けてないと自負しています。
大阪大会では激しいぶつかり合いになるでしょう。
2週間後の地元博多スターレーン大会にベルトを持って帰る為にも、必ず勝って初防衛をして見せます!」
ラビット美兎
「久しぶりのピコラビタッグ!!
対戦相手はKAZUKIさんとジャガーさん。
大先輩といえども遠慮せずにガンガン向かって、自分がフォール勝ちします!」
藤ヶ崎矢子
「今回の大阪大会ではWAVEさんですっかりおなじみとなった(?)フェアリー日本橋選手とのシングルマッチ。
相手は妖精なので何を仕掛けてくるのかわかりませんが、全力で挑みたいと思います。」
Leon
「L×R、大阪では二冠タッグのベルトを巻いて初の試合!
対戦相手の中島&下野組、二人とも新世代のエースで実力もあり、とても戦いがいのある相手。
ベルトは懸かっていないけれど、タイトル戦のようなモチベーションで戦いたいと思います。
JWP今年初の大阪大会、たくさんのご来場お待ちしております!」
KAZUKI
「一週間後にタッグタイトルマッチを控えているので、負けるわけにはいきません。
パートナーのジャガー横田選手は、師匠でもありディアナのタッグチャンピオンでもあるので、組んで何かを学び取りたいです。」
コマンドボリショイ
「JWP24年目初の大阪大会!!!!
JWPのメインテーマは「世代闘争」!!ですが、、、この大阪大会では一時休戦??
初めて女子プロレスを見る方、初めてJWPを見る方にもおもいっきり楽しんでいただける大会にしたいと思っています!
コマンドボリショイ&ラビット美兎の女子プロレス界no.1の最小タッグ「ピコ・ラビ」久しぶりの復活です!!小さな体を武器にして「小よく大を制す」体現します!!
そして、淀川区民センターといえば、ピコが子供の頃から慣れ親しんだ場所でもあります。
25年前、淀川区十三にある児童養護施設・博愛社で育ち、周囲の大反対を押し切って入門した私がこうして故郷で試合ができること、本当に嬉しいです。
女子プロレスに夢をもらった私は、同じように児童養護施設で暮らす子供たちに夢を与えたいといつも思っていました。そんな中、今年、高校を卒業した博愛社の女の子が「私も夢を与えられるプロレスラーになりたい!」と周囲の大反対を押し切ってJWPオーディションを受け見事合格しました。現在、彼女はまだ、練習生なので26日は試合には出ませんが、JWPの一員として精一杯、セコンド業務を頑張ってくれると思います。
沢山の可能性を秘め、施設を出て自分の道を歩き始めた彼女(折小野麗乃・18才)にぜひ、ご注目ください!!
応援よろしくお願いします!!
コマンドボリショイ」
春山香代子
「待ってましたぁ!大阪大会!36才バリバリ春山無差別のベルトを持って行くバイねぇ!
対戦相手は引退を控えてる渋谷シュウ選手です!
随分前に対戦したいと言ってくれてくれました!
その理由がバリバリ春山の試合が好きだからと!!!
感激です!!!
渋谷の気持ちを受け取って、バリバリリング上で体とハートで語り合います!!!!!」
中島安里紗
「無差別のベルトを春山さんに取られ、丸腰となって初の大阪大会!!
ベルトは失いましたが想いはより熱くなっています!!
無冠の中島安里紗を是非見に来て下さい!!」
2015.4.19 第5回!青春・無限大パワー!! 16:00 総評
昼の部で組まれたコマンド・ボリショイvsラビット美兎の試合は、サブミッションの攻防に大きな見応えがあった。それはまるで、ボリショイの後継者がラビットになるのではないかという予見に満ちた闘いだった。勝ったのはもちろんボリショイだが、ラビットにも近い将来ボリショイに勝ってほしい。いや、勝たなくてはならない。そう感じさせるほど濃い内容があったのだ。この試合後、ラビットはマイクで今大会「青春・無限大パワー!!」について言及した。
「青春無限大、いま先輩方からの協力でできてることです。それを私自身ひとりでプロデュース。8月のジュニア卒業までに先輩方の協力なしにプロデュースしていきます」
規定により、今年8月にジュニア王座戦線からは卒業するラビット。そのラビットは青春・無限大パワー!!」でリーダー的役割を担ってきた。昨年3月に若手の成長を目的にスタートしたこのシリーズは、2回目以降すべてでラビットがメインを張ってきた。そして今後は、ラビットがみずからプロデュースもしていくという。マッチメークや進行など、若手のほうからおこなっていくということだ。
「まだ5回目ですけど、これで一つの区切り。やってきてよかったと思ってます。ジュニア勢が頑張ってる姿を見てもらえる場ができたってことが嬉しいですね。これからも続けていくためには(自分たちで)考えていって、より注目される大会にしていきたいと思ってます」
おりしもJWPでは世代闘争が勃発。上の世代に追いつき超えるということは、勝敗だけではない。そのあたりをこのシリーズで学び、先輩相手の試合に活かしていけばいいのである。
JWPの若手では現在、瑛凛と林結愛が欠場中。この2人も「青春・無限大パワー!!」の大きな戦力であり、世代闘争の中心人物にならなくてはならない。両者はトークショーで“参戦”し、欠場明けに闘いたい相手として瑛凛が藪下めぐみ、林がコマンド・ボリショイ、中島安里紗の名前をあげた。ラビットプロデュースをより実りあるものにするためにも、この2人の存在は欠かせない。 (新井 宏)
「青春無限大、いま先輩方からの協力でできてることです。それを私自身ひとりでプロデュース。8月のジュニア卒業までに先輩方の協力なしにプロデュースしていきます」
規定により、今年8月にジュニア王座戦線からは卒業するラビット。そのラビットは青春・無限大パワー!!」でリーダー的役割を担ってきた。昨年3月に若手の成長を目的にスタートしたこのシリーズは、2回目以降すべてでラビットがメインを張ってきた。そして今後は、ラビットがみずからプロデュースもしていくという。マッチメークや進行など、若手のほうからおこなっていくということだ。
「まだ5回目ですけど、これで一つの区切り。やってきてよかったと思ってます。ジュニア勢が頑張ってる姿を見てもらえる場ができたってことが嬉しいですね。これからも続けていくためには(自分たちで)考えていって、より注目される大会にしていきたいと思ってます」
おりしもJWPでは世代闘争が勃発。上の世代に追いつき超えるということは、勝敗だけではない。そのあたりをこのシリーズで学び、先輩相手の試合に活かしていけばいいのである。
JWPの若手では現在、瑛凛と林結愛が欠場中。この2人も「青春・無限大パワー!!」の大きな戦力であり、世代闘争の中心人物にならなくてはならない。両者はトークショーで“参戦”し、欠場明けに闘いたい相手として瑛凛が藪下めぐみ、林がコマンド・ボリショイ、中島安里紗の名前をあげた。ラビットプロデュースをより実りあるものにするためにも、この2人の存在は欠かせない。 (新井 宏)
2015.4.19 第5回!青春・無限大パワー!! 16:00 試合
JWP 4月19日(日)東京・浅草花やしき座
第五回!青春・無限大パワー!!~produce by JWP~ 観衆42人
1/15
○藤ヶ崎矢子(8分10秒、回転脚折り固め)藤田あかね●
藤田はJWP初参戦。ロックアップから藤田がロープに押し込みエルボーの連打。ロープに振られた矢子がフライングクロスチョップを放つと鎌固めにもっていく。矢子はボディーシザーズでギブアップを迫るが、藤田がエスケープ。それでも矢子はペースを渡さずキャメルクラッチ。藤田がこらえると矢子は技を解いてボディースラム。藤田は1カウントで返すが串刺しドロップキックの餌食に。藤田がボディースラムからセントーン。矢子が返すとエルボーの打ち合いを仕掛ける。矢子がドロップキックの3連打。ダブルリストアームサルト狙いは藤田が阻止。矢子が回転エビ固めから突進すると藤田がダブルチョップを叩き込み逆片エビ固めにもっていく。5分経過。矢子がスモールパッケージから逆さ押さえ込み。ドロップキックの連打を見せるとコーナーへ。藤田が抱えてマット中央に叩きつける。藤田は変型の極楽固めでギブアップを迫る。矢子がエスケープするとカウンターのドロップキックからミサイルキック、ダイビングボディープレス。藤田が返すと。矢子は回転脚折り固め。藤田がもがくも肩は上げられず、矢子がオープニングマッチを飾った。
1/15
○Leon(8分9秒、テキサスクローバーホールド)弓李●
弓李がタッグ2冠王者のLeonにチャレンジ。ロープに押し込まれた弓李がブレイクの瞬間に押し返す。クロスボディーで飛ぶがLeonがキャッチしてサマーソルトドロップ。キャメルクラッチにとらえると弓李の髪をつかんで威嚇する。弓李がお返しのキャメルクラッチから顔面を攻撃。かけられたLeonは「テメエ、おぼえとけよ!」。それでも弓李は手を緩めずにマスクに手をかけて攻めていく。さらにコーナーに叩きつけると顔面を踏みつける。しのいだLeonが串刺しドロップキックからサーフボードストレッチ。「このガキ、さっきはなめたマネしたな!」とLeonは、ロープ際で背中を攻撃。Leonがロープに振ると弓李がネックブリーカーを連発。弓李は腕十字にいくがLeonがリフトアップしコーナーに叩きつける。Leonの突進を弓李がかわすがバックブリーカーの餌食に。Leonは急角度の逆エビ固め。ロープに逃れたい弓李だがLeonはマット中央にもっていく。それでもなんとか弓李がロープに到達。5分経過。弓李の丸め込みは2カウント。Leonが弓李をコーナーに乗せてスピアを放つ。Leonのミサイルキックを弓李がかわし腕をクロスし変型の三角締め。Leonが逃れると弓李はコーナーへ。Leonが止めて雪崩式狙い。弓李が落としてダイビングクロスボディー、フィッシャーマンズスープレックス。弓李は「もう一発!」とフィッシャーマン狙い。Leonがこらえてスピア。弓李が逆さ押さえ込みから回転脚折り固め。Leonが旋回式からマットに叩きつけ勝利を確信。弓李が返すと一気に高角度のテキサスクローバー。弓李がたまらずギブアップし、Leonが勝ち名乗りを受けた。
1/30
ラビット美兎&○ライディーン鋼(11分18秒、フロッグスプラッシュ→片エビ固め)くるみ&カルメン・ローズ●
昼の大会で「青春・無限大パワー!!を先輩レスラーの力を借りずに自身のプロデュースで開催したい」と宣言したラビットがメインに登場。鋼にはジュニア2冠王となって初の「青春・無限大パワー!!」で、くるみはアイスリボンのチャンピオン。ニュージーランドから初来日のカルメン・ローズは、ディアナの旗を持参しリングへ。鋼とくるみのチャンピオン同士が先発でスタート。鋼がヘッドロックにいくと、くるみがロープに振ると見せかけてヘッドロックを仕掛ける。手四つの構えに入るとラビットが乱入しJWP軍が合体のエルボードロップ。鋼がつくしにランニングボディープレス。ラビットが入りくるみにドロップキックを見舞う。ラビットは返したくるみにキャメルクラッチ。こらえるくるみにラビットはヘアーホイップからコーナーに追い込み顔面を踏みつけていく。くるみがカウンターのダブルチョップからカルメンにチェンジ。ラビットがカルメンを追い込みエルボー、DDT、ドロップキック。鋼を呼び込みダブルでクローズライン。カルメンがかわしつくしとのドロップキックで競演。カルマンがラビットにフィッシャーマンを放つもロープ際。くるみがラビットにサマーソルトドロップを連打。ラビットがカバーをすり抜けてビッグブーツ。エルボーの応酬はくるみがパワーで上回る。それでもラビットは手数で対抗。くるみがラビットを抱え上げて3度マットに叩きつけていく。ボディープレスはラビットがクリアーし5分経過。くるみのダイビングボディープレスをラビットがかわしてミサイルキック。ラビットはコーナーからダイビングフットスタンプを投下する。くるみが返すと鋼がラリアット、ラビットがランニングエルボー。鋼がくるみとのショルダータックル合戦を申し込む。「おまえがいけ!」との言い争いから鋼がくるみを打ち倒す。鋼はくるみをコーナーに宙づりにしてボディーアタック。串刺しラリアットからラリアットをぶち込むがくるみがクリアー。鋼がリバーススプラッシュを連発。くるみがかわして背中にフットスタンプ、正面からドロップキック。くるみがボディースラムを狙うが鋼が切り返してリバーススプラッシュ。カルメンがカットするとラビットが場外に追いやる。くるみが鋼をショルダータックルで吹っ飛ばすと、串刺しでもショルダータックル。さらに串刺しのトペコンヒーロを見舞いカルメンに託す。鋼の突進をかわしカルメンが丸め込み。くるみを呼び込みダブルでクローズライン。鋼がかわして2人まとめてのラリアット。鋼はカルメンにニールキック。カルメンが返すと、鋼はコーナーへ。つくしが阻止してカルメンがデッドリードライブ、ラリアット。10分経過。カルメンがネックブリーカーを決めるがラビットがカットに入る。つくしが入るとラリアットを鋼が放つ。鋼はカルメンにラリアットからバックドロップ、至近距離からラリアット。カルメンが返すと鋼はバックドロップからフロッグスプラッシュ。カルメンが返せず、ジュニア2冠王の鋼がフォール勝ちを奪ってみせた。鋼「勝ったぞ! 初対戦でくるみさん、私は、メチャクチャ、パワーを感じました。自分はもっともっと大きい選手と対戦したくて、バチバチとやりたいんですよ。機会があったらシングルでやりましょう。で、私は、ジュニアのベルトを持ってますけど、防衛記録を増やすんじゃなくジュニアのトップ強いと言われている人と対戦がしたいです。要するに、ジュニアの最強として私はベルトを防衛しつづけます。ハイ、じゃあというか、今日はありがとうございました。青春、無限大パワー!」
第五回!青春・無限大パワー!!~produce by JWP~ 観衆42人
1/15
○藤ヶ崎矢子(8分10秒、回転脚折り固め)藤田あかね●
藤田はJWP初参戦。ロックアップから藤田がロープに押し込みエルボーの連打。ロープに振られた矢子がフライングクロスチョップを放つと鎌固めにもっていく。矢子はボディーシザーズでギブアップを迫るが、藤田がエスケープ。それでも矢子はペースを渡さずキャメルクラッチ。藤田がこらえると矢子は技を解いてボディースラム。藤田は1カウントで返すが串刺しドロップキックの餌食に。藤田がボディースラムからセントーン。矢子が返すとエルボーの打ち合いを仕掛ける。矢子がドロップキックの3連打。ダブルリストアームサルト狙いは藤田が阻止。矢子が回転エビ固めから突進すると藤田がダブルチョップを叩き込み逆片エビ固めにもっていく。5分経過。矢子がスモールパッケージから逆さ押さえ込み。ドロップキックの連打を見せるとコーナーへ。藤田が抱えてマット中央に叩きつける。藤田は変型の極楽固めでギブアップを迫る。矢子がエスケープするとカウンターのドロップキックからミサイルキック、ダイビングボディープレス。藤田が返すと。矢子は回転脚折り固め。藤田がもがくも肩は上げられず、矢子がオープニングマッチを飾った。
1/15
○Leon(8分9秒、テキサスクローバーホールド)弓李●
弓李がタッグ2冠王者のLeonにチャレンジ。ロープに押し込まれた弓李がブレイクの瞬間に押し返す。クロスボディーで飛ぶがLeonがキャッチしてサマーソルトドロップ。キャメルクラッチにとらえると弓李の髪をつかんで威嚇する。弓李がお返しのキャメルクラッチから顔面を攻撃。かけられたLeonは「テメエ、おぼえとけよ!」。それでも弓李は手を緩めずにマスクに手をかけて攻めていく。さらにコーナーに叩きつけると顔面を踏みつける。しのいだLeonが串刺しドロップキックからサーフボードストレッチ。「このガキ、さっきはなめたマネしたな!」とLeonは、ロープ際で背中を攻撃。Leonがロープに振ると弓李がネックブリーカーを連発。弓李は腕十字にいくがLeonがリフトアップしコーナーに叩きつける。Leonの突進を弓李がかわすがバックブリーカーの餌食に。Leonは急角度の逆エビ固め。ロープに逃れたい弓李だがLeonはマット中央にもっていく。それでもなんとか弓李がロープに到達。5分経過。弓李の丸め込みは2カウント。Leonが弓李をコーナーに乗せてスピアを放つ。Leonのミサイルキックを弓李がかわし腕をクロスし変型の三角締め。Leonが逃れると弓李はコーナーへ。Leonが止めて雪崩式狙い。弓李が落としてダイビングクロスボディー、フィッシャーマンズスープレックス。弓李は「もう一発!」とフィッシャーマン狙い。Leonがこらえてスピア。弓李が逆さ押さえ込みから回転脚折り固め。Leonが旋回式からマットに叩きつけ勝利を確信。弓李が返すと一気に高角度のテキサスクローバー。弓李がたまらずギブアップし、Leonが勝ち名乗りを受けた。
1/30
ラビット美兎&○ライディーン鋼(11分18秒、フロッグスプラッシュ→片エビ固め)くるみ&カルメン・ローズ●
昼の大会で「青春・無限大パワー!!を先輩レスラーの力を借りずに自身のプロデュースで開催したい」と宣言したラビットがメインに登場。鋼にはジュニア2冠王となって初の「青春・無限大パワー!!」で、くるみはアイスリボンのチャンピオン。ニュージーランドから初来日のカルメン・ローズは、ディアナの旗を持参しリングへ。鋼とくるみのチャンピオン同士が先発でスタート。鋼がヘッドロックにいくと、くるみがロープに振ると見せかけてヘッドロックを仕掛ける。手四つの構えに入るとラビットが乱入しJWP軍が合体のエルボードロップ。鋼がつくしにランニングボディープレス。ラビットが入りくるみにドロップキックを見舞う。ラビットは返したくるみにキャメルクラッチ。こらえるくるみにラビットはヘアーホイップからコーナーに追い込み顔面を踏みつけていく。くるみがカウンターのダブルチョップからカルメンにチェンジ。ラビットがカルメンを追い込みエルボー、DDT、ドロップキック。鋼を呼び込みダブルでクローズライン。カルメンがかわしつくしとのドロップキックで競演。カルマンがラビットにフィッシャーマンを放つもロープ際。くるみがラビットにサマーソルトドロップを連打。ラビットがカバーをすり抜けてビッグブーツ。エルボーの応酬はくるみがパワーで上回る。それでもラビットは手数で対抗。くるみがラビットを抱え上げて3度マットに叩きつけていく。ボディープレスはラビットがクリアーし5分経過。くるみのダイビングボディープレスをラビットがかわしてミサイルキック。ラビットはコーナーからダイビングフットスタンプを投下する。くるみが返すと鋼がラリアット、ラビットがランニングエルボー。鋼がくるみとのショルダータックル合戦を申し込む。「おまえがいけ!」との言い争いから鋼がくるみを打ち倒す。鋼はくるみをコーナーに宙づりにしてボディーアタック。串刺しラリアットからラリアットをぶち込むがくるみがクリアー。鋼がリバーススプラッシュを連発。くるみがかわして背中にフットスタンプ、正面からドロップキック。くるみがボディースラムを狙うが鋼が切り返してリバーススプラッシュ。カルメンがカットするとラビットが場外に追いやる。くるみが鋼をショルダータックルで吹っ飛ばすと、串刺しでもショルダータックル。さらに串刺しのトペコンヒーロを見舞いカルメンに託す。鋼の突進をかわしカルメンが丸め込み。くるみを呼び込みダブルでクローズライン。鋼がかわして2人まとめてのラリアット。鋼はカルメンにニールキック。カルメンが返すと、鋼はコーナーへ。つくしが阻止してカルメンがデッドリードライブ、ラリアット。10分経過。カルメンがネックブリーカーを決めるがラビットがカットに入る。つくしが入るとラリアットを鋼が放つ。鋼はカルメンにラリアットからバックドロップ、至近距離からラリアット。カルメンが返すと鋼はバックドロップからフロッグスプラッシュ。カルメンが返せず、ジュニア2冠王の鋼がフォール勝ちを奪ってみせた。鋼「勝ったぞ! 初対戦でくるみさん、私は、メチャクチャ、パワーを感じました。自分はもっともっと大きい選手と対戦したくて、バチバチとやりたいんですよ。機会があったらシングルでやりましょう。で、私は、ジュニアのベルトを持ってますけど、防衛記録を増やすんじゃなくジュニアのトップ強いと言われている人と対戦がしたいです。要するに、ジュニアの最強として私はベルトを防衛しつづけます。ハイ、じゃあというか、今日はありがとうございました。青春、無限大パワー!」
2015.4.19 東京・浅草花やしき・花やしき座 13:00 総評
メインのタッグ2冠戦は大激闘となり、Leon&Ray組のボラドーラスL×Rが春山香代子&希月あおい組のオレンジハッピーズを破り防衛に成功した。この試合でオレンジハッピーズが勝てば、春山は一気に3冠王となるところだったのだが、その春山が最後にはフォールを奪われてしまうサプライズ。だからといって無差別級王者の価値が下がるわけではない。そう断言できるほどの大接戦だった。できればもっと大きな会場で見たかっというのが本音でもあり、回を重ねるごとに名勝負数え歌に進化していくのではないかとも感じた。ボラドーラスL×Rは十文字姉妹との対戦でより自信を深めたのだろう。タッグリーグでも敗れたオレンジハッピーズに勝利し、これで当面の敵はすべて倒したことにもなる。次期挑戦者は、5・3板橋でのKAZUKI&藪下めぐみ組。常識的に考えれば最近の挑戦者とくらべ格が落ちるかもしれない。が、KAZUKIのトリックと藪下のテクニックがうまく融合すれば、王者組には思わぬ落とし穴になる可能性もある。ボラドーラスL×Rにとっては要注意のチームだろう。
一方、今回の試合を大激闘にした立役者はアイスリボンの希月あおいだった。希月の奮闘なしにこの試合は語れない。とにかく春山への献身ぶりがものすごいのだ。希月の存在でどれだけ春山が助けられたか。それは無差別級王座奪取の事実からも明らかであり、実際この試合でもLeonとRayに希月が何度も食らいついていくシーンが印象に残った。春山も自分がフォールを取りたいと思うのと同時に希月に取らせてあげたいとの気持ちが試合に進むにつれて大きくなっていったという。どちらでも勝負を決められる。そう確信できるほど、このチームは進化を見せていったのだ。それだけに、最後の一瞬の丸め込みで3カウントを奪われたのが悔しくて仕方がない。
「気を抜いてたわけじゃないけど、いけると思ってました。自分の詰めが甘かったですね。三冠のチャンスを逃して悔しいのと、あおいに申し訳ないのが…。あおいに申し訳ないという方が大きいですね」(春山)
では、今後のオレンジハッピーズはどうなるのか。王座取りに失敗したことで、そのまま解消となるのだろうか…。
「いや、私はやっていきたいです。あおいもまだやりたいと言ってくれたし、お客さんにまた見たいと言ってもらえる限りはやっていきたいですね。このチームでベルト巻きたいです!」(春山)
まだ春山は三冠王者をあきらめてはいないということだ。では、無差別級王座に関しては次の挑戦者は誰となるのだろうか。
「無差別に関しては会場云々じゃなくて、気持ちのある子とやりたいですね。防衛回数を重ねるためじゃなくて、このベルトの重みをわかってる人とやりたいです。私はJWPに愛情がない人がこのベルトを巻くのが許せない。お客さんも見たいという選手とベルトをかけてやりたいと思います」
いまのところ具体的な名前は上がっていない。春山のコメントからJWP内部が有力となるのだろうが、JWPへの思いが大きければ外部の選手でもありだろう。ならばどの選手が適任なのか。あくまでも個人的意見に過ぎないが、パートナーの希月あおいはどうだろう? 春山を蘇らせたのは希月であり、希月も春山と組むことによってこの団体に上がる意義を見出している。実際、この日のタッグ王座戦は彼女にとってベストマッチのひとつなのではないか。これをきっかけに希月無差別のベルトに興味を持ち、挑戦となれば、これまでの他団体挑戦者とはまったく異なる意味が生まれる。彼女の成長にとっても老舗団体の最高峰王座に挑戦するのはまたとない経験であり、自団体での活動にもきっと生かされると思うのだ。さらにはオレンジハッピーズの絆をさらに深めるためにも大きなチャンスと考えられる。
とはいえ、あくまでも前述したようにこれは私見。春山は一体だれを初防衛戦の相手として迎え撃つのか。新たな流れはJWP全体の動向から生まれてくるのだろう。春山が仕掛けた世代闘争とも無関係ではない。中島安里紗の出方にも注目が集まるはず。誰が出てきてもおかしくないし、誰かに出てきてもらわなければ困る無差別級王座戦線である。
(新井 宏)
一方、今回の試合を大激闘にした立役者はアイスリボンの希月あおいだった。希月の奮闘なしにこの試合は語れない。とにかく春山への献身ぶりがものすごいのだ。希月の存在でどれだけ春山が助けられたか。それは無差別級王座奪取の事実からも明らかであり、実際この試合でもLeonとRayに希月が何度も食らいついていくシーンが印象に残った。春山も自分がフォールを取りたいと思うのと同時に希月に取らせてあげたいとの気持ちが試合に進むにつれて大きくなっていったという。どちらでも勝負を決められる。そう確信できるほど、このチームは進化を見せていったのだ。それだけに、最後の一瞬の丸め込みで3カウントを奪われたのが悔しくて仕方がない。
「気を抜いてたわけじゃないけど、いけると思ってました。自分の詰めが甘かったですね。三冠のチャンスを逃して悔しいのと、あおいに申し訳ないのが…。あおいに申し訳ないという方が大きいですね」(春山)
では、今後のオレンジハッピーズはどうなるのか。王座取りに失敗したことで、そのまま解消となるのだろうか…。
「いや、私はやっていきたいです。あおいもまだやりたいと言ってくれたし、お客さんにまた見たいと言ってもらえる限りはやっていきたいですね。このチームでベルト巻きたいです!」(春山)
まだ春山は三冠王者をあきらめてはいないということだ。では、無差別級王座に関しては次の挑戦者は誰となるのだろうか。
「無差別に関しては会場云々じゃなくて、気持ちのある子とやりたいですね。防衛回数を重ねるためじゃなくて、このベルトの重みをわかってる人とやりたいです。私はJWPに愛情がない人がこのベルトを巻くのが許せない。お客さんも見たいという選手とベルトをかけてやりたいと思います」
いまのところ具体的な名前は上がっていない。春山のコメントからJWP内部が有力となるのだろうが、JWPへの思いが大きければ外部の選手でもありだろう。ならばどの選手が適任なのか。あくまでも個人的意見に過ぎないが、パートナーの希月あおいはどうだろう? 春山を蘇らせたのは希月であり、希月も春山と組むことによってこの団体に上がる意義を見出している。実際、この日のタッグ王座戦は彼女にとってベストマッチのひとつなのではないか。これをきっかけに希月無差別のベルトに興味を持ち、挑戦となれば、これまでの他団体挑戦者とはまったく異なる意味が生まれる。彼女の成長にとっても老舗団体の最高峰王座に挑戦するのはまたとない経験であり、自団体での活動にもきっと生かされると思うのだ。さらにはオレンジハッピーズの絆をさらに深めるためにも大きなチャンスと考えられる。
とはいえ、あくまでも前述したようにこれは私見。春山は一体だれを初防衛戦の相手として迎え撃つのか。新たな流れはJWP全体の動向から生まれてくるのだろう。春山が仕掛けた世代闘争とも無関係ではない。中島安里紗の出方にも注目が集まるはず。誰が出てきてもおかしくないし、誰かに出てきてもらわなければ困る無差別級王座戦線である。
(新井 宏)
2015.4.19 東京・浅草花やしき・花やしき座 13:00 試合
JWP 4月19日(日)東京・浅草花やしき座 観衆133人
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●藤ヶ崎矢子(10分6秒、ヘッドバット→体固め)木村響子○
矢子が木村の胸を借りる一戦。握手を拒否された矢子がドロップキックの奇襲攻撃。しかしかわされ木村から連発を食らう。木村は矢子をロープに固定し顔面をかきむしる。それを二方向で見せるとリング中央にもっていき両腕をロックし、右から左へとワキ固め。矢子は必死に右手を伸ばしてエスケープも、木村が左手にフットスタンプ。矢子はカウンターのドロップキックを決めるがフライングクロスチョップを浴びる。すると矢子もおなじ技でやり返しドロップキックの4連発からミサイルキック。5分経過。矢子がダブルリストの構えも木村はフロントネックロックに切り返す。矢子がなんとかエスケープすると木村がカバー。矢子が肩を上げるが意識はもうろう。木村が引き起こしエルボーで倒す。これもなんとか矢子が肩を上げることに成功。ならばと木村が豪快にブレーンバスター。カバーを反転し矢子が押さえ込むと、回転脚折り固めへ。返した木村が胴締めスリーパーから引き起こす。矢子がロープに逃れると木村はビッグブーツ。矢子がかわし右脚をトップロープに括り付ける。締め上げた矢子が木村に張り手とエルボー連打。しかし木村は張り手一発でダウンさせる。矢子がダブルリストを決めるが2カウント。ならばともう一度回転脚折り固め。木村が返すとノーハンドのヘッドバット。ここから押さえ込むと矢子が返せず、3カウントが入った。
1/15
○ライディーン鋼(13分22秒、ラリアット→片エビ固め)雫有希●
ジュニア2冠王の鋼がマーベラスの雫と対戦。鋼が握手を求めると雫がゆっくりと応じてゴング。手四つの力比べから雫が鋼をコーナーに追い込みエルボーを放つ。ロックアップの状態から鋼が雫をロープに追い込みエルボーの乱れ打ち。コーナーに追い込むと雫を踏みつけていく。ボディースラムで中央に叩きつけランニングボディープレス。さらに鋼が胴締めスリーパーへ。雫がすぐに切り返しキャメルクラッチ。フライングメイヤー連発から雫が串刺しボディーアタック。鋼が返すと雫は腕十字の体勢にもっていく。鋼が反転しアームロックにとる。5分経過。鋼が腕十字にいくと雫が切り返してレッグロック。張り手の応酬となり鋼がドロップキックを放つ。「なめやがって!」と叫んだ鋼はキャメルクラッチから腕十字に移行。雫がエスケープするとその場飛びのボディープレス。鋼のショルダータックルを雫が受けて立つ。互角のぶつかり合いから鋼が打ち倒すことに成功。「なめるなコノヤロー!」と鋼が逆片エビ固め。雫がエスケープすると鋼がカナディアンバックブリーカー、コーナーに乗せてボディーアタック。立ち上がった雫にラリアットの連打。雫が返すと、鋼はフィニッシュを予告しダイビングボディープレス狙い。雫がコーナーから落としてショルダータックル、串刺しラリアットを乱打。フィッシャーマンは鋼がクリアー。鋼がラリアットをかわしてジャーマン、リバーススプラッシュを連発。雫が返すと鋼はダイビングボディープレス。しかし雫がブリッジでクリアー。残り3分。雫がカウンターのニールキックからエルボー連打、ネックハンギングからマットに叩きつける。鋼が返すとエビ固め。返した雫にランニングニールキック。鋼はレインメーカー的ラリアット。カウンターでもう一発放つと雫がもがくも肩は上がらず。ジュニア王者の鋼が3カウントをゲットした。勝った鋼は「勝ったー!」と絶叫。
1/20
○コマンド・ボリショイ(7分42秒、フィッシュストレッチスリーパー)ラビット美兎●
握手から背を見せたボリショイにラビットが投げっぱなしジャーマン。エルボー連打からボリショイをロープに張り付け突進。ボリショイがかわしてサッとワキ固めに入ると三角締めに移行する。ラビットが強引に振り解くがボリショイはもう一度三角締めに入る。ラビットの動きが止まるがなんとかエスケープに成功。ラビットは場外で間合いを取る。場外カウントが進むなかボリショイがリング下に降りてラビットを入れる。ボリショイがコーナーに上がるとラビットが起き上がりコーナーへ。ラビットが雪崩式を狙うとボリショイが両腕を取って絞り上げる。落とされたラビットはもう一度上がって雪崩式ブレーンバスター。ランニングエルボーから押さえ込むとボリショイがクリアー。ラビットはバックを取りジャーマン狙い。ボリショイが切り返してアキレス腱固め。ラビットがロープに逃れるとボリショイはローキックの嵐。619をラビットがかわすが2度目は食らってしまう。5分経過。ボリショイが掌底からタイガース―プレックスの構え。ラビットが切り返しエルボーの乱れ打ち。ラビットの突進にボリショイが腕を取り押さえ込む。返したラビットがラビストラル。ボリショイが返すとラビットはフェースロックへ。ボリショイが切り返しグラウンドのヘッドロックからフェースロックでギブアップを迫る。ラビットが切り返すもボリショイはもう一度フェースロック。足をかけてのフェースロックにラビットがギブアップの意思表示。世代闘争の意味合いを持つ一騎打ちはベテランのボリショイが勝ち名乗りを受けた。ボリショイ「美兎、JWPはいま、メインテーマが世代闘争。でもまだまだだよ。今日のフィニッシュはプラム麻里子さんが大事にしてた技です。まだまだ私には引き出しがあり、まだまだ進化しています。美兎も鋼も矢子もどんどん安心して成長してこいよ。そしてJWPメインテーマプラスワンとして個々の目標も掲げていく。私はキャリアに甘んじることなく、どんな闘いにも積極的に入っていきたい。まずはなんちゃってピエロ軍団、華名をもっともっと積極的にボコボコにしてやりたいと思ってます。そして、美兎の世代闘争プラスワンはなんだろう?」ラビット「世代闘争、私はアナタを超えることです。必ずあなたから3カウント取って無差別を狙っていきます。そして、プラスワン、青春無限大、いま先輩方からの協力でできてることです。それを私自身ひとりでプロデュース。8月のジュニア卒業までに先輩方の協力なしにプロデュースしていきます」。ボリショイが握手を求めるとラビットが手を差し出す。それをボリショイがサッと引いてみせた。
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中島安里紗&○KAORU(15分40秒、バルキリースプラッシュ→体固め)KAZUKI●&藪下めぐみ
中島とKAZUKIの先発でスタート。力比べに入ると背後からKAORUが乱入して2対1の攻撃を仕掛ける。しかしKAZUKIが分断して中島にバックブリーカー。ダブルニードロップからレッグロック、弓矢固めにもっていく。藪下が中島にダブルニードロップ。KAZUKIも同じ技でつづくが中島が返してKAORUに託す。KAORUがKAZUKIにエルボードロップからキャメルクラッチ。藪下が入りスリーパーをかけると中島も入って数珠つなぎに。KAORUがKAZUKIの右腕に噛みつき攻撃。中島はKAZUKIの右腕に手刀を投下し腕固め。中島とKAZUKIがヘアーホイップの応酬。5分経過。藪下が中島にワキ固めから腕十字。中島は噛みつきで脱出し逆片エビ固め。KAORUが入り藪下に吊り天井。KAZUKIがカットし藪下と合体。ダブルのクローズラインをKAORUがかわして2人へドロップキック。KAZUKIと藪下がKAORUへ次々と串刺し攻撃、KAORUを捕まえて体勢を崩しながらもWANTEDポーズを決める。KAORUが藪下に丸め込みの連続から垂直落下式ブレーンバスター。中島が藪下にDDT、ドロップキック。中島の突進に藪下が腕十字を極める。中島が逃れると藪下は宙づりの腕十字にもっていく。中島はトペコンをかわしてジャーマン。藪下が返すと10分経過。KAZUKIが中島をコーナーに乗せる。中島がかわしパワーボムの体勢。KAZUKIが耐えて串刺しニーアタック。ダブルニードロップは中島が返す。KAZUKIのK-クラッシャーをかわして中島がドロップキック、フロントキック。コーナーに上がるとミサイルキックでKAZUKIを吹っ飛ばす。KAORUがKAZUKIにビッグブーツを連打。中島からテーブルを受け取りKAZUKIを殴打。KAZUKIを宙づりにするとテーブルを挟んで中島がドロップキック、KAORUもつづく。中島はKAZUKIへダイビングフットスタンプ。KAORUがブレーンバスター狙いにいくとKAZUKIがかわし、テーブルを投げ渡すと、そこへ藪下がミサイルキック。KAZUKIがKAORUにカンチョーを決めるが2カウント。KAZUKIはKAORUに怒りのテーブル殴打を乱打される。KAORUはエクスカリバー。藪下のカットがKAZUKIの誤爆。その上に中島がダイビングフットスタンプ。KAORUがバルキリースプラッシュを決めるとKAZUKIが返せず3カウントが入った。KAZUKI「藪下さん、ひどくない、最後の? あのね、5月4日に板橋(5:00)でWANTED‘14プロデュース興行があるけど瑛凛ちゃんがケガして私と鋼しかいないのよ。今日、WANTEDポーズ楽しそうにやってたじゃん。助っ人にぜひ」藪下「なにくれる?」KAZUKI「チームとして勝ったときに」藪下「現金がいい。スクラッチでもいいから用意しといて」KAZUKI「あとね、どうせ組むんだから鋼はジュニアのタイトル取って私にはリーダーの示しがつかないわけよ。メインで勝ったチームで私と藪下で挑戦しない?」藪下「好きにして。KAZUKI「(KAORUと中島を呼び出し)いま話した通りプロデュース興行あるんです。瑛凛がケガして困ってるんです。瑛凛が欠場したらかわいい子いないじゃん。(中島が)ビジュアル担当として助っ人として入ってくれたらそれなりのものを用意しとくよ。中島(の出場)決定! そしてKAORUさん、すばらしい、机の板の使い方。ぜひ助っ人として入って頂けたら、ぜひお願いします」KAORU「嫌いじゃないんだよ。でもごめんね、東京にいないの。出れないんだ」KAZUKI「わかりました、また今度ということで」KAORU「帰っていい?」KAZUKI「わかりました、ありがとうございました。みなさん、5月4日、WANTED’14興行見に来てください!」
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JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権
○Leon&Ray(18分32秒、エビ固めを切り返し→エビ固め)春山香代子●&希月あおい
※第45代JWPタッグ&第18代デイリータッグ王者が2度目の防衛に成功。
ボラドーラスL×Rが2度目の防衛戦。挑戦者はタッグリーグ・ザ・ベスト2015覇者のオレンジハッピーズ。中島から無差別級王座を奪取した春山には三冠王のチャンスだ。試合は、Leonと希月が先発でスタート。いきなりハイスピードの攻防で希月がジャンピングラリアット、Leonがかわすと春山がエプロンから押さえて希月がドロップキック。Rayが加わりダブルで希月を攻める。Leonが希月へ串刺しドロップキック、キャメルクラッチ。希月がモンゴリアンチョップ連打、控えのRayにも打つと春山にチェンジ。春山&希月がLeonに串刺しラリアット連打。春山がLeonを捕まえると希月が入って顔面ドロップキックを放つ。Rayが乱入しカットすると春山が張り手で場外に落とす。Leonがブルドッキングヘッドロックを春山へ。Rayが春山とチョップ合戦。春山はRayをロープに張り付け希月のチョップ連打を引き出す。Rayは春山にドロップキック、側転ボディーアタック。春山がキャッチするとチョップの打ち合いへ。Rayがチョップの連打から突進も春山がダブルチョップ。希月がRayにダイビングクロスボディー、バックブリーカー。5分経過。春山の80キロクロスボディーと希月の“100キロ”クロスボディーが串刺しで次々とヒット。しのいだRayが希月にエプロンからエルボードロップ。バックの取り合いからRayが希月にドラゴンスリーパー。春山がカットするがRayは希月にブレーンバスター、スリングブレイド。Leonが希月に串刺しスピアからミサイルキック、テキサスクローバーホールド狙い。しかし春山のカットで阻まれる。Leonがスピアで春山を吹っ飛ばすとRayが希月にムーンサルトプレス、Leonがマッドスプラッシュでたたみかける。春山のカットが間に合うと、希月が「負けてたまるか!」とカウンターのジャンピングラリアットをLeonに見舞う。さらにふたりまとめて放つと春山と合体のフェースバスター。希月が春山を踏み台にセントーン、ファンタスティックフリップ。10分経過。希月がバックを取るとLeonがかわすが春山のトラースキックから希月がジャーマン。春山がLeonに前後からラリアット、ペディグリー。希月がコーナーに上がるとRayのカットを阻止して春山の肩車からダイブを試みる。しかしRayのカットが間に合う。春山がコーナー上のLeonとやりあう。Leonが春山にパワーボムの構えも押しつぶされる。そこへ希月が旋回式ダイビングボディープレス。春山がダイビングギロチンもRayのカットがなんとか間に合う。場外では希月とRayがやりあう。春山がもう一度コーナーへ。RayがカットしLeonがスパイダージャーマン。つづけてLeonが春山にトップロープを走ってのミサイルキック。春山が返すとLeonが立ち上げる。エルボーの打ち合いから春山がラリアット、Leonがスピア、Rayが619、Leonがスピア。希月がカットすると、15分経過。希月のアシストから春山が前後のラリアット。Leonがなんとか返すと、Rayがハイキックを春山へ。希月がバックを取ると春山のトラースキックがLeonにかわされ誤爆。春山がLeonとRayにラリアット、これで4人がダウン。ヒザを突いた状態で春山とLeonがエルボーを打ち合う。両者立ち上がっての打撃の応酬。Rayがトラースキックで援護しLeonがキャプチュードバスター。決まったと思われたが希月がカットに成功。Leonは春山を引き起こそうとすると希月がジャーマン。春山がトラースキックをぶち込みLeonにキーンハンマー。完全に決まったがRayのカットがなんとか間に合う。希月がRayを場外へ。春山のトラースキックからラリアット。Leonが切り返してジャックナイフ、丸め込みの応酬から上になったのがLeon。春山が返せず、Leonが逆転の3カウントをゲットした。Leon「よっしゃ防衛したぞ! 春山さん、三冠王残念でした。ウチらもっともっと防衛回数増やして価値を高めていく。そのときが来たら無差別のベルトを(春山から)私が取り返すので楽しみに待ってろよ!」。王者組がベルトを巻くとKAZUKIと藪下がリングへ。KAZUKI「次、私らが挑戦するんだよ」Leon「聞いてねえよ」KAZUKI「なんだったら、いまからやる?」藪下が飛びつき腕十字をLeonに仕掛ける。KAZUKI「だからいまからやる?っていいったじゃん。さっき決まったんだって。私らが次挑戦するから」Leon「やってやるよ、オマエらが相手だと防衛回数増やせるし」Ray「5月3日、スケジュール空けときました」KAZUKI「じゃあ、(5・3)板橋で私たちが挑戦」Leon「楽しみにしてるよ!」。これにより、5・3板橋でのタッグ2巻戦が決定。KAZUKIはタッグベルトを巻いてWANTED’14興行にコマを進めることができるのか?
Leon&Ray組のコメント
Leon「強敵でしたよね。タッグリーグ戦で負けてた相手だし、絶対に負けられなかった。(無差別級)チャンピオンの春山香代子から取ってこそ(タッグ)ベルトの価値が今以上に上がったと思ってます。春山を倒すためには、春山は丸め込みに弱いと思ったので、練習していました。(KAZUKI&藪下組の挑戦表明には)ビックリしたね。知らないところで勝手に決められてて」
Ray「突然すぎてビックリしました。(奇襲攻撃の)お返ししましょう」
――無差別級王者の春山からフォールを奪ったが、無差別級王座への挑戦はいまではない?
Leon「いま自分はタッグのベルトの価値を高めていきたい。タッグのベルトを防衛していって思いが固まったときに必ず取り返しにいきたいと思ってます。いまはまだ足りないですし、タッグが最優先です」
――KAZUKI組が名乗りを上げたが、王者組から対戦したい相手はいる?
Leon「今日防衛するのでいっぱいだったので、いまのところは(いない)」
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●藤ヶ崎矢子(10分6秒、ヘッドバット→体固め)木村響子○
矢子が木村の胸を借りる一戦。握手を拒否された矢子がドロップキックの奇襲攻撃。しかしかわされ木村から連発を食らう。木村は矢子をロープに固定し顔面をかきむしる。それを二方向で見せるとリング中央にもっていき両腕をロックし、右から左へとワキ固め。矢子は必死に右手を伸ばしてエスケープも、木村が左手にフットスタンプ。矢子はカウンターのドロップキックを決めるがフライングクロスチョップを浴びる。すると矢子もおなじ技でやり返しドロップキックの4連発からミサイルキック。5分経過。矢子がダブルリストの構えも木村はフロントネックロックに切り返す。矢子がなんとかエスケープすると木村がカバー。矢子が肩を上げるが意識はもうろう。木村が引き起こしエルボーで倒す。これもなんとか矢子が肩を上げることに成功。ならばと木村が豪快にブレーンバスター。カバーを反転し矢子が押さえ込むと、回転脚折り固めへ。返した木村が胴締めスリーパーから引き起こす。矢子がロープに逃れると木村はビッグブーツ。矢子がかわし右脚をトップロープに括り付ける。締め上げた矢子が木村に張り手とエルボー連打。しかし木村は張り手一発でダウンさせる。矢子がダブルリストを決めるが2カウント。ならばともう一度回転脚折り固め。木村が返すとノーハンドのヘッドバット。ここから押さえ込むと矢子が返せず、3カウントが入った。
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○ライディーン鋼(13分22秒、ラリアット→片エビ固め)雫有希●
ジュニア2冠王の鋼がマーベラスの雫と対戦。鋼が握手を求めると雫がゆっくりと応じてゴング。手四つの力比べから雫が鋼をコーナーに追い込みエルボーを放つ。ロックアップの状態から鋼が雫をロープに追い込みエルボーの乱れ打ち。コーナーに追い込むと雫を踏みつけていく。ボディースラムで中央に叩きつけランニングボディープレス。さらに鋼が胴締めスリーパーへ。雫がすぐに切り返しキャメルクラッチ。フライングメイヤー連発から雫が串刺しボディーアタック。鋼が返すと雫は腕十字の体勢にもっていく。鋼が反転しアームロックにとる。5分経過。鋼が腕十字にいくと雫が切り返してレッグロック。張り手の応酬となり鋼がドロップキックを放つ。「なめやがって!」と叫んだ鋼はキャメルクラッチから腕十字に移行。雫がエスケープするとその場飛びのボディープレス。鋼のショルダータックルを雫が受けて立つ。互角のぶつかり合いから鋼が打ち倒すことに成功。「なめるなコノヤロー!」と鋼が逆片エビ固め。雫がエスケープすると鋼がカナディアンバックブリーカー、コーナーに乗せてボディーアタック。立ち上がった雫にラリアットの連打。雫が返すと、鋼はフィニッシュを予告しダイビングボディープレス狙い。雫がコーナーから落としてショルダータックル、串刺しラリアットを乱打。フィッシャーマンは鋼がクリアー。鋼がラリアットをかわしてジャーマン、リバーススプラッシュを連発。雫が返すと鋼はダイビングボディープレス。しかし雫がブリッジでクリアー。残り3分。雫がカウンターのニールキックからエルボー連打、ネックハンギングからマットに叩きつける。鋼が返すとエビ固め。返した雫にランニングニールキック。鋼はレインメーカー的ラリアット。カウンターでもう一発放つと雫がもがくも肩は上がらず。ジュニア王者の鋼が3カウントをゲットした。勝った鋼は「勝ったー!」と絶叫。
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○コマンド・ボリショイ(7分42秒、フィッシュストレッチスリーパー)ラビット美兎●
握手から背を見せたボリショイにラビットが投げっぱなしジャーマン。エルボー連打からボリショイをロープに張り付け突進。ボリショイがかわしてサッとワキ固めに入ると三角締めに移行する。ラビットが強引に振り解くがボリショイはもう一度三角締めに入る。ラビットの動きが止まるがなんとかエスケープに成功。ラビットは場外で間合いを取る。場外カウントが進むなかボリショイがリング下に降りてラビットを入れる。ボリショイがコーナーに上がるとラビットが起き上がりコーナーへ。ラビットが雪崩式を狙うとボリショイが両腕を取って絞り上げる。落とされたラビットはもう一度上がって雪崩式ブレーンバスター。ランニングエルボーから押さえ込むとボリショイがクリアー。ラビットはバックを取りジャーマン狙い。ボリショイが切り返してアキレス腱固め。ラビットがロープに逃れるとボリショイはローキックの嵐。619をラビットがかわすが2度目は食らってしまう。5分経過。ボリショイが掌底からタイガース―プレックスの構え。ラビットが切り返しエルボーの乱れ打ち。ラビットの突進にボリショイが腕を取り押さえ込む。返したラビットがラビストラル。ボリショイが返すとラビットはフェースロックへ。ボリショイが切り返しグラウンドのヘッドロックからフェースロックでギブアップを迫る。ラビットが切り返すもボリショイはもう一度フェースロック。足をかけてのフェースロックにラビットがギブアップの意思表示。世代闘争の意味合いを持つ一騎打ちはベテランのボリショイが勝ち名乗りを受けた。ボリショイ「美兎、JWPはいま、メインテーマが世代闘争。でもまだまだだよ。今日のフィニッシュはプラム麻里子さんが大事にしてた技です。まだまだ私には引き出しがあり、まだまだ進化しています。美兎も鋼も矢子もどんどん安心して成長してこいよ。そしてJWPメインテーマプラスワンとして個々の目標も掲げていく。私はキャリアに甘んじることなく、どんな闘いにも積極的に入っていきたい。まずはなんちゃってピエロ軍団、華名をもっともっと積極的にボコボコにしてやりたいと思ってます。そして、美兎の世代闘争プラスワンはなんだろう?」ラビット「世代闘争、私はアナタを超えることです。必ずあなたから3カウント取って無差別を狙っていきます。そして、プラスワン、青春無限大、いま先輩方からの協力でできてることです。それを私自身ひとりでプロデュース。8月のジュニア卒業までに先輩方の協力なしにプロデュースしていきます」。ボリショイが握手を求めるとラビットが手を差し出す。それをボリショイがサッと引いてみせた。
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中島安里紗&○KAORU(15分40秒、バルキリースプラッシュ→体固め)KAZUKI●&藪下めぐみ
中島とKAZUKIの先発でスタート。力比べに入ると背後からKAORUが乱入して2対1の攻撃を仕掛ける。しかしKAZUKIが分断して中島にバックブリーカー。ダブルニードロップからレッグロック、弓矢固めにもっていく。藪下が中島にダブルニードロップ。KAZUKIも同じ技でつづくが中島が返してKAORUに託す。KAORUがKAZUKIにエルボードロップからキャメルクラッチ。藪下が入りスリーパーをかけると中島も入って数珠つなぎに。KAORUがKAZUKIの右腕に噛みつき攻撃。中島はKAZUKIの右腕に手刀を投下し腕固め。中島とKAZUKIがヘアーホイップの応酬。5分経過。藪下が中島にワキ固めから腕十字。中島は噛みつきで脱出し逆片エビ固め。KAORUが入り藪下に吊り天井。KAZUKIがカットし藪下と合体。ダブルのクローズラインをKAORUがかわして2人へドロップキック。KAZUKIと藪下がKAORUへ次々と串刺し攻撃、KAORUを捕まえて体勢を崩しながらもWANTEDポーズを決める。KAORUが藪下に丸め込みの連続から垂直落下式ブレーンバスター。中島が藪下にDDT、ドロップキック。中島の突進に藪下が腕十字を極める。中島が逃れると藪下は宙づりの腕十字にもっていく。中島はトペコンをかわしてジャーマン。藪下が返すと10分経過。KAZUKIが中島をコーナーに乗せる。中島がかわしパワーボムの体勢。KAZUKIが耐えて串刺しニーアタック。ダブルニードロップは中島が返す。KAZUKIのK-クラッシャーをかわして中島がドロップキック、フロントキック。コーナーに上がるとミサイルキックでKAZUKIを吹っ飛ばす。KAORUがKAZUKIにビッグブーツを連打。中島からテーブルを受け取りKAZUKIを殴打。KAZUKIを宙づりにするとテーブルを挟んで中島がドロップキック、KAORUもつづく。中島はKAZUKIへダイビングフットスタンプ。KAORUがブレーンバスター狙いにいくとKAZUKIがかわし、テーブルを投げ渡すと、そこへ藪下がミサイルキック。KAZUKIがKAORUにカンチョーを決めるが2カウント。KAZUKIはKAORUに怒りのテーブル殴打を乱打される。KAORUはエクスカリバー。藪下のカットがKAZUKIの誤爆。その上に中島がダイビングフットスタンプ。KAORUがバルキリースプラッシュを決めるとKAZUKIが返せず3カウントが入った。KAZUKI「藪下さん、ひどくない、最後の? あのね、5月4日に板橋(5:00)でWANTED‘14プロデュース興行があるけど瑛凛ちゃんがケガして私と鋼しかいないのよ。今日、WANTEDポーズ楽しそうにやってたじゃん。助っ人にぜひ」藪下「なにくれる?」KAZUKI「チームとして勝ったときに」藪下「現金がいい。スクラッチでもいいから用意しといて」KAZUKI「あとね、どうせ組むんだから鋼はジュニアのタイトル取って私にはリーダーの示しがつかないわけよ。メインで勝ったチームで私と藪下で挑戦しない?」藪下「好きにして。KAZUKI「(KAORUと中島を呼び出し)いま話した通りプロデュース興行あるんです。瑛凛がケガして困ってるんです。瑛凛が欠場したらかわいい子いないじゃん。(中島が)ビジュアル担当として助っ人として入ってくれたらそれなりのものを用意しとくよ。中島(の出場)決定! そしてKAORUさん、すばらしい、机の板の使い方。ぜひ助っ人として入って頂けたら、ぜひお願いします」KAORU「嫌いじゃないんだよ。でもごめんね、東京にいないの。出れないんだ」KAZUKI「わかりました、また今度ということで」KAORU「帰っていい?」KAZUKI「わかりました、ありがとうございました。みなさん、5月4日、WANTED’14興行見に来てください!」
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JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権
○Leon&Ray(18分32秒、エビ固めを切り返し→エビ固め)春山香代子●&希月あおい
※第45代JWPタッグ&第18代デイリータッグ王者が2度目の防衛に成功。
ボラドーラスL×Rが2度目の防衛戦。挑戦者はタッグリーグ・ザ・ベスト2015覇者のオレンジハッピーズ。中島から無差別級王座を奪取した春山には三冠王のチャンスだ。試合は、Leonと希月が先発でスタート。いきなりハイスピードの攻防で希月がジャンピングラリアット、Leonがかわすと春山がエプロンから押さえて希月がドロップキック。Rayが加わりダブルで希月を攻める。Leonが希月へ串刺しドロップキック、キャメルクラッチ。希月がモンゴリアンチョップ連打、控えのRayにも打つと春山にチェンジ。春山&希月がLeonに串刺しラリアット連打。春山がLeonを捕まえると希月が入って顔面ドロップキックを放つ。Rayが乱入しカットすると春山が張り手で場外に落とす。Leonがブルドッキングヘッドロックを春山へ。Rayが春山とチョップ合戦。春山はRayをロープに張り付け希月のチョップ連打を引き出す。Rayは春山にドロップキック、側転ボディーアタック。春山がキャッチするとチョップの打ち合いへ。Rayがチョップの連打から突進も春山がダブルチョップ。希月がRayにダイビングクロスボディー、バックブリーカー。5分経過。春山の80キロクロスボディーと希月の“100キロ”クロスボディーが串刺しで次々とヒット。しのいだRayが希月にエプロンからエルボードロップ。バックの取り合いからRayが希月にドラゴンスリーパー。春山がカットするがRayは希月にブレーンバスター、スリングブレイド。Leonが希月に串刺しスピアからミサイルキック、テキサスクローバーホールド狙い。しかし春山のカットで阻まれる。Leonがスピアで春山を吹っ飛ばすとRayが希月にムーンサルトプレス、Leonがマッドスプラッシュでたたみかける。春山のカットが間に合うと、希月が「負けてたまるか!」とカウンターのジャンピングラリアットをLeonに見舞う。さらにふたりまとめて放つと春山と合体のフェースバスター。希月が春山を踏み台にセントーン、ファンタスティックフリップ。10分経過。希月がバックを取るとLeonがかわすが春山のトラースキックから希月がジャーマン。春山がLeonに前後からラリアット、ペディグリー。希月がコーナーに上がるとRayのカットを阻止して春山の肩車からダイブを試みる。しかしRayのカットが間に合う。春山がコーナー上のLeonとやりあう。Leonが春山にパワーボムの構えも押しつぶされる。そこへ希月が旋回式ダイビングボディープレス。春山がダイビングギロチンもRayのカットがなんとか間に合う。場外では希月とRayがやりあう。春山がもう一度コーナーへ。RayがカットしLeonがスパイダージャーマン。つづけてLeonが春山にトップロープを走ってのミサイルキック。春山が返すとLeonが立ち上げる。エルボーの打ち合いから春山がラリアット、Leonがスピア、Rayが619、Leonがスピア。希月がカットすると、15分経過。希月のアシストから春山が前後のラリアット。Leonがなんとか返すと、Rayがハイキックを春山へ。希月がバックを取ると春山のトラースキックがLeonにかわされ誤爆。春山がLeonとRayにラリアット、これで4人がダウン。ヒザを突いた状態で春山とLeonがエルボーを打ち合う。両者立ち上がっての打撃の応酬。Rayがトラースキックで援護しLeonがキャプチュードバスター。決まったと思われたが希月がカットに成功。Leonは春山を引き起こそうとすると希月がジャーマン。春山がトラースキックをぶち込みLeonにキーンハンマー。完全に決まったがRayのカットがなんとか間に合う。希月がRayを場外へ。春山のトラースキックからラリアット。Leonが切り返してジャックナイフ、丸め込みの応酬から上になったのがLeon。春山が返せず、Leonが逆転の3カウントをゲットした。Leon「よっしゃ防衛したぞ! 春山さん、三冠王残念でした。ウチらもっともっと防衛回数増やして価値を高めていく。そのときが来たら無差別のベルトを(春山から)私が取り返すので楽しみに待ってろよ!」。王者組がベルトを巻くとKAZUKIと藪下がリングへ。KAZUKI「次、私らが挑戦するんだよ」Leon「聞いてねえよ」KAZUKI「なんだったら、いまからやる?」藪下が飛びつき腕十字をLeonに仕掛ける。KAZUKI「だからいまからやる?っていいったじゃん。さっき決まったんだって。私らが次挑戦するから」Leon「やってやるよ、オマエらが相手だと防衛回数増やせるし」Ray「5月3日、スケジュール空けときました」KAZUKI「じゃあ、(5・3)板橋で私たちが挑戦」Leon「楽しみにしてるよ!」。これにより、5・3板橋でのタッグ2巻戦が決定。KAZUKIはタッグベルトを巻いてWANTED’14興行にコマを進めることができるのか?
Leon&Ray組のコメント
Leon「強敵でしたよね。タッグリーグ戦で負けてた相手だし、絶対に負けられなかった。(無差別級)チャンピオンの春山香代子から取ってこそ(タッグ)ベルトの価値が今以上に上がったと思ってます。春山を倒すためには、春山は丸め込みに弱いと思ったので、練習していました。(KAZUKI&藪下組の挑戦表明には)ビックリしたね。知らないところで勝手に決められてて」
Ray「突然すぎてビックリしました。(奇襲攻撃の)お返ししましょう」
――無差別級王者の春山からフォールを奪ったが、無差別級王座への挑戦はいまではない?
Leon「いま自分はタッグのベルトの価値を高めていきたい。タッグのベルトを防衛していって思いが固まったときに必ず取り返しにいきたいと思ってます。いまはまだ足りないですし、タッグが最優先です」
――KAZUKI組が名乗りを上げたが、王者組から対戦したい相手はいる?
Leon「今日防衛するのでいっぱいだったので、いまのところは(いない)」
[結果]第五回!青春・無限大パワー!!@花やしき 16:00
浅草花やしき・花やしき座
第五回!青春・無限大パワー!!16時
観衆42人
1)シングルマッチ 15分1本勝負
○藤ヶ崎矢子(8分10秒、ジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド)藤田あかね●
2)シングルマッチ 15分1本勝負
○Leon(8分9秒、テキサスクローバー・ホールド)弓李●
3)タッグマッチ 30分1本勝負
ラビット美兎&○ライディーン鋼 (11分18秒、片エビ固め)くるみ&カルメン・ローズ●
※フロッグスプラッシュ
第五回!青春・無限大パワー!!16時
観衆42人
1)シングルマッチ 15分1本勝負
○藤ヶ崎矢子(8分10秒、ジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド)藤田あかね●
2)シングルマッチ 15分1本勝負
○Leon(8分9秒、テキサスクローバー・ホールド)弓李●
3)タッグマッチ 30分1本勝負
ラビット美兎&○ライディーン鋼 (11分18秒、片エビ固め)くるみ&カルメン・ローズ●
※フロッグスプラッシュ
[結果]4月19日(日)浅草花やしき・花やしき座 13:00
4月19日(日)浅草花やしき・花やしき座
「スプリング☆ハリケーン」 13時
観衆143人(超満員)
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(10分6秒、体固め)木村響子○
※ヘッドバット
2)シングルマッチ 15分1本勝負
○ライディーン鋼(13分22秒、片エビ固め)雫有希●
※ラリアット
3)シングルマッチ 20分1本勝負
○コマンドボリショイ(7分42秒、フィッシュストレッチスリーパー)ラビット美兎●
4)タッグマッチ 20分1本勝負
中島安里紗&○KAORU(15分40秒、体固め)KAZUKI●&藪下めぐみ
※バルキリースプラッシュ
5)JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
〈王者〉○Leon&Ray (18分32秒、クラッチ・デ・ガオー) 春山香代子●&希月あおい
※第45代JWP認定タッグ並びに第18代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が2度目防衛に成功。
「スプリング☆ハリケーン」 13時
観衆143人(超満員)
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(10分6秒、体固め)木村響子○
※ヘッドバット
2)シングルマッチ 15分1本勝負
○ライディーン鋼(13分22秒、片エビ固め)雫有希●
※ラリアット
3)シングルマッチ 20分1本勝負
○コマンドボリショイ(7分42秒、フィッシュストレッチスリーパー)ラビット美兎●
4)タッグマッチ 20分1本勝負
中島安里紗&○KAORU(15分40秒、体固め)KAZUKI●&藪下めぐみ
※バルキリースプラッシュ
5)JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
〈王者〉○Leon&Ray (18分32秒、クラッチ・デ・ガオー) 春山香代子●&希月あおい
※第45代JWP認定タッグ並びに第18代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組が2度目防衛に成功。
2015.4.12 東京・板橋グリーンホール 13時 総評
メインのカードは純血8人タッグマッチ。全員がこの日の2試合目である。しかしこれだけではさほど珍しい光景ではない。JWPではよくあるマッチメークだ。
しかしながら今回の場合は、これまでとはまったく意味合いが異なってくる。そこにあるのは、“世代闘争”という大きなテーマ。現体制に入ってからこのような事態となるのはこれが初めて。ベテランと若手が直接闘う図式をつくったのは、4・5後楽園で中島安里紗を破りJWP認定無差別級王者に返り咲いた春山香代子である。
JWPでは旗揚げ当初、当たり前のように1大会でひとり2試合が組まれていた。この経験から先輩たちにもまれながら若手が成長し、たとえメンバーが変わっていったとしても長寿団体への基礎がつくられていったのだ。もちろん、選手たちには世代闘争以外にもそれぞれのテーマがある。中島には中島の新しい方向性、春山とLeonにはタッグ2冠王座への前哨戦、さらにジュニア初戴冠となったライディーン鋼が今後どのような防衛ロードを歩むのか。そんな思惑が入り混じりながらの世代闘争。カギを握るのはもちろん新世代の方だろう。
しかしながら今回に関しては、中島がいなければワンサイドゲームになっていたところだった。中島は中島で、前王者としてのプライドから、若手世代に自分を入れてくれるなとの思いがあるはずだ。ただ、ボリショイは言う。「JWPを引っ張っていくには中島にはムードメーカーになってもらいたい。私は関係ないじゃなくて、そういう役割も今後は出てくるはず。自分のテーマも持ちつつ、(世代闘争では)リーダーとしてやってほしいとの思いがありますね」
現時点では圧倒的な差があるだけに、中島には若手側へついてリーダーを担ってほしいとの願いは当然だろう。中島がリーダーならば、ベテラン軍をまとめるのはもちろん、新王者の春山ということになる。では、仕掛け人でもある春山は、どう考えているのか。
「まだまだ私にも課題がたくさんあると実感した大会でしたね。若手にはもっと来てほしいと思ったけど、全然(自分の思いが)通じていないのか、それとも自分が向こうの力を引き出せないのか。自分がきっかけで始まったことですから、もっと私から動いていかないといけないなと、リング上であらためて思いました。歯がゆい気持ちもあるし、悲しいし、悔しいし。でも、だからこそもっともっと変わっていけるんじゃないかと思った。実際に突っかかってきたのは中島だけ。中島以外の奮起に期待したいですよね」
世代闘争はまだ始まったばかり。とくにJWPの若手には初めての経験だけに、どう対処していいのかわからなかったのではなかろうか。たった一日で結果の出た世代闘争など過去に例がない。要は、世代闘争が継続し、そこから団体の将来にとっての新しいなにかが生まれることに意義があるのである。
「今日のフィニッシュは久々のオレンジブロッサム。あえていまの付け人である(藤ヶ崎)矢子に出しました。本人には言ってないけど、成長したら伝授してあげたいと思ってるんですよ」
これを知ったとき、矢子はなにを思うのか。ベテランから仕掛けた世代闘争とは若手を潰すためのものではない。若手を引き上げ、若手が自分の力で上がってくる。それを期待しての春山からのメッセージでもあるのだ。
さて、4・19浅草大会では、タッグ2冠王座戦がおこなわれ、Leon&Ray組のボラドーラスL×Rに、タッグリーグ・ザ・ベスト2015覇者の“オレンジハッピーズ”春山&希月あおい組が挑戦する。春山には3冠王者のチャンスでもあるのだ。板橋大会のセミでは、タッグでのパートナー対決が実現した。ここでは春山、希月が勝敗には絡まなかったが、両者による無差別級王座戦も見てみたい。第一線から退きかけていた春山を覚醒させたのは希月から発せられるハッピーオーラだった。ならば、両者がシングルで激突したらどうなるのか。その試合が実現したとしたら、どのような状況下でおこなわれるのか。まずは4・19浅草でのタッグ王座戦に注目である。
なお、板橋大会では4・5後楽園で華名が示唆していた通り、ピエロメイクのレスラーが登場した。その正体は、アイスリボンのつくし。ところが華名とのタッグはうまく機能せず、わずか1試合で空中分解。華名が「私のおかげで勝てたやろ、また組んでいこうな」と呼びかけたところ、つくしは「組まねえよ!」と完全否定した。すると華名は「また来るときは身も心もピエロなヤツを連れてくる」とアピール。ボリショイをニセモノ呼ばわりする華名だが、いったいどこへ行こうとしているのだろうか…。
しかしながら今回の場合は、これまでとはまったく意味合いが異なってくる。そこにあるのは、“世代闘争”という大きなテーマ。現体制に入ってからこのような事態となるのはこれが初めて。ベテランと若手が直接闘う図式をつくったのは、4・5後楽園で中島安里紗を破りJWP認定無差別級王者に返り咲いた春山香代子である。
JWPでは旗揚げ当初、当たり前のように1大会でひとり2試合が組まれていた。この経験から先輩たちにもまれながら若手が成長し、たとえメンバーが変わっていったとしても長寿団体への基礎がつくられていったのだ。もちろん、選手たちには世代闘争以外にもそれぞれのテーマがある。中島には中島の新しい方向性、春山とLeonにはタッグ2冠王座への前哨戦、さらにジュニア初戴冠となったライディーン鋼が今後どのような防衛ロードを歩むのか。そんな思惑が入り混じりながらの世代闘争。カギを握るのはもちろん新世代の方だろう。
しかしながら今回に関しては、中島がいなければワンサイドゲームになっていたところだった。中島は中島で、前王者としてのプライドから、若手世代に自分を入れてくれるなとの思いがあるはずだ。ただ、ボリショイは言う。「JWPを引っ張っていくには中島にはムードメーカーになってもらいたい。私は関係ないじゃなくて、そういう役割も今後は出てくるはず。自分のテーマも持ちつつ、(世代闘争では)リーダーとしてやってほしいとの思いがありますね」
現時点では圧倒的な差があるだけに、中島には若手側へついてリーダーを担ってほしいとの願いは当然だろう。中島がリーダーならば、ベテラン軍をまとめるのはもちろん、新王者の春山ということになる。では、仕掛け人でもある春山は、どう考えているのか。
「まだまだ私にも課題がたくさんあると実感した大会でしたね。若手にはもっと来てほしいと思ったけど、全然(自分の思いが)通じていないのか、それとも自分が向こうの力を引き出せないのか。自分がきっかけで始まったことですから、もっと私から動いていかないといけないなと、リング上であらためて思いました。歯がゆい気持ちもあるし、悲しいし、悔しいし。でも、だからこそもっともっと変わっていけるんじゃないかと思った。実際に突っかかってきたのは中島だけ。中島以外の奮起に期待したいですよね」
世代闘争はまだ始まったばかり。とくにJWPの若手には初めての経験だけに、どう対処していいのかわからなかったのではなかろうか。たった一日で結果の出た世代闘争など過去に例がない。要は、世代闘争が継続し、そこから団体の将来にとっての新しいなにかが生まれることに意義があるのである。
「今日のフィニッシュは久々のオレンジブロッサム。あえていまの付け人である(藤ヶ崎)矢子に出しました。本人には言ってないけど、成長したら伝授してあげたいと思ってるんですよ」
これを知ったとき、矢子はなにを思うのか。ベテランから仕掛けた世代闘争とは若手を潰すためのものではない。若手を引き上げ、若手が自分の力で上がってくる。それを期待しての春山からのメッセージでもあるのだ。
さて、4・19浅草大会では、タッグ2冠王座戦がおこなわれ、Leon&Ray組のボラドーラスL×Rに、タッグリーグ・ザ・ベスト2015覇者の“オレンジハッピーズ”春山&希月あおい組が挑戦する。春山には3冠王者のチャンスでもあるのだ。板橋大会のセミでは、タッグでのパートナー対決が実現した。ここでは春山、希月が勝敗には絡まなかったが、両者による無差別級王座戦も見てみたい。第一線から退きかけていた春山を覚醒させたのは希月から発せられるハッピーオーラだった。ならば、両者がシングルで激突したらどうなるのか。その試合が実現したとしたら、どのような状況下でおこなわれるのか。まずは4・19浅草でのタッグ王座戦に注目である。
なお、板橋大会では4・5後楽園で華名が示唆していた通り、ピエロメイクのレスラーが登場した。その正体は、アイスリボンのつくし。ところが華名とのタッグはうまく機能せず、わずか1試合で空中分解。華名が「私のおかげで勝てたやろ、また組んでいこうな」と呼びかけたところ、つくしは「組まねえよ!」と完全否定した。すると華名は「また来るときは身も心もピエロなヤツを連れてくる」とアピール。ボリショイをニセモノ呼ばわりする華名だが、いったいどこへ行こうとしているのだろうか…。
[結果]4月12日(日)板橋グリーンホール 13時
4月12日(日)板橋グリーンホール 13時
「スプリング☆ハリケーン」
観衆135人
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(6分36秒、120%スクールボーイ)小林香萌○
2)タッグマッチ 20分1本勝負
○中島安里紗&藤本つかさ(15分49秒、ダルマ式ジャーマンスープレックス・ホールド)ライディーン鋼●&水波綾
3)タッグマッチ 20分1本勝負
●コマンドボリショイ&Leon(11分54秒、ハルカゼ)華名&つくし○
4)タッグマッチ 20分1本勝負
春山香代子&○KAZUKI(15分54秒、片エビ固め)希月あおい&ラビット美兎●
※デス・バイ・ロドリック
5)メインイベント JWPベテラン軍vs新世代軍 スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
○春山香代子&コマンドボリショイ&KAZUKI&Leon(18分25秒、オレンジ☆ブロッサム)中島安里紗&ライディーン鋼&ラビット美兎&藤ヶ崎矢子●
「スプリング☆ハリケーン」
観衆135人
1)シングルマッチ 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(6分36秒、120%スクールボーイ)小林香萌○
2)タッグマッチ 20分1本勝負
○中島安里紗&藤本つかさ(15分49秒、ダルマ式ジャーマンスープレックス・ホールド)ライディーン鋼●&水波綾
3)タッグマッチ 20分1本勝負
●コマンドボリショイ&Leon(11分54秒、ハルカゼ)華名&つくし○
4)タッグマッチ 20分1本勝負
春山香代子&○KAZUKI(15分54秒、片エビ固め)希月あおい&ラビット美兎●
※デス・バイ・ロドリック
5)メインイベント JWPベテラン軍vs新世代軍 スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
○春山香代子&コマンドボリショイ&KAZUKI&Leon(18分25秒、オレンジ☆ブロッサム)中島安里紗&ライディーン鋼&ラビット美兎&藤ヶ崎矢子●
[情報]未定だった華名のパートナーがつくしに決定!
◼︎未定だった華名のパートナーがつくしに決定!
華名コメント
『ども!華名です。
先日のJWP後楽園でボリショイが、わての大事に育てている弟子の小波に、わての超必殺技『カナロック』を仕掛けやがった。
あいつ、わてのピエロもパクリ、技もパクリ、パクリまくりやでしかし。…しかも、グレート・カブキまで味方につけやがって。
こうなったら仕方がない、こっちは新加入のピエロをわてのパートナーとして送り込んだる!そのニューフェイスは…、アイスリボンの “つ くし” や!!!
先日、試合で当たった時に“ピン”と来たんや。「こいつはピエロに向いてるし、華名軍に入りたがっとるな!ほんなら華名ピエロ軍に入れたろ!」と。
ということで加入を勝手に決めたった。つくし、パートナーよろしゅう♪』
■4月12日(日)板橋グリーンホール 13時
「スプリング☆ハリケーン」
▼タッグマッチ 20分1本勝負
コマンドボリショイ&Leon vs 華名&つくし(アイスリボン)
華名コメント
『ども!華名です。
先日のJWP後楽園でボリショイが、わての大事に育てている弟子の小波に、わての超必殺技『カナロック』を仕掛けやがった。
あいつ、わてのピエロもパクリ、技もパクリ、パクリまくりやでしかし。…しかも、グレート・カブキまで味方につけやがって。
こうなったら仕方がない、こっちは新加入のピエロをわてのパートナーとして送り込んだる!そのニューフェイスは…、アイスリボンの “つ くし” や!!!
先日、試合で当たった時に“ピン”と来たんや。「こいつはピエロに向いてるし、華名軍に入りたがっとるな!ほんなら華名ピエロ軍に入れたろ!」と。
ということで加入を勝手に決めたった。つくし、パートナーよろしゅう♪』
■4月12日(日)板橋グリーンホール 13時
「スプリング☆ハリケーン」
▼タッグマッチ 20分1本勝負
コマンドボリショイ&Leon vs 華名&つくし(アイスリボン)
2015.4.5 東京・後楽園ホール 12時 試合
中島安里紗が春山香代子に敗れ、JWP認定無差別級王座から転落した。2013年12月に華名から奪回し、以後6回の防衛に成功。もはや盤石の王者に成長していた。それだけに、敗れた瞬間のショックも大きかった。まさか現在の中島が、かつての王者の春山に負けるなんて…。
試合後、中島の表情は初戴冠から華名に敗れたときのものを思い出させた。あのときの中島の落ち込みぶりと言ったらない。言葉をかけにくいほどで、そんな日が何日もつづいたものだ。
しかしながら、同じ悲壮な表情でも今回はまるで違う。勝ったのは同じJWPの春山である。いつでも取り返しにいける、という意味ではない。春山が勝ったことにより、JWP内部が別の意味で活性化されるのではないかとの期待が膨らむからだ。中島は涙を何度も見せながらも「落ち込んではいない」と言う。春山に負けたことではなく「自分の弱さが悔しい」と言うのである。ならば、もっともっと強くなるしかないだろう。
試合後のリング上では春山がアピール。そのとき、JWPが二つの世代でキッパリと割れたようだった。
「今日、試合をしてリング上で感じたことがあります。JWPのベテラン軍、ボリショイさん、KAZUKI、Leon。もっと若手の壁にならないといけないんじゃないですか? 若手も日々どんどん成長しています。成長してもらわないと困りますからね。その分、私たちも日々成長しないといけないんじゃないですか? そしたらJWPはもっとハッピーにより良い大会になると思います」
若手の成長は感じている。だからこそ、そこでそのまま後進に道を譲っては若手のためにもならないと春山は主張するのである。旗揚げから23年。JWPでは意外にもはっきりとした世代闘争はありそうでなかったのではないか。だとしたら、春山の無差別級王座は過去の焼き直しではない。まったく新しい風景がこのリングに現れるかもしれないのだ。
第24代無差別級王者の誕生で、JWPの24年目が幕を開けた。果たして、春山の声を聞いたベテラン、若手はどんな行動を見せるのか。これまでのJWPならば、団体内の選手がベルトを巻いたときそれに反論するような選手は現れなかった。世代闘争が本格的に始まるのか、それはすべてほかの選手たちしだいとなるのだろう。世代闘争に関しては、まだベルトを失ったばかりで考えが及ばない中島だが、今後の動向が気にかかる。4・12板橋で、なにかが動く? (新井 宏)
試合後、中島の表情は初戴冠から華名に敗れたときのものを思い出させた。あのときの中島の落ち込みぶりと言ったらない。言葉をかけにくいほどで、そんな日が何日もつづいたものだ。
しかしながら、同じ悲壮な表情でも今回はまるで違う。勝ったのは同じJWPの春山である。いつでも取り返しにいける、という意味ではない。春山が勝ったことにより、JWP内部が別の意味で活性化されるのではないかとの期待が膨らむからだ。中島は涙を何度も見せながらも「落ち込んではいない」と言う。春山に負けたことではなく「自分の弱さが悔しい」と言うのである。ならば、もっともっと強くなるしかないだろう。
試合後のリング上では春山がアピール。そのとき、JWPが二つの世代でキッパリと割れたようだった。
「今日、試合をしてリング上で感じたことがあります。JWPのベテラン軍、ボリショイさん、KAZUKI、Leon。もっと若手の壁にならないといけないんじゃないですか? 若手も日々どんどん成長しています。成長してもらわないと困りますからね。その分、私たちも日々成長しないといけないんじゃないですか? そしたらJWPはもっとハッピーにより良い大会になると思います」
若手の成長は感じている。だからこそ、そこでそのまま後進に道を譲っては若手のためにもならないと春山は主張するのである。旗揚げから23年。JWPでは意外にもはっきりとした世代闘争はありそうでなかったのではないか。だとしたら、春山の無差別級王座は過去の焼き直しではない。まったく新しい風景がこのリングに現れるかもしれないのだ。
第24代無差別級王者の誕生で、JWPの24年目が幕を開けた。果たして、春山の声を聞いたベテラン、若手はどんな行動を見せるのか。これまでのJWPならば、団体内の選手がベルトを巻いたときそれに反論するような選手は現れなかった。世代闘争が本格的に始まるのか、それはすべてほかの選手たちしだいとなるのだろう。世代闘争に関しては、まだベルトを失ったばかりで考えが及ばない中島だが、今後の動向が気にかかる。4・12板橋で、なにかが動く? (新井 宏)
2015.4.5 東京・後楽園ホール 12時 試合
JWP 4月5日(日)東京・後楽園ホール
観衆1085人
入場式でラビットがあいさつ
「本日はご来場ありがとうございます。今年の8月でジュニアを卒業しますが、私にはV10の目標、そしてベルトを持ったまま卒業する目標があります。鋼にはまだまだベルトを持たせるわけにはいきません。必ず今日防衛してみせます。選手一同熱い試合をしますので、熱いご声援をよろしくお願いします」
欠場の林結愛があいさつ「みなさんこんにちは。本日はご来場誠にありがとうございます。本日も右目の調子が万全ではないため、欠場させていただきます、誠に申し訳ありませんでした。自分は2年目を迎える前にここで試合をしたかったのですが、その夢がかなわず、24年目に入るJWP、2年目に入る自分のために何かできることはないかと考えさせていただいたところ、本日第1試合の特別リングアナウンサーをつとめさせていただくことになりました。初めての経験でまだまだ分からないことがありますが温かい目で見ていただければ幸いです。選手一同熱い闘いをしますので、みなさんご声援のほうよろしくお願いします」
1 1/20
JWPvs我闘雲舞対抗戦
○KAZUKI&藤ヶ崎矢子(10分45秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)帯広さやか&「ことり」●
JWPと我闘雲舞がタッグで対抗戦。この試合では、欠場中の林結愛が特別リングアナウンサーをりっぱに務めあげた。我闘雲舞軍が握手を求めるがJWP軍は応じず。「ことり」が「KAZUKI出てこい!」と挑発するも先発は矢子。「ことり」は矢子を投げるともう一度KAZUKIを呼び出す。しかし矢子が「ふざけるな!」と襲いかかる。「ことり」はコーナーからのアームホイップで矢子を叩き落としてまたもや「KAZUKI出てこい!」。KAZUKIが応じないとみるや帯広にチェンジ。矢子はボディースラムで叩きつけ逆エビ狙い。帯広がこらえて反対にボディースラム。「ことり」が矢子に巴投げの連打、飛びついての卍固めをかけながらKAZUKIを挑発。帯広がKAZUKIを阻止にかかるが反対に卍固めに捕まる。「ことり」のダッシュに矢子がドロップキック。KAZUKIが出てきて「ことり」と対峙。「ことり」が投げを打つとKAZUKIもやり返しにかかる。しかし「ことり」は投げられずに帯広とタッチ。KAZUKIは帯広にニーの連打。帯広はKAZUKIから逃げまくりエプロンへ出る。戻ってくるとドロップキック。KAZUKIはニーをぶち込みボディースラム、ダブルニードロップ。矢子が帯広へドロップキックを3連発。帯広が回転エビ固めからドロップキックの3連打を放つ。コーナーに上がるとミサイルキック。矢子がダブルリストを決めるも帯広がクリアー。KAZUKIが「ことり」にキッチンシンクからダブルニーアタック。担ぎ上げるとセカンドロープに乗せてダブルニーを投下する。トップロープからも放つが「ことり」は必死に肩を上げる。KAZUKIの突進に「ことり」が一本背負い、ダイビングボディーアタック。もう一度投げを狙うがKAZUKIがこらえる。ならばと「ことり」は回転エビ固め。「ことり」と帯広がダブルのブレーンバスターを狙う。KAZUKIが切り返し矢子に指示。矢子が「ことり」へダイビングボディープレス、KAZUKIはダイビングニードロップでつづく。10分経過。KAZUKIが「ことり」を担ぎ上げるが帯広がカットに入る。「ことり」が丸め込むもKAZUKIが一本背負いのお返し。デス・バイ・ロドリックを決めると「ことり」が返せず、3カウントが入った。
2 1/20
●瑛凛(12分2秒、キムラロックⅡ)木村響子○
ボリショイは後楽園でこのカードを考えていたようだが、瑛凛から望む形で木村との一騎打ちが実現。木村がグラウンドに誘いフロントネックロック。瑛凛が切り返すと木村は「あれ、お父さんきてる」と瑛凛の気を引いてヘッドロックに取る。瑛凛がロープに振ると木村はショルダータックル。瑛凛がアームホイップからドロップキックにいくと木村がかわす。木村が唾を吐きつけると瑛凛がドロップキック。髪投げは木村がこらえ反対に瑛凛を投げつける。「よくもやったな!」と木村が髪投げ連発。木村は髪をつかんでロープに固定。顔面をかきむしり二方向で攻撃する。木村は瑛凛のエルボー連打を受けて立つ。瑛凛のクロスボディーを受け止めて木村がバックブリーカー。さらに逆片エビ固めにとり余裕のVサインを客席に見せる。瑛凛がエビ固めから顔面へドロップキック。木村が背中へのフットスタンプ。2発目は瑛凛がかわして場外へ出る。木村が「上がってこいよ!」と要求すると瑛凛が「オマエが降りてこいよ!」と言い返す。木村が場外に出ると瑛凛が戻ってエプロンでドロップキックの連打。ダイビングクロスボディーを木村がキャッチしマットへ叩きつける。瑛凛がコーナーを蹴ってのスイングDDT。木村が返すとエイは回転エビ固め。返した木村が逆片エビ固めで反り上げる。10分経過。瑛凛が丸め込みの連続で追い込みにかかる。木村がしのいでカナディアンからマットに叩き落とす。瑛凛が返すと木村はブレーンバスター。瑛凛を引き起こしてバックブリーカー。瑛凛がキムラロックⅡでギブアップし木村が勝ち名乗りを受けた。
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JWP認定ジュニア&POP選手権試合
●<王者>ラビット美兎(15分31秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)ライディーン鋼○
<挑戦者>
※ラビットが6度目の防衛に失敗、鋼が第26代JWPジュニア&第16代POP王者となる。
デビュー4年によるジュニア卒業を8月に控えるラビットが鋼を相手に6度目の防衛戦。鋼はタッグリーグ戦でラビットを直接フォールし、春兎から優勝の可能性を消している。握手直後に鋼がジャーマンで奇襲。返したラビットが飛びついて丸め込む。鋼のラリアットをかわしラビットがアームホイップ、場外へのプランチャで宙を舞う。リングに戻るとミサイルキック、ワキ固め。両腕をロックすると鋼が足を伸ばしてエスケープ。ラビットからエルボーの打ち合いを挑む。鋼がリフトアップするがラビットがDDT。鋼はロープ上のラビットを捕まえてブレーンバスターからカナディアンバックブリーカー。コーナーに乗せると串刺しボディーアタック、串刺しラリアット。5分経過。鋼は「終わり!」と叫んで逆エビ固め。リバーススプラッシュはラビットがかわすが串刺しラリアットの連発を食らう。さらに鋼がニールキック。ボディースラムで叩きつけるとリバーススプラッシュをセカンド、トップから放つ。再度コーナーに上がるとラビットも上がってエルボー連打の猛攻。雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるとラビットがつづけてダイビングフットスタンプを投下する。もう一度上がり2発目もヒット。3発目も決めて勝負あり、と思いきや鋼がクリアー。ならばとラビットはフェースロック。ラビットが回転エビ固めからジャーマン。10分経過。ラビットがラビストラルをかわされるもエルボー連打。鋼は投げっぱなしジャーマンを放つがすぐにラビットがボディーアタック。ラビットは鋼のバックを取るがこらえられる。ラビットが走ると鋼がラリアット、パワースラム。ラビットが返すと鋼がぶっこ抜いてのバックドロップ。鋼はフロッグスプラッシュを決めるがラビットが返す。鋼は「終わり!」と叫ぶがラビットが丸め込む。ラビットがラビストラルも2カウント。ラビットがダッシュし大ラビストラル狙い。鋼が切り返して丸め込む。ラビットがバックにまわりジャーマン。鋼が返すと両者ダウン状態。ラビットが立ち上がりラビットスープレックスを狙う。鋼がこらえてエルボー。鋼がカウンターのラリアットも1カウント。ラビットのダッシュに鋼がラリアット。ラビットがギリギリで返すと鋼がコーナーに乗せてフィニッシュを予告。雪崩式バックドロップを決めるがラビットが返す。15分経過。鋼はムーンサルトを宣言、これが決まるとラビットが返せず、王座が鋼に移動した。鋼「ベルトを取ったぞ! 私がベルトを巻いた限りもっともっとジュニアを盛り上げていきたいと思います! これからも応援よろしくお願いします!」
鋼のコメント
「私が目標としてきたジュニアのベルトがやっと取れました。3年目になるんですけど、3年目で取れたのがそれがかなりうれしいです。来年の8月には私も4年目ジュニアを卒業になります。ラストチャンスだと思ってやりました。(美兎はどうだった)ラビット美兎は強いです。かなり強いです。何回も挑戦して負けて、悔しくて苦やして、でも、やっとベルト取れたことが、本当にうれしいです」――前回と何が変わった?
「変わったもの……。自分を向上させる目標を決めて上を目指していきました。(どんなチャンピン?に)みんなに強いって言われる絶対王者になりたいです」
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○コマンド・ボリショイ&里村明衣子(15分15秒、胴締めスリーパーホールド)華名&小波●
ボリショイ&里村という団体のリーダーがタッグを結成し華名とその弟子の小波を迎え撃つ。ザ・グレート・カブキとともにボリショイが入場し、2人でヌンチャクのパフォーマンス。先発は里村と小波。里村がフロントネックロックに取りグラウンドにもっていく。小波が脱出しヘッドロック。里村が小波を押し通し蹴りをつかむと自軍コーナーでミドルキック。ボリショイが小波をネックロックに捕える。小波が切り返してネックロックもボリショイが持ち上げて華名を呼び込む。ボリショイが胴締めにいくと華名が足を取りにいく。華名が腕十字の体勢に入るとボリショイが上になりバックにまわる。バックの取り合いからボリショイがヒザ十字へ。エルボーの応酬から華名が押し込み小波に替わる。小波がキックの連打もボリショイがつかむ。華名が乱入しダブルのドロップキック。5分経過。小波がキックの連打から腕十字。ボリショイが切り返して逆片エビ固め。変型アルゼンチンから叩きつけると里村にチェンジ。里村が小波にエルボー連打、コーナーに振って串刺しエルボーを叩き込む。小波がエルボーも里村が一発で倒す。小波が逆さ押さえ込みからワキ固め。華名が里村をミサイルキックで吹っ飛ばす。エルボースマッシュをかわした華名が胴締めスリーパー。ボリショイがカットするが華名は里村の顔面へスライディングキック。里村が華名へエルボースマッシュを連打。ダウンさせると引き起こしてDDT。ロープに走ると小波が背中にキック。怒った里村が小波を場外に落とし華名の背中へ側転ニードロップ。10分経過。ボリショイが控えの小波を落として華名へ619を放つ。ボリショイが掌底にいくと華名がかわす。ボリショイが三角締めに華名を捕える。里村は小波にタッチをさせず。ボリショイが華名へのヒザ十字に移行。華名が切り返してジャーマンから顔面蹴り。小波がボリショイにミドルキックの連打、脚を取りにいく。ボリショイがかけられた体勢から腕十字に取る。小波が腕を解いて脚を締め上げるがエスケープを許す。ボリショイが左右の張り手で小波を倒し、アッパー掌底、ブレーンバスター。ボリショイはフィニッシュを予告しタイガーの構え。そこへ華名がハイキックでカット。里村が小波をバックドロップで叩きつけボリショイに託す。ボリショイが小波を回転させて脚をロック。華名がカットに成功も里村が分断。ボリショイは小波に胴締めスリーパー。小波がギブアップし、ボリショイ&里村が勝利した。華名「おら、最後のカナロック、私の技を使いおったんねん。パクリ。ぱちもんや。ピエロもパクって技もパくって」ボリショイ「アホか? いまのは、ピコロックや。だいたいな、プロレス界でペイントっていったらカブキさんやろ。それからプロレス界のピエロっていったら私やねん。オマエはニセモノや!」カブキ「(華名へ)オマエはニセモノだ! ニセモノこの野郎!」華名「ニセモノいうんやったらな、JWPに華名軍のピエロ軍を乗り込ましたるからな。こっちがほんまもんのピエロや~」
欠場の中森があいさつ
「みなさんこんにちは。本日はご来場誠にありがとうございます。私は2月の試合でヒザを負傷して、左ヒザ半月板損傷と診断されて3月2日に手術を受けました。いま毎日リハビリをしているんですけども順調に進んでいます。私自身、欠場が初めてのことで、すごく悔しい気持ちでいっぱいですけども、一日でも早く復帰して必ず戻ってきたいと思っていますので、それまで待っていてください。よろしくお願いします」
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JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権
<王者>○Leon&Ray(15分44秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)<挑戦者>DASH・チサコ&仙台幸子●
※第45代JWPタッグ&第18代デイリータッグ王者が初防衛に成功。
13年12月の後楽園大会における王座決定戦でぶつかったLeon組と仙女軍がふたたびベルトをかけて対戦。両軍握手をかわし、Leonとチサコの先発で試合がスタート。エルボーの応酬からドロップキックをかわし合う。先にヒットさせたのはLeon。Leonがコーナーに上がるとチサコがつき落とし、場外へ空中胴締め落とし。幸子もRayを相手に二方向で場外戦が展開される。チサコはLeonを戻して十文字姉妹でダブルの攻撃。幸子がLeonに腕十字。Leonがエスケープすると幸子は腕を攻めていく。Leonはバックブリーカーを幸子に見舞いRayと合体。ダブルのフライングクロスチョップを決めるとRayが幸子へ逆水平の連打。幸子がDDTで流れを返すとチサコを呼び込み合体攻撃。Rayが潜り抜けるとLeonがスワンダイブのミサイルキック。ボラドーラスが次々と姉妹に串刺し攻撃。チサコがRayへミサイルキックを決め5分経過。チサコは串刺しのドロップキックからダイビングフットスタンプ。Rayがかわしスリングブレイド。チサコが返すとウラカンラナ。RayがLeonのアシストを得て619、白鶴。Leonがチサコの背後からスピアを決めるとチサコを抱え上げて幸子にぶつける。さらにコーナーへ追い込み、チサコをかいくぐりながらスピアを放つ。ノキアンバックブリーカーは幸子のカットが成功。しかしLeonは幸子をエルボーで場外に落とす。それでもすぐに幸子がカムバックし姉妹の合体攻撃。チサコがLeonへダイビングフットスタンプを連打。幸子がLeonへ相手コーナーからミサイルキック。Leonが幸子をかいくぐりRayがコルバタのフェイント攻撃。Rayがケブラーダを場外へ。Leonがスワンダイブプランチャでつづく。リングに戻すとRayがトップロープ上を側転してキック、Leonはトップロープを走ってのミサイルキックを放つ。Leonが幸子を引き起こすと旋回して叩きつける。チサコがボラドーラスL×Rにドロップキック。チサコが振って幸子がスイングDDT、チサコがミサイルキック、幸子がジャーマンへ。Leonが返すと、幸子がコーナーへ。RayがカットしLeonのパワーボムとRayのネックブリーカーが合体。Rayがチサコにジャーマン、Leonが幸子へマッドスプラッシュ。幸子が返すとボラドーラスL×Rが二方向でダイブ。姉妹がかわしてチサコがLeonに不知火、幸子がサマーソルト、チサコと幸子が連続のダイビングボディープレス。Leonがダウンも幸子はカバーに入れず。両者ヒザを突いた状態でエルボーを打ち合う。立ち上がった幸子がトラースキック、Leonがスピンキック。両者ダウンから幸子が突進もLeonが回し蹴り。チサコがキャプチュードバスターをカットもLeonが幸子にスピア。Leonのキャプチュードバスター狙いを幸子がDDTで切り返すがトラースキックが誤爆。Leonが幸子にキャプチュードバスターを決めるがチサコのカットが間に合う。Rayとチサコが場外。Leonが旋回式キャプチュードバスターも幸子の肩が上がる。もう一発放つと幸子は肩を上げられず。Rayとチサコが場外でやりあう間にリング上では3カウント。Leonが幸子をフォールし防衛に成功した。Leon「皆さんの応援のおかげです。宿敵の十文字姉妹に勝ってこそ、これからが本当の意味での私たちのチャンピオンロードの始まりだと思っています。でもその前にもうひとチーム倒さないといけない相手がいます。春山香代子! 希月あおい! オレンジハッピーズ!! 私たちはタッグリーグでオマエらに負けてるんだよ。次の挑戦者に指名する」希月がリングへ。希月「まずは防衛おめでとうございます。タッグリーグ優勝したオレンジハッピーズがベルトに挑戦するのは当然のことだよ、やってやるよ、ワー!当たり前のように勝って当たり前のようにベルトを巻く! そしてこの後、(春山)香代子がこの後、無差別のベルトを巻く。3冠王者の誕生だ!! オマエらが先に言ったってことはな、私たちにふさわしいハッピーな場所を用意してるっていうことだろうなあ! まあいいや、私たちはどんな場所でもハッピーにする自信があるから、とりあえずベルトでも磨いて待っとけ!」Leon「よっしゃ、防衛するぞ!!」
Leon&Rayのコメント
――初防衛に成功して。
Leon「十文字姉妹とは闘わざるを得なかった相手というか、自分たちが巻く前に彼女たちがチャンピオンになって、幸子のケガで一度も防衛戦をすることなく返上してたので、その2人を倒して、しかも1年半前の王座決定戦で自分たち負けてるので、この2人に勝たないと始められなかったので感無量です」
Ray「今回は本当にこれがスタートだと思っていたので、防衛できて、これからですね。いま自分に勢いが来てると思ってます。4月はいろんな団体から12試合オファーが来て、5月もすでに11試合のオファーが来ています。このベルトをJWPだけではなくいろんな団体、全国、世界の団体から防衛できるように。どこからも挑戦を受けるつもりでいます」
――すさまじい連係の攻防があったが。
Leon「ハイ。そうですね。やっぱり向こうは自分たちでタッグ屋と言ってるとおり、すごいタッグ。2人の力が合わされば何倍にもなるし、でもウチらもチャンピオンとしていままでやってきたことの積み重ねはウソをつかないので、それが自然に出た結果だと思います」
――3年ほど組んでいてここでようやくベルトを取って初防衛。長かった?
Leon「あー、長かった! 挑戦者(の立場)が4回だったので、初の王者としての試合だったので今日は本当に感慨深かったですね。だからこそ手放したくなかったし、何としても死守しようと」
Ray「ここからが本当に防衛を何度できるかの自分たちの挑戦ですよね」
Leon「しかも最初の挑戦者が彼女たちだったからこそ余計に価値が上がったと思うし、これからもっともっと防衛していかないといけない責任があるなと思いましたね」
――次の防衛戦にはタッグリーグの覇者を指名したが。
Leon「それはもう(最初から)頭にありました。今日勝って、次は絶対にあの2人ってタッグリーグで負けたときから思ってたんで、この後、(無差別級王座戦で)春山が、どっちが勝つかわからないですけど」
――ベルトは巻いたがタッグリーグを優勝できなかったのは計算違いなのでは?
Leon「そうです、もちろん。その悔しさがあったからこそ負けられない試合でした」
――これからは負けないボラドーラスL×Rをつくっていかないといけない。
Ray「そうです。本当に負けないロードでチャンピオンロードを進みたいと思います」
Leon「ハイ」
十文字姉妹のコメント
チサコ「全部がやばい」
幸子「ごめんね」
――初防衛することなく返還したベルトへの挑戦となったが。
チサコ「挑戦したい気持ちはあって、仙女に定期的に参戦してもらっているRay選手から挑戦したいと言われて、チャンスをいたたいたのは凄くラッキーだなって」
――気持ち的には王者? 挑戦者?
チサコ「十文字姉妹はベルトを返還して、幸子が復帰して、イチからという気持ちでやっていましたが……チーム的には一番という気持ちはありましたね。簡単に王者、王者って簡単に名乗れないというか、王者に対してのリスペクトもありますし」
――改めてベルトが欲しくなった?
チサコ「ハッキリ言うと勝てない相手ではないと思っていたので、勝利もRay&Leonさんにしたことあるので、気持ちは勝つつもりでいってたですけど。チャンピオンは強かったですね。幸子が欠場していて私がシングルで闘っている間、1年ブランクがあったので一番でかかったんじゃないかと思います」
幸子「プロレスって厳しいですね。命と紙一重の、死ぬか生きるかのなかでやってきたんですけど、それを欠場する前は当たり前だと思ったけど、復帰まもなくて、プロレスの厳しさを感じます。いままで姉妹でちゃんとやってきたので、その力を発揮するのではなく、もっともっと力つけて欠場後よりもっと勢いが出るタッグチームになれるように、復帰した十文字姉妹は何百倍も強くなると思います。悔しさありますし、未練もありますし、そのぶん強くなっていきたいと思います」
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JWP認定無差別級選手権試合
<王者>●中島安里紗(24分20秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)<挑戦者>春山香代子○
※中島が7度目の防衛に失敗、春山が第24代王者となる。
メインは現王者の中島がかつての絶対王者・春山を迎え撃つ純血の無差別級王座戦。中島が握手を求めると春山がしっかりと応じる。しかし直後に春山が背後からラリアット乱れ打ち。中島がDDTから顔面へドロップキック。中島はワキ固めから顔面へニー。張り手を打ってロープに走ると足をつかまれるが飛びついで腕十字へもっていく。三角締めを春山が脱出し張り手の連打。串刺しラリアットを食らわずに中島がミサイルキック。エルボーの応酬から相手をかいくぐりラリアットの打ち合いへ。打ち倒したのは中島。春山のトラースキックがヒットし串刺しラリアットの乱打。春山はダブルアームでトップロープに乗せるとリング外に落とし場外戦へもっていく。中島の額を壁に叩きつけていく春山。さらに場内を徘徊するが、中島が打撃連打でやり返し客席に叩きつける。さらにイスを何脚も投げつける。しのいだ春山がボディースラム。こんどは春山が中島を客席に叩きつけイスを振りかざす。春山は場外でキーンハンマーのように中島を叩き落とす。5分経過。春山はリングに戻り強烈なミサイルキック、ダブルアーム式フェースバスターを連発。3発目を中島がこらえるとラリアットを後ろから前から3連打。春山がキーンハンマーを狙うと中島が切り返す。しかし春山はトラースキックからラリアット。中島が背後にまわるが春山がこらえてラリアットでなぎ倒す。春山が顔面にトラースキックを3連打。トップロープに足をかけるとスイングネックブリーカー、コーナーに上がりダイビングギロチン投下。キーンハンマー狙いは中島が切り返し顔面蹴り。春山を引き起こすと張り手の打ち合いに。中島がぶっこ抜きのジャーマン。さらにジャーマンを連発するが2カウント。中島はコーナーからミサイルキックの4連打。10分経過。中島がフルネルソンも春山がこらえてエルボーを打ち合う。春山が張り手の連打も中島が回転エビ固め。中島は春山の顔面にニーを連打し顔面に蹴りをぶち込む。春山のラリアットを耐えた中島がドラゴンの構え。こらえた春山の顔面を蹴り上げてダルマ式ジャーマン。春山が返すと、中島はドラゴンの構え。春山が切り返しリーダーズストームのようにこらえる中島を落とす。春山がコーナーに上がると中島も上がり張り手の打ち合い。春山が上段からスタナーを敢行。春山はトップロープからスタンディングギロチンも中島がフランケン気味に切り返す。中島がコーナーに上がると春山も上がり雪崩式パワースラム。15分経過。セコンドの希月が春山のヒザを気遣う。春山が立ち上がり顔面へキック。春山が中島をマットに叩きつけるが2カウント。春山は至近距離から加速度を上げながらラリアットを7連発。こらえた中島が投げっぱなしのドラゴンからニーアタック。春山を引き起こし左右からエルボー連打、春山がトラースキックも中島がヘッドバット。春山がラリアットを打つが中島がこらえる。春山がもう一発ラリアットも中島がクリアー。春山が立ち上がりスタンディングのダイビングギロチン。中島が返すと春山がキーンハンマー狙い。中島がこらえるも春山がキーンハンマー。中島が反転して押さえ込む。中島が蹴りを放ち春山を起ち上げドラゴン。ギリギリで春山の方が上がる。中島が丸め込むと20分経過。中島がエルボー連打から奪取も春山がキャッチしキーンハンマー。中島がなんとか返すことに成功。春山がダッシュしニーをぶち込む。顔面へのトラースキックを5連打。中島を引き起こすとダッシュするが中島がキューティースペシャル。中島がエルボー乱打で春山をなぎ倒す。春山が3カウント寸前で肩を上げる。中島がD×Dの構えも春山が切り返しマットに叩きつける。春山が中島を叩きつけるがこれも3カウントには至らず。春山が中島を抱えてそのまま落とす。勝負ありと思われたが中島の肩が上がる。春山がコーナーからダイビングギロチン。カバーにはいかずもう一発ダイビングギロチン投下。中島はピクリとも動かず3カウントが入った。
春山「久々、春山にベルトが還ってきたぞ! 今日、試合をしてリング上で感じたことがあります。JWPベテラン軍、ボリショイさん、KAZUKI、Leon、もっと若手の壁にならないといけないんじゃないですか? 若手も日々どんどん成長しています。成長してもらわないと困りますからね。その分、私たちも日々成長しないといけないんじゃないですか? そしたらJWPはもっとハッピーにより良い大会になると思います。そして中島、ハッピー…じゃないよね、たぶん。私はアナタとシングルをして、とてもすごくいろいろ感じました、闘いの中で。後輩であるんですけど、私にとってはいいライバル。尊敬できるし、これからもいい戦友で闘っていこうじゃないですか、ハッピーに!」中島「負けてハッピーなわけねえだろ。でも、私が悔しいのは、アンタに負けたからじゃない。私が弱いからだよ。まだまだこれから闘いは続いていきます」春山「さすが中島だね。だからこそJWPの闘いはもっと楽しい闘いになります。そしてベテラン軍、若手はもっとどんどん遠慮せず気持ちでぶつかっていくように。大丈夫だよ、このベテラン、ビクともしないから、私はしない、だから来てほしい。じゃないとJWPの新しい未来が見えてこない」JWPの選手がたちがリング上へ。春山「JWPどんどん楽しくなっていくと思います。次の闘い、その次の闘いを楽しみにしててください。それからどこかで見ている中森もいると思うので、アナタが復帰したらまず一番最初にシングルをしたいので、そこんとこもすごい楽しみです。これからもJWPを背負って一人ひとり突っ走っていこうじゃないですか。気持ちは変わらないでしょ、JWPをよくしたい、一番にしたいって。その気持ちがあればJWPは大丈夫だと思います。今日はありがとうございました!
中島のコメント
――負けた事実をいまどうとらえる?
「春山香代子に負けたということで、自分自身の弱さが悔しいし…でも落ち込んではいないです。落ち込んではなくて、むしろこれからもっともっと熱くなっていくものを感じたしまだまだこれからだと強く思ったので」
――負ける気がしないと言っていた春山とやってみて。
「負けたということがすべてだと思います」
――1年以上守ってきたベルトを手放すことになるが。
「……(涙)。やっぱり私は無差別のベルトをもう一度巻きたいし、すごく感じたのはきっと次に取るときは本当のエースになれると私は思ってます」
――すぐに再戦を、というわけではない?
「そうですね。いま負けたばかりですぐに次は、とはないですけど、でも結果を結果としてしっかりと受け止めて、いまは立ち止まる時ではないと思うので、やっぱり春山さんから無差別のベルトを取り返したいです(涙)」
――リング上では世代闘争が起こるような雰囲気になったが。
「でも私の気持ちはたぶんいまそこにないと思うので、いまのいまですぐに言えることは、ないです」
――春山が勝ったほうがJWPにとってはハッピー、いいのではないかと言っていたが、実際現実になって。
「そうですね。それは私が勝って初めて、勝つことを前提としての思いだったので、あとはなんですかね、もちろん春山香代子のプロレスはハッピーで、みんな幸せで。でも私のプロレスはそこじゃない部分もあって、もちろん私のプロレスがすべてではないし、春山香代子のプロレスがすべてではないし。だからこそベルトをみんなで競い合う、いろんな選手で競い合うことに意味があると思うので」
――そこに中島ももちろん入っていく?
「もちろんです」
――これから(挑戦をめぐり)横一線の争いになる?
「そうですね。でも、負けはしましたけど、世代闘争? 正直言って私は自分のことをまわりと同じだと思ってないです。負けたから横一線かと言われれば、私はそんな覚悟でやってきていないです」
春山のコメント
「ハイ、36歳、最後の挑戦。最後に挑戦してベルトを巻けなかったらどうしようって不安と闘っていたので、ベルトを巻けて、ハイ、春山、36歳でメチャメチャハッピーです! ハイ」
――これで3度目の無差別級王座戴冠。どうしてここで春山(が挑戦)なんだという声もあったと思うが。
「やっぱり、私だって歳を取っていくじゃないですか。自分の中でしっかり区切りをつけていきたいなっていうのがあって、絶対王者だった時の春山と、いまはまだあのころのバリバリだったあの頃のバリバリ春山ではないと思うんですけども、このベルトを巻いたからにはもっと自分もレベルアップしてあのころの絶対王者になるとの気持ちと、歳を取っていってカラダだって体力だって落ちないわけはない。落ちたときに中島に挑戦して、チャンスはいくらでもあると思うんですよ、自分がプロレスをしている限り。でも、歳をとっていってのチャンスではなく、自分でハッキリと区切りをつけて、今回本当に巻けなかったら絶対挑戦しないと決めてましたし、ほかにチャンスが来ても私が口で言ったことなんで曲げる気はないです。これからは、本当に後輩ですけどすごくしっかりしてて頼りがいがあって、たまには突き抜けた行動をしてしまう中島なんですけど、そんな中島が大好きだし、中島もJWPが大好きで戻ってきてこれだけの結果を残している。だからこそ何もしていない私が今回挑戦することに対して気にくわない人たちがいるのかもしれないけど、その人たちにさすが春山が巻いて正解だったと思わせる闘いをこれから私がしていく。中島にはいままで通り、ベルトは失ったかもしれないけど、リング上でも落ち込んでいなかったので、あの性格なのでどんどん突っ走ったことをしてくれると思うので、どんどん楽しくなると思います」
――負けたら引退を視野に入れていた?
「負けたら引退というのは私の中に入れてなかった。ただ申し訳ないのがレスラーを続けている限り、私を応援しているファンは私にまたベルトを巻いてほしいって思うと思うんですよ。それを言われたときに、私はもうベルトに(挑戦しない)って言うんじゃなくて、私から発信してそれでもベルトを失ったとしてもバリバリ春山を応援してくれるのであれば応援してほしいし、ベルトを巻かないんだってほかの人を応援するならそれは私のプロとしてのプロレス欲がないんじゃないですか。何人かの人に言われました、負けたら引退するのって。無駄な心配をさせてしまったんですけどあえて自分から負けたからって引退しませんって言うのはおかしいと思ったので。ベテランはどうしても落ち着いてしまうと思います。悪い見本じゃないですけど私は無差別を落としてからもう下の子の教育に走りますって言ってしまった時点で、もうちょっと無差別から一線を引いていた気持ちもなくはなかったので。でもそれじゃダメだと思うんですよ。本人がそう思ってるならあれですけど、選手、ベテランの人たちがもっと上にって気持ちがあったら、もっと壁にならないとJWPはおもしろくならないと思う」
――タッグリーグで希月と組んだことが気持ちをポジティブにしたのでは?
「そうですね。あおいちゃんの明るい気持ち、昔あったのにたぶん失っていたものをあおいちゃんっていうタッグパートナーができてすごい本当に精神的にも助けられたと思います」
――そこからだいぶ変わったのが見えてきた。
「本当ですか? オッ! ハイ。日々前向きですよ。ネガティブな人がやっててもどうかと思いますよ、プロレス。だってプロレスはハッピーにさせるためにみんなリングに上がってやってるんですから」
――中森が挑戦したとき、これだけ観客を入れてる中島を倒してチャンピオンになるのは正直怖いと言っていた。春山が以前にチャンピオンだったときよりも、このところの後楽園は観客が入っていた。
「まちがいなくそうです」
――この後のチャンピオンはいい試合をすればいいとはプレッシャーの次元が違ってくる。
「それは相当の覚悟を持ってますし、そういうのをしないと覚悟はないと人ってつまらなくなってくるので、どんどん自分に課題を当てて、これでお客が落ちた、春山が無差別を巻いたからだって思われたくないので。それもあるしJWPは一人ひとりがもうちょっと強くならないといけないと思うんですよ。このベルトって他団体とかはけっこういろんな子が巻いてると思うんです。JWPのベルトは巻いた人がエースというか、トップの証なので、巻いてないから私はJWPの顔じゃないとかじゃなく、JWPにいるんだからJWPの顔なんだから好きなように発信して、責任を取れる発信をしていけばすべてOKだと思うんです。発信もしないうじうじしてる。そんなJWPはよくならないと思うしダメだと思う。それは私もプレッシャーです」
――それで試合後、若手を鼓舞して世代闘争をしかけた?
「世代闘争じゃないですか? 世代闘争していかないと、だって人数がこんなにいるんですもん、JWPで。JWP同士でもっとおもしろいことしていかないと。他団体の誰かが来てとかじゃなく、JWPという団体があるんだから、JWPも24年目に入ったのでもっと変われるはずです。そういう選手がいると思ったので、私はあえてああやって言いました」
観衆1085人
入場式でラビットがあいさつ
「本日はご来場ありがとうございます。今年の8月でジュニアを卒業しますが、私にはV10の目標、そしてベルトを持ったまま卒業する目標があります。鋼にはまだまだベルトを持たせるわけにはいきません。必ず今日防衛してみせます。選手一同熱い試合をしますので、熱いご声援をよろしくお願いします」
欠場の林結愛があいさつ「みなさんこんにちは。本日はご来場誠にありがとうございます。本日も右目の調子が万全ではないため、欠場させていただきます、誠に申し訳ありませんでした。自分は2年目を迎える前にここで試合をしたかったのですが、その夢がかなわず、24年目に入るJWP、2年目に入る自分のために何かできることはないかと考えさせていただいたところ、本日第1試合の特別リングアナウンサーをつとめさせていただくことになりました。初めての経験でまだまだ分からないことがありますが温かい目で見ていただければ幸いです。選手一同熱い闘いをしますので、みなさんご声援のほうよろしくお願いします」
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JWPvs我闘雲舞対抗戦
○KAZUKI&藤ヶ崎矢子(10分45秒、デス・バイ・ロドリック→片エビ固め)帯広さやか&「ことり」●
JWPと我闘雲舞がタッグで対抗戦。この試合では、欠場中の林結愛が特別リングアナウンサーをりっぱに務めあげた。我闘雲舞軍が握手を求めるがJWP軍は応じず。「ことり」が「KAZUKI出てこい!」と挑発するも先発は矢子。「ことり」は矢子を投げるともう一度KAZUKIを呼び出す。しかし矢子が「ふざけるな!」と襲いかかる。「ことり」はコーナーからのアームホイップで矢子を叩き落としてまたもや「KAZUKI出てこい!」。KAZUKIが応じないとみるや帯広にチェンジ。矢子はボディースラムで叩きつけ逆エビ狙い。帯広がこらえて反対にボディースラム。「ことり」が矢子に巴投げの連打、飛びついての卍固めをかけながらKAZUKIを挑発。帯広がKAZUKIを阻止にかかるが反対に卍固めに捕まる。「ことり」のダッシュに矢子がドロップキック。KAZUKIが出てきて「ことり」と対峙。「ことり」が投げを打つとKAZUKIもやり返しにかかる。しかし「ことり」は投げられずに帯広とタッチ。KAZUKIは帯広にニーの連打。帯広はKAZUKIから逃げまくりエプロンへ出る。戻ってくるとドロップキック。KAZUKIはニーをぶち込みボディースラム、ダブルニードロップ。矢子が帯広へドロップキックを3連発。帯広が回転エビ固めからドロップキックの3連打を放つ。コーナーに上がるとミサイルキック。矢子がダブルリストを決めるも帯広がクリアー。KAZUKIが「ことり」にキッチンシンクからダブルニーアタック。担ぎ上げるとセカンドロープに乗せてダブルニーを投下する。トップロープからも放つが「ことり」は必死に肩を上げる。KAZUKIの突進に「ことり」が一本背負い、ダイビングボディーアタック。もう一度投げを狙うがKAZUKIがこらえる。ならばと「ことり」は回転エビ固め。「ことり」と帯広がダブルのブレーンバスターを狙う。KAZUKIが切り返し矢子に指示。矢子が「ことり」へダイビングボディープレス、KAZUKIはダイビングニードロップでつづく。10分経過。KAZUKIが「ことり」を担ぎ上げるが帯広がカットに入る。「ことり」が丸め込むもKAZUKIが一本背負いのお返し。デス・バイ・ロドリックを決めると「ことり」が返せず、3カウントが入った。
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●瑛凛(12分2秒、キムラロックⅡ)木村響子○
ボリショイは後楽園でこのカードを考えていたようだが、瑛凛から望む形で木村との一騎打ちが実現。木村がグラウンドに誘いフロントネックロック。瑛凛が切り返すと木村は「あれ、お父さんきてる」と瑛凛の気を引いてヘッドロックに取る。瑛凛がロープに振ると木村はショルダータックル。瑛凛がアームホイップからドロップキックにいくと木村がかわす。木村が唾を吐きつけると瑛凛がドロップキック。髪投げは木村がこらえ反対に瑛凛を投げつける。「よくもやったな!」と木村が髪投げ連発。木村は髪をつかんでロープに固定。顔面をかきむしり二方向で攻撃する。木村は瑛凛のエルボー連打を受けて立つ。瑛凛のクロスボディーを受け止めて木村がバックブリーカー。さらに逆片エビ固めにとり余裕のVサインを客席に見せる。瑛凛がエビ固めから顔面へドロップキック。木村が背中へのフットスタンプ。2発目は瑛凛がかわして場外へ出る。木村が「上がってこいよ!」と要求すると瑛凛が「オマエが降りてこいよ!」と言い返す。木村が場外に出ると瑛凛が戻ってエプロンでドロップキックの連打。ダイビングクロスボディーを木村がキャッチしマットへ叩きつける。瑛凛がコーナーを蹴ってのスイングDDT。木村が返すとエイは回転エビ固め。返した木村が逆片エビ固めで反り上げる。10分経過。瑛凛が丸め込みの連続で追い込みにかかる。木村がしのいでカナディアンからマットに叩き落とす。瑛凛が返すと木村はブレーンバスター。瑛凛を引き起こしてバックブリーカー。瑛凛がキムラロックⅡでギブアップし木村が勝ち名乗りを受けた。
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JWP認定ジュニア&POP選手権試合
●<王者>ラビット美兎(15分31秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)ライディーン鋼○
<挑戦者>
※ラビットが6度目の防衛に失敗、鋼が第26代JWPジュニア&第16代POP王者となる。
デビュー4年によるジュニア卒業を8月に控えるラビットが鋼を相手に6度目の防衛戦。鋼はタッグリーグ戦でラビットを直接フォールし、春兎から優勝の可能性を消している。握手直後に鋼がジャーマンで奇襲。返したラビットが飛びついて丸め込む。鋼のラリアットをかわしラビットがアームホイップ、場外へのプランチャで宙を舞う。リングに戻るとミサイルキック、ワキ固め。両腕をロックすると鋼が足を伸ばしてエスケープ。ラビットからエルボーの打ち合いを挑む。鋼がリフトアップするがラビットがDDT。鋼はロープ上のラビットを捕まえてブレーンバスターからカナディアンバックブリーカー。コーナーに乗せると串刺しボディーアタック、串刺しラリアット。5分経過。鋼は「終わり!」と叫んで逆エビ固め。リバーススプラッシュはラビットがかわすが串刺しラリアットの連発を食らう。さらに鋼がニールキック。ボディースラムで叩きつけるとリバーススプラッシュをセカンド、トップから放つ。再度コーナーに上がるとラビットも上がってエルボー連打の猛攻。雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるとラビットがつづけてダイビングフットスタンプを投下する。もう一度上がり2発目もヒット。3発目も決めて勝負あり、と思いきや鋼がクリアー。ならばとラビットはフェースロック。ラビットが回転エビ固めからジャーマン。10分経過。ラビットがラビストラルをかわされるもエルボー連打。鋼は投げっぱなしジャーマンを放つがすぐにラビットがボディーアタック。ラビットは鋼のバックを取るがこらえられる。ラビットが走ると鋼がラリアット、パワースラム。ラビットが返すと鋼がぶっこ抜いてのバックドロップ。鋼はフロッグスプラッシュを決めるがラビットが返す。鋼は「終わり!」と叫ぶがラビットが丸め込む。ラビットがラビストラルも2カウント。ラビットがダッシュし大ラビストラル狙い。鋼が切り返して丸め込む。ラビットがバックにまわりジャーマン。鋼が返すと両者ダウン状態。ラビットが立ち上がりラビットスープレックスを狙う。鋼がこらえてエルボー。鋼がカウンターのラリアットも1カウント。ラビットのダッシュに鋼がラリアット。ラビットがギリギリで返すと鋼がコーナーに乗せてフィニッシュを予告。雪崩式バックドロップを決めるがラビットが返す。15分経過。鋼はムーンサルトを宣言、これが決まるとラビットが返せず、王座が鋼に移動した。鋼「ベルトを取ったぞ! 私がベルトを巻いた限りもっともっとジュニアを盛り上げていきたいと思います! これからも応援よろしくお願いします!」
鋼のコメント
「私が目標としてきたジュニアのベルトがやっと取れました。3年目になるんですけど、3年目で取れたのがそれがかなりうれしいです。来年の8月には私も4年目ジュニアを卒業になります。ラストチャンスだと思ってやりました。(美兎はどうだった)ラビット美兎は強いです。かなり強いです。何回も挑戦して負けて、悔しくて苦やして、でも、やっとベルト取れたことが、本当にうれしいです」――前回と何が変わった?
「変わったもの……。自分を向上させる目標を決めて上を目指していきました。(どんなチャンピン?に)みんなに強いって言われる絶対王者になりたいです」
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○コマンド・ボリショイ&里村明衣子(15分15秒、胴締めスリーパーホールド)華名&小波●
ボリショイ&里村という団体のリーダーがタッグを結成し華名とその弟子の小波を迎え撃つ。ザ・グレート・カブキとともにボリショイが入場し、2人でヌンチャクのパフォーマンス。先発は里村と小波。里村がフロントネックロックに取りグラウンドにもっていく。小波が脱出しヘッドロック。里村が小波を押し通し蹴りをつかむと自軍コーナーでミドルキック。ボリショイが小波をネックロックに捕える。小波が切り返してネックロックもボリショイが持ち上げて華名を呼び込む。ボリショイが胴締めにいくと華名が足を取りにいく。華名が腕十字の体勢に入るとボリショイが上になりバックにまわる。バックの取り合いからボリショイがヒザ十字へ。エルボーの応酬から華名が押し込み小波に替わる。小波がキックの連打もボリショイがつかむ。華名が乱入しダブルのドロップキック。5分経過。小波がキックの連打から腕十字。ボリショイが切り返して逆片エビ固め。変型アルゼンチンから叩きつけると里村にチェンジ。里村が小波にエルボー連打、コーナーに振って串刺しエルボーを叩き込む。小波がエルボーも里村が一発で倒す。小波が逆さ押さえ込みからワキ固め。華名が里村をミサイルキックで吹っ飛ばす。エルボースマッシュをかわした華名が胴締めスリーパー。ボリショイがカットするが華名は里村の顔面へスライディングキック。里村が華名へエルボースマッシュを連打。ダウンさせると引き起こしてDDT。ロープに走ると小波が背中にキック。怒った里村が小波を場外に落とし華名の背中へ側転ニードロップ。10分経過。ボリショイが控えの小波を落として華名へ619を放つ。ボリショイが掌底にいくと華名がかわす。ボリショイが三角締めに華名を捕える。里村は小波にタッチをさせず。ボリショイが華名へのヒザ十字に移行。華名が切り返してジャーマンから顔面蹴り。小波がボリショイにミドルキックの連打、脚を取りにいく。ボリショイがかけられた体勢から腕十字に取る。小波が腕を解いて脚を締め上げるがエスケープを許す。ボリショイが左右の張り手で小波を倒し、アッパー掌底、ブレーンバスター。ボリショイはフィニッシュを予告しタイガーの構え。そこへ華名がハイキックでカット。里村が小波をバックドロップで叩きつけボリショイに託す。ボリショイが小波を回転させて脚をロック。華名がカットに成功も里村が分断。ボリショイは小波に胴締めスリーパー。小波がギブアップし、ボリショイ&里村が勝利した。華名「おら、最後のカナロック、私の技を使いおったんねん。パクリ。ぱちもんや。ピエロもパクって技もパくって」ボリショイ「アホか? いまのは、ピコロックや。だいたいな、プロレス界でペイントっていったらカブキさんやろ。それからプロレス界のピエロっていったら私やねん。オマエはニセモノや!」カブキ「(華名へ)オマエはニセモノだ! ニセモノこの野郎!」華名「ニセモノいうんやったらな、JWPに華名軍のピエロ軍を乗り込ましたるからな。こっちがほんまもんのピエロや~」
欠場の中森があいさつ
「みなさんこんにちは。本日はご来場誠にありがとうございます。私は2月の試合でヒザを負傷して、左ヒザ半月板損傷と診断されて3月2日に手術を受けました。いま毎日リハビリをしているんですけども順調に進んでいます。私自身、欠場が初めてのことで、すごく悔しい気持ちでいっぱいですけども、一日でも早く復帰して必ず戻ってきたいと思っていますので、それまで待っていてください。よろしくお願いします」
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JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権
<王者>○Leon&Ray(15分44秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)<挑戦者>DASH・チサコ&仙台幸子●
※第45代JWPタッグ&第18代デイリータッグ王者が初防衛に成功。
13年12月の後楽園大会における王座決定戦でぶつかったLeon組と仙女軍がふたたびベルトをかけて対戦。両軍握手をかわし、Leonとチサコの先発で試合がスタート。エルボーの応酬からドロップキックをかわし合う。先にヒットさせたのはLeon。Leonがコーナーに上がるとチサコがつき落とし、場外へ空中胴締め落とし。幸子もRayを相手に二方向で場外戦が展開される。チサコはLeonを戻して十文字姉妹でダブルの攻撃。幸子がLeonに腕十字。Leonがエスケープすると幸子は腕を攻めていく。Leonはバックブリーカーを幸子に見舞いRayと合体。ダブルのフライングクロスチョップを決めるとRayが幸子へ逆水平の連打。幸子がDDTで流れを返すとチサコを呼び込み合体攻撃。Rayが潜り抜けるとLeonがスワンダイブのミサイルキック。ボラドーラスが次々と姉妹に串刺し攻撃。チサコがRayへミサイルキックを決め5分経過。チサコは串刺しのドロップキックからダイビングフットスタンプ。Rayがかわしスリングブレイド。チサコが返すとウラカンラナ。RayがLeonのアシストを得て619、白鶴。Leonがチサコの背後からスピアを決めるとチサコを抱え上げて幸子にぶつける。さらにコーナーへ追い込み、チサコをかいくぐりながらスピアを放つ。ノキアンバックブリーカーは幸子のカットが成功。しかしLeonは幸子をエルボーで場外に落とす。それでもすぐに幸子がカムバックし姉妹の合体攻撃。チサコがLeonへダイビングフットスタンプを連打。幸子がLeonへ相手コーナーからミサイルキック。Leonが幸子をかいくぐりRayがコルバタのフェイント攻撃。Rayがケブラーダを場外へ。Leonがスワンダイブプランチャでつづく。リングに戻すとRayがトップロープ上を側転してキック、Leonはトップロープを走ってのミサイルキックを放つ。Leonが幸子を引き起こすと旋回して叩きつける。チサコがボラドーラスL×Rにドロップキック。チサコが振って幸子がスイングDDT、チサコがミサイルキック、幸子がジャーマンへ。Leonが返すと、幸子がコーナーへ。RayがカットしLeonのパワーボムとRayのネックブリーカーが合体。Rayがチサコにジャーマン、Leonが幸子へマッドスプラッシュ。幸子が返すとボラドーラスL×Rが二方向でダイブ。姉妹がかわしてチサコがLeonに不知火、幸子がサマーソルト、チサコと幸子が連続のダイビングボディープレス。Leonがダウンも幸子はカバーに入れず。両者ヒザを突いた状態でエルボーを打ち合う。立ち上がった幸子がトラースキック、Leonがスピンキック。両者ダウンから幸子が突進もLeonが回し蹴り。チサコがキャプチュードバスターをカットもLeonが幸子にスピア。Leonのキャプチュードバスター狙いを幸子がDDTで切り返すがトラースキックが誤爆。Leonが幸子にキャプチュードバスターを決めるがチサコのカットが間に合う。Rayとチサコが場外。Leonが旋回式キャプチュードバスターも幸子の肩が上がる。もう一発放つと幸子は肩を上げられず。Rayとチサコが場外でやりあう間にリング上では3カウント。Leonが幸子をフォールし防衛に成功した。Leon「皆さんの応援のおかげです。宿敵の十文字姉妹に勝ってこそ、これからが本当の意味での私たちのチャンピオンロードの始まりだと思っています。でもその前にもうひとチーム倒さないといけない相手がいます。春山香代子! 希月あおい! オレンジハッピーズ!! 私たちはタッグリーグでオマエらに負けてるんだよ。次の挑戦者に指名する」希月がリングへ。希月「まずは防衛おめでとうございます。タッグリーグ優勝したオレンジハッピーズがベルトに挑戦するのは当然のことだよ、やってやるよ、ワー!当たり前のように勝って当たり前のようにベルトを巻く! そしてこの後、(春山)香代子がこの後、無差別のベルトを巻く。3冠王者の誕生だ!! オマエらが先に言ったってことはな、私たちにふさわしいハッピーな場所を用意してるっていうことだろうなあ! まあいいや、私たちはどんな場所でもハッピーにする自信があるから、とりあえずベルトでも磨いて待っとけ!」Leon「よっしゃ、防衛するぞ!!」
Leon&Rayのコメント
――初防衛に成功して。
Leon「十文字姉妹とは闘わざるを得なかった相手というか、自分たちが巻く前に彼女たちがチャンピオンになって、幸子のケガで一度も防衛戦をすることなく返上してたので、その2人を倒して、しかも1年半前の王座決定戦で自分たち負けてるので、この2人に勝たないと始められなかったので感無量です」
Ray「今回は本当にこれがスタートだと思っていたので、防衛できて、これからですね。いま自分に勢いが来てると思ってます。4月はいろんな団体から12試合オファーが来て、5月もすでに11試合のオファーが来ています。このベルトをJWPだけではなくいろんな団体、全国、世界の団体から防衛できるように。どこからも挑戦を受けるつもりでいます」
――すさまじい連係の攻防があったが。
Leon「ハイ。そうですね。やっぱり向こうは自分たちでタッグ屋と言ってるとおり、すごいタッグ。2人の力が合わされば何倍にもなるし、でもウチらもチャンピオンとしていままでやってきたことの積み重ねはウソをつかないので、それが自然に出た結果だと思います」
――3年ほど組んでいてここでようやくベルトを取って初防衛。長かった?
Leon「あー、長かった! 挑戦者(の立場)が4回だったので、初の王者としての試合だったので今日は本当に感慨深かったですね。だからこそ手放したくなかったし、何としても死守しようと」
Ray「ここからが本当に防衛を何度できるかの自分たちの挑戦ですよね」
Leon「しかも最初の挑戦者が彼女たちだったからこそ余計に価値が上がったと思うし、これからもっともっと防衛していかないといけない責任があるなと思いましたね」
――次の防衛戦にはタッグリーグの覇者を指名したが。
Leon「それはもう(最初から)頭にありました。今日勝って、次は絶対にあの2人ってタッグリーグで負けたときから思ってたんで、この後、(無差別級王座戦で)春山が、どっちが勝つかわからないですけど」
――ベルトは巻いたがタッグリーグを優勝できなかったのは計算違いなのでは?
Leon「そうです、もちろん。その悔しさがあったからこそ負けられない試合でした」
――これからは負けないボラドーラスL×Rをつくっていかないといけない。
Ray「そうです。本当に負けないロードでチャンピオンロードを進みたいと思います」
Leon「ハイ」
十文字姉妹のコメント
チサコ「全部がやばい」
幸子「ごめんね」
――初防衛することなく返還したベルトへの挑戦となったが。
チサコ「挑戦したい気持ちはあって、仙女に定期的に参戦してもらっているRay選手から挑戦したいと言われて、チャンスをいたたいたのは凄くラッキーだなって」
――気持ち的には王者? 挑戦者?
チサコ「十文字姉妹はベルトを返還して、幸子が復帰して、イチからという気持ちでやっていましたが……チーム的には一番という気持ちはありましたね。簡単に王者、王者って簡単に名乗れないというか、王者に対してのリスペクトもありますし」
――改めてベルトが欲しくなった?
チサコ「ハッキリ言うと勝てない相手ではないと思っていたので、勝利もRay&Leonさんにしたことあるので、気持ちは勝つつもりでいってたですけど。チャンピオンは強かったですね。幸子が欠場していて私がシングルで闘っている間、1年ブランクがあったので一番でかかったんじゃないかと思います」
幸子「プロレスって厳しいですね。命と紙一重の、死ぬか生きるかのなかでやってきたんですけど、それを欠場する前は当たり前だと思ったけど、復帰まもなくて、プロレスの厳しさを感じます。いままで姉妹でちゃんとやってきたので、その力を発揮するのではなく、もっともっと力つけて欠場後よりもっと勢いが出るタッグチームになれるように、復帰した十文字姉妹は何百倍も強くなると思います。悔しさありますし、未練もありますし、そのぶん強くなっていきたいと思います」
6 1/30
JWP認定無差別級選手権試合
<王者>●中島安里紗(24分20秒、ダイビングギロチンドロップ→片エビ固め)<挑戦者>春山香代子○
※中島が7度目の防衛に失敗、春山が第24代王者となる。
メインは現王者の中島がかつての絶対王者・春山を迎え撃つ純血の無差別級王座戦。中島が握手を求めると春山がしっかりと応じる。しかし直後に春山が背後からラリアット乱れ打ち。中島がDDTから顔面へドロップキック。中島はワキ固めから顔面へニー。張り手を打ってロープに走ると足をつかまれるが飛びついで腕十字へもっていく。三角締めを春山が脱出し張り手の連打。串刺しラリアットを食らわずに中島がミサイルキック。エルボーの応酬から相手をかいくぐりラリアットの打ち合いへ。打ち倒したのは中島。春山のトラースキックがヒットし串刺しラリアットの乱打。春山はダブルアームでトップロープに乗せるとリング外に落とし場外戦へもっていく。中島の額を壁に叩きつけていく春山。さらに場内を徘徊するが、中島が打撃連打でやり返し客席に叩きつける。さらにイスを何脚も投げつける。しのいだ春山がボディースラム。こんどは春山が中島を客席に叩きつけイスを振りかざす。春山は場外でキーンハンマーのように中島を叩き落とす。5分経過。春山はリングに戻り強烈なミサイルキック、ダブルアーム式フェースバスターを連発。3発目を中島がこらえるとラリアットを後ろから前から3連打。春山がキーンハンマーを狙うと中島が切り返す。しかし春山はトラースキックからラリアット。中島が背後にまわるが春山がこらえてラリアットでなぎ倒す。春山が顔面にトラースキックを3連打。トップロープに足をかけるとスイングネックブリーカー、コーナーに上がりダイビングギロチン投下。キーンハンマー狙いは中島が切り返し顔面蹴り。春山を引き起こすと張り手の打ち合いに。中島がぶっこ抜きのジャーマン。さらにジャーマンを連発するが2カウント。中島はコーナーからミサイルキックの4連打。10分経過。中島がフルネルソンも春山がこらえてエルボーを打ち合う。春山が張り手の連打も中島が回転エビ固め。中島は春山の顔面にニーを連打し顔面に蹴りをぶち込む。春山のラリアットを耐えた中島がドラゴンの構え。こらえた春山の顔面を蹴り上げてダルマ式ジャーマン。春山が返すと、中島はドラゴンの構え。春山が切り返しリーダーズストームのようにこらえる中島を落とす。春山がコーナーに上がると中島も上がり張り手の打ち合い。春山が上段からスタナーを敢行。春山はトップロープからスタンディングギロチンも中島がフランケン気味に切り返す。中島がコーナーに上がると春山も上がり雪崩式パワースラム。15分経過。セコンドの希月が春山のヒザを気遣う。春山が立ち上がり顔面へキック。春山が中島をマットに叩きつけるが2カウント。春山は至近距離から加速度を上げながらラリアットを7連発。こらえた中島が投げっぱなしのドラゴンからニーアタック。春山を引き起こし左右からエルボー連打、春山がトラースキックも中島がヘッドバット。春山がラリアットを打つが中島がこらえる。春山がもう一発ラリアットも中島がクリアー。春山が立ち上がりスタンディングのダイビングギロチン。中島が返すと春山がキーンハンマー狙い。中島がこらえるも春山がキーンハンマー。中島が反転して押さえ込む。中島が蹴りを放ち春山を起ち上げドラゴン。ギリギリで春山の方が上がる。中島が丸め込むと20分経過。中島がエルボー連打から奪取も春山がキャッチしキーンハンマー。中島がなんとか返すことに成功。春山がダッシュしニーをぶち込む。顔面へのトラースキックを5連打。中島を引き起こすとダッシュするが中島がキューティースペシャル。中島がエルボー乱打で春山をなぎ倒す。春山が3カウント寸前で肩を上げる。中島がD×Dの構えも春山が切り返しマットに叩きつける。春山が中島を叩きつけるがこれも3カウントには至らず。春山が中島を抱えてそのまま落とす。勝負ありと思われたが中島の肩が上がる。春山がコーナーからダイビングギロチン。カバーにはいかずもう一発ダイビングギロチン投下。中島はピクリとも動かず3カウントが入った。
春山「久々、春山にベルトが還ってきたぞ! 今日、試合をしてリング上で感じたことがあります。JWPベテラン軍、ボリショイさん、KAZUKI、Leon、もっと若手の壁にならないといけないんじゃないですか? 若手も日々どんどん成長しています。成長してもらわないと困りますからね。その分、私たちも日々成長しないといけないんじゃないですか? そしたらJWPはもっとハッピーにより良い大会になると思います。そして中島、ハッピー…じゃないよね、たぶん。私はアナタとシングルをして、とてもすごくいろいろ感じました、闘いの中で。後輩であるんですけど、私にとってはいいライバル。尊敬できるし、これからもいい戦友で闘っていこうじゃないですか、ハッピーに!」中島「負けてハッピーなわけねえだろ。でも、私が悔しいのは、アンタに負けたからじゃない。私が弱いからだよ。まだまだこれから闘いは続いていきます」春山「さすが中島だね。だからこそJWPの闘いはもっと楽しい闘いになります。そしてベテラン軍、若手はもっとどんどん遠慮せず気持ちでぶつかっていくように。大丈夫だよ、このベテラン、ビクともしないから、私はしない、だから来てほしい。じゃないとJWPの新しい未来が見えてこない」JWPの選手がたちがリング上へ。春山「JWPどんどん楽しくなっていくと思います。次の闘い、その次の闘いを楽しみにしててください。それからどこかで見ている中森もいると思うので、アナタが復帰したらまず一番最初にシングルをしたいので、そこんとこもすごい楽しみです。これからもJWPを背負って一人ひとり突っ走っていこうじゃないですか。気持ちは変わらないでしょ、JWPをよくしたい、一番にしたいって。その気持ちがあればJWPは大丈夫だと思います。今日はありがとうございました!
中島のコメント
――負けた事実をいまどうとらえる?
「春山香代子に負けたということで、自分自身の弱さが悔しいし…でも落ち込んではいないです。落ち込んではなくて、むしろこれからもっともっと熱くなっていくものを感じたしまだまだこれからだと強く思ったので」
――負ける気がしないと言っていた春山とやってみて。
「負けたということがすべてだと思います」
――1年以上守ってきたベルトを手放すことになるが。
「……(涙)。やっぱり私は無差別のベルトをもう一度巻きたいし、すごく感じたのはきっと次に取るときは本当のエースになれると私は思ってます」
――すぐに再戦を、というわけではない?
「そうですね。いま負けたばかりですぐに次は、とはないですけど、でも結果を結果としてしっかりと受け止めて、いまは立ち止まる時ではないと思うので、やっぱり春山さんから無差別のベルトを取り返したいです(涙)」
――リング上では世代闘争が起こるような雰囲気になったが。
「でも私の気持ちはたぶんいまそこにないと思うので、いまのいまですぐに言えることは、ないです」
――春山が勝ったほうがJWPにとってはハッピー、いいのではないかと言っていたが、実際現実になって。
「そうですね。それは私が勝って初めて、勝つことを前提としての思いだったので、あとはなんですかね、もちろん春山香代子のプロレスはハッピーで、みんな幸せで。でも私のプロレスはそこじゃない部分もあって、もちろん私のプロレスがすべてではないし、春山香代子のプロレスがすべてではないし。だからこそベルトをみんなで競い合う、いろんな選手で競い合うことに意味があると思うので」
――そこに中島ももちろん入っていく?
「もちろんです」
――これから(挑戦をめぐり)横一線の争いになる?
「そうですね。でも、負けはしましたけど、世代闘争? 正直言って私は自分のことをまわりと同じだと思ってないです。負けたから横一線かと言われれば、私はそんな覚悟でやってきていないです」
春山のコメント
「ハイ、36歳、最後の挑戦。最後に挑戦してベルトを巻けなかったらどうしようって不安と闘っていたので、ベルトを巻けて、ハイ、春山、36歳でメチャメチャハッピーです! ハイ」
――これで3度目の無差別級王座戴冠。どうしてここで春山(が挑戦)なんだという声もあったと思うが。
「やっぱり、私だって歳を取っていくじゃないですか。自分の中でしっかり区切りをつけていきたいなっていうのがあって、絶対王者だった時の春山と、いまはまだあのころのバリバリだったあの頃のバリバリ春山ではないと思うんですけども、このベルトを巻いたからにはもっと自分もレベルアップしてあのころの絶対王者になるとの気持ちと、歳を取っていってカラダだって体力だって落ちないわけはない。落ちたときに中島に挑戦して、チャンスはいくらでもあると思うんですよ、自分がプロレスをしている限り。でも、歳をとっていってのチャンスではなく、自分でハッキリと区切りをつけて、今回本当に巻けなかったら絶対挑戦しないと決めてましたし、ほかにチャンスが来ても私が口で言ったことなんで曲げる気はないです。これからは、本当に後輩ですけどすごくしっかりしてて頼りがいがあって、たまには突き抜けた行動をしてしまう中島なんですけど、そんな中島が大好きだし、中島もJWPが大好きで戻ってきてこれだけの結果を残している。だからこそ何もしていない私が今回挑戦することに対して気にくわない人たちがいるのかもしれないけど、その人たちにさすが春山が巻いて正解だったと思わせる闘いをこれから私がしていく。中島にはいままで通り、ベルトは失ったかもしれないけど、リング上でも落ち込んでいなかったので、あの性格なのでどんどん突っ走ったことをしてくれると思うので、どんどん楽しくなると思います」
――負けたら引退を視野に入れていた?
「負けたら引退というのは私の中に入れてなかった。ただ申し訳ないのがレスラーを続けている限り、私を応援しているファンは私にまたベルトを巻いてほしいって思うと思うんですよ。それを言われたときに、私はもうベルトに(挑戦しない)って言うんじゃなくて、私から発信してそれでもベルトを失ったとしてもバリバリ春山を応援してくれるのであれば応援してほしいし、ベルトを巻かないんだってほかの人を応援するならそれは私のプロとしてのプロレス欲がないんじゃないですか。何人かの人に言われました、負けたら引退するのって。無駄な心配をさせてしまったんですけどあえて自分から負けたからって引退しませんって言うのはおかしいと思ったので。ベテランはどうしても落ち着いてしまうと思います。悪い見本じゃないですけど私は無差別を落としてからもう下の子の教育に走りますって言ってしまった時点で、もうちょっと無差別から一線を引いていた気持ちもなくはなかったので。でもそれじゃダメだと思うんですよ。本人がそう思ってるならあれですけど、選手、ベテランの人たちがもっと上にって気持ちがあったら、もっと壁にならないとJWPはおもしろくならないと思う」
――タッグリーグで希月と組んだことが気持ちをポジティブにしたのでは?
「そうですね。あおいちゃんの明るい気持ち、昔あったのにたぶん失っていたものをあおいちゃんっていうタッグパートナーができてすごい本当に精神的にも助けられたと思います」
――そこからだいぶ変わったのが見えてきた。
「本当ですか? オッ! ハイ。日々前向きですよ。ネガティブな人がやっててもどうかと思いますよ、プロレス。だってプロレスはハッピーにさせるためにみんなリングに上がってやってるんですから」
――中森が挑戦したとき、これだけ観客を入れてる中島を倒してチャンピオンになるのは正直怖いと言っていた。春山が以前にチャンピオンだったときよりも、このところの後楽園は観客が入っていた。
「まちがいなくそうです」
――この後のチャンピオンはいい試合をすればいいとはプレッシャーの次元が違ってくる。
「それは相当の覚悟を持ってますし、そういうのをしないと覚悟はないと人ってつまらなくなってくるので、どんどん自分に課題を当てて、これでお客が落ちた、春山が無差別を巻いたからだって思われたくないので。それもあるしJWPは一人ひとりがもうちょっと強くならないといけないと思うんですよ。このベルトって他団体とかはけっこういろんな子が巻いてると思うんです。JWPのベルトは巻いた人がエースというか、トップの証なので、巻いてないから私はJWPの顔じゃないとかじゃなく、JWPにいるんだからJWPの顔なんだから好きなように発信して、責任を取れる発信をしていけばすべてOKだと思うんです。発信もしないうじうじしてる。そんなJWPはよくならないと思うしダメだと思う。それは私もプレッシャーです」
――それで試合後、若手を鼓舞して世代闘争をしかけた?
「世代闘争じゃないですか? 世代闘争していかないと、だって人数がこんなにいるんですもん、JWPで。JWP同士でもっとおもしろいことしていかないと。他団体の誰かが来てとかじゃなく、JWPという団体があるんだから、JWPも24年目に入ったのでもっと変われるはずです。そういう選手がいると思ったので、私はあえてああやって言いました」